【日曜に読む傑作選】息子と母の相思相愛モデル。自立を阻むマザーハングアップ
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
ええ
あなたねぇ、今大原先生の、素直に認めて・・くれたのでぇ、
相談者:
はい
加藤諦三:
何の問題もぉ、無いと思います。
相談者:
あ、そうですか
加藤諦三:
で
相談者:
はい
加藤諦三:
少なくとも、今ぁ、あの大原先生の言われたことが、その通り、だと、僕も思いますけども。
相談者:
はい
加藤諦三:
自分に後ろめたさとかですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分を責めるって事は全く無いですよ?
大原敬子:
そうです
相談者:
そうですか
加藤諦三:
って、あのう、あのう、やましさなんか何にも無いですよ?
相談者:
そうですか、はあい
加藤諦三:
っていうのはねぇ
相談者:
はい
加藤諦三:
これ、そおのう・・別にぃ・・特別な、事柄じゃあ無いんです。
相談者:
あぁ・・
加藤諦三:
母親に囚われるっていう現象は、 ごく普通なんです。
相談者:
あー、そうですかぁ・・
加藤諦三:
ええ
英語でねえ、マザーハングアップ(mother hang-up)って言ってんです。これを。
相談者:
あー、はい
加藤諦三:
これは、あのう、アメリカのように、自立を・・促してる国でも、そういう国でさえも、マザーハングアップって言葉が、で、あるんです。
相談者:
ああ・・そうですかぁ
加藤諦三:
だからあ、気持ちとしてね?、ついつい・・長男のほうに、気持ちが行くっていうのは、別に不思議なことじゃ無いです。
相談者:
あー、そうですかぁ
加藤諦三:
ええ
相談者:
はあい
加藤諦三:
人間として、合う合わないの問題としてね?
相談者:
はい
加藤諦三:
ですからその対処の仕方としては、
相談者:
はい
加藤諦三:
っこ、この状態を、特別のことと考えないで、
相談者:
はい
加藤諦三:
世界中どこでもあり得ること事だと
相談者:
あぁ、そうですか
加藤諦三:
現実に起きてることだと。
相談者:
はい
加藤諦三:
いうことで、よろしいんじゃないでしょうか?
相談者:
はい!わかりましたぁ
加藤諦三:
はい、どうも失礼しますぅ
相談者:
はい、どうもありがとうございましたー。失礼いたしますー。
相談者:
親の与えるメッセージで、子供は自分の心の姿勢を作ります。
家族風呂の話ですかあ、とは言っても、相当おかしいなあと思いました。
長男さんと次男さん、銭湯に行って、男同士入浴経験をして欲しいなあ。
兄弟と母親3人で風呂入ってるんじゃなくて兄弟2人で入ってるって話なんじゃないの?
大原女史と、加藤先生のお話は、すごく対照的で。
相談者さんは肯定的な加藤先生に最後締めてもらって
安心されたのかな…と思いました。
でも、私も三人の息子がいますが、可愛いものです。
大人に成長するときも何でも相談してほしいし、知りたいと思ってしまいがちですが、幸い、三人とも普通に自分から母から距離を取ってくれました(笑)
なんでも話してくれる息子は、母としては安心に見えるけど、実はそうじゃないんだなぁと、分かった次第でした。