【日曜に読む傑作選】息子と母の相思相愛モデル。自立を阻むマザーハングアップ
(回答者に交代)
大原敬子:
お願いします。
相談者:
よろしくお願いいたします。
大原敬子:
あのね?
相談者:
はい
大原敬子:
今加藤先生のお話を伺った中で、
相談者:
はい
大原敬子:
感じたことを、まず、言っていいですか?
相談者:
はい、お願いします。
大原敬子:
まずですねぇ、不思議。 とっても不可解なんです。このお話。
相談者:
はあぁ・・
大原敬子:
不可解のその1はですねえ、
相談者:
はい
大原敬子:
お母様のおっしゃってることのぉ、お話の中で伺ってると・・なあぜ今頃こんな話が出たんだろうか?
この話、一見見れば、その虚無感とかっていう大人の言葉を使ってますけどもぉ
相談者:
はい
大原敬子:
この会話もっと下げてみますと、小学校の、低学年の、男の子とお母さんの会話なんですね?
相談者:
あぁー・・・・
大原敬子:
実は。
相談者:
はい
大原敬子:
言葉(げんご)とか、言葉(ことば)とか、知識度・・対しては、非常に成熟してるかもしれませんけれどもぉ
相談者:
ええ
大原敬子:
精神面では、 もしお母様のこの話がぁ、最近であるならば、未成熟。
相談者:
・・・・
大原敬子:
で、つぎですねえ
相談者:
はい
大原敬子:
今度この会話がね?
相談者:
はい
大原敬子:
親子の中で、どういう流れの中で、はっ、入ったんだろうか?っての・・
とても私不思議なんですねぇ
相談者:
はぁ・・
大原敬子:
17歳の子があ、突然「お母さん、教室」・・ん、「学校に行っても居場所がないんだよ」って、言うかしら?って。
それが、何らかの流れがあって、この話が来たんだと思うんです
相談者:
はいぃ
大原敬子:
それが二つ目の不可解なことです。
相談者:
はい
大原敬子:
で、三つめはですねぇ、このお子さんしっかり解っているのは
武道っていうのは、1対1か、あるいは自分の勝負ですよね?
相談者:
そうですぅ
大原敬子:
そうですねぇ?
相談者:
はい
大原敬子:
しっかりと自分の性格を見極めて
相談者:
はい
大原敬子:
集団では無いものに選んでますよね?
相談者:
はいぃ
大原敬子:
そして家では、自分の一人の生活してる。
相談者:
はい
大原敬子:
ある面では、自分の独自の世界を開いてるんですねぇ?
相談者:
そうですね、はい・・
大原敬子:
そのお子さんが、こういう言葉を、口にすることはぁ
相談者:
はい
大原敬子:
会話っていうのはぁ、
相談者:
はい
大原敬子:
二人の関係の中で、つくられるものなんですよね?
相談者:
あ、はい
大原敬子:
そういう誘い水があって、そういう言葉が出る場合も、あるんですねぇ。
相談者:
んあー・・
大原敬子:
で、私はここの・・もおお・・お母さま、ま、お怒りになるかもしれませんけれども
相談者:
いえいえ
大原敬子:
極端な例はぁ、
相談者:
はい
相談者:
あなたは、このお兄ちゃんを、成長さしたく無いんじゃないか?って思ってるんです。
相談者:
・・
大原敬子:
いつも手のかかるぅ、子供でいて欲しいんですねぇ
相談者:
んん・・ま、そうでしょうか・・?
大原敬子:
もっと言うと、
相談者:
はい
大原敬子:
ご主人様と、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたの関係・・がありますねぇ?
相談者:
はい
大原敬子:
多分、うまくいってるんでしょう。だけれどその、お兄ちゃんが
相談者:
はい
大原敬子:
ご主人様とかぶってるような気がするんです。
相談者:
・・
大原敬子:
あなたが
相談者:
・・
大原敬子:
・・
相談者:
あー・・そうでしょうか・・
大原敬子:
男性が
相談者:
ええ
大原敬子:
自分の居場所がないって言ったとき、どういう時かっていいますと、
相談者:
はい
大原敬子:
中学校で母親には、まあず、言わないです。
相談者:
うーん・・
大原敬子:
でも、恋人には言いますよねぇ?
相談者:
あーそうですね?
大原敬子:
恋人に言って、慰めてほしい時ですよねえ?
相談者:
はぁい・・
大原敬子:
で、相手も慰めてくれる関係ですよねぇ?
相談者:
はい・・
大原敬子:
すと、あなた自身が、もうほんとに極端であなた・・お𠮟りになるかもしれませんけれども、
相談者:
ええ・・
大原敬子:
そこには、息子とお母さんの関係・・なんです、形は。
相談者:
はい
大原敬子:
でも。心はぁ
相談者:
はい
大原敬子:
お互いに寄り添う関係じゃないかな?って思ってるんです。
相談者:
・・・・あー・・・・
大原敬子:
そうするとね? この、無価値観ね?・・さみしいんだよ、とか、僕辛いんだよ、っていうのを・・これ一見見ると、とても最初から聴いてて、ふく、おかしいなぁっと思ってたんですねえ。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、あっ、恋人なら使えるって思ったんです。
相談者:
んん・・
大原敬子:
男の子が
相談者:
ええ
大原敬子:
男の子がね?
相談者:
はい
大原敬子:
それはあなたに、言葉にしてるんです。
相談者:
・・・・ああ・・
大原敬子:
でも、突然学校から帰ってきてね? 「お母さん、僕居場所無いんだよ」とはあり得ないんですねえ。
相談者:
・・そうですね、ま
大原敬子:
ある一定の、ムードとか、
相談者:
はい
大原敬子:
流れとか、感情の流れが、世界が作られていて、そこで、朴訥と喋る会話だと思うんです。私。
相談者:
ううん・・・・
大原敬子:
そこには弟さんはいらっしゃらないと思いますよぉ?いないと思いますよ?
相談者:
あそうですね、その時はいないですねぇ
大原敬子:
ね
相談者:
はあい・・
大原敬子:
これね?お母さまねえ。
相談者:
はい
大原敬子:
ほんとに、う、「まさか大原そんなこと」と思うかも知れませんけれども
相談者:
ええ・・
大原敬子:
私は言葉の中、っこれはもうー、言葉の事実だけ見てるんですよ?
相談者:
はい
相談者:
不可解なんです。
このお兄ちゃんがねぇ、そぉんなにねぇ、その精神的なレベル低いとは思えないんですねえ。
相談者:
ええ・・・・
大原敬子:
しっかりと武道選んでるんです
相談者:
はい
大原敬子:
自分の、道を。
相談者:
そうですねぇ
大原敬子:
でも会話はあ、一見見れば甘えてるんですけれども
お母さんに言う、レベルだったら・・もっとスポーツも、訳の分からないスポーツやっていますよ。
相談者:
・・あー・・そうでしょうか
大原敬子:
そうすっとね、しっかりと家に帰って、自分の位置もあるんですね?自分の世界求めてますよねぇ?
相談者:
はぁい、そうです
大原敬子:
自分の世界持っています。
相談者:
はい
大原敬子:
学校で、もしですねえ?あなたが言ったように「居場所がないんだよぉ」って言ってもね?
相談者:
はい
大原敬子:
武道か剣術か剣道、う、剣道とか柔道、わかりませんけども、そこで自分を、は、出してますよねぇ?弓道でも。
相談者:
はい
大原敬子:
発散してますよねぇ?
相談者:
はい、やっますねぇ
大原敬子:
そこで心のコントロール出来てるはずなんです。
相談者:
はあいぃ・・
大原敬子:
そこだけ見るとぉ、通常の、ほんとに成熟した高校生なんです。
相談者:
あぁ・・そうでしょうかぁ
大原敬子:
・・思いませんか?
相談者:
うん、見ていてぇ、あのう随分成長したなっていう、精神的にもぉ、強くなったなっていうのは感じる事はあります。
大原敬子:
(息吸って)ん、も、万が一、お母さまにとってね?
相談者:
はい
大原敬子:
この息子さんどんどん成長しちゃいますよねえ?
相談者:
はい
大原敬子:
ご主人様と、会話、ありますよねぇ?
相談者:
はい
大原敬子:
その時にぃ、あなた自身が
相談者:
はい
大原敬子:
・・もっと言うと、夫を意識してないとおっしゃっていますけれども、
相談者:
ええ
大原敬子:
夫を意識してるんですよね?すごく。
相談者:
・・
大原敬子:
そして、夫を好きか嫌いかは別なんですけども、今更好きではないと思うのか?、ま、あっていいものと思ってるかもしれませんけれども
相談者:
ええ・・
大原敬子:
これだけ高校生の男の子が、あなたと・・恋愛的な会話の、関係です、これは。
相談者:
・・・・
大原敬子:
・・
相談者:
あー・・そうでしょうか・・
大原敬子:
も、話すっていうことは、
相談者:
うーん・・
大原敬子:
お母さまの中に、本来は
相談者:
・・ねぇ・・
大原敬子:
夫に甘える感情
相談者:
ええ
大原敬子:
あるいは、夫に自分に甘えてもらいたい感情
相談者:
はい・・
大原敬子:
が、夫はもう自立してるんですね、すごく。
相談者:
うーん・・
大原敬子:
で、自分の世界を・・もう、持ってるんですね、築いてる。
相談者:
はいい・・
大原敬子:
そこにあなたは入っていけないですよねえ?
相談者:
はい
大原敬子:
で非常にさみしいですよねぇ?
相談者:
はい
大原敬子:
その時に、このご長男が、心が優しくって。
相談者:
ええ
大原敬子:
であなたの感情の、心の、こおー、細やかさと感じたお子さんであるならば、
相談者:
はい
大原敬子:
この会話は納得出来るんです、私は。
相談者:
ええ・・
大原敬子:
あなたがこのご長男、放したくなかったら、
相談者:
はい
大原敬子:
今ねぇ? 息子さんが学校から帰って来ます
相談者:
はい
大原敬子:
お母さん「ちょっとー僕の・◆#・・部屋に来て」とか、「僕の、そば、横に座って」とか言ったときに、
「じゃあ、あなた」ね?「洗濯物畳んで?」ってことでね?とにかくお母さんは、会話では無くって
相談者:
はい
大原敬子:
「今日これやるから手伝ってね」とか、「もうお兄ちゃんいたら助かる!」って形で、
相談者:
はい
大原敬子:
で、今さきほど、あのう、弟さんとお風呂って、当然、別におかしい事じゃないんですねぇ
相談者:
あー、そうですか
大原敬子:
だから、「お兄ちゃん 弟見てね?、助かるぅ!、お父さんの代わりよ」ってことで
相談者:
はい
大原敬子:
そうしたらこの息子さんは、どっかでお母さんを好きだけども、お母さんに拘束されない、自由を感じるんです。
相談者:
ぅうん・・・・
大原敬子:
・・
相談者:
わかりました・・
大原敬子:
先生、いかがでしょう?
(再びパーソナリティ)
家族風呂の話ですかあ、とは言っても、相当おかしいなあと思いました。
長男さんと次男さん、銭湯に行って、男同士入浴経験をして欲しいなあ。
兄弟と母親3人で風呂入ってるんじゃなくて兄弟2人で入ってるって話なんじゃないの?
大原女史と、加藤先生のお話は、すごく対照的で。
相談者さんは肯定的な加藤先生に最後締めてもらって
安心されたのかな…と思いました。
でも、私も三人の息子がいますが、可愛いものです。
大人に成長するときも何でも相談してほしいし、知りたいと思ってしまいがちですが、幸い、三人とも普通に自分から母から距離を取ってくれました(笑)
なんでも話してくれる息子は、母としては安心に見えるけど、実はそうじゃないんだなぁと、分かった次第でした。