人間関係がうまく作れないのはなぜか?その本質に迫る
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あの、今、いいアドバイス頂きましたよねえ。
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、そのアドバイスを実行できるためには、
相談者:
はい。
加藤諦三:
あなたが気が付くべきことを、ちょっといくつか言います。
・・
あなた、最初、避けられるとか、無視されると言いましたよね?
相談者:
はい。
加藤諦三:
何でだと思いますか?
・・
なんで、避ける、無視されるんですか?
相談者:
やっぱり、自分は・・態度がそうなのかなあって・・不快にさせたのかなあ・・とか・・
加藤諦三:
あなたが拒否してんです。
・・
相手が拒否してんじゃないですよ。
相談者:
・・
加藤諦三:
あなたが拒否してるから、
相談者:
はあ。
加藤諦三:
その拒否に、反応して・・避けた、無視ってことはあり得るんです。
相談者:
うーん、そうかもしれないです。
加藤諦三:
それは、おそらくねえ、
相談者:
はい。
加藤諦三:
あの、小さい頃から、ありのままの自分を受け入れられてないんでしょうね。
そいで、自分の価値を否定されながら生きてきてるからあ、いつも身構えちゃうんですよ。
相談者:
はい。
加藤諦三:
まず、気が付かなきゃならないのは、
相談者:
はい。
加藤諦三:
私自身が周りを拒否していたんだ。
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
おそらく、成長の過程で結構苦しかったんですよ。
ありのままの自分を認めてもらえない、常に自分を作っていた。
相談者:
そうですね、そう・・です。
加藤諦三
それは、実際の自分が受けられないと思ったからなの。
でも、小さい頃、あなたの周りに居た人は、実際のあなたを受け入れてくれなかったんでしょう。
相談者:
・・ひと・・ひとりで・・寂しかった・・
加藤諦三:
そうだよね。
一人の世界に入り込むことで、自分を守ってきたんです。
相談者:
うん。
(泣)
加藤諦三:
よく自分を守って、今まで、まともに生きて来られました。
相談者:
・・ま・・まとも・・じゃないって・・親に言われて・・ショックでした。(泣)
加藤諦三:
それ、親がまともじゃないってことなんです。
相談者:
(泣)
加藤諦三:
あのお、あなた、まともでないところなんか全然無いですよ。
相談者:
・・
加藤諦三:
小さい頃、周りから拒否されたら、当然、自分の方も、周りを拒否します。
相談者:
(泣)
加藤諦三:
おそらく、周りは、非常にいい顔しながら、あなたをいじめたはずです。
相談者:
(泣)
加藤諦三:
その中で、ここまで、とにかく、子供を育てて・・7歳でしょう?
相談者:
はい。
加藤諦三:
よくやってきました。
相談者:
(泣)(泣)(泣)・・
加藤諦三:
今まではねえ、あなた、役割がないと、居場所が無かったんですよ。
・・
だけれども、本来、家っていう共同体は役割が必要ない所なんです。
・・
あなたが居るから、意味があるの。
・・
何もしなくっても、居場所があるのが家庭なんです。
相談者:
・・居場所、無かった・・
加藤諦三:
居場所が無かったよねえ。
相談者:
(泣)
加藤諦三:
だから、これからね、大原先生の言われたことを、キチンと守って、
相談者:
はい。
加藤諦三:
すると、居場所が感じられるようになります。
相談者:
はい。
加藤諦三:
これから、
相談者:
はい。
加藤諦三:
明るい人生を歩んでいきましょう。
相談者:
やってみます。
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
ありがとうございました。
加藤諦三:
自我の確立ということは、使い分けが出来るということです。
(内容ここまで)
具体的な対処法も示すし、本質にも迫る。
はまりますねえ。
加藤氏と大原氏のタッグ。
7歳の娘が他愛の無い話しかしないって、当たり前じゃん、娘に変なプレッシャー与えないでよ、思いましたけど、
後半を聞いて、なるほど、こうして親から子へと連鎖していくんだなと思いました。
負の連鎖は今日、相談者で途絶えました。
ギリ、間に合ったと思います。
家とは何か?
唯一、役割が必要のない共同体である。
忘れないようにしたいです。
あー、私も一緒に泣いて、なんかスッキリしたわ。
いつも拝見してます。
今回のは自分も心当たりがあり、真剣に聞いていました。
加藤先生のおっしゃった、「おそらく、周りは非常にいい顔をして、あなたをいじめたはずです。」というところは、どういう意味なのでしょうか。
ひとり周りを拒否している相談者の弱さを見透かし、攻撃していいものとして安心していじめていた、ということなのでしょうか。
よかったらご見解を教えてください。
mmmさん、
たぶん、幼少期からのいわゆる子供時代のことを指すんだと思います。
なので、いじめたのは親でしょうね。
ただ、それが原因で周りを拒否するようになったわけですから、
>周りを拒否している相談者を苛めた
というのは少し順番が違うような気がします。
「安心していじめた」というよりは、親は、いじめてるつもりなんて無いはずです。
「非常にいい顔をして」、というのは、例えば、正義、権威、常識、世間体などを柱にした子育てを指すんじゃないでしょうか。
「お前のためを思って言ってるんだよ」とかなんとか言って。
やっかいなのは、周りからは、良い親、という評価だったりするわけです。
それが、親の満たされない何かの代わりになって、さらに拍車がかかります。
いつだって、いじめは、いじめる側のなんらかの不満のはけ口に使われるわけですが、
子供にとってはたまったものではありません。
何かをしなければ、認めてもらえない。
親に迎合しなければ家庭に居場所がないわけですからね。
子供の何かが壊れていきます、というか、元々形成されないというべきかもしれません。
実は、私、自分から人を誘うことが出来ません。
飲みでも、遊びでも、なんでも。
自分と一緒だと、面白くないかも知れない、迷惑かもしれない、という思いが邪魔するんですね。
こんな理解です、あたし的に。
ふと見たこの記事に目が吸い付くようにして離れませんでした。
わたしも人間関係がうまくいきません。
わたしの性格に問題がある。というのもあるのですが、私は素直になれません。
人に誉められると素直にありがとうと言えません。何故か涙がでます。誉められるということが私にとって大きいことなのだと思います。私は今まで、友達ができたのもすくないです。自分から心を開こうとするけど、空回りして結局うまくいきません。それで勝手にモチベーションを下げてしまう質なのですね、、。本当に自分は謎な作りをしているとつくづく思います。
バイトでも言われたことがすぐに理解できないし覚えるのも遅くて正直足手まといです。なのに、先輩方はそれでも誉めてくれるんですね。そんなちょっとした一言が私は申し訳なく感じます。ありがたさを感じないといけないはずなのに、周りには嫌な人もいれば、それだけいい人がいるんだと改めて感じ涙がとまらなくなります。
人生には色々な人がいますね。
私がいい人だと思っている人も実は優しさで裏では私をバカにしてる何て考えただけで恐ろしいです。たぶんそんな世の中でも、こうして何もないようなふりをして表だけで生きている何百にんの人は得を得て自分で楽しい一日を過ごして生きてるんだろうなっておもいます。
そんな器用であり普通な人間になりたいものです。
管理人さんいつもアップをありがとうございます。
この回には「ナルシスト」のくくりから来ました。
38歳の彼女もナルシストなんですね。
幼稚園の保護者会という場は変な空気がある場でして苦手な方は多いように思います。ひそひそ話しているのが全部悪口のように感じたりするんですよ。でもそれは妄想。
家庭環境が悪くて肯定感が低いとナルシストを増幅させてしまうのでしょうね。
彼女が泣いている時良かったなぁと心から思いました。このまま頑張ってほしいです。
まるで自分と同じで、身につまされながら読みました。自分がまわりを拒否していること自覚しながら、あまり無理せず、やっていってみようと思います。どうしても人に対して「この人は私をどう思っているだろう?」と疑いの気持ちばかり持ってしまうんですよね。
管理人さん、いつもありがとうございます。
管理人さん、ありがとうございます。。