アタシの成功を邪魔した両親も70代。未練はないけど子供としてどうあるべき?
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あのお・・あなたの中で、ほんっとに気持ちがその、安定してね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
あのお、きた時に接する、のは良いですけれども、
相談者:
うん・・はい
加藤諦三:
あの、あなたの気持ちが、一杯一杯の時には接しない方が良いですね?直接にはね?
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
あのお、あなたのご両親、特に、ま、お父さんていうのは、
相談者:
ええ
加藤諦三:
「優越したい!」っていう気持ちが物凄く強いんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
人に。
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
で、この気持ちは物凄い強烈なもんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、この気持ちがまだあるわけですから、
相談者:
うん、ん・・
加藤諦三:
素直に世話されるってのは難しいんです。
相談者:
そうですね・・そうですね
加藤諦三:
劣等感が凄い激しいんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、「優越したい!」っていうのが物凄く強いんです。
相談者:
そうですね、うん
加藤諦三:
で、今、「優越したい」という形で人と接することはできないですから。
相談者:
うん
加藤諦三:
今、上手く接するためには、
相談者:
うん
加藤諦三:
あなたが、物凄い、恩を着ると。
相談者:
はい
加藤諦三:
元々恩着せがましい人ですから、
相談者:
ええ、そうですね
加藤諦三:
も、ほんとに成熟してね、
相談者:
ええ
加藤諦三:
くれば、「この人、は、人に恩を着せたいんだ」と。
相談者:
ウフフ(笑)、うん
加藤諦三:
だからもう、この、恩着せがましい人をすっかりあれして、
「お父さん凄いねえ、お母さん凄いね」
相談者:
フ・・(笑)
加藤諦三:
「お父さんとお母さんのために、あたしここまで何とかなれたわ」っていう、「ありがとう」っていう、態度で、接していかれれば、
相談者:
ええ
加藤諦三:
それは、さっき言った、10年間断絶したんだから、もう、止めてもっていう、そっちの態度に、
相談者:
うーん
加藤諦三:
出ても良いですけれども。
相談者:
うーん・・
その間の、何を感謝する?っていう、嘘にならずに。
その、ま、「生んでくれた」とか「育ててくれた」ということで、あのお、本心ではないとやはり、
加藤諦三:
いや、だからね、それが・・
相談者:
おかしなことになりますよね?
加藤諦三:
ん、それが本心で、
相談者:
うーん・・
加藤諦三:
「生んでくれただけで、有り難い!」と、
相談者:
うん、うん、うん
加藤諦三:
本心でそう思えたら、直接接していいです。
相談者:
うん、そうですね・・
加藤諦三:
しかし本心で、もう何にも、殴られようが蹴られようが、
相談者:
うーん
加藤諦三:
馬鹿にされようが、した、無視されようがね?
相談者:
うーん、うーん
加藤諦三:
もう、私だけ、悲しい時には機嫌が良いし、私の人生上手くいった時には面白くないと、そんなこと全部吹っ飛んじゃって、
相談者:
うーん
加藤諦三:
「私を生んでくれただけで、」
相談者:
うーん
加藤諦三:
「ありがとう!」っていう気持ちになれば、
相談者:
そうですね・・
加藤諦三:
直接接した方が良いです。
相談者:
あともう少しかもしれないですね(笑)
加藤諦三:
うん
相談者:
フフ、はい、エヘヘ(笑)
加藤諦三:
多分、多分、多分あなたそう、そこまでなってないから。
相談者:
アハハハ!(爆笑)
まだなってないかもしれないです(笑)
加藤諦三:
ええ
相談者:
はい、ウフフ(笑)
加藤諦三:
あの、まだ、あ、激しい憎しみもあるわけですから。
相談者:
はい(笑)、そうですねえ、うん
加藤諦三:
はい、よろしいですか?
相談者:
はい、ありがとうございました。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
失礼します。
加藤諦三:
子を持って知る、親の恩。
もう一つあります。
子を持って知る、親への激しい憎しみ。
(内容ここまで)
無力感や劣等感の強い親は、わが子が自分なしでは何もできないということが嬉しい。
したがって、いつまでも子供を、自分なしでは何もできないようにさせておこうとする。
<自分にやさしく生きる心理学 加藤諦三>
相談者に珍しくもないんだけど、この女もそう。
加藤諦三氏の著作を読んでいる。
で、読んでて刺さった部分があるんだろうよ。
「これだわ、アタシ」
だからね、この女、返ってくる答えなんて分かってるの。
てか、それ聞きたいがために電話してるし。
で、まんまと暇つぶしの相手にさせられたのが、社会心理学者と心理療法研究家のお二方。
両氏の回答を聞いてると、女に対するアドバイスと言うより、自分のことを喋ってる。
同質人間3人による楽しい井戸端会議。
今日こそ三石由起子女史の出番だった。
私自身は完全に破壊された。
私は父のロボットにすぎなかった。
親の病的傾向から発する破壊的な指示に従って生きてきた。
<自分にやさしく生きる心理学 加藤諦三>親には当たりハズレがあります。
僕は、親が大嫌いでした。心底軽蔑していました。
<Refresher’s Blog 最上雄基>