放蕩兄2人の扶養義務はあるけど無い。相談に隠された64歳妹の企み
テレフォン人生相談 2015年2月23日 月曜日
相談者: 女64歳 夫66歳 2人暮らし 長兄他界 次兄73歳 三兄69歳
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 塩谷崇之(弁護士)
今日の一言:
自分の限界を超えて血縁の負担を背負い込むな。
デビット・シーベリー
(家族構成、年齢のやりとりは省略)
加藤諦三:
で、お子さんは、もう、
相談者:
あ、一人娘です。
加藤諦三:
一人娘ね。
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、お嬢さんは、もう、結婚して出ているんですか?
相談者:
はい、結婚して、
加藤諦三:
はい、分りました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
はい、あのお、兄弟の相談なんですが。
加藤諦三:
はい。
相談者:
はい。
で、あの、
加藤諦三:
で、あなたは、末っ子とか、長女とか・・
相談者:
末っ子です。
加藤諦三:
末っ子、はい、上は何ですか?
相談者:
はい、それで、あのお、4人兄弟で、上3人は男です。
加藤諦三:
男の子、男の子、男の子で、女の子が産まれた?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
喜んだでしょうね・・皆さん。
相談者:
んん、どうでしょう。(笑)
加藤諦三:
はい、分りました。
相談者:
はい。
加藤諦三:
そいで?
相談者:
あのお、長男はもう、亡くなっておりますので、
加藤諦三:
はい。
相談者:
はい。
それと、次男と三男の件です。
加藤諦三:
はい。
相談者:
でえ、次男は、73歳です。
加藤諦三:
はい。
相談者:
はい。
それでえ、三男が69歳です。
加藤諦三:
はい。
相談者:
そいで、次男なんですが、
加藤諦三:
はい。
相談者:
あのお、ちょっと、色々と問題がありまして、
加藤諦三:
はい。
相談者:
行方知れずになりました。
加藤諦三:
色々と問題がって何ですか?
相談者:
あのお、ていうのは、えーと、実家・・が、貸しビルをやっておりまして、それを担保に色々借りてしまってえ、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
そのための、行方不明っていうんですか。
加藤諦三:
行方不明になったってことは、まあ、例えば、借金が多くなって、というようなこと?
相談者:
そういう・・ま、その他、色んな問題が・・も、ありました。
加藤諦三:
あ、このお、73歳の次男の方は、
相談者:
はい。
加藤諦三:
結婚はしてるんですか?
相談者:
いいえ。
あのお、2人とも、独身です。
加藤諦三:
あ、独身ですか。
相談者:
はい、はい。
加藤諦三:
そうすると、2人とも一人で暮らしてたわけですね?
相談者:
そうです、はい。
加藤諦三:
もう、73ですから、サラリーマンだったら、もう、定年になってる・・
相談者:
そうですね。
実家の商売を継いでたんですが。
加藤諦三:
あ、商売をして・・
相談者:
はい。
加藤諦三:
ということは、
相談者:
はい、働いて、
加藤諦三:
働いていたわけですね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
73・・70になってもね。
相談者:
はい。
加藤諦三:
はい。
相談者:
それで、ちょっと、あの、もう商売が思わしくなかったので、実家を貸しビルにしたんです。
加藤諦三:
あー。
相談者:
それで、あの、その、次男が、それを受け継いだということなんですね。
加藤諦三:
はい。
貸しビルを受け継いだということは、このビルを貸し・・部屋を貸してた。
相談者:
そうです。
全部貸して、その収入で、
加藤諦三:
はい。
相談者:
残された・・子どもたち、ありますね、私たち兄弟とか母が。
加藤諦三:
はい。
相談者:
を、と、一緒に生活してたんですが、
加藤諦三:
はい。
相談者:
あ、ちょっと、あのお、大金が入ってきちゃったもんで、
加藤諦三:
その大金ていうのは、あれですか?
あの、貸しビルで・・賃料・・
相談者:
そうですね、貸しビルの収入ですね。
加藤諦三:
はい、それがすごく良かったということですね?
相談者:
はい、そうですね。
それで、ちょっと、気が大きくなってしまって、
加藤諦三:
はい。
相談者:
あのお、それ以上・・の、ものを使ってしまったということで。
加藤諦三:
はい。
その、それ以上の・・ものを使ってしまったというのは、ど、どう・・
相談者:
要するに、あのお、あ、遊ぶ、遊ぶって言うんですか?
色んな・・
加藤諦三:
単純な遊びですか?
それともギャンブルやって・・
相談者:
あ、ギャンブルでは無くう、
加藤諦三:
はい。
相談者:
あのお、なんか、ソープランド・・
加藤諦三:
あ、ソープランド。
相談者:
とか・・とか、飲みに行ったりとか。
加藤諦三:
行き詰めて、飲みに行って、
相談者:
はい。
加藤諦三:
それでえ、気前良く、お金をどんどん使っていたと。
相談者:
そうです。
それで、気が大きくなって、周りから、ちやほやされるもんですから。
加藤諦三:
それは、お金をどんどん、使えば・・
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
周りはちやほやしますねえ。
相談者:
そういう状態になってしまって、
加藤諦三:
はい。
相談者:
要するに、貸しビルを作ったときのローンが引き落とせなくなりまして、
初めて、家族が分ったんです。
加藤諦三:
ああー。
お金をばら撒くと、
相談者:
はい。
加藤諦三:
周りがちやほやしてくれるってのは、嬉しかったん・・
相談者:
おそらくそうだったんだと思います。
加藤諦三:
でしょうねえ。
相談者:
はい、はい。
加藤諦三:
だけど、お金ばら撒いてえ・・周りでちやほやする人っていうのは、
相談者:
はい。
加藤諦三:
これ、お金が無くなれば、ハイ、サヨナラの人ですからねえ。
相談者:
そうですね、はい。
加藤諦三:
うーん。
相談者:
それで、あの、要するに、あの、サラ金ですか?
加藤諦三:
うん。
相談者:
それで、借りまくって、
加藤諦三:
うーん。
相談者:
あのお、要するにそのお、実家の名義は、その次男の名義だったもんですから、
加藤諦三:
うん。
相談者:
それを担保にしてしまったりだとか、
加藤諦三:
うん。
相談者:
もう、色々、大変な状況を繰り返しました。
加藤諦三:
分りました。
そいでえ、行方不明になったのは、今からどのくらい前ですか?
相談者:
もう、かなり、3、40年前から、行方不明なんですが、
加藤諦三:
はい。
相談者:
えー、時折、年に1回、暮れになると、電話が掛かって来てたんです。
加藤諦三:
暮れに・・なって電話掛かって来て、な、なんて言ってるんですか?
相談者:
ただ、元気か?とか、そういう・・なんか、そういう感じだけなんです。(笑)
加藤諦三:
一人でなんか、心細いんでしょうねえ。
相談者:
だと思います。
加藤諦三:
そうですよねえ?
相談者:
はい。
それでえ、母が亡くなったのも知らなかったんですね。
加藤諦三:
あー。
相談者:
あの、もう、結局、行方不明の状態っていうのは、かなり前からなんですが、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
たまたま、そのお、えっとお、ある市役所の方から、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
扶養義務って言うんですか?
加藤諦三:
はい。
相談者:
兄弟に対する扶養義務って言うんですか?
加藤諦三:
はい。
相談者:
それの手紙が来たんですね。
加藤諦三:
はい。
相談者:
はい。
それで、あのお、初めて、そこに居るということが分ったんです。
加藤諦三:
はい。
相談者:
はい、それで、ちょっと私も、あんまり、あのお、体が丈夫じゃなかったので、扶養は出来ませんということで、お手紙を、あのお、役所の方に出したんですね。
加藤諦三:
はい。
相談者:
そうしましたら、その後、もう全然来ないんですが、
加藤諦三:
はい。
相談者:
その後、兄の方からも何にも連絡は無いんですね。
加藤諦三:
はい。
相談者:
で、あのお、万が一、亡くなったときとか、ございますねえ?
加藤諦三:
はい。
相談者:
そうした場合・・には、身元不明者として、取り扱われてしまうのかあ、
加藤諦三:
うん。
相談者:
それとも、私の方には、必ず連絡があるのか、
加藤諦三:
うん。
相談者:
それを知りたかったんですね。
加藤諦三:
あ、それが今日の相談ということですか?
相談者:
はい、それが一つの・・相談。
と、もう一つあるんですが。
加藤諦三:
はい。
相談者:
もう一人、兄がおりまして、
加藤諦三:
三男ですね?
相談者:
はい、三男です。
加藤諦三:
はい、69歳のね?
相談者:
はい、独身・・独身の三男です。
加藤諦三:
はい。
相談者:
はい、自営業をしておりまして、
加藤諦三:
はい。
相談者:
はい、ずうっと自営業だったんですがあ、
加藤諦三:
はい。
相談者:
あのお、資金繰りがあ、悪くなると、全部、母に頼ってまして、
加藤諦三:
はい。
相談者:
全てえ、母に依存してたんですね。
加藤諦三:
はい。
相談者:
はい、そいで母が亡くなってしまって、
加藤諦三:
はい。
相談者:
しばらくの間、私ども夫婦と一緒に住んでたんですがあ、
加藤諦三:
はい。
相談者:
生活費もすべて入れませんし、
加藤諦三:
はい。
相談者:
そんなような状態が、ずうっと2、3年続いてたんですね。
加藤諦三:
はい。
相談者:
そいで、私もちょっと主人・・に、立場上、良くないので、はっきりさせたいために、
加藤諦三:
はい。
相談者:
たまたま、あのお、貸しビルの3階が空いておりましたので、
加藤諦三:
はい。
相談者:
そちらに住まわせることにしたんです。
加藤諦三:
はい。
相談者:
それで、一応、出てってもらったんですがあ、
加藤諦三:
はい。
相談者:
その後もやっぱり、あのお、一応、貸しビルの権利として、三分の一持ってるもんですから、
加藤諦三:
はい。
相談者:
そちらの収入で、一応、あのお、本人には渡してたんですが、
加藤諦三:
はい。
相談者:
それ以上、要するに、あのお、使ってしまうんですよ。
自分の持分以上に。
加藤諦三:
うーん。
相談者:
今後、この、三男の扶養義務ってありますね?
加藤諦三:
はい。
相談者:
それは結局、なんかあったときには、私どもの方に、
加藤諦三:
はい。
相談者:
扶養義務が来るのかどうか。
加藤諦三:
なるほどねえ。
相談者:
はい。
加藤諦三:
あのお、もう、それどころの話じゃないんでしょうけれども、
相談者:
はい。
加藤諦三:
色々、先ほどの話だと、次男の場合も、なんかサラ金から、お金借りてとかって、
相談者:
はい。
加藤諦三:
ま、色々・・言ってるんですが、
相談者:
そうです。
加藤諦三:
借金は、あって、その借金ていうのは、どうなったんですか?
相談者:
はい。
母が、要するに自分の、ある、あって、その、お金があったもんですから、それで払ったり、
加藤諦三:
要するに、こう、この2人の、次男と三男の、
相談者:
はい。
加藤諦三:
不始末は、全部母親がしていたということですか?
相談者:
そういうことです。
加藤諦三:
そうすると、今、そのお、三男がそういう状態で、
相談者:
はい。
加藤諦三:
大変心配だと。
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、これから先に、扶養義務というのが、自分の方に来るのかどうか。
相談者:
そうですねえ。
加藤諦三:
それから、もう一つは、最初の、に、言った、
相談者:
はい。
加藤諦三:
その次男の、
相談者:
はい。
加藤諦三:
今、身元不明だけれども、
相談者:
はい。
加藤諦三:
これから、どうなるんだろうか?ということですね?
相談者:
はい。
(回答者に交代)