姑に夫の白血病を伝えるべきか。悩むワケは「責められるのが恐い」
(回答者に交代)
森田浩一郎:
もしもし?
相談者:
よろしくお願いいたします。
森田浩一郎:
はい。
奥さまご心配ですね。
相談者:
はい
森田浩一郎:
でも、今はねえ、白血病にはすごくいい抗がん剤があるから、
相談者:
はい
森田浩一郎:
随分良くなりますよ。
相談者:
はい
森田浩一郎:
えー、だけど、まあ、なんといったって、血液の癌ですからねえ、
相談者:
はい
森田浩一郎:
お父さんと、お母さまに言わないってことは、随分・・
精神的には悩む問題ですね。
相談者:
はい、わたしも自分の息子・・が
森田浩一郎:
はい
相談者:
もし、こういうことになったときに、言われ・・なかったら、とても、
森田浩一郎:
寂しいよねえ。
相談者:
辛いだろうなっていうことは思います。
森田浩一郎:
んん
相談者:
ただ、ショックも、すごく大きいと思うし、
森田浩一郎:
ええ
相談者:
それから、あの、母は、姑は、すごくそのことを・・でえ、わたしのことも責めると思うので・・
今までも、そのようにされてきたので。
森田浩一郎:
あったのねえ・・
相談者:
はい
森田浩一郎:
ご主人のお母さまってのは、しっかりなさってんだねえ。
相談者:
はい
森田浩一郎:
んん、じゃ、やっぱりい、どうなんだろう?
ま、夫婦だから、お母さんに言えばお父さんに言っちゃうと思うけども・・
やっぱりお母さんには、言っといた方がいいんじゃなかなあ。
だめですかね?
相談者:
息子たち2人、夫と、夫の弟は、その後の母の荒れようを考えると、言わない方がいいんじゃないか、っていう意見になるんですよね。
森田浩一郎:
ああ、そうなの。
でも、お父さんも88で、お母さま、84だったら、いわゆる、戦争苦しんできた人だから、そんな、あなた方が考えてるほど、弱くないと僕思うけどな。
相談者:
はい
森田浩一郎:
僕たちも、あの、患者さまを見て、その家庭の様子を見て、どの程度、治療がこうなる、ああなるっていう結果を、正直に言わないときもありますからね。
相談者:
もし、言って母が、荒れて、あたしのことを、電話とか、会いに来て責めても、あたしが受けた方がいいということでしょうか?
たぶん、夫にはそういうことは向けないと思います。
森田浩一郎:
んん、自分の子供には言わないけどお、嫁さんには言うでしょうね。
相談者:
うーん・・
森田浩一郎:
あなた今、なんか、その、もし、お母さんに言って、お父さんに言わなかったら、お母さんから責められるってこと・・の・・が、恐ろしいってことを仰りたいみたいなんだけども、どんな風に責められるのかしら。
相談者:
結婚してすぐにい、
森田浩一郎:
はい
相談者:
夫が肺炎で入院したときがあったんですけどもお、
森田浩一郎:
はい
相談者:
そのときも、あなたに任せてたから、こういうことになったっていうことを、
森田浩一郎:
(笑)
相談者:
すごく言われました。
森田浩一郎:
まあ、それは嫁と姑とよくあることですよ。
相談者:
んん・・まあ、それからも色々ありましたので、
森田浩一郎:
あるでしょうねえ。
相談者:
夫はもう、あたしは、向こうの家に行かなくてもいいっていう判断をしてくれています。
森田浩一郎:
なるほどねえ。
相談者:
はい
森田浩一郎:
でもご主人が、でもお、
相談者:
はい
森田浩一郎:
それでいいって言うんならあ、ご主人の気持ちに任せたらどうでしょうか?
相談者:
そうですね。
森田浩一郎:
ええ。
あなたが、あんまり心配なさらない方がいいと思うけど。
相談者:
はい、今回、ちょっと手術を受けるということでえ、
森田浩一郎:
白血病で、どこの手術なさる・・
相談者:
えっと、胆のうに炎症が起きたので、
森田浩一郎:
あ、胆のうね。
相談者:
胆のうの◆△%&手術します、はい。
森田浩一郎:
今度、胆のうの場合も伝えないわけ?
相談者:
もし、来てしまって会えばあ、夫の様子を見れば、一目・・で、
森田浩一郎:
はあ、ああ、ああ、
相談者:
おかしいっていうことが分かりますので。
森田浩一郎:
ええ。
まあ、奥さま、あれだなあ、ご主人に全ての気持ちを任しておいた方がいいんじゃないでしょうか?
相談者:
はい、そうですね。
森田浩一郎:
はい。
あの、ご主人の、ご両親なんだから。
相談者:
そうですね。
森田浩一郎:
ええ。
で、後でえ、あなたが、もし、ご主人がもっと具合が悪くなったときに、なんで?ってあなたが責められても、主人の意向です、と、仰ればいいことで、
相談者:
そうですね。
森田浩一郎:
やっぱ、責任は、ご主人と弟さんに被した方がいいと思うけどな。
相談者:
はい。
そう割り切りたいという気持ちと、もし、このまま、何か、感染症とかになって具合が悪くなったときに、
森田浩一郎:
常識だったら、やっぱり、僕が、自分の娘が行ったとこの息子が、具合が悪くなったとか、なんか言うんだったら、やっぱり、両親がいれば、伝えるべきだって、まあ、普通は言うけどね。
相談者:
はい・・はい
森田浩一郎:
でもなかなか前にも、そのお、弟さんが心臓の手術をなさったときに、お父さんが心配して入院をなさったって・・そういうことを心配なさってるとすれば、
相談者:
はい
森田浩一郎:
ま、言うのも親孝行、言わないのも親孝行ということだねえ。
相談者:
はい
森田浩一郎:
なかなか難しいところですよ。
相談者:
はい
森田浩一郎:
ま、今、あなた方、お父さまとお母さまと別居っていう状態だから、分からないでいるけれども、普通はやっぱり、分かっちゃうだろうし、やっぱり、知らせるべきだと僕は思いますけどね。
相談者:
そうですね。
森田浩一郎:
でもそれはねえ、ご主人にお話したらどうでしょうか?、あなた方ご夫婦なんだから。
奥さんが一人で、ご主人も、ご主人の兄弟である弟さまも、そういうこと言わないという覚悟決めてるのに、あなたがあんまり、悩む必要は僕はないと思うけどねえ。
相談者:
うん、そうですね。
森田浩一郎:
あんまりいい答えにならなかったけど、
相談者:
いえ、いえ、ありがとうございました。
森田浩一郎:
あのお、常識では言うべきだと思います。
相談者:
はい
森田浩一郎:
その辺のとこ、ちょっと考えて、やっぱりご主人に、お任せしといた方がいいと思いますけども。
相談者:
はい、分かりました。
森田浩一郎:
はい
相談者:
ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)
森田爺~
合掌
私の夫の弟ががんの手術を受けましたが、重度の認知症の姑はもちろん、口うるさい舅にも話していません。夫が話さなくていいと。
相談者さんが責められる筋合いはないはずだけど、姑の怒りのほこ先が向かうのは想像できます。
悩む必要はなく、舅姑のことは弟さんにまかせてご主人の看病に専念された方がいいです。
今は良くなっているでしょうか。