（回答者に交代）

大原敬子：
こんにちは。

相談者：
よろしくお願いします。

大原敬子：
はい。
あのね？
万引きってのもいろいろあって、お、要するに、小学生の万引きと、中学生時代の万引きと、

相談者：
はい

大原敬子：
大人の万引き、

相談者：
はい

大原敬子：
違うんです、心が。
でも、すべて共通して一貫してるのは、愛です。

相談者：
はい・・

大原敬子：
その物が欲しいってものは、ほとんどないんですねえ。

相談者：
はい

大原敬子：
衝動的なものです。

相談者：
はい・・

大原敬子：
分かりますかしら？

相談者：
はい

大原敬子：
そうすと、ここに共通してるものは、このお兄ちゃまは、1年生ぐらいで、妹生まれましたねえ？

相談者：
はい

大原敬子：
そっから、突然、自分に触れていた愛がなくなったってことは、ま、ひとつの、証でもありますよね？

相談者：
はい

大原敬子：
ていうことは、「お母さん！」って。
「僕もお母さんの子供だよ！？」ってことです。

相談者：
・・（鼻をすする）・・はい（涙）

大原敬子：
「お母さん、僕を見ていて？」ってことです。

相談者：
はい（涙）

大原敬子：
そして今一番気になるのはですね、このお子さん、すごく、お母さん好きですよ？
だから、まずこれは・・う～ん・・

相談者：
はい（泣）

大原敬子：
子供を理解しようって目で見てほしいこと、一点、

相談者：
はい

大原敬子：
そして、小学校までの、万引きとか嘘、

相談者：
はい

大原敬子：
これを、あなたは、「この子が、何故私を困らすだろう？」の裏返しは、

相談者：
はい

大原敬子：
「何故お母さん、僕に気付いてくれないの？
僕もお母さんの子供だよ？」
ってことを、あなたが理解してほしいことなんですね。

相談者：
はい（泣）

大原敬子：
そこまでよろしいでしょうか？

相談者：
はい

大原敬子：
次の段階はですね、

相談者：
はい

大原敬子：
兄弟関係は上手くいってるんだと思うんです。

相談者：
はい

大原敬子：
で、喧嘩をした場合は、お兄ちゃんの、フォローはできますよね？

相談者：
はい、できます。

大原敬子：
できますね？

相談者：
はい

大原敬子：
で、今聞きますと、この万引きが中学校で来てるってことは、

相談者：
はい・・

大原敬子：
もう、寂しくて寂しくて、寂しさの裏返しは、憎しみです。

相談者：
はい

大原敬子：
今に、僕が、大きくなった時に、

相談者：
はい

大原敬子：
何かはするっていうことになっていますから、

相談者：
はい

大原敬子：
こっからの兄弟喧嘩の場合には、お兄ちゃんを、

相談者：
はい

大原敬子：
どっか、遊びに行ったときに、「お兄ちゃん、今日お母さん、買い物行くけれども、一緒に行かない？」とか、

相談者：
はい

大原敬子：
「アイスクリーム買ってあげようか？」ってことで、お兄ちゃんだけに、口唇欲求(*)を満たすものを、渡して、ほしいんですね。

(*)口唇欲求：　性的発達段階の最初の段階（記事の最後にも解説）

相談者：
はい

大原敬子：
大きなものじゃないですよ？

相談者：
はい

大原敬子：
おにぎりでもいいです。
分かります？

相談者：
はい、はい

大原敬子：
で、あとは、「お兄ちゃん大好き」って。

相談者：
はい

大原敬子：
「お母さん今まで気付かなくって、ほんとにありがとう」って。
「これからはもっともっと、優しいお母さんなるからね？」ってことで。
い・・

相談者：
言ったことなかったです（泣）

大原敬子：
あー、そうですか。

相談者：
はい

大原敬子：
「お母さんは、あなたが今までどんなに寂しい思い、で、いたのかを、」

相談者：
はい・・

大原敬子：
「今初めて気付いたの」って。

相談者：
はい

大原敬子：
「我慢してたのね？」ってことで、今まで努力したもの？

相談者：
はい

大原敬子：
見えなかった、どりょ、努力のものを、

相談者：
はい

大原敬子：
引き上げて、

相談者：
はい

大原敬子：
表に、出して、

相談者：
はい

大原敬子：
それを、あなたは感謝の言葉で返してほしいんです。

相談者：
はい

大原敬子：
さて、次の問題です。

相談者：
はい

大原敬子：
この万引き。
お父さんとの関わりですけども、

相談者：
はい

大原敬子：
お父さん、これだけ責めるってことは、今度は、夫婦関係です。
あなたこの、今までの今まで、万引き、嘘あるでしょ？

相談者：
はい

大原敬子：
全部ご主人様に、話しました？

相談者：
え・・

大原敬子：
「こんなことやっちゃったのよー」とかってのを。

相談者：
1回目の時はあ、

大原敬子：
うん

相談者：
みんなで、あの、学校の先生も含めて謝罪に回ったので、あの、夫も、知ってますが、2回目の時に、これ以上、親子関係を壊すのが怖くて、実は夫には言ってないんです。

大原敬子：
うん。
それは、言ってないのは、最後の万引きの時？

相談者：
はい。
2か月前の万引きの時です。

大原敬子：
今私が伺ってるのは、

相談者：
はい・・

大原敬子：
事が起きた問題を聞いてるんではなくって、

相談者：
はい

大原敬子：
日常生活で、

相談者：
はい

大原敬子：
お兄ちゃん、対する愚痴を言ってませんか？ってことです。

相談者：
ああー・・、「今日また・・何かしらなくなってたけど、また・・上の子が盗んだんじゃないのかねえ？」みたいな、話を、日常生活で、してます。

大原敬子：
あたしはそちらの方、聞きたかったんです。

相談者：
はい

大原敬子：
あのね？
夫に話す時には、表に出た問題は、夫婦で、

相談者：
はい

大原敬子：
話すことよね？

相談者：
はい

大原敬子：
ところが、あなたが感じたもの、お菓子を全部食べちゃったとか、

相談者：
はい

大原敬子：
そういうものを男の人が聞いて、何を感じるか？というと、

相談者：
はい

大原敬子：
心ん中で、

相談者：
はい

大原敬子：
「また？またか？」ってなるんです。

相談者：
はい。
思ってると思います。

大原敬子：
できるだけ男の人は、

相談者：
はい

大原敬子：
細かい、愚痴愚痴した問題を、聞くのは嫌なんですね、男の人は。

相談者：
はい

大原敬子：
段々その子供の顔を見て、憎らしくなる。

相談者：
はい

大原敬子：
「この子がいなければ、俺もっと、気楽に夕飯食べれるのに」と思ってしまう。

相談者：
は・・

大原敬子：
そして段々、段々、小学校6年、中学校になってくるにつれて、

相談者：
はい・・

大原敬子：
あなたは烙印を押してきた。

相談者：
はい

大原敬子：
夫も完全に烙印を押した。

相談者：
はい

大原敬子：
「こいつは駄目だ」ってなったんですね。

相談者：
はい

大原敬子：
そういう流れだと思うんです。

相談者：
はい

大原敬子：
いかがでしょうか？

相談者：
ん・・正しいと思います（涙）

大原敬子：
そしたらあなたは、もう万引き云々、分かりましたよねえ？

相談者：
はい

大原敬子：
子供の心を、今度、今日からです。
子供はすぐに変わりますから。

相談者：
はい（泣）

大原敬子：
お母さんは気付かなかったって。
必ず、子供と会話する時は、

相談者：
はい

大原敬子：
食べ物を改善してくださいね？

相談者：
はい

大原敬子：
パンでも何でもいいです。

相談者：
はい

大原敬子：
ふかふかしたものとか、

相談者：
は・・

大原敬子：
お煎餅とか、そういうものです。

相談者：
はい

大原敬子：
その時、「今日学校何あった？」じゃなくって、「ちょっとここ座って」って。

相談者：
はい

大原敬子：
「お母さんね、昔のねえ？
小さい頃いろいろ考えたんだけども、」

相談者：
はい

大原敬子：
「お母さん、お兄ちゃん、どれだけ、お兄ちゃん無理して我慢してるなってこと、気付いていなかったか、初めて分かったの」って。

相談者：
はい・・（泣）

大原敬子：
「ありがとね」って。
「これ食べて」って、それだけでいいです。

相談者：
はい

大原敬子：
騙され、たか、と思ってですね、あたしの話を。

相談者：
はい、はい

大原敬子：
子育ては、実践しかないんですね。

相談者：
はい・・ひっ・・（号泣）

大原敬子：
で、この子は、いいですよ？
で、お母さん大好きですよ？

相談者：
（号泣）

大原敬子：
ですから、今日から、あの、心の中に抱きとめてほしいんです。

相談者：
はい

大原敬子：
で、ご主人様の関係は、万引きしたことやなんか、もう、今は、

相談者：
はい・・

大原敬子：
大きな問題は、ご主人様と協力すること。

相談者：
はい

大原敬子：
日常のある小さなことは、話さないこと。

相談者：
はい

大原敬子：
これが、私からのアドバイスです。
今加藤先生に、伺いますね？
先生どうでしょうか？

相談者：
はい

（再び加藤氏）