契約社員が契約を切られた。 私は必要のない人間で自殺がよぎる
テレフォン人生相談 2015年1月3日 土曜日
相談者: 男47歳独身 父75、6歳と暮らす 母とは十数年前に死別
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 森田浩一郎(医学博士)
今日の一言:
避けて通れないことを避けようとします。 それが憂鬱です。
加藤諦三:
お父さんは、もう働いてないんですね?
相談者:
です、はい、そうです。
加藤諦三:
で、2人で住んでいて、あなただけが働いているわけですね?
相談者:
あ、あ、そのことについて、相談なんです。
加藤諦三:
ああ、はい。
どういうことですか?
相談者:
1年くらい前に、
加藤諦三:
はい。
相談者:
あのお、前の職場、契約・・ま、それまで、契約で働いてたんですけど、あの、契約を切られまして、
加藤諦三:
はい。
相談者:
それから、ちょっと、ま、短いバイトは、◆△%&は、してたんですけど、ま、基本、無職になりまして、
加藤諦三:
はい。
相談者:
前の仕事の、契約を切られたときに、
加藤諦三:
はい。
相談者:
ま、もちろん、自分が至らないってところも有ったとは思うんですけども、
加藤諦三:
はい。
相談者:
あの、契約を切られたときに、なんだろ、あのお、前の職場10年くらい働いていたんですけども、なんか・・自分、必要とされていない人間なんだなあ、と思って、それから、なんか、やる気・・が起きなくて、
加藤諦三:
自分は必要とされてないんだなあ、と思い出したのは、いつ頃から?
相談者:
あのお、まあ、契約を終わります、って言われてからですかね。
加藤諦三:
あ、契約を終わります、って言われてから、感じ出したと。
相談者:
そおう・・ですね。
あ、そうなんだ、と思ってえ、それから、あのお、なんだろ、こう、なんか、やる気が無くてえ、最悪う・・自殺ってことも、頭の中をよぎったりするんですけどお、
加藤諦三:
うん、うん。
相談者:
でも、まあ、このままじゃ、いけないな、とは思ってるんですけど、ま、あの、まあ、やる気が、いま・・ひとつ、出ないというか、はい。
加藤諦三:
うん。
相談者:
どうしたらいいか、ま、相談したくて、電話したんですが。
加藤諦三:
ああ、そうですか。
で、あのお、
相談者:
はい。
加藤諦三:
しつこいようですけど、やる気が出ない・・やる気が出ないっていうのは、契約がこれで終わると、言われてから・・その、気力が無くなったということですね?
その前は、やる気が有ったっていうことね?
相談者:
なんか、もしかしたら、その、有ったのかも、そういうことがあったのかもしれないですけど、
加藤諦三:
うん。
相談者:
ま、契約を切られるって、いうようになってから、なんか、
加藤諦三:
もう、どうでもいいや、っていうような気になっちゃったっていうことね?
相談者:
はい。
はい。
加藤諦三:
うーん。
で、自殺でも、しようか、って・・自殺ってことが、チラッ、チラッと頭に浮かび出したのは、どれくらい経ってからですか?
相談者:
うーん、ま、前の職場にいて、契約が終わるって言われた、後(あと)くらい、かもしれない、ですねえ。
加藤諦三:
後くらい。
相談者:
あの、そいで、ま、すみません、精神内科に通ってはいるんですけども、
加藤諦三:
あ、今、通ってるんですか?
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、何?、どれくらい通ってるの?
入院するほどじゃなくて、
相談者:
入院ではないですね。
あの・・
加藤諦三:
入院ではないわけですよね?
相談者:
はい、入院・・
加藤諦三:
で、通ってるって・・どれくらい通ってるの?、週。
相談者:
自分の方から、あのお、精神科の方(ほう)に電話をして、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
予約を取って、じゃ、何月何日の何時から、ていう、ことを、お互いに話をして、その時間に行ってるので、
加藤諦三:
そうすると、じゃあ、毎週水曜日とか、そういう風な行き方ではないわけですね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
電話をして、予約を取って、それで行くっていうことですね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
で、予約をするとき、電話を掛けるときっていうのは、やっぱり、もう、死にたくなったって気持ちのときですか?
相談者:
死にたくなったっていうときもあるんですが、やっぱり、なんだろう、なんていいますか、気分がすぐれないといいますか、
加藤諦三:
うん。
相談者:
そういうときに・・
加藤諦三:
うん。
相談者:
こう、電話・・をして、あの、予約を取って・・
加藤諦三:
で、気分がすぐれないっていうのは、あれですか?、朝起きて、
相談者:
はい。
加藤諦三:
お父さんと2人ですから、朝ご飯を作るわけですね?、あなたが。
相談者:
ああ、まあ、自分だったり、父親だったり、ま、ほとんど、父親だったりするんですけども、
加藤諦三:
あ、お父さんの方が作ってるんですか?
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、それは、お父さんが作って、二人で一緒に食べてるの?
それとも、別々?
相談者:
そおですね、まあ、合わ、時間が合わない・・ときもあるんですけど、
加藤諦三:
はい。
相談者:
ほとんど、ほぼ・・一緒ですかね。
加藤諦三:
ほぼ一緒ですね?
相談者:
はい。
加藤諦三:
それは、あれ・・ほとんど毎日朝ごはん食べてる?
相談者:
食事・・は、うう、なん・・とかあ・・食べえ・・れてますね、ま、たまに、なんか、食欲が無いな、というときもあるんですけども。
加藤諦三:
ふうん。
相談者:
食事はなんとか、食べえ・・ることは出来ます。
加藤諦三:
は(わ)、出来る。
そうすると・・テレビ見ながら食べてるの?
相談者:
そおう・・ですね。
加藤諦三:
会話があんまり無い?
相談者:
ああ、無いですね。
加藤諦三:
ふうん。
で、外から見ると、なんか、引きこもってる人がいる、って感じでは無いんですね?
相談者:
そーだと思います。
あのお、ずっと、自分も、あの、一日中、朝から晩まで、家に、居るということ・・は(わ)、ま、そういう日もありますけど、
加藤諦三:
はい。
相談者:
あのお、まあ、外出は・・し・・は、してますので、
加藤諦三:
ふうん。
相談者:
あの、完全な引きこもりというわけではない・・ていうか。
加藤諦三:
ないですね?
相談者:
はい。
加藤諦三:
そうすると、外出はしていて・・経済的にはどうなってんの?
契約が切れちゃって、
相談者:
はい。
うーん、まあ、ま、一応、蓄えが、ま、それえ・・なりに、ありい・・ますので、
加藤諦三:
ああ。
相談者:
そっからあ・・はい。
加藤諦三:
すると、今、人間関係は、
相談者:
はい。
加藤諦三:
お父さんだけですか?
相談者:
ま、基本的には・・うん、父親だけ・・ですけど・・ま、たまに・・友人・・と、こう、話したり・・とか・・会ったり・・はしてますけど。
加藤諦三:
ふうん。
その友人に会うっていうのは、あなたの方から、例えば、メールなり、電話なり、なんかして、じゃ、会おうか、っていうことで会うわけですよね?
相談者:
うーん、自分からだったり、友人の方から・・ま、友人も、自分がこういう状態だっていうことは知ってるので、
加藤諦三:
うん。
相談者:
ま、自分のこと、心配してくれて、あのお、どうだい?、みたいな風に声掛けてくれる、友人もいます。
加藤諦三:
あー、そうですか。
そうすると、なんか、人間関係が切れっちゃってるというわけでもないんですね?
相談者:
そうですね。
あのお、はい、お互いに、こう、様子を聞いて、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
話をしたり、会ったり、っていう、こと・・は、してます。
加藤諦三:
は(わ)、してるわけですね?
相談者:
はい。
加藤諦三:
そうすると、今日の相談ていうのは、まあ、やる気がしなくなったと。
相談者:
はい。
そうですね、で、
加藤諦三:
で、この先、考えて、どうしたらいいのかな?、っていう・・そういうことですか?
相談者:
そうですね、とにかく、ま、なんか、やる気・・が出るには、どのようにしたらいいか?、っていうのを、あの、教えて頂ければな、と思って電話したんですが。
(回答者に交代)