23歳の息子が友人に貸した100万。首を突っ込む親父がたしなめられるの巻
(回答者に交代)
塩谷崇之:
はい、こんにちはあ。
相談者:
あ、こんにちは、お願いします。
塩谷崇之:
はい
えーと、下の、お、息子さんがあ、
相談者:
はい
塩谷崇之:
あー、お友達に、100万円を貸したあ。
相談者:
はい
塩谷崇之:
その時にい、え、特に、借用書とかね?、え、契約書とかそういう事・・うー、そういう物は作らずにい、お金を貸した訳ですね?
相談者:
いや、メモ用紙でねえ、
塩谷崇之:
うん
相談者:
拇印を押したっていう、そんな程度だけどもね?
塩谷崇之:
うーん、拇印・・
相談者:
それと、もう一つはね?
塩谷崇之:
はい
相談者:
あの、振込先へ、
塩谷崇之:
うん
相談者:
振り込んだ、という証拠っちゅうのはあ、
塩谷崇之:
うーん
相談者:
あると思うんだけども。
塩谷崇之:
うーん
相談者:
・・
塩谷崇之:
あ、それは証拠としては、あるっていう事ですねえ?
相談者:
はい
塩谷崇之:
うーん
それで、えーっと1回だけ、30万円返して来たという事でしたっけ?
相談者:
いや、まだ1回も、は、ないからあ、
塩谷崇之:
あ、1回も返ってこ、来てない?
相談者:
はい
塩谷崇之:
あー・・なるほど。
で、えっと、その時に、(咳払い)
「2ヵ月後に、30万円返金します」という、
相談者:
はい
塩谷崇之:
そういうメモに、サインをしたという事ですか?
相談者:
そうですね。
塩谷崇之:
うーん
で、2ヵ月もう、すでに経ったんですか?
相談者:
はーい
塩谷崇之:
で、何にも連絡は来ない?
相談者:
・・うーん、ま、連絡は取るよるんだけども、「返せない」っちゅうような事を、い、言ってるみたいなもんでえ。
塩谷崇之:
「返せない」というふうに、そのお友達が言ってるんですね?
相談者:
ええ
塩谷崇之:
うん、返せないい、事お、の、理由う、については、何か聞いてます?
相談者:
んまあ、あのお、研修を受けてるう、みたいなもんで、仕事の関係上で、
塩谷崇之:
はい
相談者:
なので、お金が、あんまりないみたいなもんですからあ、
塩谷崇之:
あー・・その友人もお、えー、仕事を始めたばっかり、なんでしょうかね?
相談者:
そうですね。
塩谷崇之:
ああ
相談者:
大学行ってたもんですからね。
塩谷崇之:
あーあ、なるほど。
ふーん・・
大学卒業して、仕事を始めたばっかり、という事ですか?
相談者:
そうですね。
塩谷崇之:
うーん・・・なるほど。
じゃ、えっと、「返せない」というふうに連絡は来てる訳ですけれどもお、
相談者:
ええ
塩谷崇之:
えー、お金を借りてて、返さなくちゃいけない、という事は、分かってるんでしょうかね?
相談者:
もちろん、分かってると思います。
塩谷崇之:
うん、うーん
であればね?(咳払い)あのお、そんなに難しい話じゃないんですよ。
相談者:
ああ、そうですか。
塩谷崇之:
うーん
お金が無いから、返せないだけの話ですから、
相談者:
・・・
塩谷崇之:
借りた事は認めていて、
相談者:
はい
塩谷崇之:
返さなくちゃいけないっていう事も分かっていて、
相談者:
と思います。
塩谷崇之:
うーん、でもお、返せないと。
相談者:
はい
塩谷崇之:
それは、まだお金が無いから、っていう事ですよね?
相談者:
そうだと思いますけどねえ・・・
塩谷崇之:
うん、そもそも、100万円を借りたのは、お金が無いから借りた訳ですよね?
相談者:
そうです。
塩谷崇之:
お金があったら、借りる必要なかった訳でしょうから、
相談者:
そうですね。
塩谷崇之:
うーんだから、お金のない人に対して、100万円を渡した。
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、えー、しかも、(咳払い)大学卒業してえ、えー、まだあ、あ、仕事を始めたばっかりだと。
相談者:
そうですね。
塩谷崇之:
うん、それは、返ってこないですよね、お金。
相談者:
はい
塩谷崇之:
うん
だから、それは、あー、一生懸命仕事をしてもらって、
相談者:
はい
塩谷崇之:
きちんと、お、収入を得て、
相談者:
はい
塩谷崇之:
分割でも良いから、返してもらうのを、待つしかないですよね。
相談者:
・・はい、そうですねえ。
塩谷崇之:
うん、でも、幸いにしてえ、
相談者:
はい
塩谷崇之:
その、お友達にはね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、返さなくちゃいけないという、認識はあるわけですからあ。
相談者:
はい、そうですねえ。
塩谷崇之:
うん、そこの部分だけは、
相談者:
はい
塩谷崇之:
きちんとお、あの、文章にしといた方が良いですよね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
ま、2ヵ月後に30万円、返金します。という、事にサインをもらってるという事ですけれどもお、
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、まずね?、やっぱり、時間が経つとお、記憶に基づくものっていうのは、どんどん薄れてってしまいますからあ。
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
うん、まず「いつ、いくら貸しましたよね?」と。
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、それについて、今後ね、
相談者:
はい
塩谷崇之:
ま、仕事をして、収入が出来たらあ、
相談者:
はい
塩谷崇之:
「こういうふうに返します。」という事をね?
お友達の方から、提案をしてもらってね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
こちらから、無理を言ってね、「こういうふうに返せ」と言ってもお、お金のない人は返せないですからあ、
相談者:
はははは(笑)
塩谷崇之:
だから、お友達の方からね?
じゃ、どういう・・計画で、
相談者:
あ、方法、でね?
塩谷崇之:
うん、返す、「返しますか?」っていう事をお、
相談者:
はいはい
塩谷崇之:
お友達の方に、投げ掛けて、
相談者:
ああ、こっちからね?
塩谷崇之:
うん
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、お友達の方がね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
「例えば、じゃ、えー、100万円、なら、月々10万は無理だけども」
相談者:
はい
塩谷崇之:
「月々5万円ずつだったら返せる」と。
相談者:
はい
塩谷崇之:
言うんであれば、じゃ、その5万円ずつ20回に分けて、
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、かえ、「返します」という事を、一筆書いてもらって、
相談者:
あー、そうですか?
塩谷崇之:
うん、で、えー、それを、あの、きちんと書面でもらっておくと。
相談者:
はい
塩谷崇之:
それが、まず、第一歩というかね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
それ、以上の事は、やりようがないと思うんですよね。
相談者:
す、それでもし、ダメだったら、あのお、なんか裁判掛けるとかさあ、法律事務所に相談するとか、
塩谷崇之:
うん
相談者:
そういう事って出来ますかね?
塩谷崇之:
うん、出来ますけどお・・・お金のない人を相手にい、裁判をやってえ・・・
ま、恐らく裁判、勝つでしょうけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
勝っても、お金は入って来ないですよ。
だって、お金無いんですから。
相談者:
あー・・
だけど、方法としては、そちら、裁判の方でえ、
塩谷崇之:
うん
相談者:
「あーしろ、こーしろ」ちゅう、事は、出来ないんですかね?
塩谷崇之:
うんだから、裁判で、え、裁判所にね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
訴えを出せ、出して、
相談者:
うん
塩谷崇之:
その主張が認められれば、
相談者:
ええ
塩谷崇之:
「お金を返しなさい」っていう判決は出ますよ。
相談者:
あ、そうですか。
塩谷崇之:
うん、出ますけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
いくら、そういう判決が出ても、相手にお金が、あ、なかったら、お、返って来ないですよね?
相談者:
・・あー、あー
塩谷崇之:
うん、判決が出たからと言ってえ、お金が、どっかから、ポンって出て来る訳じゃなくて、判決っていうのは、「返しなさい」という判決が出るだけですから。
相談者:
うーん
塩谷崇之:
だから、その人が、えー、どういう、うー・・条件、どういう計画で返せるか?、という事を、きちんと確認をして、
相談者:
はい
塩谷崇之:
うん、それで、えー、ま、分割で、ま、無理のないような形で返してもらうのが、それが、一番、
相談者:
いい方法ですか?
塩谷崇之:
良い方法だと思います。
相談者:
はーい
塩谷崇之:
(咳払い)ただ、ま、1つ、だけね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
方法が、あるとすればね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
ま、100万円を貸して、
相談者:
はい
塩谷崇之:
ま、「毎月、分割弁済で返して下さい」っていうふうに、ま、そういうふうな話が、上手く出来れば良いんですけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
恐らくお友達の方も、そんなに、よ、生活にも余裕がないんだと思うですよね。
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、そうだとすればね?
まあ、お友達の方も、例えば、そのお、まだ、あー、若くてね、え、親御さん、が、まだ、仕事をしているとか、
相談者:
はい
塩谷崇之:
え、親御さんが、あー、に、財産があるとかいう事であればね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、例えば、あのお、ええ・・
ま、あ、100万全額じゃなくてもね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
「まとめて返してくれれば、例えば、70万返してくれれば、今すぐ返してくれれば、30万円は、免除するよ」と。
相談者:
うーん
塩谷崇之:
いうような駆け引きをすればあ、
相談者:
ああ
塩谷崇之:
お友達の方もね?、「ああ、その30、うん、苦しい中で、30万、減らしてくれるんだったら、こんなに嬉しい事はない」と、いう事で、親御さんと掛け合って、お金を用意するって事も、出て来るかもしれないですからあ・・
ま、そういう駆け引きの仕方っていうのは、あるとは思います。
相談者:
あー、はいはい
塩谷崇之:
ね?、だけどもお、あのお、一番良いのは、やはり、そのお、特に、友達との貸し借りですからね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
うん、あんまり、そのお、え、無理な事を言ってえ、
相談者:
そうですねえ。
塩谷崇之:
その、人間関係まで悪くなるしちゃうよりも、
相談者:
喧嘩になっちゃう・・え、あん、あん
塩谷崇之:
元々だって、そういう、あなたの息子さん、優しい気持ちで、貸してあげた訳でしょう?
相談者:
あ、はい
塩谷崇之:
うん、それをね?、なんかこう、無理な事を言って、取り立てをするよ、したり、或いは裁判を起こしたり、という事よりも、
相談者:
はい
塩谷崇之:
やっぱり、お友達のためを思って貸してあげたんだから、
相談者:
はい
塩谷崇之:
そのお友達の、おー、立場とか、状態も考えてあげて、
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、えー・・どういう形で、返せるかっていう事について、
相談者:
はい
塩谷崇之:
あのお、ま、え・・きちんとね、お友達と話し合ってもらうっていうのが、良いと思います。
相談者:
はい
塩谷崇之:
そこで、あんまりお父さんが出てってね、
相談者:
ははは(笑)
塩谷崇之:
「今すぐ、返してもらえ」と。
或いは、そのお、「返してもらわないんだったら、裁判を起こせ」っていうような事を、言うのはね、それは、
相談者:
あー・・・
塩谷崇之:
お子さんにとっても、良くない事だと思いますんで、
相談者:
そうですか。
塩谷崇之:
あんまり、そういう事は、おっしゃらずにね?
相談者:
はーい、はい
塩谷崇之:
あの、せっかく、その、お友達も、お、ま、人生のスタートというかね?、社会人としてのスタートを切ってる訳ですからあ、
相談者:
はい
塩谷崇之:
ま、それを、応援してあげて、で、えー、頑張って、えー、「じゃあ、少しずつでも、返してね」と。
相談者:
はあ、分かりました。
塩谷崇之:
うん、はい、そういうふうに話を持ってった方が良いと思いますよ。
相談者:
はい
塩谷崇之:
はい
相談者:
じゃあ、ぜひ、ええ、そのようにやってみます。
(再びパーソナリティ)
塩谷ダメダメじゃん。