アメリカ人に孕まされた29歳の娘。淋しい人は崖っぷちにいる
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
ええ。
あのお、今あ、伊藤先生、にアドバイス、ん、伺ってねえ?
相談者:
はい
加藤諦三:
良かったですね、これえ?
危険ですよお。
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
客観的に見えれば。
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、ん、恋愛だから、個々のお、人にね?
実際彼に会わなきゃ、そのお、会いもしないのに無責任なこと言えないんだけどもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
それでお嬢さんも今、相当参ってますね?
相談者:
はい
加藤諦三:
ていうのはね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
息子さん、の言った通りだと思うんです。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
脅しですよ。
ち、「自殺したくなる」っていうのは。
相談者:
はい
加藤諦三:
感情的恐喝、というんです。
相談者:
そうですね、ちょっと情けない、んですけども・・
加藤諦三:
ん~・・
相談者:
まあ、そこまできちゃってるのかな?っていう、う~ん・・
加藤諦三:
う~ん・・
のが、ちょっと、な、悩んで相談してきたあなたに、こんなこと言うの、ちょっとおかしいのかもしれないけど、超、相当心理的に弱ってますよねえ?
相談者:
そうですね、ちょっと・・カウンセリングやなんか、も、ちょっと、受けて、た時もあるんでえ。
加藤諦三:
んん、だと思います。
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、やっぱりそういうものを受けたほうが良い時期に来てる、と思いますねえ。
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
結局ね、この、2人とみんなが寂しいんです。
相談者:
ああ・・
加藤諦三:
あなたが、「最後、最後」と言いながらね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
お金を出したり何だりするってのは、結局、このお嬢さんとの関係が切れるのが怖かったんじゃないの?
相談者:
ん・・
加藤諦三:
あなた自身も寂しかったんじゃないのかなあ?
いや、こんなにねえ?
ご主人が、まあ、今、一緒に住んでなくてえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
お嬢さんが問題を、抱えてるときにね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
なんか批判的なことを言うのお、は、どうかと思うけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなた自身も、寂しさで、
相談者:
ええ
加藤諦三:
関係が切れるのが怖くて、
相談者:
ええ
加藤諦三:
「最後、最後」と、「これが最後」と言いながら出したわけですよ。
相談者:
あの、それはなんか、すごく自分でも、あの、重々、分かってますね。
お金出すとお、私も、安心して、
加藤諦三:
うん・・
相談者:
「これで、なんん、少しはね?」
加藤諦三:
うん・・
相談者:
「あの、やってくれるかな?」ていう、もう、それは・・
加藤諦三:
だから、あ、ま、それは安心すると思うんです。
だけど、その、その場の安心ですよねえ?
相談者:
そうです、そうです。
加藤諦三:
で、恐らくお嬢さんもねえ?
相談者:
ええ
加藤諦三:
前の恋人と別れて寂しい時にい、
相談者:
ええ
加藤諦三:
ホッと、気持ちが動いちゃったんじゃないですかねえ?
相談者:
ん・・それは、あの、本人にもね?
加藤諦三:
ええ
相談者:
「あの、心が、そうやって傷付いてるときに恋愛するとお、」
加藤諦三:
ええ
相談者:
「あんまり良い結果は、ないよ?」って、は(わ)、本人にも一応、あの、釘を刺したんですけど、「大丈夫。それは大丈夫、お母さん」とは言ってくれてたのでえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
ん~・・
加藤諦三:
ですからあ、あれですよ。
大丈夫どころじゃないですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それで一番気になるのはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
なんかあ・・そのお・・あなたも寂しいの分かります。
相談者:
ん・・
加藤諦三:
ご主人が、今ね?一緒に住んでんじゃない。
相談者:
はい
加藤諦三:
でえ、お嬢さんも「寂しい」と。
相談者:
ん・・
加藤諦三:
やっぱりね、寂しい時って危険な時なんです。
要するに、寂しい時ってのはねえ?
「野原で猛獣に囲まれた」と思ってる、ほうが良いんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
だからもう、猛獣に囲まれていたんですよ。
相談者:
ああ・・
加藤諦三:
で、こういうことが起きてしまった。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、お金を出すんじゃなくてね?
相談者:
はい
加藤諦三:
まあ、伊藤恵子先生がおっしゃったようにい、
相談者:
ええ
加藤諦三:
その、心の問題としてはきっちり、
相談者:
はい
加藤諦三:
指導していくと。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、もう、「最後、最後」って今まで言ってきたんだから、
相談者:
ええ
加藤諦三:
もう一度「最後」をやらないことのほうがいいでしょうね。
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたにね?
相談者:
ええ・・
加藤諦三:
言えることは、「寂しさに負けるな」ですね。
相談者:
ああ、分かりました。
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
ありがとうございましたあ。
加藤諦三:
寂しい時は、崖っぷちにいる時です。