（再びパーソナリティ）

今井通子：
そうですねえ。

相談者：
てことですよね？

今井通子：
そこ・・はあ、だって、あなた方が勝手にで、あなた方がっていうよりは、あなたがですね。

相談者：
うーん。

今井通子：
彼は独身なんだから、自由に恋愛していい立場なんだろうけど、

相談者：
うん、うん。

坂井眞：
いや、彼もあなたが奥さんであることを分って付き合ってるんなら、

相談者：
はい。

坂井眞：
旦那さんの方から見たら、きっと（慰謝料請求の）対象になるだろうし。

今井通子：
そうですねえ。
対象にはなりますが。

坂井眞：
うん。

今井通子：
一番はあなたよ。

坂井眞：
そうですね。

相談者：
家の父なんかはあ、

今井通子：
うん。

相談者：
「財産分与も一切もらってくるんじゃない」、って。
もう、それだけのことをしたのでえ、

今井通子：
そうですね。
そら、当然です。
だから、お父さんの言うことをよく聞いた方がいいよ。

相談者：
うーん。

今井通子：
坂井先生の言うことと、お父さまの仰ることと、すっごく似てるじゃない？

相談者：
はあい。

今井通子：
だから、これが大人の意見だと思って。
分った？

相談者：
はい。（笑）
分りました。

今井通子：
で、あと、お子さんたちにはね、ちゃんと、お子様の、自由な立場での、意見を言わせてあげてね。

相談者：
はい。
すいません。
ありがとうございました。

今井通子：
はい。
じゃ、失礼しまあす。

相談者：
はい。ありがとうございました。
失礼しまあす。

今井通子：
はい、ごめんくださあい。

相談者：
はい。

（内容ここまで）

何なんだ？、前半の離婚理由の説明は。
今井さんに追及されないと言わないつもりだったの？

腹くくれよ。
欲望に正直に生きれば、周りを不幸にするさ。

不倫を伏せたいのは、周りからの非難を避けたいといういうこともあるんだろうけど、大きな理由は慰謝料かな。

これ、相談者自身の作戦ならともかく、もし、彼氏もグルで画策してるんなら、ちょっと悲しいねえ、美しくないねえ。

結婚してる女に惚れたんだろ？
男なら、批判上等で、慰謝料払って堂々とさらっていけよ。

 

金銭的な損得に考えを巡らせるんなら、相談者と彼氏にとって、慰謝料なんかよりも、もっと大事なことがあると思う。

彼氏の処遇だ。

旦那が本当に怒って会社に苦情でも言ってみ。
どうなると思う？

不倫は不法行為だ。
しかも、取引先の奥方。

客先で不法行為を働いた社員。
これ、会社として公式な処分が必要になる。

最悪クビだ。

不倫の慰謝料といったって、日本のそれは、３００万が相場の上限だけど、懲戒解雇となれば、それ以上の代償を払う羽目になるわけだ。

相談者も、彼の仕事関係を気にしてはいるみたいだけど、果たして、ここまでのシナリオは頭にあるんだろうか。

駆け落ちするくらいの気持ちが２人にあるんなら、こんなことは瑣末なことなんだけどね。

だったら、そもそも、今日の相談はあり得ないか。

 

余談だけど、
ネットでは、今日の相談者に対する批判が喧しい（かまびすしい≒うるさい）。

もちろん、正論なんだけどさ、相談者すら自覚してる当たり前のことを、
わざわざネットで吐く人の気が知れないんだよね、あたし。

だって、己の心を人に見せてるのと一緒だから。

自分の後ろめたさを隠すために、他人を攻撃するというのは、心理学的にまったく正しいわけよ。

テリーなんとかとか。