元気のない21歳無職。自分が分んなくて何していいかも分らない
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
いやあ~、もう、ほんっとにその通りでね、何故?何で?って考えることが、
相談者:
はい
加藤諦三:
幸福の扉を開くんです。
相談者:
ああ・・はいはい
加藤諦三:
何で?って考えることで、難しくと、言うと、現実に直面するんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、田中ウルヴェ京先生からね?
あなたは幸福になる扉を開ける鍵をもらったの。
相談者:
はい。
分かりました。
加藤諦三:
うん。
声が元気になった。
相談者:
ああ、はい(笑)
加藤諦三:
書くのはね、ライティング・キュアって言って、話すことも癒しになるけれども、書くことも癒しになるんですよ。
相談者:
ふうん
加藤諦三:
で、これは凄く大切なことですから、
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、今、いろんなことで、あなた悩んでるけれどもね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それは、自分でない自分だから、悩んでるだけですから、これで、書くことで、自分に気が付いてくれば、不安は消えてきますから、
相談者:
はい
加藤諦三:
働く、意欲も出てきますよ。
相談者:
ああ、も、もう、働きたいです(笑)
加藤諦三:
うん
相談者:
だけどお、な、や、やりたいことがないから、なあ、なあ、何の仕事すりゃいいのかなあ?って(笑)
加藤諦三:
うん、もう、あの、だから、どんどん、行動に、出始めてますから。
相談者:
はい
加藤諦三:
最初から大きなこと考えないで、ね?
一歩一歩。
相談者:
はい
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい。
ありがとうございます。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい
加藤諦三:
自分が、自分でいられるなら、この世に、恐いものなどありません。
(内容ここまで)
いつ、「死にたい・・」とか言い出すかと思って聞いてた。
そんな相談者が最後は、
「ああ、も、もう、働きたいです」
いやあ、お見事。
たった15分(*)でここまで人を変えるってカウンセリングってすごいのね。
(*)たった15分:
もちろんこれは放送枠に入るように編集されている。
父親に抑圧され続けた息子(*)・・
まあ、これで加藤先生の力が入らないわけがないんでね。
(*)父親に抑圧され続けた息子:
加藤先生ご自身のことを著作の随所で述べられてます。
どういう環境で育ったら、ここまで自分を出せなくなっちゃうもんかね。
自分で電話しときながら警戒心が半端ない。
恐々と会話してるじゃん。
加藤先生の言葉に、それぐらいで泣くか?って思うんだけど、そんだけ自分が肯定されることに飢えてたんだねえ。
母親との関係も聞きたかった。
で、それを受けてウルベ女史。
「オッケーオッケー」
「おお、素晴らしい」
「おお、素晴らしい」
(笑)
「ハイ」って返事しただけなのに、どうよそれ。
過ぎたるは何とかって言わない?
プライベートまでも積極的に露出する輝かしいメダリストと、メンタルが傷ついた無職男との、リアルではカスりもしない2人の交わりが残酷でもある。
最初、加藤先生とのやりとりで、あー、また引きこもりかよ。
って、早とちりしちゃった。
ゴメンね。
工場に勤めながら通信制の高校を卒業したのは何気にエライよ。
だけどね、君が経験した不公平だらけの社会は、それが普通なの。
これからだって、君が対峙する人間は、加藤諦三でも、田中ウルヴェ京でも絶対にないんだからね。