無敵の借地権。権利に疎い独女67歳に必死のアドバイス

テレフォン人生相談 2017年1月14日 土曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 女67歳一人っ子 未婚 両親は他界 6年前に母が亡くなってから一人暮らし

今日の一言: 問題解決のために必要なのは、まず正しい現実認識です。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
こんにちは

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願い致しまーす。

加藤諦三:
はい、最初に年齢、教えて下さい。

相談者:
えっとお、67歳になりました。

加藤諦三:
67歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚しています?

相談者:
いえ・・ずっと一人です。

加藤諦三:
あ、ずーっと一人ですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、今は、お一人で生活してんの?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。で、どんな相談ですか?

相談者:
えっとですね・・小さい時、んに、土地借りて、家は、家建てて、

加藤諦三:
はい

相談者:
家族みんなで・・暮らしてたんですけど、

加藤諦三:
あはい

相談者:
わたし一人になって、

加藤諦三:
はい

相談者:
そえであのお、#$%◆

加藤諦三:
要するに、「わたし一人」っていうことは、

相談者:
はい

加藤諦三:
お、お、家族、お兄さんとか、妹とかなんかそういうの、みんな・・居なくなられてっていうこと?

相談者:
えっとお、わたし、兄弟いないので、

加藤諦三:
あ、兄弟いない、そうすと、お父さんお母さんが・・亡くなられ・・

相談者:
も、亡くなって、

加藤諦三:
て、あなた一人になったということですね。

相談者:
はい

加藤諦三:
はいはい。それでその・・土地と家は・・

相談者:
それで、あの・・土地借りてたので、

加藤諦三:
はい

相談者:
更新してたらしんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
そういうのわたしう、疎かったので、

加藤諦三:
はい

相談者:
ずっとあの・・家、んが、壊れるまで、朽ち果てるまで、あって、

加藤諦三:
ええ

相談者:
住んでいられるもんだと思・・思い込んでたんですけど、

加藤諦三:
はいはい

相談者:
えーと、更新とかしないといけないっていうこと・・が出て来て、

加藤諦三:
うそれは、土地借りてるわけですから、

相談者:
はい

加藤諦三:
当然、更新ん、の時期に更新しなきゃいけないんですけど、それがいつ分かったわけですか?

相談者:
えっと、母が亡くなってえ、

加藤諦三:
はい、お母さん亡くなられたのはいつです、ど、どのぐらい前ですか?

相談者:
うんと6年くらい前になるかな・・

加藤諦三:
6年前、はい

相談者:
はい

加藤諦三:
で6年前ぐらいにい、

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さんが亡くなられて、

相談者:
はい

加藤諦三:
自分のい、住んでるところは・・借地で、

相談者:
はい

加藤諦三:
そして、更新の契約をしなければならないということが分かったということ?

相談者:
そうですね、そう、そういう更新っていうこともあるんだっていうのが、分かりました。

加藤諦三:
あ・・契約云々というよりも、更新ということがあるんだということが分かったということですね。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、そえで?

相談者:
それで・・なんかずっといられそうな感じもあったんですけど・・

加藤諦三:
いや

相談者:
とりあえず何年っていう感じで、

加藤諦三:
・・あ、とりあえず何年ってなったんですか?

相談者:
5年だったんです。

加藤諦三:
5年、という契約だったんですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
を、新しく・・

相談者:
それも、あの・・ちゃんと契約書書いてくれなくて、

加藤諦三:
うん

相談者:
「まあ、5年はいいですよ」ちゅう、だけだったんです。

加藤諦三:
でその・・

相談者:
でえ、父が交わした契約書はちゃんとあるんですけど、

加藤諦三:
うん。それで・・「とりあえず5年はいいですよ」と言ったって・・お金は払ったわけでしょ?

相談者:
あ、まあ、あの、あ、ちゃんと月末に、きちんと、あの、持ってってるんです。

加藤諦三:
毎月、月末に・・お金は持ってってると。

相談者:
持ってくようにして・・おんなじ日に払ってました。

加藤諦三:
はい。それで?

相談者:
それで・・「更新ん・・する時期だ」っていう風に言われたん・・ですけど、

加藤諦三:
それを、「更新する時期だ」と言われたのはいつですか?

相談者:
この間なんですけどお、

加藤諦三:
「この間」要するに2、3ヵ月前っていうこと?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい

相談者:
そいで、あ、「出てけ」とは言わないみたいだなあ、と思ってたんですけど、

加藤諦三:
あはい

相談者:
貸す貸さない、というよりも、

加藤諦三:
はい

相談者:
先に、わたしが借りてる最中に、死んじゃったら・・この建っている家を、「取り壊してくれる人を、ちゃんと、決めておいてくれ」って言われたんです。そいで、あの・・「口約束じゃなくて」

加藤諦三:
はい

相談者:
「紙に書いて」

加藤諦三:
はい

相談者:
「持って来てくれ」って言われたんです。

加藤諦三:
その今の、家をお、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたが亡くなられた時にい、

相談者:
はい

加藤諦三:
取り壊して、

相談者:
はい

加藤諦三:
その土地を更地にするということを、ちゃんと・・口約束でないで、持って来いと言われた。はい

相談者:
はい

加藤諦三:
ほいで?

相談者:
それでえ・・頼む人もいないので、

加藤諦三:
はい

相談者:
電話相談とかしてみたんですけどお、

加藤諦三:
はい。あの、ど、どこにい、行きました?

相談者:
あの、で・・

加藤諦三:
例えば、区役所、とか、し、知人とか、

相談者:
無料法律相談みたいなとこ・・

加藤諦三:
あ、無料法律相談所に行った。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、そしたら?

相談者:
「も、しょうがないですね、誰も悪くありません」あの・・え、「死んじゃったら、そのまんまです」って言われてしま・・ったんです。

加藤諦三:
はい。分かりました。これは、質問も含めて弁護士の先生にきちんと伺った方が・・いいかと思いますので、えー、今日はスタジオに弁護士の中川潤先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。

相談者:
ああ、よろしくお願い致します。

(回答者に交代)

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