普通が優しさに割増しされる洗脳。DVに苦しむ女が夫をけなされて「気分が悪い」
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
初めまして、高橋です。
相談者:
あ、よろしくお願いします。
高橋龍太郎:
・・そういうー、状態でえ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
いろんな形でえ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
暴言暴力を、振るわれ、てえ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その・・「好きだ」っていう理由が、よく分かんないんですけど。何が、ご主人が・・いいんですか。
相談者:
やっぱり、あのいいところが・・あるん、ですよね。
高橋龍太郎:
どんなところですか?
相談者:
普段はあ・・あの・・一人の娘は母子家庭なので・・あの、
「ウナギを買って持ってってやれよ」って言ってくれたりとかあ・・あは(笑)
高橋龍太郎:
あそれ、それ、それ・・(笑)
相談者:
ま、基本、的には凄くね・・優しい・・
高橋龍太郎:
それ普通だと思うけど、そんなこと。
相談者:
あ、そうですかねえ。
高橋龍太郎:
誰でも(笑)
相談者:
わたしにとっては凄く優しい・・・
高橋龍太郎:
要するに、暴力があるからあ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
酷い暴力からあ、
相談者:
・・はい
高橋龍太郎:
優しい言葉が浮かび上がると、何か凄く優しい人のように、あなたには思えるかもしれないけど。
相談者:
あ、そういうもんなんでしょうか、うん
高橋龍太郎:
普通の男性にとってそんなの、当たり前で、その・・5倍も10倍も優しい男性、世の中にいっぱいいると思いますけど。
相談者:
(苦笑)言わなくたって、そうですよね。
高橋龍太郎:
うーん
相談者:
あ、そういうなんか・・あるかもしれませんね。
高橋龍太郎:
うーん、いやいや
相談者:
うん
高橋龍太郎:
一般的にい・・
相談者:
・・はい
高橋龍太郎:
えー・・家庭内暴力う・・が、あって、本当にい、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
まあ行政の人も、それから
相談者:
はい
高橋龍太郎:
親戚一同も、親も、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
「別れなさい」って言ってえ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
別れない・・女性の典型ですよね、あなたは。
相談者:
あ、そうですか。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
え、でもまだ親にもお・・誰にも、このことは話し・・たことはないんです。
高橋龍太郎:
いやいや、それは言ったら、「すぐ別れろ」って言うに決まってるじゃないですか、そんなのは。
相談者:
そうなんです・・そう、親に心配掛けたくないんで。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
年老いた親にね、もう80になる親に、
高橋龍太郎:
うーん
相談者:
心配させたくないんで(泣き)・・言えない状態です。
高橋龍太郎:
掛けたくないで、あなたは堪えてえ、
相談者:
はい(泣き)
高橋龍太郎:
別れないでいる分、どんどん、どんどん、
相談者:
(鼻をすする)
高橋龍太郎:
周りにい、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
逆に言うと、迷惑を掛けて、
相談者:
・・ええ
高橋龍太郎:
あなたが一人背負い込むっていうパターンになっちゃうでしょ。
相談者:
・・いやそう、ですかね、やっぱり・・
高橋龍太郎:
で、もう、みんなおんなじことを言うの。
相談者:
あ、そうですか。
高橋龍太郎:
はい。
「わたしが・・この人を」
相談者:
はい
高橋龍太郎:
「見捨てたらあ」
相談者:
はい(涙声)
高橋龍太郎:
「もう、この人は、誰も・・」
相談者:
(鼻をすする)
高橋龍太郎:
「見て・・」
相談者:
ああ
高橋龍太郎:
「あげられなくなるし、可哀想そうだ」或いは「わたしにしか」
相談者:
ああ
高橋龍太郎:
「この人のことを分かってあげられない」って言ってえ、
相談者:
はは(苦笑)まったくその通りです。
高橋龍太郎:
どっか・・英雄的、英雄的な気持ちになるんですけど女性がみんな。
相談者:
(苦笑)英雄とかってまでは思ってないんですけど・・まったくね、おっしゃる通りです。
高橋龍太郎:
うん、でもお、それは・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そうやって、別に、一生、そのまんま、生きて行ける・・っていうつもりであれば、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
生きて行けばいいし、我々があ(笑)
相談者:
はい
高橋龍太郎:
相談を受けた以上は、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
も、それはもう100%「別れなさい」と言うしかないですよ。
相談者:
あ、そうなんですかあ。
高橋龍太郎:
はーい、娘のためにもならないし、親のためにもならないし。
相談者:
はい(涙声)
高橋龍太郎:
はい。どんどんこの先もお・・そんないい運命なんて待ってないですよ。
相談者:
治る見込みはなさそうですかね。
高橋龍太郎:
なんで治る見込みがあるんですか?
相談者:
あは(苦笑)なんか、まだ少し期待をしているんですよね。
高橋龍太郎:
だから、何をすれば・・それが治るの?
相談者:
それはあ、やっぱり、わたしがあ、
高橋龍太郎:
はい
相談者:
なんかやっぱ・・怒らせてるんじゃないかなあと思・・っているんです。
高橋龍太郎:
で、みんな・・自分が怒らせてるんじゃないかと思って、
相談者:
(苦笑)そうなんですか。
高橋龍太郎:
みんな自分のせいにして・・どんどん、どんどんそうやって、悪い関係になって行くわけ。
相談者:
あそうですか。
高橋龍太郎:
はーい・・あなたはだから何も悪くないのよ。
相談者:
そうですかね(泣き)
高橋龍太郎:
あなたは、じ、全部自分のせいにしてるってことが悪いのよ。
相談者:
そうですかねえ
高橋龍太郎:
うん
相談者:
いや、例えばあ、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あの、ま、娘の育て方はあ、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
わたしが悪くてえ・・それでえ、結局娘え、の、ことで、怒ってる・・みたいなことも・・あるんですよね。
高橋龍太郎:
そんな程度の酷さに比べたら、ご主人のやってること・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その100倍くらい酷いじゃないの。
相談者:
あ・・そうですか、やっぱ暴力っていうのは・・ま、一番酷いときは、
高橋龍太郎:
えー?普通・・警察沙汰にしたら、刑法上の罪だよ、それ。
相談者:
え、それも・・できなかったですね、やっぱ主人がそうなっちゃうのがやっぱり、可哀想かなってお、思・・ってしまって。
高橋龍太郎:
別に可哀想とか何とか、同情する余地があるんだったら、も、さっさと出て行って、2度と会いなさんな。
相談者:
・・そうですか・・
高橋龍太郎:
あいそ・・
相談者:
出てったらもう会わない方がいいんですよね?
高橋龍太郎:
だって会ったら、またおんなじように、暴力振るわれるでしょうに。
相談者:
うん
高橋龍太郎:
「何で出て行った」って話になるじゃないの。
相談者:
・・てなりますね、プライドも高いので・・もう、そのまま・・追っかけて来ないかな・・っていう、
高橋龍太郎:
うん・・
相談者:
気もするんですよね。
高橋龍太郎:
そしたら勿怪(もっけ)の幸いで、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
もう、2度と会わなきゃいいじゃない。
相談者:
ああ、そうですよね。
高橋龍太郎:
はい
相談者:
そうすれば、娘も、もっと伸び伸びしますよね(鼻をすする)
高橋龍太郎:
伸び伸びするしい、
相談者:
うん
高橋龍太郎:
老後、一緒に・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あなたが年取った時にい、いろんな形で看てあげられるでしょ、娘さんも。それから、
相談者:
あはい
高橋龍太郎:
何かの折にい・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
「おばあちゃんちに行こうか」って言って、お孫さんもあなたんちへ立ち寄れるじゃないの。
相談者:
うんうん
高橋龍太郎:
今あ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
立ち寄れないじゃないの。
相談者:
ま、用でもなければ・・来れないですよね。
高橋龍太郎:
うーん。でえ、そ、そんな人生が良ければあ・・
相談者:
わたしが行くのは多いですけど・・やっぱ寂しいですよね。
高橋龍太郎:
別にそれに殉じる殉じればいいけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
現実にどう客観的に判断したって・・
相談者:
うん
高橋龍太郎:
ご主人は一つもいいところないじゃないのお。
相談者:
うんうん・・そうですよね。
・・わたしい、優しいと思ってたのがなんか・・あは(苦笑)わたしから見、勝手にそうふうに見えてただけなん、ですね。
高橋龍太郎:
うん、暴力とお、対比すれば、どんなことをやっても、優しく見えるっていうだけですよ。
相談者:
なんか洗脳されてるみたいな感じなんですかね?
高橋龍太郎:
うんもう半分洗脳されてると思いますよ、あなたは。
相談者:
あーあ・・あもう、そしたら職場に問題・・とかっていう以前の問題ですね(苦笑)
高橋龍太郎:
いやいや、しょく、ん、だから同じことですよ。
相談者:
うん
高橋龍太郎:
結局、普通ならばあ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
自分が、いろんな問題を抱えていてえ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ここが面白くないとか、ここが・・自分の、思うようにならないんだっていうことを、
相談者:
うん
高橋龍太郎:
大人は・・それを、
相談者:
うん
高橋龍太郎:
言葉にして、他の人との・・コミュニケーションを測るわけ。
相談者:
あはい
高橋龍太郎:
それが、会社でも同じことで、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
自分が、ここを不満に思ってるっていうことがあ、
相談者:
えーえー・・うーん
高橋龍太郎:
・・自分で言葉にすることができないもんだからあ
相談者:
はい・・うーん
高橋龍太郎:
・・ボンと・・爆発して幸い会社じゃあ、暴力事件は起こせないから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ただ辞めるっていうこと、繰り返してるっていうだけで、
相談者:
うーん、はい
高橋龍太郎:
それはもう、全く同じことは、会社でも起きてるし、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
人生の問題でも起きてるけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
男女の間は、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
惚れたもんが弱いので、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
惚れたあなたがあ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
彼のわがままを許しっぱなしにしてるので、
相談者:
あはい
高橋龍太郎:
たまたま長持ちしてるだけですよ。
相談者:
うーん
高橋龍太郎:
普通の女性だったら、とうに・・その、
相談者:
ああ、まあ、わたしも、そう思います。
高橋龍太郎:
付き合ってる時にい、暴力う、沙汰があったもう、その場で、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
別れて、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そんな結婚なんかしなかったでしょ?
相談者:
・・そうですよね。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
うーん・・#$%◆
高橋龍太郎:
単なる暴力夫だと思いますよ。
相談者:
あ、そうですか
高橋龍太郎:
はい
相談者:
でもなんかそう言われるのも、なんかわたしはあ・・なんかちょっと、今・・正直なところ、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
なんか気分が悪いってい、思うのは・・やっぱり主人ん、のことが好きなんですかね、まだ。
高橋龍太郎:
まあ好きなんでしょうね。
相談者:
て、結局、自分の気持ちが整理が付かなくってえ(泣き)
高橋龍太郎:
うん
相談者:
主人から、離れられない・・っていうか、
高橋龍太郎:
ていうことですよね。
相談者:
ま、洗脳されてるっていうか。
高橋龍太郎:
うん、そういうことですね。
相談者:
離れてしまえばあ・・あ、良かったと思う時が来るんですね?
高橋龍太郎:
ああ、離れればあ、もう少し冷静な判断力ができると思いますよ。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
ただ中にいるうちは、
相談者:
そうですよね
高橋龍太郎:
そういう冷静さは取り戻せないんじゃないの?
相談者:
・・分かりました。
高橋龍太郎:
うーん
(再びパーソナリティ)