男の子を心理的に成長させることに失敗する母親のモデル
テレフォン人生相談 2016年2月1日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)
相談者: 女37歳 夫37歳 長男12歳中一 長女6歳小1 次男5歳年長
今日の一言: 「何故こんなことするの?」と、子供に言うのでなく、「何故?」と、自分に聞いてください。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願い致します。
加藤諦三:
はい、最初に、年齢教えてください。
相談者:
37歳です。
加藤諦三:
37歳。
えー、結婚してます?
相談者:
あ、はい。
加藤諦三:
えとお、ご主人何歳ですか?
相談者:
あ、夫も37です。
加藤諦三:
37、はい。
お子さんは?
相談者:
はい、3人おりまして、
加藤諦三:
ん、はい
相談者:
一番上が、12歳の中学校、1年生。
加藤諦三:
男の子、女の子どっちですか?
相談者:
男の子です。
加藤諦三:
男の子、はい。
相談者:
えー、真ん中が、小学校1年生、
加藤諦三:
はい
相談者:
6歳の女の子です。
加藤諦三:
あ、はい。
相談者:
はい。
一番下が、5歳年長の、
加藤諦三:
はい
相談者:
男の子です。
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
はい。
えー、長男の・・中1、中1の・・
加藤諦三:
じゅ、12歳・・
相談者:
はい
加藤諦三:
の子ですね?はい。
中1、はい。
相談者:
件なんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと、ちょっと、万引きを、何回か、2回ほど繰り返していまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、あとは、普段から、ちょっと、嘘をつく癖があって、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、私も子供のことを信用、できなあい、くなってる中で、どう接していったら良いのか?というご相談です。
加藤諦三:
はい、分かりました。
それで、万引きしたのはいつ頃ですか?
相談者:
小学校、から中学校に上がる、その春休み、
加藤諦三:
ああー
相談者:
が、1回目です。
加藤諦三:
その小学校の頃、は、すごくいい子だったん、でしょうね?
相談者:
あ・・いえ。
えーっとですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
小学校の時も、例えばそのお・・近くの、庭に入って、ミニト、マトを盗んで食べるとか・・
加藤諦三:
あ、ミニトマト?
相談者:
はい
加藤諦三:
ええ
相談者:
あとは、えーとー、学校の給食に、
加藤諦三:
はい
相談者:
鉛筆の、削りカスを、こう入れて、先生に怒られたりとか、
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっと問題行動が、多い子でした。
加藤諦三:
ふーん。
あの、それで、えーとー、下のお、妹さん6歳、
相談者:
はい
加藤諦三:
っておっしゃいましたよねえ?
ろ、ろ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
そうするとお、最初のお、い、あの、生まれてからずっと、1人っ子ですよねえ?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
それで、ずうっとその、お父さん、お母さんに・・お父さん、お母さんの愛を、独占しながら、成長してきたって感じ?
相談者:
はい。
最初、1人目育てた頃は何も分からなくって、
加藤諦三:
うん
相談者:
夫もわ、お、私も共働きで、
加藤諦三:
うん
相談者:
忙しいながらも、
加藤諦三:
うん
相談者:
やってきたとは、思っているんですが・・
加藤諦三:
うん
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、嘘をつくっていうのはいつ頃からですか?
相談者:
小学校、中ぐらいから、かなあ?
加藤諦三:
ふううん・・
相談者:
例えばその、あの、家(うち)に、ある、みんなで食べようと思ってたお菓子を、
加藤諦三:
うん
相談者:
盗み食いしてえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
「誰が食べたの?」って問い詰めた時に、
加藤諦三:
うん
相談者:
そんなに、じ、「ああ、お腹空いたから食べたよ」って言ってくれれば、怒ることじゃないんですけどお、
加藤諦三:
うん
相談者:
「知らない、食べてない」って、
加藤諦三:
うん
相談者:
言い張って、
加藤諦三:
うんうん
相談者:
で、結局、私が、あの、長男の部屋から、
加藤諦三:
うん
相談者:
食べたごみ袋を見つけて、
加藤諦三:
あーあー・・
相談者:
「何でそんな嘘をつくの?」って言うの、を、もうずっと繰り返しで、「そんなことで嘘つかないで」って、
加藤諦三:
あー
相談者:
お願いしても、直らないんです。
加藤諦三:
うん。
「何で嘘つくの?」っていう言葉あ~、キツイねえ?
この長男の、人にすればね?
それで、要するに、その、今あ、は(わ)あ、そのお、う、嘘をつくっていうのが、まあ、小学校から中学校の入るぐらいでえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
えー、万引きも別に小学校の頃ではなくて、小学校から中学校の、
相談者:
はい
加藤諦三:
い、ときでえ・・
相談者:
はい。
で、もう一度、その時にい、
加藤諦三:
うん
相談者:
先生にもばれてえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう、あのお、家族、と、先方のお店さんを巻き込んで、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう、謝罪回りをして、
加藤諦三:
うん
相談者:
「もう、しないだろう」って思ってたんですけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの、2か月前に・・
加藤諦三:
2か月前って、
相談者:
また・・
加藤諦三:
今から2か、月前っていうことですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はいはい
相談者:
また、してしまったんですよ。
加藤諦三:
それでちょっと、あの、視点変えますけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
お、ご主人との関係は、あの、すごく良好なんですか?
相談者:
私と、夫に関しては、
加藤諦三:
うん
相談者:
非常に良好な関係だと思います。
加藤諦三:
ふーん
相談者:
ただ、あの、長男と、夫の関係が、もう最悪で・・
加藤諦三:
あ、最悪?
最悪ってのはどういうことですか?
相談者:
はい。
えっとお、夫の考えとしては、
加藤諦三:
うん
相談者:
非常に頑固な人で、自分の考えは、曲げない人なんですが、
加藤諦三:
ううん
相談者:
あのお、「人に迷惑をかけずにい、」
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお、「人に不快感をか、与えずに、」
加藤諦三:
うん
相談者:
「自分の、ことは自分でできる人間になれ」っていう、言い方をしてるんですね?
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、その中で、万引きしたりとか、
加藤諦三:
うーん
相談者:
あと、普段の生活も、だらしなくって、
加藤諦三:
うーん
相談者:
で、あの、部屋も片づけられないとか、
加藤諦三:
うーん
相談者:
あの、そういうところがあって、
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお、「もうこいつは駄目だ」、
加藤諦三:
ああー
相談者:
っていう・・
加藤諦三:
こいつは・・
相談者:
態度になってます。
加藤諦三:
ただ、どう、どういう言葉で言う?
「こいつは駄目だ」っていうことを。
そ、あの・・
相談者:
えーと、直接、
加藤諦三:
直接な・・
相談者:
子供には、言わないんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
私には、あのう、「あいつは駄目だ」って、何か、長男がやった時にい、
加藤諦三:
うん
相談者:
「ほら、俺の言ったとおりだろ?」って。
加藤諦三:
あーあーあーあー
相談者:
「こいつは駄目なんだ」って。
「もう直らないんだ」みたいな。
加藤諦三:
う~ん・・
キツイね。
「こいつは駄目だ」っていうのはあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
これもう、直接、「お前は、駄目な人間だ」って言わなくてもね?
相談者:
はい
加藤諦三:
やっぱり、非、言語的に、なメッセージとして伝わりますからね。
相談者:
はい
加藤諦三:
あー、分かりました。
今日はそうするとですねえ、まあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
お父さんと、おー、の、関係は、よ、非常に悪いと、
相談者:
はい
加藤諦三:
で、まあ、小学校、中学校と、こういう形で、今・・思うべき嘘の問題があって、あなたがこの子を信用できなくなって、
相談者:
はい・・
加藤諦三:
どうしたらいいでしょう?っていうことですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はスタジオに、幼児教育研究の、大原敬子先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)