毎日の献立でパニくってしまう。どうすれば?
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
先ほどからお話を伺ってるとね、まあ、問題無くやれている・・ていう印象です。
だから、取り立てて、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
あなたに、問題があって、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
色んなことで、トラブッてるていう印象は、全然受けませんよ。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
うん。
で、料理ってね、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
みんな・・だって、お母さんたちはスラスラやってきたでしょう?
相談者:
ええ、ええ。
高橋龍太郎:
だから、出来ないと、もの凄く自分が、能力的に、ダメなように思うかもしれないけど、
相談者:
ええ、ええ。
高橋龍太郎:
こればっかりはね、経験値なの。
相談者:
ええ、ええ、ええ。
高橋龍太郎:
だから、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
娘さんの頃に、お母さんが、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
もう、どんどん、やらせた・・娘さんは全然苦労しないの。
相談者:
ええ、ええ。
高橋龍太郎:
逆に、もうなんでも、出来ちゃったお母さんで、とにかく、あっと言う間に・・5分、10分・・5分、10分ってことはないかな・・15分、20分で、
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
もう、三菜くらい、ぽんぽんぽんと、手際よく作れちゃって、
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
娘さんに・・面倒くさくて・・娘さんに任せると、30分も1時間もグジグジ、グジグジ、やってると、却って時間が掛かっちゃうからって言って、娘さんにあんまりやらせないで、自分だけで手際よく作っちゃった娘さんは、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
全然そういう経験値が積み上がんないから、
相談者:
ええ、ええ、ええ。
高橋龍太郎:
そうすると、後で苦労するっていうことなんだよ。
相談者:
ええ、ええ。
高橋龍太郎:
それだけの話のように思えるよ。
今のお話聞いていると。
相談者:
ああ。
高橋龍太郎:
だから、今は、逆にお母さんに、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
それこそ、変な話だけど、一週間なり、あるいは、・・ええ・・2週間なり、出張して来てもらって、
相談者:
ええ、ええ。
高橋龍太郎:
こういう材料だと、こういう風に・・ええ・・レパートリーが、こんな風に広がっていくから、こうするっていうような・・そんな指導を仰いだらいいのに。
したら、すごく分かり易いよ。
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
インターネットだと、
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
相手に人格がないから、
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
そういう頭の中の優先順位みたいなことがうまく伝わってこないんだよ。
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
だから、生きた指導者が目の前にいて、こういうときに、こういう材料で、こんな風に、こんな工夫すれば、2つも3つも出来るよ、とか。
相談者:
ああ。
高橋龍太郎:
そういうことを、たぶん、まだ、知恵として授かってないの。
相談者:
ええ、ええ。
高橋龍太郎:
で、お母さんの方は、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
自分は、自分の娘時代に、自分の・・あなたから・・とってのお婆ちゃんから、そういうのを、どんどん、どんどん、教わってきたんだと思うの。
相談者:
あー。
高橋龍太郎:
だから自然に出来るように・・なったと思っているので、
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
娘には特別教えなくても、自分と同じように出来ると思ってるんだと思う。
相談者:
あー。
高橋龍太郎:
だけど・・ええ・・その辺はたぶん、お母さんは、少し、経験を伝えるということについて、
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
少し・・ええ・・甘く考えてたのかな。
相談者:
はああ。
母親は結構、自分で、学生の頃から、何でもやってきたっていう風に言ってたんですよね。
高橋龍太郎:
でしょう?
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
だけど、今は、子供も少ないし、
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
兄弟が多かったりすると、また兄弟どうしで、うまく伝え合ったりすることもあったり、色んな、そういう経験を深める、時間と空間があるんだけれど、一人っ子で、なおかつお母さんが全部、作っちゃったら、あなた、教わる機会も無かったし・・お家から一回も出てないの?
相談者:
出てないですね。
高橋龍太郎:
学生の頃ね。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
お母さんはたぶん、学生・・何?、一人でどんどん作ったっていうのは、家から独立したこともあったのかな?
相談者:
はい、
高橋龍太郎:
一人住まいでね。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
だから、そういうことなんだよ。
一人住まいで、自分で色んなこと作んなくちゃなんないことになったら、色んなこと・・一人で、結局、勉強しなくちゃなんないでしょ?
相談者:
ええ、ええ、ええ。
高橋龍太郎:
でえ、昔は、それこそ、インターネットも無いけれど、レシピ本みたいな料理、簡単な料理本みたいな、必ず定番になるような、料理のメニューを書いた本があったの。
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
それを見ながら、一ヶ月、ただただ、それを見ながら作るというようなことを、一人住まいだと、やったり・・して、自然に料理を覚えてきたんで、
相談者:
ああ。
高橋龍太郎:
そういうことを、あなたも繰り返すしかないんだよ。
相談者:
ああ。
高橋龍太郎:
だから能力の問題ではなくて、経験の不足。
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
だからあ、お母さんに、ご意見・・ご意見番ていうか、ご指南番で、2、3週間、一ヶ月、来て貰って、
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
1ヶ月の料理の献立とか、作り方とか全部、目の前で、教えてもらえば、全部、もう・・あれじゃない、色んな料理の数が一気に100ぐらい備わってくると思うよ。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
で、結局、そういう基本の構図、料理っていうのは。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
ほんとにもう、基本的な料理の構図が頭ん中に入ってくると、お昼とか、朝ごはんていうのは、ほんとに簡単な、もっと複雑じゃない仕組みの料理だから、それはいくらでも工夫ができるわけ。
相談者:
ええ。
高橋龍太郎:
だから、基本的な、要するに、料理の構図みたいなものをお母さんから一ヶ月教わったら、後は心配なく出来るようになるし、離乳食はそれほど・・もっと簡単にしたものだから、全然、心配することもないと思うよ。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
うん。
だから、まずお母さんから、一ヶ月特訓を受けなさい?
それが一番早道だと思うよ。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
ていうような相談したことある?、お母さんに。
相談者:
ううん、したことはあるんですけれど、
高橋龍太郎:
うん、なんだって?
相談者:
やっぱり、自分でやっちゃうんですよね。(笑)
高橋龍太郎:
(笑)
だから、絶対お母さんは、自分で、口は出すけど、手は出さないで、あなたの特訓係になってくんないとダメよ。
お母さん、あの、教えてくれるのはありがたいんだけど、手は私がやるから、ね、口だけで指導して、って頼まないと。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
それでやってごらん。
相談者:
はい。
(再びパーソナリティ)