スノボにギター。大学デビューの薬学部の息子が留年。果ては「辞めて投資やりたい」
テレフォン人生相談 2017年1月2日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女56 夫62 薬学部3年生の長男21 次男16
今日の一言: 説得するというのは大変難しいです。説得できても納得してないことが多いです。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい
最初に年齢教えてください
相談者:
56歳です。
加藤諦三:
56歳
結婚してます?
相談者:
はい、してます
加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?
相談者:
62歳です。
加藤諦三:
62歳
お子さんは?
相談者:
男の子が2人
加藤諦三:
はい
相談者:
上が、21歳、男
加藤諦三:
はい
相談者:
下が16歳、男です。
加藤諦三:
はい、分かりました、で、どんな相談ですか?
相談者:
えっと、上の子が、大学3年生なんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
留年がほとんど決まってる状態で、
加藤諦三:
はい
相談者:
まだ、学校から通知が来てないので、
加藤諦三:
はい
相談者:
確定ではないと思うんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
留年するんだったら、大学辞めて、
加藤諦三:
うん
相談者:
アルバイトしたい、って言ってるんですよ。
加藤諦三:
大学を辞めて、アルバイトをしたいと。
相談者:
はい
加藤諦三:
ということは、あのお、留年がほぼ決まって、ま、決まったと仮定して、
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお、ん、留年というのはなんですか、要するに、クラブ活動はやり過ぎて、そっちが面白かったとか、あるいは遊んでいたとか、なんで、留年・・
相談者:
わたしも、ちょっと・・理解できないところがあるんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
1・・2年生は、そのときは、成績がトップの方で、
加藤諦三:
うん
相談者:
良かったんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
3年生になった、その理系なんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
覚えるものがすごく多いみたいで、
加藤諦三:
うん
相談者:
それについていけなくて、単位を落としたみたいなんですよ。
加藤諦三:
あー、そうすると、理工系で、あれですね?、2年までは非常に熱心にやっていた、要するに一生懸命勉強していたということですね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
それで、3年になってからあ、勉強・・学校の、あの、単位をとるとき、講義とか実験とか色々あると思うんですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
それについていけなくなったということ?
相談者:
暗記ものが、いっぱいあって、
加藤諦三:
うん
相談者:
それが出来なくて、今まで、この、高校んときとか、暗記が得意で、来たのが、出来なくなって、自身失くしたっていうのもあると思うんですよね。
加藤諦三:
要するに一生懸命、勉強してたけども、その、思うように単位も取れないし、成績も上がらないし、自信、自分に自信を失ったということなのかな?
相談者:
そうですね、そうだと思います
加藤諦三:
そのお、学校・・大学を辞めて・・アルバイトって、いっても、要するに大学を辞めて働き出すということですよね?
相談者:
そおですね
加藤諦三:
で、1年間で急に・・そうなってしまうってのは、なんか、その・・ん、成績ということの他に、
相談者:
はい
加藤諦三:
本人じゃないから分かんないでしょうけど、なんか他に原因があるんじゃないんですかね?
相談者:
そおですね、クラブ活動・・も、副部長やったりして、やってたのでえ、
加藤諦三:
あー、な、なんですか?、あの、クラブ活動のクラブってのは。
相談者:
んん、なんか、研究のクラブ活動を・・
加藤諦三:
あー
やあ、そのお、クラブ活動って言っても、理工系で・・要するにスポーツのクラブ活動やってるわ毛じゃなくて、なんか、研究ってことだとすると、なんかその、自分の勉強に関わることなんでしょうね?
相談者:
そおですね、そうだと思います
加藤諦三:
それえで、そのクラブで中心的な役割を果たしていて、
相談者:
はい
加藤諦三:
で、留年が決まった・・ほぼ決まったというのが、んん・・
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか、ちょっと、理解・・し難いんですよね・・なんか、むしろ、彼の心の中になんか変化が、起きているというふうに、
相談者:
う~ん・・
加藤諦三:
なんか、ちょっ、ちょっ、ちょっと分からないけど、なんかこう、最近、変わった様子とか、何かないですか?
今までとは違った。
相談者:
うーん、やっぱり携帯のゲームに夢中だったりとかあ、
加藤諦三:
ん、そ
相談者:
あとは、◆#$%買ったりして、
加藤諦三:
あ?、何を?
相談者:
それに夢中になってる・・
加藤諦三:
何を買う?
相談者:
ギターです
加藤諦三:
あ、ギターを買う
相談者:
ええ
あとはスポーツ?
スノボとか、好きで、よく、毎年行ってるみたいなんですけどお
加藤諦三:
あの、大学・・卒業の単位が取れないという・・のは分かるんですけれどもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
必要なね。
ま、どこの大学で、どこの理工系の学部だか知りませんけれどもお、
相談者:
理工系じゃなくて、薬学系です。
加藤諦三:
薬学系・・
相談者:
はい
加藤諦三:
薬学系だって、当然卒業するためには必要な単位ってのはあるわけですからあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
その必要な単位が取れ、ないということではないんですよね?
相談者:
・・
加藤諦三:
言ってるのが。
相談者:
・・
加藤諦三:
だから大学は辞めてアルバイトしちゃうって、何で言い出したのか?
相談者:
うーん・・
加藤諦三:
で、なんか、あなたの話聞いてると、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんの問題もない学生ですよね?
相談者:
・・うーん・・
加藤諦三:
勉強はよくするし、ギターやってるし、スノボ、スポーツもやってるし、クラブやってるし、クラブもしかも、副部長っていうんだから、重要な役割を果たして、人間関係も、クラブの副部長は人間関係が、上手くいかないような人だったら務まんないですからね。
相談者:
うん・・
うーん・・そおですね、あの、追試が、あのお、するちょっと前に・・学校辞めてえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
投資やりたいって言い出したんですよ。
加藤諦三:
学校辞めて投資?
相談者:
ええ
投資の、事業をやりたいって・・パソコン使って投資やってる人がいるから、それをやりたいって言い出して、
加藤諦三:
ああ・・
相談者:
なんか・・安易に金儲けをしたいっていう・・
加藤諦三:
うん、という、
相談者:
考え方があるのかなあ、って◆#$
加藤諦三:
あるのかなって、そ、それだと、あの、よく理解できます。
だから、アルバイトっていうんじゃなくて、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか、自分はもう、仕事を起こしたいということじゃないの?
ベンチャー企業みたいな、なんか。
相談者:
・・
加藤諦三:
投資がしたいってことは。
相談者:
そうですね、
加藤諦三:
なんか、お金儲けたいっていうことでしょ?、もっと言えば。
相談者:
そうですね
金儲けしたいっていう・・のが根底にあると思います。
加藤諦三:
うん、要するに、大学辞めて金儲けしたいってことでしょ。
相談者:
はい、そうですね
加藤諦三:
っていうことでしょ?
相談者:
そうです
加藤諦三:
はい
と相談というのは、あれですね?
この息子をどうやって、「いや、ちゃんと大学出なさい」って、いうふうにもって行ったらいいか?ってこと?
相談者:
そうです
加藤諦三:
それが相談ですよね?
相談者:
はい、そうです
加藤諦三:
はい、分かりました
今日はあのお、心についてのエッセイストとしてお馴染みのマドモアゼル愛先生がいらっしゃるので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
「説得することは難しい。説得しても納得していないことが多い」
まさにこれ。
しかし相談者息子が大学デビューが成功していたというのは羨ましいと思った。あちらの方はまた行き過ぎだけど。一度築いた地位や財産や生活水準は手放せないというテンプレ。自分がデビュー失敗しているからピンとこないというのもあり、羨ましいというのもある。
薬学部を退学するのは本当に勿体ない。21世紀でも伝統技法が続いているように、AIが普及しても薬剤師は必要とされる。
一生を共にしてくれるのは若者特有の浮ついた感覚でついた友人ではなく、国家資格。