元気のない21歳無職。自分が分んなくて何していいかも分らない

テレフォン人生相談 2016年3月8日 火曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 田中ウルヴェ京(シンクロ銅メダリスト、メンタルトレーナー)

相談者: 男21歳無職 無職の父55歳 パートの母53歳 兄24歳 祖母およそ80歳 5人暮らし

今日の一言: 自分が自分でいられるなら、この世に恐いものなどありません。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし?

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい、お願いします。

加藤諦三:
はい。
最初に、年齢を教えてください。

相談者:
21です。

加藤諦三:
21歳。
今、働いてんですか?学生ですか?

相談者:
無職です。

加藤諦三:
はい。
そうすと、今、お父さんとお母さんと一緒に住んでんの?

相談者:
はい

加藤諦三:
お父さんは何歳ですか?

相談者:
55です。

加藤諦三:
55歳。
お父さん、まだ働いてるわけですね?
お・・

相談者:
お父さん、はあ、辞めました、仕事。

加藤諦三:
もう、定年なったっていうこと?
じゃなくて仕事を辞め・・

相談者:
そうですね。
仕事辞めました(笑)

加藤諦三:
あ、そうですか。
で、お母さんは何歳ですか?

相談者:
パート、に・・

加藤諦三:
うん、お母さん何歳?

相談者:
ああ、53です。

加藤諦三:
はいはい。
で、あなた一人っ子?

相談者:
えー、兄い、が24でいます。

加藤諦三:
ああ、そうですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
ではお兄さんも、一緒に住んでんの?今。

相談者:
はい

加藤諦三:
4人で住んでるわけですね?

相談者:
お祖母ちゃんがいます。

加藤諦三:
あ、お祖母ちゃんがいるの?
お祖母ちゃん何歳?

相談者:
んー、フフ(笑)
何歳かな、は・・

加藤諦三:
もう、なな、おおよそ。

相談者:
おおよそ80ぐらいです。

加藤諦三:
ああ、そうですか。
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?

相談者:
自分の、ことが、よくう、分かんないんです。
あの、将来の夢とか、

加藤諦三:
はい

相談者:
好きなもの、嫌いものとか。

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
んー、一切い、よく分かんないんですよ。

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
はい

加藤諦三:
まあ自分のことが分からないって言う人は多いですよね?

相談者:
ああ、そうですか、はい(笑)

加藤諦三:
そ、うん。
うん、自分のことが分かるってことが大切な、青年期の課題だからねえ?

相談者:
ほ・・

加藤諦三:
それで、今は何にもしてないっていうんですけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
学生でもないし働いてもないわけですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、あの、最後学生は、何年前?
高校卒業したの?

相談者:
そうですね、高校、通信制、卒業しました。

加藤諦三:
こ、高校卒業したの?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、卒業してから、ずーっと、働いたことないんですか?

相談者:
んー、少しは、あーのー、高校時代からあー、働いてたんで、通信制で、

加藤諦三:
はい

相談者:
アルバイトで。

加藤諦三:
はい。
アルバイト何やってたの?

相談者:
工場をやってて、2年、1年半ぐらい、高校、行きながらやったり。

加藤諦三:
はいはい

相談者:
そう・・

加藤諦三:
それで、その通信制を卒業したんですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、その、時、そのアルバイトをしてる、のを、そのまま続けたわけね?

相談者:
そうです。
で、辞めて、また違うところ行ったんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、また、辞めて、今に至ります。

加藤諦三:
ああ、そうですか。
じゃ、最初の工場、辞めた、原因てのは何ですか?
人間関係だったとか、上司が嫌いだったとか、まあ、何でもいいけども。

相談者:
んー、正社員になりたくて、とにかく(笑)

加藤諦三:
せいしゃ・・

相談者:
それでえ、辞めました(笑)

加藤諦三:
あ、正社員になりたくて辞めた?

相談者:
だけど、んー、なかなかあ、辞めたんですけどなれなくて、正社員に。

加藤諦三:
うん

相談者:
またあ、フリーターで違うとこで、働いたんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
そこで、んー、自分がいい顔しちゃって、みんなに。
んー、辛くなって、辞めました。

加藤諦三:
みんなにいい顔した?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい。
でえ、みんなにいい顔したっていうのは、人から何(なん)か頼まれると、いや・・

相談者:
イエス、イエスって・・

加藤諦三:
嫌あ、の嫌とは言えないわけね?

相談者:
はい

加藤諦三:
それで、おおよそ分かったんだけども、その嫌っていう、ことがなかなか言えないで、いい顔してしまうっていうのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
家ではどうだったんですか?
今、職場の話聞いたけども、家では。
お父さん、お母さんとお兄さん。

相談者:
父のことが、

加藤諦三:
うん

相談者:
嫌いですよ。
あの・・んー、やっぱり、父があ、小さい頃、良い子だったんです(笑)
あの、「マッサージして」って父が言うと、

加藤諦三:
うん

相談者:
「んあー、めんどくせえなあ」とは思いながらも、なんか、やってしまったりして。

加藤諦三:
はい。
めんどくさいな、とはおも、思うけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
これ、僕したかったんだーっていうような感じだよね?
お父さんのために、喜んでるーってな感じでね?

相談者:
うーん、そうです、そうです(笑)

加藤諦三:
うーん。
それで、じゃあお父さんとの関係は、まあ、そういう、ことで、

相談者:
はい

加藤諦三:
例えば、お父さんが、何か、「こおれをしてくれ」って言った時には、嫌でもいい顔して、それをやってたと?

相談者:
はあい。
んー、嫌とは言えなかったです。

加藤諦三:
嫌とは言えないよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
だって嫌っていうのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
自分の意思をね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、表現することだから、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたの場合は、要するに自分の意思を持つことを禁じられて育ってきてるからね?

相談者:
ああ、そうです、そうです(笑)
・・そ・・お・・(泣)

加藤諦三:
辛かったんだな?

相談者:
はい(泣)

加藤諦三:
でえー、よく21歳までで、こうやって、頑張って生きてきて、よく電話掛けたね?

相談者:
うん、最近(泣)、

加藤諦三:
うん

相談者:
んー、父が、ちょっと自分のことも、分かって、「家族のことも、考えなくちゃいけないな」、みたいな感じで、ちょっと、丸くなってきたんですね(泣)

加藤諦三:
うん

相談者:
それで、自分の、気持ちに、ちょっと気付いて、そして・・

加藤諦三:
自分のち、気持ちに気付いてってのは、お父さんが自分の気持ちに?それともお父さんが、あなたの気持ちに?気付いた?

相談者:
ああー、両方、かな。

加藤諦三:
両方?

相談者:
うーん、それで、

加藤諦三:
うん

相談者:
父に、あの、嫌なことおー、言えるようになったんです。

加藤諦三:
あ、嫌っていう時、嫌って言えるようになった?

相談者:
うん、ああ、全部は言えないけど、ほ、ほんのちょっと・・

加藤諦三:
いや、そ、それは全部言えないよ。

相談者:
ハハハ(笑)

加藤諦三:
ぜえ、ぜえ、全部は言えないよ(笑)
ほんのちょっとでもね?

相談者:
うん

加藤諦三:
言えたっていうことは凄いことなの。

相談者:
ああ、はい(泣)

加藤諦三:
ね?

相談者:
ん(泣)

加藤諦三:
そりゃそうだよ。
ね?

相談者:
多分、

加藤諦三:
うーん

相談者:
僕の考えでは、

加藤諦三:
うん

相談者:
独り暮らしをすれば、

加藤諦三:
うん

相談者:
また、違った、自分に、本物の自分に、

加藤諦三:
うん

相談者:
出会えるんじゃないかな?って思ってるんです(泣)

加藤諦三:
うん、うん。
今まであれだもんね?
自分を断念して生きた、生きてきたからね?

相談者:
はい(泣)

加藤諦三:
でえ、それで本当の自分に、チラッと気が付き始めたと?

相談者:
はい(泣)

加藤諦三:
凄いね?

相談者:
ありがとうございます・・(泣)

加藤諦三:
いや、本当だよ?

相談者:
はい(泣)

加藤諦三:
人はね、それぞれ人生が違うから。
おんなじことをやるんでも、何でもなくできる人もいれば、ほんとに大変な人もいるわけ。

相談者:
そう・・はい

加藤諦三:
それで今あの、働いてないわけだから、

相談者:
はい(涙)

加藤諦三:
経済的には、お父さんとお母さんに頼ってるわけね?

相談者:
はい(涙)

加藤諦三:
でえー、お父さんが仕事辞めちゃったって言ってたよね?

相談者:
はあい。
まあ、仕事を、パートをなんか、探してるっぽいです。

加藤諦三:
うーん、で、お母さんが、まあ、パートで働いてると?

相談者:
はい

加藤諦三:
ねえ?
ま、だ、おおよそ分かりました。
それでもって、ま、今日の相談ていうのは、出た方がいいか?っていう、具体的なこと?

相談者:
・・

加藤諦三:
というよりも、

相談者:
はい

加藤諦三:
今はどうしていいか分かんないっていう、

相談者:
ああ、それ、それです。

加藤諦三:
そっちだよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あのね?
今日ね、1つね、

相談者:
はい

加藤諦三:
心を開いて話してみてください。

相談者:
分かりました(涙)

加藤諦三:
ねえ?
怒られるんじゃないか?とか、何とかっていうんじゃなくて、本当のことを全部、心を開いてね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あのね、シンクロの、銅メダリストで、

相談者:
はい

加藤諦三:
メンタルトレーナーもしている、田中ウルヴェ京先生がいらしてるので、

相談者:
ああ

加藤諦三:
話、伺ってみてください。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい

(回答者に交代)


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