声優になりたい。ニキビに悩む無気力な大学3年の息子の根拠なき万能感

テレフォン人生相談
2015年4月15日 水曜日

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 三石 由起子(作家・翻訳家・三石メソッド主催)

相談者: 男52歳 妻52歳 長男25歳(別居) 大学3年の次男 8歳前後の三男

ドリアン助川:
えー、今日はどんな、ご相談でしょう?

相談者:
私・・の、子どもが3人いるんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
次男・・の、大学生のことについて、

ドリアン助川:
はい

相談者:
えー、どのように対応したらよろしいのか?

ドリアン助川:
はい

相談者:
ということを、お尋ねしたいと思います。

ドリアン助川:
あなたの、年齢は?、お幾つでしょう?

相談者:
52歳です。

ドリアン助川:
52歳

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、奥さんがいらっしゃる?

相談者:
はい、同い年です。

ドリアン助川:
同い年。

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご長男は、おいくつですか?

相談者:
25・・で

ドリアン助川:
25歳

相談者:
大学卒業して、

ドリアン助川:
はい

相談者:
独立して、

ドリアン助川:
はい

相談者:
仕事をしております。

ドリアン助川:
で、三男の方もいらっしゃる?

相談者:
ええ、三男は、小学生です。

ドリアン助川:
小学生。

相談者:
はい

ドリアン助川:
ああ、年が離れて、

相談者:
次男とはちょうど、一回り離れております。

ドリアン助川:
はい。
えー、具体的にはどういうことが今、起きてるんでしょうか?

相談者:
大学・・今、3年生なんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
自宅から通学しておりまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
それから、私は、あのお、単身赴任をこの5年間しておりまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
自宅には、私の妻と、次男と、三男が3人で暮らしている・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
ていうところです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
でえ、大学3年生ですので、そろそろ就職活動ということ、なんですがあ、

ドリアン助川:
はい

相談者:
就職・・活動が、あー、しないで、

ドリアン助川:
はい

相談者:
ええっと、アルバイトで、つないでですね、

ドリアン助川:
はい

相談者:
そして、声優になりたいと。

ドリアン助川:
ほう、ほう

相談者:
いう風に、言っております。

ドリアン助川:
はい

相談者:
でー、声優になりたいという風に言い始めたのが、2年生の最初の頃だったと思うんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、私も、家内もですね、ま、あのお、声優・・になりたい・・自分の好きなことをやるということ、であれば、大変なことでも頑張れるだろうから、

ドリアン助川:
はい

相談者:
まあ、あの、頑張ってやりなさいと。
ただし、もう、大学を卒業するような歳であれば、

ドリアン助川:
はい

相談者:
親の方からは、なかなか、もう、経済的な援助が出来ないので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
えー、自分で、まあ、独立して、あのお、独力で、あのお、やって欲しいということを伝えて、おります。

ドリアン助川:
はい

相談者:
ま、例えば、一つ、とりあえず就職してですね、仕事をしながら、ま、学校に通うのも一つの手ではないか?ということは、申しました。

ドリアン助川:
はい

相談者:
でー、ま、そういうことで自立をして欲しいというふうに願って、いるわけです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、一つここで問題・・があるんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
実は、2年生の最初にですね、あのお、最初の頃と本人は言っているんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
同じ、大学のその、クラスメートから、
「お前の顔は気持ちが悪い」
と、

ドリアン助川:
うん

相談者:
言われたと。

ドリアン助川:
ふん、ふん、はい。

相談者:
で、その頃からちょうど、まあ、ニキビが、顔のニキビが、目だって来ているんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
を非常に、ま、気にしている、そういうような、状態・・になっております。

ドリアン助川:
はい

相談者:
あともう一つ、そのお、授業の一環で、何かグループ活動を、4人か5人のグループ活動をしたらしいんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
調べ物をして、発表するということをしたらしいんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
どうも、自分一人だけ、あの、
「君は、」
あの、
「ただ居てくれればいいから」
みたいなことを言われて、

ドリアン助川:
うん

相談者:
どうも、相手にされなかったということがあったというふうに本人は言っております。

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、それ以降、ま、本人・・ま、あのお、ニキビを治すために、あの、皮膚科に、ま、通院して、おりまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
ま、私から見れば、少しは良くなってきたと、思うんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
まだ完全には治っていない状態なんですが、本人はまだ気にしておりまして、このニキビが、治らない・・と、その、アルバイト、を、する気にもならないと・・いう、そういうことを言っております。

ドリアン助川:
んん・・

相談者:
ですから、声優でも、その、普通の就職活動でも、

ドリアン助川:
はい

相談者:
なんでもいいんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
そのお、全く、その今の状態では、まあ、なんと・・こういうのを、無気力と言っていいのか分りませんけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
何もそのお・・自分から、行動・・しないというか、出来ないというか、そういう状態になって、いてですね、

ドリアン助川:
はい

相談者:
例えば、あー、もう、就職活動しないで、アルバイトに精を出して、で、一生懸命お金を貯めてるような姿が見れれば、それは、それで、あの、いいとは思うんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
そういう姿が見れないというので、心配しております。

ドリアン助川:
何か、そのお、自分の人生を創造していくエネルギーですとか、

相談者:
はい

ドリアン助川:
会社員にならなくても、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
社会に向かって、何かをしていくものが見られれば、

相談者:
はい

ドリアン助川:
お父さんとしては、その、目下の悩みは、消えて、いくということなんでしょうか?

相談者:
そおですね。

ドリアン助川:
ふん、ふん

相談者:
ま、前向きに、生きて、いけば、ま、辛いこともあるでしょうけれども、自分がそれに向かって目指すものがあれば、それでいいとは思うんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
それすらも、今、無いような状態で、

ドリアン助川:
この、ご次男の方はですね、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、お子さんの頃から、そうだったんでしょうか?
それとも、その、ニキビが原因で、

相談者:
はい

ドリアン助川:
変わったんでしょうか?、どうなんでしょうね?

相談者:
あのお、ニキビが原因だと思います。

ドリアン助川:
ああ

相談者:
と申しますのは、

ドリアン助川:
はい

相談者:
小学生・・のとき・・ま、比較的、活発で、ま、あの、3人の子どもが、いる・・育ててきたわけですが、家内とも、これは意見が一致しておりますが、一番、まあ、明るいといいますかね、活発、でありましたし、

たとえば、中学校や、高校では、ま、ある運動部に入っていてですね、

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、副キャプテンとか、キャプテン・・主将ですか?、何か、そういうことも、やって、いたので、あのお、昔からそうだったと、いうことではないと思います。

ドリアン助川:
むしろ、そのお、ギャップが、

相談者:
はい

ドリアン助川:
あるというか、

相談者:
はい

ドリアン助川:
でえ、そういう・・日々もあったのに、今、どうしちゃったんだよ、という・・

相談者:
そういうことですね。

ドリアン助川:
ええ・・
そのニキビについて、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、あるいはそのお、エネルギーについてね、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、人生創ってくエネルギーについて、お子さんと、ゆっくり話されたり、ということはあるんでしょうか?

相談者:
はい、えっと、ここ・・ま、私も、あの、単身・・で暮らしております・・ので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、いつもいつも一緒にいるわけではないんですが、まあ、あのお、機会を見て、ここ数ヶ月、そういうような話をしてですね、それで、ようやく、つい、2週間くらい前でしょうか、えーっとお、そういう・・ことをですね、あの、私に打ち明けて、くれたわけです。

ドリアン助川:
はい、はい

相談者:
で、アルバイト、を、まあ、し、あの、したいってのは、分っているんだけれども、今、それに、行けないのは、そのお、ニキビ、があって、人からまた、その、気持ち悪いとかですね、

ドリアン助川:
んん・・

相談者:
何かそういうことに、なるんじゃないかというような心配が、根底にあるよう・・です。

ドリアン助川:
お子さんは、彼女とか、ガールフレンドとかいらっしゃらないんですか?

相談者:
えー、居ないと思います。

ドリアン助川:
いない。

相談者:
と申しますのは、

ドリアン助川:
はい

相談者:
これは、私の家内から、聞いた話なんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
いわゆる友だち、と言われるものも、あまり居ないんじゃないかと、思・・思います。
そんな話っぷり・・は、本人はしていたと、言っております。

ドリアン助川:
それは、ニキビのせいで?

相談者:
んん、たぶん、そうだと、思います。

ドリアン助川:
んん・・何かそのニキビのせいで性格が変わってしまったというふうに、思われています?、お父さんとしては。

相談者:
はい

ドリアン助川:
うーん

相談者:
ま、ニキビは、まあ、きっかけ・・になったことは間違いないではないか?というふうに思っております。

ドリアン助川:
はい。
人生前に進めてエネルギーみたいなものが、

相談者:
はい

ドリアン助川:
今、お子さんから無くなってしまってると。

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、えー、それはひとえに、ニキビ・・によって、内向きになってしまった。

相談者:
はい

ドリアン助川:
という、ような部分、どういうふうにしていったらいいのか?、という、ことですね?

相談者:
そうですね。
ま、私としては、アルバイトでも何でもいいから、まず、何か、こう、行動を起してですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
それで、前向きに、生きて、いくというか、生活して、いってもらえれば、あのお、ま、いいというふうには思っておりますが。

ドリアン助川:
お子さんにとっては人生初の、なんていうか、挫折というか、

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
大きな壁にぶちあたってるというところでしょうかね。

相談者:
はい・・はい

ドリアン助川:
はい、分りました。

(回答者に交代)


「声優になりたい。ニキビに悩む無気力な大学3年の息子の根拠なき万能感」への1件のフィードバック

  1. この次男には大塚明夫(著)『声優魂』をぜひ読んでいただきたい。話はそれからだ。

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