うちの土地を通らないと駐車できない。私有地が道路にされてしまう怖れ

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
はい、失礼いたします。

加藤諦三:
気の済むように解決するなら、トラブルは避けられません。
トラブルを避けたければ、気持ちにしこりは残ります。

(内容ここまで)

こんな感じ?




○ 空き地
○ 車・車
○■■■■■歩道(公道)
○□□□車□ 私道
○   家

 

フム。

相談者の懸念は一応正しかったわけだ。

もっとも、

「わたしは構わないんですが、親があ、」
とか余計だ。
はい、はい、分った、分った、あんた自身は寛大なのね。

 

さて、

権利関係では、既成事実とか、消滅時効や取得時効とかの考え方があるから怖い。

これらの意味は、債権や、所有権や、占有権や、財産権など、正当な権利であっても、それらを主張せずに、他人から侵害されたままの状況が一定期間過ぎると、権利を失ってしまうことがあるということなんだよ。

善意が仇になるというか、お人よしが馬鹿をみることになる。

 

今日の相談者の場合、後々のことを考えたら、空き地の所有者と覚書でも交わしておいた方がいいわけだ。

できれば車の通行料を取りたい。
この際、金額はどうだっていい。
月千円でも徴収すれば、所有権に対する誤解は無くなるし、心理的な不満も失せるんじゃないか。

 

それにしても、なんというファジーな考え方だ。

・私有地だから、他人の通行権は認められない。
・だからといって、通行を妨害することは、権利濫用で認められない。

じゃ、通っていいってことになって、それって通行権じゃないの?

恐縮しながら通る権利ってか(笑)

 

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