勤続20年の51歳。パワハラ社長と2人きりの会社。 辞めるべきか

(内容ここまで)

すでに、労働基準監督署に通報したみたいだが、

社長の弁明を予想しよう。

・残業なしで遂行できる業務量である。
・残業は指示していない。
・相談者の勤務態度には問題がある。
・賞与を支払うだけの原資がない。

こんな感じ。

 

相談者がなぜ辞めないのか?

辞めた後の不安は、相談者自身も告白してることだが、それだけではない。

最も大きな理由は、仕事そのものに、やりがいを感じているからだ。

相談者の説明から、仕事の大半は、現場作業ではなく、マネジメントであることが分かる。

これ、社員が急減したことで、マネジメントにシフトせざるを得なくなったわけだ。

これまでの、指示される側から、指示する側に回ったことで、仕事がレベルアップしたように感じているはず。

さらに、今や孤軍奮闘によって会社を支えているという自負もある。

これが会社を辞めない理由だ。

しかし、
いかんせん、スキルが追いついていない。

加藤氏との短いやり取りだけでも、説明下手なのがよく分かる。
マネジメント職としては致命的だ。

そらそうだ。

期待して任命されたのではなく、そうせざるを得なくなっただけだからだ。

25箇所の現場を見させられている。

「見る」という仕事の内容が分からないと、これだけでは、大変かどうかは分からない。

加藤氏が言うとおり、愚痴にしか聞こえん。

工程表の指示にしたって、
業者選定に関する叱責にしたって、

行き当たりばったり上司と、出来の悪い部下との、どこにでもある、通常のやり取りだ。(笑)

そもそも、相談者から、社長に、
「バカにすんじゃねえぞ」
と言える関係で、パワハラか?

 

いや、トンデモ社長なのは言うまでもない。

未だに金が回ってるのが不思議だし、一体、会社をどうしたいのかが、さっぱり見えてこない。

相談者は、まずそこを聞くべきなんだが、
残業代にしか興味のないことが、勤続20年の51歳として、もうね。

 

とはいえ、
中川弁護士の回答は、あまりに近視眼的過ぎる。

すぐに辞めてはいかん。

今の仕事を、マネジメントの実戦トレーニングと考え直すべきだ。
金を貰いながらね。

そうしながら、落ち着いて、転職先を探す。

25箇所同時並行の現場管理経験と、逃げない姿勢を前面に出せば、喉から手が出るほど欲しいはずだ。

残業代の支払いなんかで揉めてる暇はない。

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