コーラスサークルで老いらくの片思い。ラブレターに女が怒って後悔
テレフォン人生相談
2015年8月25日 火曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 森田浩一郎(医学博士)
相談者: 男77歳 妻75歳 結婚50年 片思いの相手67歳
ドリアン助川:
もしもし、テレフォン人生相談です。
相談者:
お世話になります
ドリアン助川:
よろしくお願いします。
相談者:
はい
ドリアン助川:
今日、どんなご相談でしょうか?
相談者:
実は、わたしあの、かなり歳なんですけどもお、女性に対する思いが断ち切れないんでね、なんか、断ち切る、いい方法はないやろうか?というのがご相談です。
ドリアン助川:
えー、現在おいくつですか?
相談者:
77です。
ドリアン助川:
77歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、女性に対する思いというのは、奥様はいらっしゃるんですか?今。
相談者:
あのお、わたしは家内はいます。
ドリアン助川:
奥さんいらっしゃる。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、この女性というのは、その方はおいくつですか?
相談者:
えと67、です。
ドリアン助川:
67歳
相談者:
はい
ドリアン助川:
奥様おいくつでしょうか?
相談者:
うちは・・75です。
ドリアン助川:
75歳
相談者:
この67歳の女性とは、特別な関係にあったんでしょうか?
相談者:
いや、あの特別な関係・・は、ありません。
ただ、あのお、話をしたりね、メールを交わした・・ことがあります。
ドリアン助川:
はい、肌と肌の触れ合いは、ないわけですね、これまで。
相談者:
そんな、一切ありません。
ドリアン助川:
それはないんですね?
相談者:
ああ、手を握ったこともないです。
ドリアン助川:
手を握られたこともない?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、いつ頃お知り合いになられたんですか?
相談者:
5年、ほど、前ですね。
ドリアン助川:
どういうきっかけで。
相談者:
あ、これね、老人のあのお、あの、集まりがあるんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、そこにい、ま、週1、2回、あるんですけどね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そういうところに、あのお、入ったんです、両方とも。
ドリアン助川:
そこで出会ったと。
相談者:
はい、そうです。
ドリアン助川:
はい
どんな雰囲気の方なんですか?
相談者:
要するに、ものすごい、活発な方でしてね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
んでえ、まあ、優しくってえ、気遣いが出来てえ、まあ、要するに親分肌なんです。
ドリアン助川:
親分肌?
相談者:
はい
だから、人をね、惹き付けるう、力が、ものすごい、ある、んです。
ドリアン助川:
はい
この方は、ご結婚なさってるんですか?
相談者:
あ、もちろんそうです。
あの、旦那さんもおられます。
ドリアン助川:
旦那さんもいらっしゃる?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、ありていに言えば、恋をなさってしまった、片思いをしてるということでしょうか?
相談者:
あ、あの、結果的に、そうですねえ。
ドリアン助川:
はい
相談者:
あのお、ただ、■△%気持ちで、手紙を渡したんですけどね。
ドリアン助川:
手紙を渡した?
相談者:
はい
ドリアン助川:
どういうこと書かれたんですか?
相談者:
はあ、あのね、ちょっと読んでみましょうか?
ドリアン助川:
はい、じゃあ、紹介してください。
相談者:
えー、A子さんを慕う、気持ちで、いつも私は切ない気持ちです。
A子さんのそばにおりたい、話をしたいと思って、思い悩みます。
同じ、サークルの、知り合いの方は、私がA子さんに好意を寄せていることを感じ取って私をからかいます。
私はあまり動じませんし、むしろなんだか嬉しい気持ちです。
振り返ってみますと、わたしとA子さんの出会いは、二人で歌うことになったんが契機です。
でえ、わたしはA子さんの歌声の素晴らしさに惚れ込んでしまいました。
でえ、このことが今までわたしのほとんど縁のなかった歌の世界、に入るきっかけを与えてくれました。
で、この出会いから2年の後ですね、A子さんが参加されとる、その、コーラスのサークルに入りました。
でえ、二人で、そのお、サークルの世話をすることに、なりました。
あのお、そのときに、私は、共に頑張って世話役をこなしていこうという美しい字で書かれた手紙をもらいました。
で、相手の方はね、
ドリアン助川:
これは、A子さんてのは、ABCのAですよね?
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
はい
あの、お名前ではないですよね?
相談者:
え、名前じゃありません。
ドリアン助川:
はい、はい
相談者:
名前は全然違います。
ドリアン助川:
はい、そしてそのお、歌がきっかけで、ま、気持ちが燃え上がってしまった。
相談者:
そうなんです。
ドリアン助川:
はい
手紙を出されて、
相談者:
はい
ドリアン助川:
返事が来たんですか?
相談者:
ほんでね、返事はね、メールで来ましてね、実はものすご、怒ってるんです。
ドリアン助川:
怒ってる。
相談者:
はい
で、わたしに対して、普通ね、あのお、私、なんとかさあん、いうて呼ばれてるんですけど、そのときはもう呼び捨てでね、ものすごい、腹立ててる、てえ、みたいなんです。
趣旨はね、まあ、あんたが勝手に、好意を寄せておるんでえ、あのお、わたしは何にもそんなことは、一切、感じてませんと。
いうのが趣旨なんです。
その手紙を出したこと、が契機になりましてね、ま、要するにこのお、私はですね、阻害されてるんです。
ドリアン助川:
ちょっとお伺いしたいんですが、
相談者:
はあ
ドリアン助川:
ご結婚なさったのは、どれくらい前ですか?
相談者:
あ、わたしは、もう、ちょうど、50年ぐらいなります。
ドリアン助川:
50年前にご結婚なさった。
相談者:
あ、今年はあ、50年のあれです、金婚式かな。
ドリアン助川:
はい
相談者:
あの、もうじき、あれ、お祝いがあるんですけどね。
ドリアン助川:
はい
それでですね、えー、今回そのお、こういう気持ちになったことは、初めてなのか?、それとも、この50年の間にも、おー、ま、何度か、あー、やらかしてきてしまった、のか?、どっち・・
相談者:
あ、あのお、これはね、あの、わたしどもは、家内と結婚したときのね、その50年、ま、もうちょっと前ですけどね、まあ、そのときの、今から思い出したら、気持ちとよう似てるう、感じです。
ドリアン助川:
えー、77歳のあなた様が、
相談者:
はあ
ドリアン助川:
現在67歳の女性に、
相談者:
はい
ドリアン助川:
片思いのような気持ちを抱いていると。
相談者:
はい、そうです。
ドリアン助川:
で、それは、まあ、5年前に、いー、ま、サークルで出会って、
相談者:
はあ
ドリアン助川:
そして、えー、手も握ったことはないんだけども、手紙を出したことによって、
相談者:
はい
ドリアン助川:
相手からはちょっと阻害をされていると。
相談者:
そうです
ドリアン助川:
で、心が苦しい
相談者:
出来れば(泣?)
ドリアン助川:
出来れば
相談者:
そのお、手紙の前の状態にね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
戻せれば一番いいです。
その、前の状態っちゅうのは、要するに、話を、会うて話をしたりい、メールを、あの、携帯のメールを交換したり、それだけなんですけどね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい
ドリアン助川:
このお、いきなりやってきた恋の話というのは、奥さんご存知なんですか?
相談者:
え、あの、知ってます。
ドリアン助川:
知ってます。
相談者:
白状しました。
ドリアン助川:
あ、白状された?
相談者:
白状した。
ドリアン助川:
奥さん何と仰ってるんですか?
相談者:
ああ、そら、ものすごく怒りますよ。
ドリアン助川:
あー
相談者:
そらあ怒りますよ
ドリアン助川:
うん
相談者:
んで、うちの家内に、もちろん、もう、頭付けて謝りましたけどね、
そやけど、ほんとは、あの、許してくれてない。
ドリアン助川:
なるほどお・・
じゃ、その辺も含めまして、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あの、大先輩の、先生を、紹介いたします。
相談者:
あ、すいません、ありがとうございます。
ドリアン助川:
医学博士の森田浩一郎先生です。
よろしくお願いします。
相談者:
ああ、そうですか。
よろしくお願いいたしますう。
(回答者に交代)