クレーマー独身男51歳の営業妨害やら、出入り禁止やら

(回答者に交代)

三石由起子:
こんにちはあ。

相談者:
あ、よろしくお願いしますう。

三石由起子:
あのお、いわゆる、クレーマーという人にあなたはなってるわけよね?

相談者:
はあ

三石由起子:
ね?
あのお、

相談者:
はい

三石由起子:
クレーマーの、特徴ってさ、

相談者:
はい

三石由起子:
やっぱり、自分だけが正しいと思ってるのね。

相談者:
はい

三石由起子:
で、俺の言うことは正しいに決まってるってえ、たぶんクレームつけるときって思うんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
でもね、いや、そうじゃない、ことも一杯あるのね。

相談者:
はい

三石由起子:
うん、そうじゃないことをねえ、自分の頭の中でね、いや、こっちの態度の方があ、正しくないのかもしれないとかあ。
遊び心でね、

相談者:
はい

三石由起子:
訓練して思ってみるみたいな・・訓練って、出来るかな?

相談者:
あのお、

三石由起子:
うん

相談者:
自分・・で思うにい

三石由起子:
うん

相談者:
妥協出来ないのでえ、あのお、

三石由起子:
うん、だから、妥協出来ないっていうのはね、色んな言い方があるんだけどお、あたしの言い方だと、頭悪いんだよね。

相談者:
はあ

三石由起子:
うん、つまりねえ、他の人の考え方を理解しようとしないの。

相談者:
はい

三石由起子:
で、自分が、こうだと思った、ときにはね、まるっきり逆のことを考えてるひとも世の中にいるんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
うん、で、その、それがね、自分が正しい・・とだけ思ってるとお、丸っきり対極にある人のお、気持ちは分からないしい、考え方も分からないんだけど、

相談者:
はい

三石由起子:
え!、この人は何でこれを正しいと思ってるのかな?みたいな、遊び心でね、

相談者:
はい

三石由起子:
一度考えてみると、

相談者:
はい

三石由起子:
自分の頭がね、どんどん、どんどん、こう、柔らかくなっていくっていうかな。

相談者:
はあ

三石由起子:
うん、それでえ、あの、気の短さもだんだん、伸びてくるのね。

相談者:
はい、はい

三石由起子:
わたしは、幼児教育を長いことしてきたんですけどもね、

相談者:
はい

三石由起子:
やっぱり、2歳児の子を、怒るのはね、10秒までなのね。

相談者:
はあ

三石由起子:
10秒以上、怒ってても、誰も聞いてないし、理解してないし、何で、怒られてるか、忘れるわけ。

相談者:
はい

三石由起子:
それをね、クレームをつけてえ、一言で済む、一言だったら、ああそうか!、って、こう、思うのに・・をね、長ーく、叱られているとですねえ、あのお、腹立つ方が先になってくんのね。

相談者:
はい

三石由起子:
もう、仕事に戻りたいとかあ。
そしたらねえ、その、せっかくのいいアドバイスはね、まったく、なんにもならなくなってくるの。

相談者:
はあ

三石由起子:
3分です。

相談者:
ああ

三石由起子:
うん。
だって2時間も3時間も話せるわけないよ。
例えば弁論大会でねえ、原稿用紙1枚、400字ってえ、ゆっくり読んで1分なんですよ。

相談者:
そうです・・

三石由起子:
1時間で60枚ですよ。
2時間だと120枚だよ。

相談者:
はあ

三石由起子:
120枚だと一編の小説ですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
分ります?
そんなに言いたいことがあるわけないじゃない。

相談者:
ええ

三石由起子:
たぶん、繰り返し繰り返しおんなじこと言ってるにきまってるんだよね?

相談者:
あい

三石由起子:
これはやっぱり、あなた、営業妨害です、間違いなく。

相談者:
ああ

三石由起子:
だれが考えても。
だからさあ、あなたは親切だと思ってるかもしれないけどお、親切っていうのは、相手に伝わってこその親切であってえ・・
相手に伝わらなければ、それは、悪意なんだよね。

相談者:
ああ。

三石由起子:
誰もあなたの言うことを聞かないわけですよ。

相談者:
ええ

相談者:
長くすればするほど。
だからねえ、腹が立ったらねえ、あなた、書くようにしたら?

相談者:
ああ・・

三石由起子:
書いて出す。
書いて出したらあ、あなたは、しゃべったら3時間も、クレームつけられるんだけどお、じゃ、書いて出したら、便箋に何枚書けるかな?
3枚書けないと思いますよ。

相談者:
はい

三石由起子:
だって、おんなじこと書く以外ないんだからさ。

相談者:
ああ

三石由起子:
うーん。
だから、つまりね、それほど、あなたは内容のないことしゃべてんです。

相談者:
ああ

三石由起子:
それをあなたは自分は正しい、俺は正しいからと言ってるんですよ。
それ正しくないでしょ?

相談者:
・・

三石由起子:
分ります?

相談者:
はい

三石由起子:
うん。
だからね、その、頑固だっていうことと、自分の正義っていうことは、大事にしててもいいんだけどお、頑固で自分の正義を大事にするって言う人は、やっぱり、自分と対極にある、相手の気持ちみたいなことを、分からないことには伝わらない。
コミュニケーションってお互いだから。

相談者:
はい

三石由起子:
相手の心を分からない人間にい、自分の気持ちを伝えるっていうのは、不可能ですよ。

相談者:
ああ

三石由起子:
だ、俺の言ってることが何で分かんないんだ?って、じゃあ、怒られてるう、従業員の気持ちはあんた分ってるか?、って、早く仕事に戻りたいとかね、

相談者:
・・

三石由起子:
それはあ、たぶん、考えてる余裕がないんですよね。

相談者:
はい

三石由起子:
うーん。
だからね、自分で自重しなきゃいけない。
51歳ですもん。

相談者:
はい

三石由起子:
51になったら、名を惜しまないと。(*)
自分の名前が廻って出入り禁止なんていうのは、ダメな・・あのお、自分の名前を惜しむっていうことをねえ、今から考えて・・長いからね、これからね。

(*)名を惜しめ:
命を惜しむな、名をこそ惜しめ。
無様に生きるより、立派に死んで後世に名前を残せ。
合戦の際に、武士を鼓舞する言葉。
ここでは、、自分を貶めるようなことをするな。

相談者:
はい

三石由起子:
51だって、まだ、40年も生きなきゃいけないよ、あなた。

相談者:
はい

三石由起子:
ほんとに。
だから、その中で、自分の名前を大事にしないと。
これは、あなた、自分に対して失礼だ、って思うよ、わたしは。
もったいないです。
男を鍛え上げるなんてのは、今から出来ることでね。

相談者:
はい

三石由起子:
今からの方が長いんだからあ。
怒りのお、こう、持って行きようをさ、効率良く、自分の、言葉に耳を傾ける人に、対してえ、ものを言うっていう訓練をしたらいいと思うんですよ。

相談者:
はあ

三石由起子:
あの、一番簡単なのは、日記を書くことです。

相談者:
はい

三石由起子:
うん。
書くっていいですよ、あのお、ちょっと自分を、高みに、登らせることが出来るからあ。
それこそ、あなたが言うバカな店員を、相手にしてるよりは、よおっぽどいいですよ。

相談者:
はあ

三石由起子:
うん。
自分で、自分を相手にするわけですから。
あなたは、止めた方がいいって、自分で分かっているって言ってのご相談だから、わたし、ちょっとすごく厳しいこと言ってるんだけどお、男の修行ですよ、男の修行。
頑張って。

相談者:
はい

三石由起子:
はい

(再びパーソナリティ)

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