詐欺被害の息子は親を騙した。学生が作った借金3百万。自己破産の影響は?
テレフォン人生相談 2016年6月28日 火曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 塩谷崇之(弁護士)
相談者: 女55歳 夫60歳 大学中退した23歳の次男と3人暮らし 他に子ども2人(35歳と30歳)
今日の一言: 失敗は対処の仕方によって幸運に結びつきます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、こんにちは。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい、最初に年齢教えて下さい。
相談者:
55です。
加藤諦三:
55歳。
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい、しております。
加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?
相談者:
60です。
加藤諦三:
60歳。
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
3人おります。
加藤諦三:
はい。
上から・・
相談者:
35
加藤諦三:
はい
相談者:
30
加藤諦三:
はい
相談者:
23です。
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今あ、は、一緒に暮してるのは、
相談者:
23の、
加藤諦三:
ああ、そうですか。
相談者:
次男です。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすると、3人で暮らしてるわけですね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんなこ、相談ですか?
相談者:
あ、昨年息子が、あの、詐欺に遭いまして。
加藤諦三:
えっと、息子というのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
この3人のうちの、ど、どの方ですか?
相談者:
一番下です。
加藤諦三:
はい、あ、その・・・
相談者:
大学、
加藤諦三:
最悪・・
相談者:
在学中に、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、詐欺に遭いまして、も、学校も、中途退学を致しまして、
加藤諦三:
あのお・・どういう詐欺に遭ったんですか?
相談者:
「株を買えば儲かる」っていう話に、
加藤諦三:
はい
相談者:
はい、乗りまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
で、その「株を買えば儲かる」って言われて、
相談者:
はい
加藤諦三:
その株を買うお金は、誰が、何処から、
相談者:
あのお、消費者金融から、4ヵ所ぐらい借りておりました。
加藤諦三:
ああ、そうですか。
そうすると、あれですか?
詐欺をす、する、した人がですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あー、「紹介するから、ここから借りれえ、ばあ、良いんだ」という事を言って、
相談者:
そうです。
加藤諦三:
で、お金を、そっから、い、いくらですか?、4ヵ所全部で。
相談者:
えっと、大体、も、300万円、近くです。
あのお、現金だけじゃなくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
時計を一回買わして。
加藤諦三:
よ・・時計を買った?
相談者:
はい、「買って来い」って言って。
で、それを・・
加藤諦三:
そうすると、これ300万の中から、時計も買わされたっていう事?
相談者:
そうです、その時計は200万だ、ったん・・
加藤諦三:
あー・・
相談者:
て、言うんですけど。
加藤諦三:
っていう事は、「株を買えば」って言っても、株は100万・・ぐらい?
相談者:
あ、そうです。
最初は儲け話で、
加藤諦三:
はい
相談者:
段々、それがもう そういう話になって行った。
加藤諦三:
で、儲け、えっとお、おー・・
相談者:
最初は、儲け話で近づいて、来・・来てですね、
加藤諦三:
来てですね?、はい。
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
ほいでえ、段々と、「この時計を買えば」というふうに、
相談者:
はい
加藤諦三:
エスカレートして行ったという事ですね?
相談者:
はい、はい、はい、はい、そうです。
加藤諦三:
それで、その、最終的に「あ、これは詐欺に遭ってるんだ」というのが、分かるまでは、に、どれぐらい、時が経ってます?
相談者:
1年ぐらいだと、息子・・あの、大学に行ってると思ってたら、
加藤諦三:
はい
相談者:
行ってなくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
こういう事になってたんです。
加藤諦三:
行ってなくて、
相談者:
2年ん、しか行ってなくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
あとは、もう、こういう事、やってた・・
詐欺。
加藤諦三:
こ、あ、そうですか。
相談者:
なんで・・
加藤諦三:
あ、そうすと、すと、2年間とにかく、大学に・・
相談者:
行ってなかったんです。
加藤諦三:
行ってなかった・・
相談者:
はい、でも、それをわたしたちが、気付いたのは、
加藤諦三:
はい
相談者:
それから、また、2年ぐらいしてから、
加藤諦三:
それから、2年か・・
相談者:
そういう状況だったって、
はい
加藤諦三:
1年間騙され続けていて、さらに2年っていう事は、3年間、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたは、分かってなかったんですよね?
相談者:
そうなんです。
あのお、春夏の休みには、きちっと帰って来て・・
加藤諦三:
そうすっと、休みの時は、きちんと帰って来て、何の、
相談者:
あ、ちゃんと・・
加藤諦三:
あなたが見て、不自然な・・
相談者:
ないんです、ちゃんと学校の報告も、するん・・です。
「こうだ、あーだ。」って、それが、ま、嘘だったわけなんですけど。
加藤諦三:
うーんうん
そうするとですね、さっきのあなたの話を伺うと、まず最初の1年間、騙されて、詐欺師の言う通りに動いてた訳ですよね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
それから、その・・後の2年間っていうのは、
相談者:
「何をしてたのか?」って・・聞くんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
「何にもしてなかった」って。
加藤諦三:
あ、あ、あ
相談者:
「ボーってしてた」って言うんです。
加藤諦三:
「ボーっとしてた」?
相談者:
「心が病んでた」とか言うんです。
加藤諦三:
あー、「心が病んでいた」という言い方したのね?
相談者:
はい
加藤諦三:
うーん
相談者:
でも、あのお、何ですかね?
サラ金の会社から、
加藤諦三:
はい
相談者:
請求書が来たんです、家の方に。
加藤諦三:
はい、それはいつですか?
相談者:
それで、わたしが・・
先月です。
加藤諦三:
という事は、もう、だいぶ経ってから・・の話ですよね?
相談者:
はい・・
そしたら、その犯人も、
加藤諦三:
はい
相談者:
逮捕されてまして、騙した人。
加藤諦三:
ほお、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
んー・・・分かりました。
そうすると、そのお、人が、もう、逮捕、されてるんだったら、その詐欺師については、もう色んな事は分かるわけですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あー・・
それで、あなたの、今日の相談というのはあ、
相談者:
息子名義で、お金を借りてるので、
加藤諦三:
はい
相談者:
も、これは、どうしようもないってのは分かっ・・たんですけど。
加藤諦三:
これを、どう返してもらえるか?っていう話ではないんですね?
相談者:
うん、違います。
加藤諦三:
じゃあ、今日・・
相談者:
もう、これは・・息子・・
加藤諦三:
今日の相談っていうのは、そうすと、どういう事ですか?
相談者:
あの・・自己破産をして良いものだろうか?
も、返せないと思うんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
まだ、23、これからの、ま、人生に、
加藤諦三:
はい
相談者:
自己破産をして良いものだろうか?、と悩んでるんですけど。
加藤諦三:
あー、なるほどね、分かりました。
そうするとお、そちらの今日の相談っていうのは、まあ、自己破産しかあ、道がないのかどうか?、という事・・
相談者:
あ、そうです。そうです。
加藤諦三:
それと、もう一つは、もし、それしか道がないとしてもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
それが、この子の一生に、どういう影響を与えるんだ?、という事ですね?
相談者:
はい。
はい、そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオにですね、弁護士の塩谷崇之先生がいらしてるので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
詐欺に騙された友人が自分に紹介して自分の娘に自分が紹介して騙された娘に自分が騙された。クレジットカードを娘に渡し娘が詐欺師に渡し。3枚のカードでキャッシングされ274万を自分の年金貯金で支払った。娘は破産宣告して正社員で働いているが自分にはいっせんも返さないと言われた。