大学4年で3度目の足踏み。対人恐怖症の息子の進路に悩む父親の気づき
テレフォン人生相談 2017年2月27日 月曜日
内向的な性格の大学4年生の息子に留年通知が来た。もう一年大学に通わせるべきか?、退学を勧めるべきか?
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 男54歳 妻48歳 長男23歳大学4年生は下宿中 次男21歳 長女高2 4人暮らし
今日の一言: 悩みは昨日の出来事ではない(ベランウルフ)
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、よろしくお願いしますう。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ・・はい
加藤諦三:
最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
えーっと50、4歳です。
加藤諦三:
54歳。
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えー奥さん何歳ですか?
相談者:
えー48です。
加藤諦三:
48歳。
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
長男が23
加藤諦三:
はい
相談者:
次男が21
加藤諦三:
はい
相談者:
えーっと、長女があ・・高お、2です。
加藤諦三:
今そうするとお・・5人で暮らしてるんですか?
相談者:
いえ、あのお、長男は・・えー
加藤諦三:
もう家出てるの?
相談者:
ちょっと、離れて、はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
それでどんな、相談ですか?
相談者:
えーと・・長お、男が今大学う、なんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
留年、してまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
ええ・・でえ・・まあ、4年を、今2年・・2回、
加藤諦三:
はい
相談者:
やってということで。
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、さらにあのお、留・・年通知が届いたもんですからあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ええ・・ま、今後お・・続けさせた方がいいのか・・辞めさせた方がいいのかという・・
加藤諦三:
うーんなるほどね。
相談者:
とこがですね。はい
加藤諦三:
はい。そうすると、要するに高等学校3年までは、ごく普通に、来てるわけですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それで大学に入ってこれ現役で入ってるわけですねえ?
相談者:
そうですね、はい
加藤諦三:
それでえ、1年2年・・大学に入った当時は、
相談者:
はい
加藤諦三:
あれ、ごく普通な、所謂・・大学生だったわけ?
相談者:
そうですね、はい
加藤諦三:
で、やっぱり留年するっていうことは・・いくつか理由があると思うんですけれども、
相談者:
ええ
加藤諦三:
例えば、クラブ活動をやり過ぎちゃって、単位が取れなかったとか・・ま、色んな理由があると思うんですけど。
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの・・ご長男の場合は、どーういう、ことです・・
相談者:
えーっと割と内向的な性格で、
加藤諦三:
はい
相談者:
友達も・・段々と少なくな・・って・・ってというところで、
加藤諦三:
はい
相談者:
まちょっとお、その留年の、
加藤諦三:
はい
相談者:
通知が来た時に学校の方に問い合わせをしまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
そしたらやっぱりい・・登校しない時期があるというところ・・で、
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい
加藤諦三:
登校しない時期があるっていうことはまあ、下宿なら下宿に、はあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
いて、
相談者:
はい
加藤諦三:
下宿でジーッと引きこもってんのかな?
相談者:
そんな感じだと思いますね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい
加藤諦三:
・・要するに、が・・大学に来て遊びほうけてるんじゃないんですよね?
相談者:
あ、それではないですね。はい
加藤諦三:
むしろ、大学う、に来ていないという・・
相談者:
はい、ええ
加藤諦三:
んでえ・・いつ頃から大学に、以降は、行かなくなってえ・・自分の、その、世界・・の方に、浸ってしまうようになったんですかね。
相談者:
ええっとですね、4年ん、のお、
加藤諦三:
はい
相談者:
後期あたりから、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、あのお、4年の時点でもう・・留年は決まってるわけですけども、
加藤諦三:
あはい
相談者:
ええ、その後期あたりから、少しあの・・出席してないというような、
加藤諦三:
ああ
相談者:
話を・・はい。ま留年・・
加藤諦三:
そ、はい
相談者:
ということで、通知をいただいたので学校お、に、問い合わせたら、
加藤諦三:
ふん、はい
相談者:
まそういう話だったという・・
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
で、あの・・文科系と理工系っていうとどっち・・
相談者:
り・・え、理系ですね。
加藤諦三:
理系ですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
あ、そうすると、かなりもう、ハッキリしているわけね。
相談者:
はい
加藤諦三:
実験のレポートを出していない。
相談者:
はい
加藤諦三:
ない・・どうのこうのっていうことはね。
相談者:
えー、はい
加藤諦三:
学校に来ていない・・っていうことはあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
そうか、あのお・・要するにそのお・・内向的っていうことだから、勉強に付いて行かれなくなったということか、人間関係が上手く行かなくて、大学嫌になったのかっていうと・・
相談者:
えっと、わたしが考えるには、両方じゃないかなという、
加藤諦三:
両方、うーん
相談者:
気はするんですね。でえ・・ま内向的な部分もあったので、
加藤諦三:
うーん
相談者:
ま、その辺ちょっと相談に行ったら、ということで、学校の・・カウンセリング・・の方に・・えー、行くように進めまして、
加藤諦三:
うん、まあ、学生相談室っていうのは、
相談室
ええ
加藤諦三:
それぞれの大学に、
相談室
はい
加藤諦三:
そ、それぞれの、相談室持ってるでしょうから、
相談者:
はい
加藤諦三:
そこに・・
相談者:
ええ、まそこに、
加藤諦三:
行った?
相談者:
は(わ)あ、ええ、行くようにはなったんですけど。
加藤諦三:
あ、そこに行っているんですか?
相談者:
えーえー、行ってます、はい
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
ええ
加藤諦三:
そうすると、そこのお・・大学の、ま、どういう名前だか知りませんけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
例えば学生相談室に、あって、この学生相談室での指導は出て・・されてるわけですよね?
相談者:
いー、ええ、のはずですね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
で、ちょっとやっぱりそのお・・処方も、いただいて、薬を少し飲んでるようなんですけど。
加藤諦三:
あー
相談者:
対人恐怖症という話はあ、はい、聞きました。
加藤諦三:
うん・・ていうことはもう、学校に行くのが、怖くなったっていうことかな。
相談者:
そう・・だと思いますね。はい
加藤諦三:
ですね。
相談者:
ええ
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今日のあなたの相談っていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
この、23歳でもう、留年が決まってえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
んで今も下宿してえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
親元を離れているんだけれどもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
このお・・長男に、どう接したらいいかってこと?
相談者:
今後・・卒業まで、
加藤諦三:
うん
相談者:
まあ、何年・・掛かるかですけども(苦笑)
加藤諦三:
うん
相談者:
それを・・続ける、べきか、ここでえ・・中退するべきかというところで、
加藤諦三:
うん
相談者:
ええ
加藤諦三:
・・なるほどね。
相談者:
ま、その辺の判断が・・
加藤諦三:
それで・・あの経済て、経済的には、中退する・・必要があるとかそういうことはないわけね?
相談者:
(息を吸い込んで)ま、確かに苦しい・・ですけど・・どうしても・・やりたいっていう・・意識があれば、
加藤諦三:
うん
相談者:
やらせた方が本人のためになるのであれば・・ちょっと無理しても、という気持ちはあるんですけど。
加藤諦三:
と、ということは、むしろ、その心理的なことで、
相談者:
はい
加藤諦三:
どっちにした方がいいのかっていうことの方が・・
相談者:
ど・・っちの方が、
加藤諦三:
ま・・ん
相談者:
本人のためになるかということで。
加藤諦三:
ていう・・ことですね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
はい、あのお、んご本人じゃないので、ちょっとそう、ご相談が、非常に難しい・・
相談者:
はい、そうですね、はい
加藤諦三:
ご相談だと思うんですけれども。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあのスタジオに、幼児教育研究の、大原敬子先生がいらしてんので、
相談者:
はい・・よろしくお願いします、はい
加藤諦三:
・・あの、アドバイス頂きたいと思います。
相談者:
よろしくお願いします。
(回答者に交代)
大原先生、すごいなあ、このお父さんを見抜いて。
大事なこと、本人に伝わってよかった。
まだ次男や長女さんもひかえているし、長男さんと
しっかり話して希望与えて安心して進む道決まっていって
ほしいと思いました。誰よりも我が子を信じて。