一部上場リーマンと医者との見合い話を蹴って中卒ガテンを選ぶ娘に不満タラタラ親父
テレフォン人生相談 2017年1月13日 金曜日
26の娘が経済的に苦労しそうな男性との結婚を考えているが、認めたくない。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)
相談者: 男63歳 妻60歳 娘26歳 3人暮らし
今日の一言: 幸せと相関してるのは、その人のパーソナリティです。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いしますう。
加藤諦三:
はい、最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
63歳ですう。
加藤諦三:
63歳、結婚してます?
相談者:
あ、そうです。
加藤諦三:
えー奥さん何歳ですか?
相談者:
60歳ですう。
加藤諦三:
60歳。お子さんは?
相談者:
26歳です。
加藤諦三:
26歳、男の子女の子?
相談者:
はい女の子。
加藤諦三:
女の子ですか。で、今、3人で暮らしてんですか?
相談者:
そうですう。
加藤諦三:
はい、分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
え、あのお、娘、26になるんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、その、結婚ん、の・・ことなんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、あのお、付き合ってる相手のお・・人がですねえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、家に関係する、ま職人さんなんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
・・将来的なあれが、なかなかこう・・経済的に、厳しいんじゃないかなっていうのを、非常に心配するんですう。
加藤諦三:
はい
相談者:
ま本人はあ、「全部分かってる」とか「覚悟してる」っていうことなもんですからあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
まあ・・あんまり強くも反対できんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
やっぱりい、長い間の人生え、やっぱりお金のことっていうのはどうしてもお、こう、喧嘩のもとになるしい、上場・・一部上場企業の方とかお医者さんのこう、お見合いの話もあるもんですからあ、
加藤諦三:
うんうーん
相談者:
「ま、会うだけ会ってみたら」っていうことも言うんですけどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
もう、やっぱりい・・ある意味で好きになってると思いますもんですからあ、
加藤諦三:
うん、今ね。あ・・あ、そ・・
相談者:
あの、あんまり考えを、
加藤諦三:
はい
相談者:
変える気にないんですね。
加藤諦三:
はい、で、その今、好きになってる相手の方っていうのは、何歳ぐらいの方なの?
相談者:
28歳。
加藤諦三:
28歳。
相談者:
あの・・中学う・・うを、出てるんですう。
加藤諦三:
はい
相談者:
経済的な事情、だと思うんですけどもお、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの高校へえ、のお、を、出てないもんですからあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
まあ、長い間にこう・・転職う、するっていっても・・やっぱりい、いろんな求人のあれ見てもお・・高卒とか、そういうのは必ず、最低でもついて纏(まと)うもんですから、
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
転職もままならんじゃないかなと・・
加藤諦三:
うん
相談者:
で、「今からでも・・定時制とかあ、通信教育で、高校だけの資格を」
加藤諦三:
うん
相談者:
「取ったら」ということで、娘を通して、娘に言うんですけど、えー、いー、今一生懸命、仕事で頑張ってるもんで、
加藤諦三:
うんうん
相談者:
もう、「そんな言う時間がない」ちゅうことで、
加藤諦三:
うん
相談者:
一部上場企業、なる、ま、一部上場でなく、なくてもお、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの・・ほどほどの会社行ってれば、ボーナスもあるし、有休はあるし、
加藤諦三:
うん
相談者:
退職金はあるしっちゅうことで、
加藤諦三:
うん
相談者:
「生涯賃金は、もう一億円以上違うよ」と、
加藤諦三:
うん
相談者:
「紙に書いてみて計算してみたら」ちゅっても、間違いなく・・その差は出るもんですからあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう点も、それもまあ、ま、「すべて分かってる」ということで・・言うもんですからねえ。
加藤諦三:
うん
相談者:
まあ・・
加藤諦三:
まあ、今あのお、26歳の、お嬢さん、の方は、そこら辺のところは全部分かってる、
相談者:
ええ
加藤諦三:
でしょうね。
相談者:
あのお、
加藤諦三:
で、
相談者:
まだ、あ、そのパン屋さんとかケーキ屋さん、ていうのはですね、
加藤諦三:
うん
相談者:
こう、ど、努力のし甲斐があ、あって、よくま、テレビなんかでも、行列ができるだとかあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
一生懸命頑張れば・・遠くからでも買いに来てくれるっちゅうありますよね。
加藤諦三:
うん
相談者:
今あ、やってる仕事っていうのはやっぱり、孫請け、というか、上からあ、の仕事お、の、こう、下りて来るのを、請けるもんですから、
加藤諦三:
うん
相談者:
努力で自分の腕を発揮するっていうか、い、いい、仕事するっちゅう部分がないんですよね。
加藤諦三:
あふ・・はい
相談者:
だからま、応援のしようもないというか。
加藤諦三:
あのあなたから見るとお、ごく普通のサラリーマンというのは、努力のし甲斐があるように、見えるって・・
相談者:
うーん・・そう、ま別にサラリでなくても、先程言ったようにい、ね、パン屋さんだと・・とか、ケーキ屋さんならあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
外国へ、勉強行くだとか、国内の有名な、そういうところへ、あーのお、弟子入りしたりとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分でえ、え、弟子にし、研究を、重ねてえ、とか、
加藤諦三:
うん
相談者:
行列を・・作るような店っていうのは、夢もあるしい、
加藤諦三:
うーん、まよく、よくテレ、テレビでよくやってるよね。
相談者:
あーの、そういう店にしようと。えーえーえーえーそういうふなあ、頑張れって言えるんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
今やってる、仕事っていうのは、うん、頑張りようがない(苦笑)というか、
加藤諦三:
うんあなたとしては、この今の、恋人お・・が、不本意なわけですね。
相談者:
あー、不本意というよりまあ、やっぱり、安定的な・・仕事に、支えられてるっていうのは、精神的にも、安定するし、ええ
加藤諦三:
うん
相談者:
今度ボーナス出たら、ええ、何を食べるとか、退職金出たら、何をお、家を建てるとかいう、
加藤諦三:
うん
相談者:
こう、楽しい話題が出るですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
今のままだと、想像お・・するに、あまりこう、返済日来るだけど、どうするのとかあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
あまりこう(苦笑)楽しい話題は、想像できにくいもんですからね。
加藤諦三:
あのお、あなた自身ん、あれですか、やっぱりそういうことで苦労したっていうことはあるの?
相談者:
うん、こ、わたし自身は苦労してないですが、平均的な会社行ってたんですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
日本はまだまだ学歴社会ですしい、お金でえ、やっぱり喧嘩の元っていうのは一番多いしい、
加藤諦三:
うーん・・で、今日のあなたの相談っていうのは、そのお・・26歳のお嬢さんがあ・・結婚相手とに、考えた人が・・あなたの目から見ると、世間・・で苦労するほ、ような人を選んだということですね。
相談者:
そんな経済的に苦労する、じゃないかなと思いましてね。
加藤諦三:
う、苦労するんじゃないかなと思ったと。
相談者:
うーん、ま、職種的にね。
加藤諦三:
うんうーん・・分かりました、それでそのお・・ん、今日の相談というのはあ・・
相談者:
あのお、わたし自身の、もう、考え方というか、こう・・き、気持ちい、の、こう、結論ん、付けるというところが、まあ・・
加藤諦三:
自分の・・
相談者:
ま、今現在、性格が良ければ・・いいじゃないのと、一生懸命仕事してる人ならと、
加藤諦三:
うん
相談者:
一度は会ったんです。・・連れて来た時があったもんですからね。
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
ま、感じとしてはあ、別にい、ん、どちらかというと好印象だったんですう。
加藤諦三:
うん、で、いい、いい人でしょうねえ。
相談者:
うん、だけど、なかなかねえ、いざあ・・現実の、こう、日常生活とか、世界へ・・これから、毎日毎日、仕事をなくした時に、
加藤諦三:
うん
相談者:
学歴っていうのが、どういうふうに、ネックになってくかなっていうのは、もう、大きなハンディのような気がしますもんですからね。
加藤諦三:
うん。それで今・・一人娘のことで悩んでるということですね?
相談者:
まあ、そうですね、悩みい、ですね。
加藤諦三:
はい。今日は、弁護士の、中川潤先生がいらしてるので、
相談者:
ええ
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
ああ、どうもすいません。
(回答者に交代)
少なくともこのオヤジみたいな人を選ばなかった娘はかしこい。
親としてはこの父親の気持ちはよくわかる
でもしたいようにさせないと
どんな結果になっても「親のせい」になっちゃうんだから
させたいようにさせるしかないんだよね
親としてはダメなときはいつでもかえっておいで
っていうことぐらいしかできない
管理人さんのあまりにも秀逸なコメント
わかってるなーと毎回唸ります!
これからもよろしくお願いします