母をめぐって叔母が請求してきた怪しげな弁護士料4万円の意味
テレフォン人生相談 2015年12月8日 火曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 男52歳 妻54歳 一人暮らしの娘23歳 長男20歳 次男19歳の4人暮らし 施設で暮らす母80歳
今日の一言: 居場所のない人は、周りの人を引っ掻き回します。
加藤諦三:
もしもしい?
相談者:
もしもしい?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
最初に、年齢を教えてください。
相談者:
わたくしい、52歳。
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい!
結婚してますう。
加藤諦三:
はい、奥さん何歳ですか?
相談者:
ごじゅう、よんさい(54歳)
加藤諦三:
54歳、お子さんは?
相談者:
3人いましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
娘が23でえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
もう、1人暮らししてます
加藤諦三:
はい
相談者:
でー、男の子2人でえ
加藤諦三:
はい
相談者:
20歳(はたち)の男の子とお、19歳の男です。
加藤諦三:
はい分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
今年いー、の初めごろ、父が亡くなったんですけれどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
母がちょっとまあ、精神的におかしくなって、ま、(それが分ったのは)内科のお、先生の方に何回か救急車とか運ばれてましてえ
加藤諦三:
はい
相談者:
内科の方では「特に異常ない」って言われましてえ
加藤諦三:
はい
相談者:
いろんな、内科の先生からあ
加藤諦三:
はい
相談者:
「ちょっと精神科の方にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
受けた方が良いです」ってことを言われましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
精神科の方に入院したんですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
母が
加藤諦三:
はい
相談者:
でえー、入院した時にい、病院の方では貴重品等を預かれないんでね、
加藤諦三:
はい
相談者:
(最初は母が)持ってたんですよ、バッグに入れて
加藤諦三:
はい
相談者:
で、あのおー、その貴重品を、病院から預かってくれっていうんで、私が預かってたんですけどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
母があ、自分の姉妹(きょうだい)にい、
「息子がなんかおかしいことをしてる」っていうことを言いましてえ、
加藤諦三:
自分の姉妹っていうのは、お母さんのお姉さんですか?
相談者:
妹です。
加藤諦三:
あ、妹にね。
はい。
相談者:
はい、でおかしいことしてるって・・
加藤諦三:
で妹は、な、な、な、何歳くらいの方ですか?
相談者:
えーと母が80なんでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ななじゅうーごお(75)前後だと思いますう
加藤諦三:
はい。
で、お母さんも妹さんもお、ごく普通に日常の判断は、おかしい判断はしないわけですよね?
普通の常識の範囲では。
相談者:
えっとおー、そうですね。
ですけどお、その妹っていうのが昔からあ、カネ癖があんまりよくないっていうのも親から聞いてましてえ、私の、
加藤諦三:
はい
相談者:
亡くなった父からあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
よくあのー、金を借りに来たりとかあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
母も、しょっちゅう、あのお、お金を、送金?してたりとかあ、してました。
で、今でも母が一人暮らししてた時にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
来た時にまあ、見舞いがてら看病がてらって言う形でえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
お金を、もらってたんですね。
加藤諦三:
お母さんは、かなりお金は、お父さんが死んだ後でもお金は自由になってたわけですねえ?
相談者:
自由です。
はい
加藤諦三:
それでその、貴重品っていうのはあ、具体的にいうとあれですか?
通帳とか、
相談者:
通帳とかあ、印鑑とかあ、そういうものですねえ。
加藤諦三:
それほどたくさん・・
相談者:
それを病院にあずかれない、置いとけないんでって言うんでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
家に持って帰ってください、っていう形でえ、
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
私があ、預かったんです
加藤諦三:
はい
相談者:
それでえ、なんかおかしいとお、何か狙ってんじゃないか?っていうことを母が、母の姉妹に言いましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
あ、私一人っ子なんでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
「弁護士にも相談してみれば?」とか叔母さんから言われたみたいでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
じゃ相談してよ、という風なことをやったみたいなんですね
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、実際母があ、印鑑を押したりとかあ、委任状を書いたりとかあ、弁護士さんにい、直接お伺いしてはいないんですけどもお
加藤諦三:
はい
相談者:
叔母さんがあ、まあ、何を相談したか分からないんですけどもお、弁護士の方にい、相談しました。
であのー・・
加藤諦三:
で、その相談のときにはあ、妹さんのアドバイスで相談したけれども、妹さんは一緒にいたの?
相談者:
いや、母は、病院に入ったまんまでえ、妹が弁護士さん、のところに行ってえ、話をしたんですね。
加藤諦三:
あ・・妹さんが話をしたということですねえ?
相談者:
そういうことです。
加藤諦三:
はい
相談者:
母はもう、一切弁護士に会ってないんでえ
加藤諦三:
はい
相談者:
それでえ、
加藤諦三:
それでえ?、その弁護士さんがね、息子がおかしいっていう風に言ってんの?
相談者:
いや、弁護士は全然わか、分かんないです(笑)。
そういうことは一切言われてないんで、私の、私も会ってないんで。
加藤諦三:
はい
相談者:
それでえ、「お前の母がねえ
加藤諦三:
はい
相談者:
やってくれって言うことだからあ、弁護士に相談したんだ」って言うんでえ
加藤諦三:
はい
相談者:
「金を払ってくれ」っていう風に言ってきたんですねえ、先日。
加藤諦三:
はいはいはい
相談者:
ま、いくらでもないんですけれどもお
加藤諦三:
はい
相談者:
最初お、着手金で1万円、前金かなんかでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
あとまあ、3万いくらかのお、かかった費用、約う4万いくら、約5万円ですね
加藤諦三:
はい
相談者:
を、払ってくれって言ってきて、先日会ったんですねえ。
加藤諦三:
はい
相談者:
でまあ、叔母さんだからあ、一応、まあ母が、言ったか言わないか、その辺言った言わないの世界で分かんないんですけども、その、委任状とか何にもないんでね。
加藤諦三:
はい
相談者:
頼んだんなら、まあ、5万円くらいなら払ってもいいかなって思ってえ、何を調べたか?とか、どこの弁護士とかあ(笑)、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうのちゃんと持ってきてくださいって、そしたらお金ちゃんと払いますよって会ったらあ、いわゆるう、その1万円の、
加藤諦三:
はい
相談者:
印紙代とか通信代とか、ちょっとした着手金の、やつ、の、明細が1枚とお、
加藤諦三:
はい
相談者:
あと3万いくらかのお、関してはあ、何々代金請求しますっていう、3万いくらって書いてあったんですね。
加藤諦三:
はい、そういう書類があるってことは、あの相談したということは、間違いないんですね?
相談者:
と思います。
加藤諦三:
はい
相談者:
ていうのはあ、その請求書は、叔母さんの名前であるんですけれどもお
加藤諦三:
はい
相談者:
その持ってきたときにい、下のお、何々弁護士とかあ
加藤諦三:
はい
相談者:
何々事務所からとかっていう、そこの部分が切り取られてるんですね。
加藤諦三:
あー
相談者:
事務所の、名前が。
加藤諦三:
はい
相談者:
だからあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
考え方によっては、ホントに母のことで相談したのかあ?、違う件のことで相談した、ものをお金を請求してるのかあ?、よくその辺が分かんないんですよね。
加藤諦三:
それで?
妹さんは今何て言ってるんですか?
相談者:
だからその、弁護士料を払ってくれと、約5万円。
加藤諦三:
その弁護士料を払ってくれって言うだけ?
相談者:
そうそう
加藤諦三:
弁護士の話によると、あなたがおかしい、っていうようなことではないんですね?
相談者:
そうです、そうそう
加藤諦三:
単純にい、そのお、5万円ぐらいのお金を払ってくれと言うだけの話。
相談者:
そういうことです、そういうこと。
母がそれでえ、最近あのー、老人ホームに入ってえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
自分が今までやってたことがおかしかったっていうことが、分かってきたんですねえ。
加藤諦三:
お母さんが、自分がやってることがおかしいと分かってきたというのはどういう意味ですか?
相談者:
今、老人ホームに入ってるんですけれどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
今まで私に貴重品とか預けなかったんですねえ
加藤諦三:
はい
相談者:
や、やってることおかしいっていう風に言いまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
ですけどお、今度お、その、おばさんが来るんでね、
加藤諦三:
うん
相談者:
逆に、預かっててください、とか、いう風に、言い始めて、私に、その、大切なものを、渡してきたんですね、逆に。
加藤諦三:
お母さんが、自分がやってることをおかしいっていうこと、を言ってるのはあ、まあ大ざっぱにいうと、息子を信用しない、かったということがおかしいという意味?
相談者:
そーいうこと!そいうことですそういうことです。
今まで、信用、してなかったんですねえ。
加藤諦三:
はい
相談者:
特に何をしてたわけじゃないんですけれどもお
加藤諦三:
ええ
相談者:
それを逆に今は信用し始めてきてえ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
頼む頼むって言うようになってきたんですけどもお、
加藤諦三:
それともう一つは妹さんがだんだん信用できなくなってきたっていうことなんですね?
相談者:
そういうことです、はい
加藤諦三:
それであなたの今日の相談っていうのはその5万円の部分がまあ、主要なことですね?
相談者:
そうですね。
ただ5万円っていうのは払ってもいいんですけれどもお
加藤諦三:
はい
相談者:
わた、わたくしの方で払うべきなのか?、母の方でえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
でもし払うんであればね、ちゃんとした、向こうのお、事務所なり弁護士のお、ちゃんとした名前、書いた、中身をお、しっかりこっちにい、こういうことやったっていうのを伝えてもらいたいんですね。
加藤諦三:
はいはい。
ただその、請求書は別にあなた宛てに来てるわけじゃなくて、妹さん・・
相談者:
違います、その叔母さん宛てにきてます。
加藤諦三:
妹さん宛てですよね?
相談者:
それでもう支払ったんですよ、建て替えで、叔母さんが。
加藤諦三:
ああ、叔母さんがね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、あなたはまだ払ってないということですよね?
相談者:
払ってないです。#$%□◆・・
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はスタジオに弁護士の大迫恵美子先生がいらしているので
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)