（再びパーソナリティ）

加藤諦三：
今あ、マドモアゼル愛先生のおっしゃったことね、

相談者：
はい

加藤諦三：
僕、その、ままだと思うんですけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
これ、父親も、あなたに、ものすごい依存しているんですよね。

相談者：
ええ。ええ、ええ、ええ

加藤諦三：
で、あなたあ、は、気が付いているかどうかは別として、あなたも、お父さんに、ものすごい依存しているんですよね。

相談者：
ああ、はい

加藤諦三：
依存しているというよりもね、

相談者：
ええ

相談者：
お互いに寄生虫みたいになっているの。

相談者：
ああ、そぉですね、依存と言う言葉には違和感ありましたけど、そうやって言われると。。そう思います、はい、いや、

加藤諦三：
これ、ちょっとくらいあなた離れようと思ったって寄生虫だから、離れないですよ？

相談者：
はい、ええ、ええ、ええ
ああ・・

加藤諦三：
相当の決心を持たないと。

相談者：
はい

加藤諦三：
だから、大変、あなた悔しいかもしれないけど、

相談者：
はい

加藤諦三：
財産は捨てる。

相談者：
あ、はい。
・・ですね、はい

加藤諦三：
増改築にお金がかかったっていうけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
財産は捨てる。

相談者：
はい。

加藤諦三：
その決心無しには、事は処理できない。

相談者：
はい

加藤諦三：
とことん、あなたはいじめられた。

相談者：
はい

加藤諦三：
で、それに耐えたんです。

相談者：
・・はい

加藤諦三：
この自分の忍耐力とか、エネルギーっていうのに、誇りを持ってください。

相談者：
あ、はい

加藤諦三：
よく頑張ったという、こと以上にね？

相談者：
はい

加藤諦三：
元々、すごいエネルギーを持っている人です。

相談者：
あ、そ、あ、そ、そぉですかね。（笑）

加藤諦三：
ええ
こ、そのエネルギーがなければ、これは、耐えられる構造じゃないもん。

相談者：
あ、はい
なんか、ん、先生みたいな方に、そうやって（泣）・・言って頂いて、とっても、ん、なんていうんでしょう、ま、うれしく思ってます、はい。

加藤諦三：
この自分に誇りを持って、

相談者：
はい

加藤諦三：
難局を、乗り越えましょう。

相談者：
はい、分かりました。ええ。

加藤諦三：
よろしいでしょうか？

相談者：
はい、ありがとうございます。

加藤諦三：
心に葛藤のある親の最大の癒しは、子供をいじめ抜くことです。

（内容ここまで）

マドモアゼル愛言うように、話が煮え切らない。

てっきり、これまでの確執と、父の面倒を看なきゃいけないこととの葛藤に苦悩する図を想像してたんですが、自分が出した家の増改築費用に拘ってた下りには、がっかり。

相談者の離婚理由には触れなかったけど、家にこだわるあまり、奥さんも守れなかったんじゃない？とか、勝手に想像したりしてました。

お父さん８３歳ですから、色々あったとしても、親子の関係は角がとれてくるもんなんですけどね。

親父も大変だったんだなあ、みたいな。
この男には、まだ時間が必要みたい。

早晩、父の身体は弱り、父と息子の支配関係は逆転します。
つまり、強制的に、子供のままでは、いられなくなるんですが、そのときに、この相談者が、どう行動するのかが見ものです。

”依存”には納得できなくて、”寄生虫”には納得する相談者。

アンタも寄生虫って言われてんだよ？
分かってるのかしら。