難病を発病した交際10年の花嫁。式の招待状の発送を前に迷う母と息子

テレフォン人生相談 2016年3月7日 月曜日

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女 3ヵ月後に結婚を控えた同居の息子29歳 交際10年の彼女31歳

ドリアン助川:
もしもし?
テレフォン人生相談です。

相談者:
はい、もしもし?
よろしくお願い致します。

ドリアン助川:
あ、よろしくお願いします。

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、今日、どんなご相談でしょうか?

相談者:
長男の結婚のことなんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
えー、長い間お付き合いしてたんですけれども、ちょっと結婚を、間近に控えまして、相手の方が、病気っていうことでえ、ちょっとあのお、

ドリアン助川:
ほう

相談者:
結婚を、どうしようか?っていうことを、ま、本人もったけど、みんなし、あの、家族で、みんな、あのお、考えてるんですけれども。

ドリアン助川:
ご長男が結婚を間近に控えてらっしゃる?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
その相手の女性が、あー、ご病気、

相談者:
はい

ドリアン助川:
が、あると?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー

相談者:
ええ、まあ、あの、

ドリアン助川:
はい

相談者:
呼吸器系の難病、進行性っていうことを、あのお、ま、病院の方で言われたっていうことで。

ドリアン助川:
うん・・

相談者:
それで、あの、ま、将来的に普通の結婚生活ができるのか?っていうことも、ありまして、ちょっと今・・

ドリアン助川:
お母さんとしては心配だということなわけですね?

相談者:
ガンって、アハハ(笑)
頭、もう、叩かれたような。

ドリアン助川:
はい。
まず、ご長男おいくつですか?

相談者:
29歳です。

ドリアン助川:
29歳?
新しく、うー、奥さんになられる予定の、その付き合われてきた方は?

相談者:
31ですね。

ドリアン助川:
31歳?

相談者:
はい

ドリアン助川:
2つ年上の?方と?

相談者:
そうです、はい。

ドリアン助川:
へえー

相談者:
うん

ドリアン助川:
どれぐらい交際、の年月があったんでしょうね?

相談者:
ですね。
9年前ぐらい、学生の頃からです。

ドリアン助川:
学生の頃から?

相談者:
はい

ドリアン助川:
お付き合いなさってる?

相談者:
はい

ドリアン助川:
この相手の、女性、31歳の女性の方は、

相談者:
はい

ドリアン助川:
いつぐらいから、これ、病気だということが?

相談者:
最近ですねえ。

ドリアン助川:
最近ですか?

相談者:
ちょっと不調を感じて、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、たまたま行った病院の先生に、紹介されて、他のとこ行って、ちょっと難しいかなっていうことを、あの、病気かなっていうことを、診断されて・・

ドリアン助川:
どんな病気なんですか?

相談者:
あの、呼吸器系の病気でして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
何年か前にな、そのように、認定されたようで。

ドリアン助川:
難病ということは、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
治療法が、

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
まだ確立されてないということでしょうか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、重くなっていく、傾向にあるわけですか?

相談者:
そうですねえ。
ちょっと今は、そうです、あの、元気ですけれども。

ドリアン助川:
今、元気でらっしゃる?

相談者:
元気っていうか、あのお、まあ、寝込んじゃってるっていうものではなく、え、進行性ってことで、

ドリアン助川:
はい

相談者:
ですからこの先い、どのように変化してゆくのかも、推測できませんし、

ドリアン助川:
はい

相談者:
このまま結婚して、結婚生活ができるのかどうか?

ドリアン助川:
この、お2人は今一緒に暮らしてるわけではないんですよね?

相談者:
あ、一緒に暮らしており、ないです。

ドリアン助川:
一緒には暮らしてない?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、29歳のお子さんは今、ご自宅にいらっしゃるんですね?

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
で、えー、交際い、の、まあ、一緒に暮らしてないけども、ま、交際してる中で、彼女はこういう症状なんだ、

相談者:
うん

ドリアン助川:
こういう病気なんだということをお母さんに話(はな)してくれるわけですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、このお、ま、10年付き合われてきた方がですね、

相談者:
うーん

ドリアン助川:
結婚に踏み切るって、やっぱりそれなりの理由があったと思うんですけども?

相談者:
うーん、そうですね、ま、ずっとお付き合いしてますし、あたしも「あんまり長くてなー」と思ってたんですけれどもね?
でも、まあ、こう、遊びっていう、あれではないし、「ああ、お互い真剣なのかな?」って、ちょっと見守ってたんですけれどもね?
転職する時もね?
あの「結構、彼女も、話、相談乗ってもらったんだー」とかって言って、

ドリアン助川:
あのお、つまり、

相談者:
あのお、言ってたんですね。

ドリアン助川:
はい。
息子さんがいろいろ仕事で悩みがある時も、

相談者:
うーん

ドリアン助川:
彼女に相談乗ってもらった?

相談者:
はい、だから・・

ドリアン助川:
でえ、人生のパートナーとしても、良いかなという思いが、息子さんの中にも、どんどん芽生えていったということですね?

相談者:
うんうん、そうですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
長い間付き合ってる中で、やっぱり仕事の、そのお、転職とかがあったし、定まらなかったのでね?なかなか結婚は、あれだけど、「これ以上は、歳だし、まあ、仕事も決まったし、待たせられない」って言って、

ドリアン助川:
はい

相談者:
まあ、そういう風に、進んできたんですけれども、そんな矢先ね?こういうことがあったものですから・・

ドリアン助川:
はいはい。
あの、逆にですね、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、彼女にこういう病気が、まあ、あると分かったと?

相談者:
はい

ドリアン助川:
「だったらもう、俺が傍に居てやんなきゃ駄目だ」と、

相談者:
うん

ドリアン助川:
そういう気持ち、も、息子さんに芽生えたんじゃないですか?
それはどうなんですか?

相談者:
ちょっと、あのお、ちょっとね、1か月、何ヵ月前かぐらいだったので、知ったのはね?
ちょっと、まだ、決断ていうか・・

ドリアン助川:
迷われてる?

相談者:
迷ってるんです。

ドリアン助川:
迷ってるんですか?

相談者:
うん

ドリアン助川:
息子さんも?

相談者:
その、うん。
「これ以上進行してきて、」

ドリアン助川:
はい

相談者:
「40ないし、ま、歳いった時にね?
やっていけるかどうか?」

ドリアン助川:
うーん

相談者:
「不安だ」って、アッハ(笑)
あたしだったら、うーん、それは・・

ドリアン助川:
お母さんとしては、正直どんな気持ちなんですか?

相談者:
まあ子供がね、苦労しないで、いってもらいたいんですけれども、うーん・・

ドリアン助川:
いろんな条件が全部揃ってる方と結婚したいというのも1つの、あのお、人間の本能かもしれませんけども、

相談者:
うーん

ドリアン助川:
でもお、相手がこういう、とこで苦しんでるという、うー、だからこそ一緒に居てやりたいというのも人間の気持ちだと思うんですよね。
その辺の間で迷われてるんですかね?

相談者:
そうだと思います。

ドリアン助川:
うーん、なるほど。

相談者:
まあ、これはね?
ゆったからあ、縁があ、なかったとかあ・・

ドリアン助川:
そのまあ、10年付き合われてきた方ですから、

相談者:
はい

ドリアン助川:
縁はあると思うんですけども、

相談者:
はい

ドリアン助川:
あのお、え、結婚というのは、これから、どれぐらい先に、予定されてるんでしょうか?

相談者:
3か月先です。

ドリアン助川:
3か月先?

相談者:
うん

ドリアン助川:
に、もう、その、

相談者:
はい

ドリアン助川:
所謂、結婚、式、披露宴をなさる?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
もう、じゃ、決まってるんですね?これは。

相談者:
はい

ドリアン助川:
でも今悩みが来てるということですね?

相談者:
・・そうですね。

ドリアン助川:
はい。
分っかりました。

相談者:
うーん

ドリアン助川:
じゃ、あのお、

相談者:
はい

ドリアン助川:
も、もう一度話を整理しますが。

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、息子さん29歳が、2つ年上の彼女と10年間付き合いをしてきたと。
でもその彼女に、いー、進行性の、呼吸器系の難病があるということが分かってしまった。
で、3か月先い、に、結婚の予定があるんだけども、

相談者:
ん・・

ドリアン助川:
このままでいいのかどうか?ということを、息子さん共々、迷われてる、という風に解釈して良いでしょうか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。
分かりました。
今日の先生、紹介致します。
えー、今日の回答者、弁護士の坂井眞先生です。
よろしくお願いします。

(回答者に交代)


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