請われて判を押した相続で生じた兄との経済格差。卑しい感情をどうすれば?

テレフォン人生相談 2017年3月28日 火曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大迫恵美子(弁護士)

相談者: 女59歳 夫59歳二人暮らし 子ども3人は独立 上二人は結婚している 父は18年前に他界 母は去年他界 兄が一人

今日の一言: 不公平という感覚は、不満を10倍にします。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
・・お願い致します。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:
最初に、年齢教えて下さい。

相談者:
はい。59歳。

加藤諦三:
59歳

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
結婚しております。

加藤諦三:
ご主人何歳ですか?

相談者:
同い年です。

加藤諦三:
同い年ですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
お子さんは?

相談者:
3人おりまして。

加藤諦三:
はい

相談者:
上二人が・・嫁いでます。

加藤諦三:
・・と今あ、

相談者:
はい

加藤諦三:
3人で暮らしてるんですかあ?

相談者:
いえ、あの、二人です。

加藤諦三:
・・あもう、ん、

相談者:
もう

加藤諦三:
さ、三人ともお、家をで・・

相談者:
あのお、独立しております。

加藤諦三:
あ、そうですか。はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
それで、どんな相談ですか?

相談者:
母が亡くなったんですけれどもお、

加藤諦三:
はい

相談者:
相続はまだしておりません。

加藤諦三:
はい

相談者:
それで、10う・・8年前に、

加藤諦三:
はい

相談者:
父が亡くなってえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
その時にい・・相続をお・・放棄っていう形じゃないけれどもお、それに近いもので・・あんまりもらわなかったっていうのがあ・・自分の心の中にい、物凄く残ってまして、

加藤諦三:
えっと、そうすると18年前に、お父さまが亡くなられたときというのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたの・・気持ちが、相続は、してい・・

相談者:
いえ、あの・・そのお、癌で亡くなりまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
父にい、父が事業をやってまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしがあ、あの、きちっと・・相続分を取るとお、

加藤諦三:
うん

相談者:
会社が、

加藤諦三:
ん、うん

相談者:
あーの、困ることになって、

加藤諦三:
はい

相談者:
傾くからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
ある程度のお、

加藤諦三:
はい

相談者:
何ていうんでしょうねえ、あーの、「我慢しれ」って我慢じゃないな。あーの、兄がいるんですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
・・「兄のお、言う通りにしてくれ」という風に言われてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
んであの・・3年位病んでたもんですから、父が。

加藤諦三:
はい

相談者:
その時に毎日のように、看病してた時に、

加藤諦三:
はい

相談者:
・・「分かった」っていう感じでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
凄く・・そういう気持ちが凄く強かったんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
その時は母が、生きてましたからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
「お兄ちゃんの言う通りにしてね」っていう感じで、

加藤諦三:
はい

相談者:
全部、判子を押しえ(苦笑)

加藤諦三:
はい

相談者:
あの・・全部終わ・・ってえ・・1、2年経ったら(笑)兄があ、

加藤諦三:
はい

相談者:
会社を、子どもに、

加藤諦三:
はい

相談者:
渡して・・自分は、もう、仕事しなくなって、

加藤諦三:
はい

相談者:
とってもお・・楽に暮らしてるっていう風に、わたし、からは映るんですけど。

加藤諦三:
そうすと・・

相談者:
本人は・・

加藤諦三:
18年前え、に、お父さまが亡くなられたときに、

相談者:
はい

加藤諦三:
ま、気持ちは別として、一応・・あの正式に、相続はされていて、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたは判子は押していたと。

相談者:
押してます。

加藤諦三:
だい、今から考えるとお、

相談者:
はい

加藤諦三:
少し・・自分の、

相談者:
少なかったと思うんですけども(笑)

加藤諦三:
うん、少なかったと。

相談者:
はい(笑)

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
はい。亡くなったんですけれどもお、

加藤諦三:
はい

相談者:
それよりも前に、こう・・この10何年間ん、

加藤諦三:
はい

相談者:
こう、兄たちを見てるとお、

加藤諦三:
はい

相談者:
・・わたしはあの・・父がもう一つ、商売やってまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
そっちのちょっと赤字の会社を(苦笑)・・継いだ形になってえ、赤字が全然(苦笑)こう補填できずう、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、今に至ってえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
去年・・母が亡くなりましたからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
もう、いいかなっていう感じでえ(笑)

加藤諦三:
あ「いいかな」っていうのはもう、

相談者:
閉めようか・・

加藤諦三:
赤字の会社をもう、

相談者:
うん、あの別に・・

加藤諦三:
辞めるっていうことです・・

相談者:
そうです。

加藤諦三:
うん

相談者:
いい時もありましたけどお、

加藤諦三:
はい、そいで、お・・

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さまが亡くなられて?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、まだ相続がされてないと。

相談者:
はい、これからだと思うんですけどお。

加藤諦三:
・・で、あなたのお・・ふ・・

相談者:
でも・・

加藤諦三:
はい

相談者:
そんなにないです。あは(笑)はい

加藤諦三:
はい

相談者:
母は。もう、おほ(笑)ないと思います。

加藤諦三:
まだそのお・・

相談者:
それで、

加藤諦三:
亡くなられたとき相続を・・しないで、今までしなかったっていうのは、どうしてですか。

相談者:
え?これからなもんで、だと思ってるんですけども母の時のことですか?

加藤諦三:
はい

相談者:
はい。もう1年、もうちょっとで1年になる・・ぐらいだからあ、

加藤諦三:
んはい、まあ、

相談者:
はい

加藤諦三:
いち、約1年間、そのままになってると。

相談者:
そうですよね。そ、そんーな、うんまだ・・はい、すいません。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい。それ・・

加藤諦三:
そいで、あなたの相談っていうのは、今日どういうことですか?

相談者:
あのお・・あーの、自分があ、

加藤諦三:
はい

相談者:
・・どうしても兄たちを見てるとお、

加藤諦三:
はい

相談者:
羨ましくなっちゃうのね。(苦笑)

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
・・凄く生活が。

加藤諦三:
はい。本音としてはあ、

相談者:
はい

加藤諦三:
「お兄ちゃん少し、あの・・おかしいんじゃない?」と。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
「わたしにだって少しくれたっていいんじゃない?」と言いたいけれども、

相談者:
んふ・・んふそれは言えない(苦笑)

加藤諦三:
うん、それが、言えない。

相談者:
あはい。兄はともかく姉には・・

加藤諦三:
あ、お姉さんもい・・

相談者:
お嫁さんには・・ういえいえ、おね、お嫁さんにはあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
いい妹でいたいっていうかあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
要は、みんなにいい顔したいっていうことですよねえ。

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
だけど、自分の心持ちの、この・・な、試されてるっていうかあ、わたしは偽善者だなあと思いながらあ・・

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
でなんか会うとお、帰って来てからあ、「あー羨ましいな」っていう気持ちが心にあってえ。

加藤諦三:
うん

相談者:
凄く、羨ましいっていうのは、卑しいかなっと思うのね(苦笑)

加藤諦三:
うん・・そ、分かりま、お、分か・・

相談者:
卑しいっていう気持ちが、なんかなくなるようなあ・・そんな心持ちになれるようにい、どうやったらあ、気持ち良く、これからの人生を、

加藤諦三:
うん

相談者:
前向きにい、

加藤諦三:
うん

相談者:
羨ましがらないで(苦笑)

加藤諦三:
うん

相談者:
自分が生きて行けるかっていう・・そういうなんか、お話を聞けたらなと思うんですね。

加藤諦三:
ああ、そ、そっちの方お、があ・・主なんですか、一応、もう、まあ・・相続そのものが決まったことについてえ、

相談者:
うん

加藤諦三:
これをいひっくり返したいということではないんです・・

相談者:
じゃあ、ないんです。

加藤諦三:
はい。なんであんなことをしてしまったんだという・・

相談者:
はははい(苦笑)

加藤諦三:
こ、後悔ね?

相談者:
はーい・・そうですね。

加藤諦三:
は・・後悔の気持ちが強いと。

相談者:
はい

加藤諦三:
ま、そのて、ことをどうか、かしたらかということですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。今日はあのスタジオに弁護士の大迫恵美子先生がいらしてるので、

相談者:
あはい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)

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