母子家庭となった嫁が孫にヒステリー。68歳の女が同じ境遇だからこそ出来ること

テレフォン人生相談 2016年5月4日 水曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 離婚して20年経つ女68歳 一人暮らし 亡くなった長男 その嫁45歳 小6の孫息子

今日の一言: 子どもの心をより深く傷つけるのは、「出て行けえ」より、「お母さん、出て行く」です。

加藤諦三:
もしもし

相談者:
あっ、もしもしい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ・・
はい、よろしくお願い致します。

加藤諦三:
はい
最初に年齢教えて下さい。

相談者:
はい、わたくし68才です。

加藤諦三:
68才

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してますう?

相談者:
はい、してますう。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、離婚もしてますう。

加藤諦三:
あっ・・
で、離婚してから、どれぐらい経つんですかあ?

相談者:
ええ、でえ、20年ですね。

加藤諦三:
20年

相談者:
はい

加藤諦三:
と、お子さんはいるんですか?いないんですか?

相談者:
#$%□・・いますけどお、あの独立してえ、一人い、亡くしておりますう。

加藤諦三:
ああ、そうですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
そうすると、今はあ、とにかく、一人で暮らしてると

相談者:
一人暮らしです。

加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?

相談者:
あのお、その亡くしたあ、長男のお、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、孫のご相談なんですけどお。

加藤諦三:
はい

相談者:
今現在、6年生の男の子なんですう。

加藤諦三:
はい

相談者:
それで、あのお、元嫁さんがねえ、あのお、働いてますからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ、なかなか稼げないって事でえ、夜う、ちょっとお、遅くなる、どうしても、は、9時過ぎに帰って来るようなお仕事を、してるわけなんですう。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、その間、一人で・・孫が待ってますのでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
んん、悪く言えば、まあ・・自由時間ですよねえ?

加藤諦三:
はい

相談者:
があるわけですねえ。

相談者:
はい

相談者:
でえ、まあ、ママはあ、まあ、「あれをしなさい」とか、
「これをしなさい」とか、言って行きますけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
なかなか、やりませんよねえ(苦笑)

加藤諦三:
はいはい

相談者:
それで、あとお、寂しいからって、犬をお、飼ったんですけどお、そしたらあ、結局、孫の、その犬の散歩もしないけどお、

加藤諦三:
ええ
要するに、犬の散歩をお、このお孫さんがする事を期待して飼っ・・た?

相談者:
そうです、そういう約束で飼ったという・・
まあ、最初みんなそうですよね?子どもなんてねえ?

加藤諦三:
はい

相談者:
「僕がやる」って言って

加藤諦三:
はい

相談者:
飼いますけどお、まあ、やりませんよねえ、大体がねえ。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、そうすとこう、あのお、「やった」という嘘をつくわけですねえ。

加藤諦三:
はい

相談者:
孫があ。

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ、それがあ、まあ、やっぱりい、分かりますよねえ?嘘だってえ、

加藤諦三:
はい、そ、分かりますねえ。

相談者:
#$%□何回もそういう事があるとお、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、その、元嫁があ、ヒステリーを起こしちゃうわけですねえ。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:
ヒステリーを起こすってのは、例えば、具体的にどんな感じ?

相談者:
あのお、ちっちゃい時はあ、手も上げたようですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
はい、蹴ったとかあ、髪引っ張ったとかって聞きましたけどお、まあ、今現在は、さすがにないみたいですけどお、あのお、良くないなって思うのが、「出てけ」って言うんですよねえ。

加藤諦三:
ああ、「家を出てけ」ね?

相談者:
はい・・うーん

加藤諦三:
はいはい

相談者:
そうすると、孫はあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
やっぱり、お母さんが大好きですからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
「ここに置いて下さい」ってえ、泣いて詫びるらしいんですよねえ。

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
うん、そんな事の、もう、繰り返しっぽいので

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ、お嫁ちゃんにわたしはあ、もう、そんな、「絶対、怒ってもダメえ」って言ってんですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
やっぱり・・カーっと来ちゃうんでしょうねえ・・

加藤諦三:
うーん・・
で、このお孫さんはあ、あなたが住んでるとこから、どのぐらい離れて・・

相談者:
あっ、電車に乗って10分、バスで20分ですねえ。

加藤諦三:
で、あなたは、結構、そうすると行ってるわけえ?

相談者:
わたしは、あのお、まだあ、一人暮らしですのでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
やっぱり、あのお、お仕事してますのでえ、

加藤諦三:
あ、まだ仕事してるわけですか?

相談者:
ええ、そうです。

加藤諦三:
あ、はい

相談者:
あのお、生活のためにい、はは(笑)

加藤諦三:
はいはい

相談者:
だから、あのお、自分のお休みの時はあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
行ってえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
ちょっお、ま、軽い勉強見たりい、食事をお、し、作ってあげたりとは、してたんですよねえ。

加藤諦三:
うーん

相談者:
はい

加藤諦三:
でえ、どのぐらい行ってたわけえ?、週1回・・

相談者:
何年間って事ですか?

加藤諦三:
いやあ、週1回とかあ、

相談者:
ああ、週に1回だけですね。
あとは、

加藤諦三:
週・・(小さな声)

相談者:
あとは、あの・・お嫁さんのお仕事上、土日がお休みじゃないのでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
孫があ、泊まりに、来てました。

加藤諦三:
ああ、あなたのところにね?

相談者:
はい

加藤諦三:
土日はね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はいはいはい:・・・
それで、今あ、そのお、何か話聞くと、結構お、お母さんと、このお、お孫さん・・は、あんまり上手く行ってないみたいですよねえ?
だって、お母さんから出てけってえ・・

相談者:
あ、あのお、結局う、日頃はほらあ、あれ、あのお・・
そんな事はないんでしょうけどお、結局、あのお、うーん・・
あのお、まあ、そういう事があ、露呈するとお、ママが、まあ、切れちゃうわけですねえ。

加藤諦三:
うーん

相談者:
それで、あのお、この前え、あのお、父母面談の時にい、

加藤諦三:
うん

相談者:
「提出物が、ない」

加藤諦三:
うん

相談者:
うん、「宿題は、やって来ない。」

加藤諦三:
うん

相談者:
そういう事を、先生に、コンコンと言われたらしくてえ、

加藤諦三:
ええ

相談者:
で、「勉強も、ちょっとお、できない」と。

加藤諦三:
はい

相談者:
言われたらしくてえ、それでまた、キレちゃったんですねえ。

加藤諦三:
あ、そのねえ、

相談者:
そういう事の・・で、「やって」って言って、
「やる」って言って、それの繰り返しで、また・・
ママがキレて、の繰り返しなんでえ、

加藤諦三:
要するに、あ、ま、「ママがこんなに一生懸命やってんの、どうして分かんないのよお」って言って、キレるわけでしょ?

相談者:
ええ、そうです、で、で、で・・本人もお、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、お仕事もお、わたしは、もお、「夜、遅くなっても、ご飯も食べずにい」

加藤諦三:
うん

相談者:
「とりあえず、飛んで帰るのにい」

加藤諦三:
うん

相談者:
「やっといてって事は、何もやんない・・」

加藤諦三:
うん

相談者:
うーん

加藤諦三:
で、このお・・ま、「出てけ」ってえ、いうようなあ、繰り返しって言いましたけど、こういう喧嘩っていうのは・・なに?
あのお、1ヵ月に1度や2度やはあ、あるの?

相談者:
あ、1ヵ月に1回はないですけどお・・
2、3ヵ月にいっぺんはありますねえ。

加藤諦三:
うーん

相談者:
で、実は、あのお、孫は、あんまりわたしには連絡して来ない・・タイプなんですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
1回は、あのお・・そういう・・トラブルがあった後にい、ママがもう、「出てけ」って言ったけどお、ま、孫は出て行きませんからあ、

加藤諦三:
あ、はい

相談者:
で、「ママが、遅くなるのに、何の連絡もないからあ・・ママがどっか行っちゃったのかなあ?」って言って、孫から、わたしにい、心配の電話がありましたしい、

加藤諦三:
あ、それは凄い心配だねえ、

相談者:
ええ、ええ、そうなんですよお。

加藤諦三:
「出てけ」って言われるよりもお、お母さんが出て行く方が、はるかに孫には大きいね。

相談者:
そうです、それでほら・・
夜、遅くにねえ、一人で待ってるわけですからあ、

加藤諦三:
ええ

相談者:
とても、不安ですよねえ?

加藤諦三:
それはねえ、

相談者:
それで、や・・

加藤諦三:
あのねえ、

相談者:
うん

加藤諦三:
「出てけ」まではねえ、

相談者:
うん

加藤諦三:
これは、まあ、耐える限界があるんだけれどもお、

相談者:
うん

加藤諦三:
お母さん自身が、そう言って出てっちゃうっていう事はあ、

相談者:
うん

加藤諦三:
こーれは、もう、孫にはあ、もーの凄い堪えます。

相談者:
うん、ただ、まあ、結局は帰って来たんですけどお、

加藤諦三:
いやだ、結局は帰って来るけど、その心の傷って・・

相談者:
そうなんですよお、

加藤諦三:
「出てけ」っていうのは、出てったって、そこにお母さんがいるって事は、分かるわけですよ。

相談者:
うーん

加藤諦三:
ところが、喧嘩して、「なら、お母さん出てっちゃう」って言った時にはあ、これはもう、何処にいるか分かんないわけですからあ、

相談者:
不安ですねえ、

加藤諦三:
この心のお、傷っていうのは、物凄いです(力んで)

相談者:
うーん

加藤諦三:
これは、もう・・かなり深刻に残りますよ。

相談者:
そうですよねえ。

加藤諦三:
うーん

相談者:
そういう、要するに何か、繰り返しい、をしてるんでねえ、とても、心配なんですよねえ、どういうふうに、あれしてったら良いか。

加藤諦三:
なるほどね、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
今日は、スタジオに、心についてのエッセイストとしてお馴染の、マドモアゼル愛先生がいらしているので、伺ってみたいと思います。

相談者:
すいませーん。

(回答者に交代)

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