身を投げる前の生々しいやり取り。息子を失い憔悴する妹。一枚噛んでた姉
テレフォン人生相談 2017年6月13日 火曜日
シングルマザーの妹の息子が自殺。妹はそれ以来、食事も喉を通らず、仕事にも行けない。どう支えていけばよいか?
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女45歳独身 12年前に離婚した妹42歳 妹の長男18歳 長女16歳 次男14歳は1か月半前に他界
今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい・・はい、こんにちは
今井通子:
こんにちは、今日はどういったご相談ですか?
相談者:
はい。
えー・・妹が、あのお、子ども、を、亡くしまして。
今井通子:
はい
相談者:
大変落ち込んで、おりますので,
今井通子:
はい
相談者:
あのお、どのように・・接して行って、支えて行ったらいいか?
ご相談差し上げたくてお電話しました。
今井通子:
はい。あなたおいくつですか?
相談者:
はい、45歳です。
今井通子:
45歳
相談者:
はい
今井通子:
妹さんはおいくつ?
相談者:
42歳です。
今井通子:
42歳
相談者:
はい
今井通子:
あなたご結婚されてますか?
相談者:
わたしは独身です。
今井通子:
独身。
相談者:
はい
今井通子:
妹さんは?
相談者:
そうですね、えっと約20年程前にあのお・・結婚して子ども、が、3人おりますが。
今井通子:
はい
相談者:
はい。
あのお・・今現在は、あのお、離婚しておりまして。・・#$%◆
今井通子:
何年前ぐらいに?
相談者:
12年程前です。
今井通子:
12年前に、離婚されてんのね?
相談者:
はい
今井通子:
で、3人のお子さんは全部、妹さんが育てられてた?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
お子さんちょっと上から・・男性女性、ん、年齢、おしえ、教えてください。
相談者:
はい、一番上が、18歳の
今井通子:
はい
相談者:
えっと・・男の子です。
今井通子:
はい
相談者:
で、16歳の、女の子。
今井通子:
はい
相談者:
・・で、えっと・・亡くなったのが、14歳の男の子です。
今井通子:
と、末っ子のお、男の子さんが、
相談者:
はい
今井通子:
亡くなっちゃった?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
えー、ご病気ですか、何か事故ですか?
相談者:
・・自死と言いますか、自殺・・
今井通子:
あ、自殺されちゃった?
相談者:
はい
今井通子:
原因は?、いじめ問題?
相談者:
いえ、えーと・・家庭の・・問題だと・・思うんですけれども。
今井通子:
はい
相談者:
一番下の子は・・半年ほど前に、
今井通子:
はい
相談者:
一度・・自殺未遂が・・あったということで、
今井通子:
はい
相談者:
でえ、その時、あの、ん、ちょっと、本人も、ししゅ、思春期といいますか、あの反抗期い・・入ってえ・・
今井通子:
ええ
相談者:
まして、よくあのお・・親子喧嘩を、ホントに日常茶飯事にあったようなんですね。
今井通子:
はい
相談者:
ただその時には・・あの、親子喧嘩あ・・の際に、あのお、
「そんなにお母さんの言う事が聞けないんだったらもう、出て行きなさい」っていうようなことを妹が・・そういう言葉を発した・・
今井通子:
はい
相談者:
らしいんですけど、そうしましたら、あのお・・いきなりベランダの方から飛び降りようとして、
今井通子:
うん
相談者:
で、慌てて止めたっていう・・経緯が・・
今井通子:
はい
相談者:
あったようで、
今井通子:
はい
相談者:
でえ、落ち着いた頃に、あのお、本人に、
今井通子:
はい
相談者:
「なんでそんな・・あの、怖いことし・・したの?」っていう風に・・妹が、聞い、きましたら・・あのお、
「『出て行け』って言われた・・っていうことは、もう自分は、見捨てられたんだ」っていうようなことを、話してた、らしいんですね。
今井通子:
はい
相談者:
でえ、この件があって、妹は・・喧嘩あ、しても、強く、叱るっていうことお、が、できなくなってしまってたんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
怖くて。
今井通子:
ちなみに、このベランダって何階?
相談者:
あ、6階、ですね。
今井通子:
6階?
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
で・・亡くなるう、前日も・・ちょっと、おっきな、親子喧嘩があったようで、子どもの父親が・・
「子ども対応どうしよう」っていう相談・・を、あのお、した時に・・父親からしたら、
「育て方が」、ま、「甘やかしすぎ」、「甘いから、子どもが、つけ上がるんだ」みたいな感じの・・ん、だから、
「厳し・・くするべきところは厳しくしないといけない」っていうー、のが、ま、父親の意見だったんですけども、
今井通子:
はい
相談者:
だ、わたしも、そのお・・妹から相談、受けた時に、
「男、同士の方が、分かる部分っていうのもあるかもしれない」っていうような、
今井通子:
はい
相談者:
アドバイスを、して・・しまったんですね。
今井通子:
はい
相談者:
それでこの、その前に日に、おっきい喧嘩をした後に・・あの・・その日の夜に・・妹は、あの父親のところに電話して、
「自分では無理かもしれない」と。
今井通子:
うん
相談者:
「しばらくの間」、まあ、「面倒看てもらえないか?」っていう風に、話しして。
で、それで・・えっと・・ただその時・・子どもには、そのお、話は・・してなくて、母親あ、が、出勤、仕事・・に、行ってる時に・・父親に迎えに来てもらってっていう形で。
それで、子どもが・・えー・・父親の電話、連絡を受けて。それで母親の方に、あのお、
「昨日の・・喧嘩のことお父さんに言ったの?」っていう風なメールが・・あったらしいんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
携帯で。
今井通子:
はい
相談者:
でえ・・
「うん、詳しいことは言ってないけど言ったよ」っていう風に返したらしいんですね。
今井通子:
はい
相談者:
そしたら、あの、子どもの方から、
今井通子:
はい
相談者:
「分かった。バイバイ」っていうメールが来てて。
今井通子:
うん
相談者:
それで、妹はちょっと・・
「あっ、『バイバイ』ってどういうこと?」って言って・・で、しばらく返信がなかったので、その間に、わたしい、に・・電話があったんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
「心配だから」っていうことだったんで、
「あ、じゃ、わたしは・・様子見に、行って来るから」ってことで、
今井通子:
はい
相談者:
そいで・・自宅に戻ったんですね。
今井通子:
はい
相談者:
そうしましたらあのお・・玄関先で・・父親の方とは、話はできたんだけどその時すでに・・子どもはもう、いなくて、部屋にはいなくて、
今井通子:
ええ
相談者:
で、「目え離して大丈夫なの?」って話をしたら、
「いやもう、今から」、あのお・・「自転車、買いに行く話をしているんだよ」っていうことだったんで、
今井通子:
ええ
相談者:
子どもには、会えなかったんだけれども・・あ、心配することじゃないのかな?って、ま、自分も思いたくて。
でえ・・そしたら、その、直後だったんですよ。
あのお・・その、瞬間は、分からないので・・ただ・・救急車両の音が・・近づいて来て、で・・子どもが倒れてるのが分かってっていうような形で。
今井通子:
で・・結果はどこから飛び降りたの?
相談者:
屋上・・
今井通子:
あ、屋上なのね?
相談者:
はい
今井通子:
何日前の話ですか?
相談者:
1ヵ月、半・・ぐらい前ですね。
今井通子:
上のお、そのお・・ふ、二人の兄弟・・あなたから見てえ、
相談者:
はい
今井通子:
3人のその兄弟仲はどうだったんですか?
相談者:
実はですね、一番上の子お、は、最近まであのお・・少年院に入っておりまして、
今井通子:
はあ
相談者:
1年ん・・半ほどですね。
出て来てホントに・・1・・ヵ月・・経つか・・経たないかぐらいだったと思います、亡くなったのが。
なので・・あの・・一番上え、のお兄ちゃんは落ち着いては、いるんですけれども、
今井通子:
うん。で・・
相談者:
あの、今はこのお姉ちゃんの方が、
今井通子:
うん
相談者:
母親を支えてるような感じ、ですか、
今井通子:
うーん、なるほど・・
相談者:
精神的には、はい一番、はい
今井通子:
ということでじゃあ、今日のご相談は、どういうことでしょ?
相談者:
妹がホントに・・食事もまともに、摂・・ってないような状況でして、
今井通子:
うん
相談者:
「人に、会いたくない」と。
今井通子:
うん
相談者:
で・・もちろんそれ以降あのお・・仕事も・・復帰できてない。ホントに・・喪失感とか、そういうの・・想像するだけでも・・あの、計り知れない、ことなので。
あの、どういう風に接したら、ま、どういう風に・・支えて行ったらいいか?っていう・・
今井通子:
のが・・
相談者:
ことですね。はい
今井通子:
ご質問ですね?
相談者:
はい
今井通子:
はい、分かりました。
相談者:
はい
今井通子:
今日はですねえ、三石メソード主宰で、作家で翻訳家の、
相談者:
はい
今井通子:
三石由起子先生がいらしてますので伺ってみたいと思います。
先生よろしくお願い致します。
相談者:
お願い致します。
(回答者に交代)
三石先生も今井先生も流石です、相談者の本心(裏に隠された相談事)を見抜いた、適切なアドバイスに感服いたしました。
私たちも最近、対象喪失し自責の念に苛まれる妻にどう対処したら良いか悩んでいましたが、今回のアドバイスを参考に乗り越えて行こうと思います。
有難うございました。