人間関係がうまく作れないのはなぜか?、その本質に迫る

(回答者に交替)

大原敬子:
私、あなたって、すごく頭ん中が整理されていながら、その整理の、引き出しが、自分と違うってところで、あなた悩んでるんだなあ、っていうことを思ったんですね。

で、今、お話を聞いていますとですね・・事実なんですけども、

相談者:
はい。

大原敬子:
その事実が、あなたの世界観で解釈してるんだなって感じたんです。

相談者:
はい。

大原敬子:
それでね、是非、自分で理解して頂きたいのはね、私が、あなたのトラウマになった・・その情景をですね、

相談者:
はい。

大原敬子:
私が、シミュレーションしてみると・・今、イメージしてみますとね、

相談者:
はい。

大原敬子:
PTAでも、軽い、買い物(会話?)だったような気がするんです。

相談者:
はい。

大原敬子:
ですから、無意識では、ちょっとくらい大丈夫だろうと思っていながら、、

相談者:
はい。

大原敬子:
今、その現場に行くと、遅れたことが自分にとって、とてもプレッシャーになるわけですね。

相談者:
はい。

大原敬子:
ドア開けますね、

相談者:
はい。

大原敬子:
開けたときに、みんながもうお話してますよね、

相談者:
はい。

大原敬子:
そこに、自分が、まったく入れない空気がありますよね?

相談者:
はい。

大原敬子:
そのとき、あなた、緊張します。

相談者:
はい。

大原敬子:
そうすると、今度は反対に・・教室に居た父兄たちです。

相談者:
はい。

大原敬子:
「もう」、「やだあ」、「あなた」、「そんなことじゃないじゃない」、「こうよ」、「ああよ」、って言ってる所に、あなたドア開けました。
みんな振り返りました、あなたの顔を。

相談者:
はい。

大原敬子:
あなたが、
「ごめんなさい、遅れちゃってえ」ってなら、
(皆は)「うううん」って言うのに、
あなたの顔が緊張して、

相談者:
はい。

大原敬子:
顔が引きつってたとしますねえ?

相談者:
はい。

大原敬子:
しゃっべてる父兄の方がドキっとしますよね?
一瞬、シーンとしますよね?

相談者:
はい。

大原敬子:
それ見てあなたは、

相談者:
はい。

大原敬子:
やっぱり遅れたのいけなかったんだ。
しかも、私がドア開けたら、一斉に、私語が無くなった。

相談者:
はい。

大原敬子:
ハッ、私が遅れて行った話しをしているんだ、って取っても当然ですよね。

相談者:
ああ。

大原敬子:
でも、蓋を開ければ、なんでもないことだったんですよね。
と、私は思っています。

相談者:
はい。

大原敬子:
となると、教室のお母様方の、あなたに対して悪い評判はまったく無いと私は思ってるんです。

相談者:
ああ。

大原敬子:
よろしいですか?
で、次はですね、お嬢さんがですね、話してくれなくなったって言うんですね?

相談者:
はい。

大原敬子:
あなたは、お嬢さんが何気ない、学校の給食の話とか、そういうことよりも、あなたは、何か起きた事が知りたいんですね。

相談者:
ああ。

大原敬子:
大事なことは、お嬢さんが話したことを・・話してることを、あなたが楽しんで聞いてあげることなんですよね。

相談者:
ああ。

大原敬子:
でも、お母さまは、もう、聞いててね、もう給食が・・あなた、そんなこと、どうでもいい、絶対、’(他に)何かある、ある、ある、ってね、無いものをね、

相談者:
はい。

大原敬子:
あると思いつけて聞きますから、これ、もうちょっとお嬢さん、歳をいきますと、お母さまと話すのが嫌になるんですね。

相談者:
はああ。

大原敬子:
ですから、今、お嬢さんが、話さなくなったと仰ってますけど、話してますよね?

相談者:
はい。

大原敬子:
それを、すごおく、楽しく聞いてあげるんですよ。

相談者:
ああ。

大原敬子:
あなたの場合ね、状況の判断の物差しをね、

相談者:
はい。

大原敬子:
あなた独自で測って、

相談者:
はあ。

大原敬子:
そして、こういう形でむこうが来ないと、やっぱり、大変なことが起きたんだ、と思ってるんだと思うんですね。

相談者:
はああ。

大原敬子:
これね、一つのおまじないなんですけどね、

相談者:
はい。

大原敬子:
こんなに元気な私でも、結構、自分に居場所を作るのが苦手な私なんですよ。
考えられないでしょう?

そのとき、いつでも、どうしようかなあと思うときはね、

相談者:
はい。

大原敬子:
ああ、今日、この学校に来れた、子供が元気だから来れたんだ。
良かったなあ。
子供がもし入院したら、この場に居られないんだって、私思うんですね。

相談者:
はああ。

大原敬子:
元気だからここに居られた。
良かった、ありがたい、って思ってると、

相談者:
はい。

大原敬子:
笑顔でその場の中に入ってるんですねえ、あえてしゃべらなくても。
無理して笑顔で、いい人を演じて、しゃべることがコミュニケーションとは私は思ってないんです。

相談者:
はい。

大原敬子:
今までは頑なになって、一人で、じいっと、座ってるわけでしょう?

相談者:
はい。

大原敬子:
そこで、相手が来なさいって無理ですよね?

相談者:
・・

大原敬子:
話し掛けにくいですもん。

相談者:
そうですよね。

大原敬子:
ね?
そしてね、PTAとかありますよね?
コの字型ですか?、何型に座るんですか?

相談者:
なんか、丸くなって。

大原敬子:
丸くなっています?

相談者:
はい。

大原敬子:
そしたらあなたは、ドア開けますね?

相談者:
はい。

大原敬子:
どの字(?)型に座った場合、

大原敬子:
カドなんです。

相談者:
はい。

大原敬子:
カドが無かった場合は、

相談者:
はい。

大原敬子:
先生が真ん中に座りますよね?

相談者:
はい。

大原敬子:
その場合には、先生の、左脇に座るんです。

それが、先生からも、それから、PTAの会長・・非常に発言力のある方の、

相談者:
はい。

大原敬子:
真正面に座ってしまったら、

相談者:
はい。

大原敬子:
これ、地獄なんです。

相談者:
ああ、この前そうでした。

大原敬子:
(笑)そうでしょう?
あなた自身が、んー、使い分けが出来ないんじゃなくて、私は、自分の器の使い方が分からなかった、ていうのが理解が早いかもしれない。

私は、人見知りをしながら、

相談者:
はい。

大原敬子:
人からちやほやされたくって、

相談者:
はい。

大原敬子:
そいで、傷つく私だってことです。

そして、あなたが苦手だなって思うお母様が発言してるときは、

相談者:
はい。

大原敬子:
あなたは、メモを取るんです。
へのへのもへじでも何でもいいですけど、メモを取ってる。
目を合わせないと、避けてる(ことになる)んですね。

相談者:
はい。

大原敬子:
メモを取ってるってことは相手側からすると、一生懸命、生真面目にメモを取ってると見られるんです。

相談者:
はああ。

大原敬子:
そうでしょ?

相談者:
はい。

大原敬子:
そして、自分の器の無理のない対応のし方で、

相談者:
はい。

大原敬子:
あなた自身が、まず、自分の居場所をですね、

相談者:
はい。

大原敬子:
確立することじゃないかと思うんですね。
大丈夫です、今、揉めていませんから。

分かりました?

相談者:
はい。

大原敬子:
じゃ、それ、やってみてください。
先生、いかがでしょう?

(再びパーソナリティ)


「人間関係がうまく作れないのはなぜか?、その本質に迫る」への4件のフィードバック

  1. いつも拝見してます。
    今回のは自分も心当たりがあり、真剣に聞いていました。
    加藤先生のおっしゃった、「おそらく、周りは非常にいい顔をして、あなたをいじめたはずです。」というところは、どういう意味なのでしょうか。
    ひとり周りを拒否している相談者の弱さを見透かし、攻撃していいものとして安心していじめていた、ということなのでしょうか。
    よかったらご見解を教えてください。

    1. mmmさん、

      たぶん、幼少期からのいわゆる子供時代のことを指すんだと思います。
      なので、いじめたのは親でしょうね。
      ただ、それが原因で周りを拒否するようになったわけですから、

      >周りを拒否している相談者を苛めた

      というのは少し順番が違うような気がします。

      「安心していじめた」というよりは、親は、いじめてるつもりなんて無いはずです。

      「非常にいい顔をして」、というのは、例えば、正義、権威、常識、世間体などを柱にした子育てを指すんじゃないでしょうか。

      「お前のためを思って言ってるんだよ」とかなんとか言って。

      やっかいなのは、周りからは、良い親、という評価だったりするわけです。
      それが、親の満たされない何かの代わりになって、さらに拍車がかかります。

      いつだって、いじめは、いじめる側のなんらかの不満のはけ口に使われるわけですが、
      子供にとってはたまったものではありません。

      何かをしなければ、認めてもらえない。

      親に迎合しなければ家庭に居場所がないわけですからね。

      子供の何かが壊れていきます、というか、元々形成されないというべきかもしれません。

      実は、私、自分から人を誘うことが出来ません。
      飲みでも、遊びでも、なんでも。
      自分と一緒だと、面白くないかも知れない、迷惑かもしれない、という思いが邪魔するんですね。

      こんな理解です、あたし的に。

  2. ふと見たこの記事に目が吸い付くようにして離れませんでした。

    わたしも人間関係がうまくいきません。
    わたしの性格に問題がある。というのもあるのですが、私は素直になれません。
    人に誉められると素直にありがとうと言えません。何故か涙がでます。誉められるということが私にとって大きいことなのだと思います。私は今まで、友達ができたのもすくないです。自分から心を開こうとするけど、空回りして結局うまくいきません。それで勝手にモチベーションを下げてしまう質なのですね、、。本当に自分は謎な作りをしているとつくづく思います。

    バイトでも言われたことがすぐに理解できないし覚えるのも遅くて正直足手まといです。なのに、先輩方はそれでも誉めてくれるんですね。そんなちょっとした一言が私は申し訳なく感じます。ありがたさを感じないといけないはずなのに、周りには嫌な人もいれば、それだけいい人がいるんだと改めて感じ涙がとまらなくなります。

    人生には色々な人がいますね。

    私がいい人だと思っている人も実は優しさで裏では私をバカにしてる何て考えただけで恐ろしいです。たぶんそんな世の中でも、こうして何もないようなふりをして表だけで生きている何百にんの人は得を得て自分で楽しい一日を過ごして生きてるんだろうなっておもいます。

    そんな器用であり普通な人間になりたいものです。

  3. 管理人さんいつもアップをありがとうございます。
    この回には「ナルシスト」のくくりから来ました。
    38歳の彼女もナルシストなんですね。
    幼稚園の保護者会という場は変な空気がある場でして苦手な方は多いように思います。ひそひそ話しているのが全部悪口のように感じたりするんですよ。でもそれは妄想。
    家庭環境が悪くて肯定感が低いとナルシストを増幅させてしまうのでしょうね。
    彼女が泣いている時良かったなぁと心から思いました。このまま頑張ってほしいです。

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