借金男に入れ込んだADD(注意欠陥障害)の娘。病名に振り回される母親
(回答者に交代)
坂井眞:
はい、よろしくお願いしますう。
相談者:
お願いしまーす。
坂井眞:
ちょっと、思ったのは、
相談者:
はい
坂井眞:
その、あなたとお、
相談者:
はい
坂井眞:
その、長女お嬢さん、との関係っていうのは、
相談者:
ええ
坂井眞:
ちゃんと話ができる、コミュニケーションが取れる関係みたいですね?
相談者:
あ、直接・・あわ、顔合わせると、話できるんですけど、
坂井眞:
ええ
相談者:
彼んとこ行っちゃったりすると、
坂井眞:
うん
相談者:
メールしても、電話しても、
坂井眞:
ああー
相談者:
あの、繋がらなくなっちゃうんですよ。
坂井眞:
もう28歳ですからね。
相談者:
ですね(苦笑)はい
坂井眞:
(苦笑)そこはちょっと、忘れないようにしてあげて。
相談者:
はい・・そうですね
坂井眞:
お母さんから見たら、色々問題もあるし、
相談者:
ええ
坂井眞:
ね、それはいくつになっても子どもは子どもだから、
相談者:
はい
坂井眞:
あの、そういう風に思うのもしょうがないけれども、
相談者:
はい
坂井眞:
28歳の・・お、女性で・・
相談者:
ええ
坂井眞:
仕事もされていて、で元々知能は、相当高いんだと・・
相談者:
ええ
坂井眞:
いう方だから、
相談者:
はい
坂井眞:
まあそのお、30近くなってまで、何があってもいつも親とベタベタしてるっていうのは、必ずしも普通ではないので、
相談者:
あー、そうですね(苦笑)はい
坂井眞:
うん、で、それは・・
相談者:
はい
坂井眞:
あの、好きな、男の人んとこ行けばさ、
相談者:
ええ
坂井眞:
そっちの方と話したくなるっていうのは、そんなに、あの、普通だと思いますよ(苦笑)
相談者:
あ(苦笑)そうですね
坂井眞:
うん
相談者:
そう言われてみれば・・
坂井眞:
ま・・そう
相談者:
はい
坂井眞:
メールで返信ぐらいくれてもいいと思うけど、
相談者:
ええ
坂井眞:
あのお、彼と楽しく暮らしてる時はつい・・
相談者:
ええ
坂井眞:
スルーしちゃうっていうことも、あると思うんで。
相談者:
はい
坂井眞:
それ自体はね、そんなにおかしなことじゃないし、
相談者:
ええ
坂井眞:
あとその・・彼がね・・他県に、引っ越して社宅に入るっていう時に、
相談者:
ええ
坂井眞:
あなたが・・
「いやいやちゃんとするんだったらね」
相談者:
ええ
坂井眞:
えー「籍を入れてちゃんとするんだったら行ってもいいけど」って、ちゃんと相談して、あなたがそう言ったら、
相談者:
ええ
坂井眞:
それに従って・・同居されてるんですよね?、今。
相談者:
はい
坂井眞:
でそういう話を聞くと・・ちゃんとコミュニケーションお母さんと取れてんだなって、そいう印象受けたん、です。
相談者:
ええ、ええ、はい
坂井眞:
だからそこはあのお、そんなに悪い関係じゃないのかなあと思って聞いていました。
相談者:
ええ・・はい
坂井眞:
それで、まちょっとそれが思ったことね。そこが・・
相談者:
ええ
坂井眞:
話ができる関係はいいことだという、
相談者:
はい
坂井眞:
プラス評価で思ってたんですけど。
相談者:
はい
坂井眞:
で、ご相談っていうか、お話になったことって二つ話があって、
相談者:
はい
坂井眞:
一つは・・おー、最近になって分かったこと?
相談者:
ええ
坂井眞:
ま、ADDなのか、ADHDなのか分からないけれども、
相談者:
はい、ええ、ええ
坂井眞:
思えば、あのお、学生、生徒の頃から?
相談者:
ええ
坂井眞:
思い当たることはあったなって、そういうお話ですよね?
相談者:
はい
坂井眞:
約束忘れたり・・
相談者:
ええ
坂井眞:
宿題忘れたりすることが、多かったしと。
相談者:
はい、ええ
坂井眞:
でも勉強できたから、あんまり気にしないで、来ましたと。
相談者:
ええ、はい
坂井眞:
いうことですよね?
相談者:
はい
坂井眞:
でえ・・それで・・あー、病名が付いちゃうと・・そうだったんだと、思・・ったようですが、それまでは、
相談者:
ええ
坂井眞:
今みたいに心配しなかったんでしょ?
相談者:
いや、してました。
坂井眞:
どんな風に心配してたんですか?
相談者:
・・2年ぐらい同棲してた時も、
坂井眞:
うん
相談者:
とにかく一緒に・・何をやっても、お金も、ある時は出しちゃうし、
坂井眞:
うん
相談者:
お金、金銭感覚もなかったし、
坂井眞:
うん
相談者:
そーんなんで大丈夫?って。
なんか、頻繁にその同棲し、てる時も、
坂井眞:
うん
相談者:
会うようにして・・
坂井眞:
うん
相談者:
いました。それに「お金貸して」って言って来たりも・・
坂井眞:
ああ
相談者:
してたし。3年ぐらい前は。
坂井眞:
で、そうだとすると、
相談者:
ええ
坂井眞:
まその、病名付いちゃうと、大変なことだって思うけれども、
相談者:
はい
坂井眞:
ま同じ心配は・・前からしてたってことじゃないですか。
相談者:
そうなんです、はい(苦笑)
坂井眞:
で、それをちょっと忘れないようにしていただきたくて、
相談者:
ええ、ええ
坂井眞:
で、その病名・・
相談者:
はい
坂井眞:
診断、僕よく分からないですけど、もしそういう診断が付いたんだとしたら、
「じゃあ治療どうするの?」って・・
相談者:
ええ
坂井眞:
いうことも話せるようになったわけだから、
相談者:
はい
坂井眞:
で、なんか言われちゃったから・・何かこの子やっぱり・・大変なんだって、思っちゃって心配されているような気がするんですね。
相談者:
はい
坂井眞:
で、その、そこでなんか、却って病名付いちゃったから・・
相談者:
ええ
坂井眞:
なんか・・お母さんとして・・心配値が上がっちゃったっていうか、
相談者:
うーん、そうですね、心配・・値が上がりました、確かに。はい
坂井眞:
でもそれってよく考えたら、前と変わんないんですよ。
相談者:
・・そーうですね。
坂井眞:
だって、彼女は前からそういう人なんじゃないですか。
相談者:
そうです(苦笑)
坂井眞:
だから、
相談者:
はい
坂井眞:
病名付いたからって、大袈裟に考えるよりも、
相談者:
ええ
坂井眞:
そういう彼女をどうしてあげたらいいか?って前と同じように考えて、
相談者:
ええ
坂井眞:
場合によったら病名付いたから、できることが、新たに、出て来るかもしんないでしょ?
相談者:
はい
坂井眞:
ドクター、お医者さんの治療ってこともあり得るわけだから。
相談者:
はい
坂井眞:
どうも聞いているとね、
相談者:
ええ
坂井眞:
あの・・「他人事だから、気楽に言うな」って言われたら、甘んじて受けますけど(苦笑)、
相談者:
はい
坂井眞:
あの・・知能がずば抜けていて、
相談者:
ええ
坂井眞:
「これでADDでなければ良かったのに」って思っちゃってるような気がするんです。
相談者:
・・あー、そう・・
坂井眞:
彼女のできることってもう、別に彼女・・じゃないことを想定して、「こう出来たら良かったのに」と思ってもしょうがないじゃないですか。
相談者:
ええ、ええ
坂井眞:
今の、この、彼女で何ができるのか?、とか。
相談者:
ええ、そうですね
坂井眞:
駄目なことについ目が行っちゃうけど、
相談者:
ええ(苦笑)はい
坂井眞:
なんか、お話聞くと、別に苦労しなくて勉強できたみたいな感じだから(笑)、
相談者:
そうですね、中学ぐらいまでは。
坂井眞:
だから、あのお、そっちに目逸らせっていう意味じゃないんだけど、
相談者:
ええ
坂井眞:
そ、彼女にできることにも、こう、目を向けてね、
相談者:
・・はい、増えてます。
坂井眞:
もちろん、それは心配は、あるんだけど、
相談者:
はい、はい
坂井眞:
でも、この、この子はこういう能力すごくあるんだから、
相談者:
ええ
坂井眞:
じゃ、ど、それを活かすにはどういう仕事をしたらいいだろうか?とか。
相談者:
はい
坂井眞:
いう風に考えてね、
相談者:
はい
坂井眞:
そっちも考えて、行くと・・
相談者:
ええ
坂井眞:
少しお母さんの気持ちとしては楽になるのかなと。
相談者:
はい
坂井眞:
いうことをちょっと聞いてて思いました。
相談者:
はい
坂井眞:
で、もう一つその・・借金の話が、ありましたよね?
相談者:
はい。それはどうしたもんか?・・
坂井眞:
うんあのお・・
相談者:
ちょ・・
坂井眞:
ま、まだ30万、なので、今のところ傷が・・まだそんなに深くないから、
相談者:
ええ、ええ
坂井眞:
あの、まだ一回も、助、そういう部分では助けてないんでしょ?、借金の肩代わりとか。
相談者:
ええ、お金は貸したことはあるけど、
坂井眞:
うん
相談者:
お引越しする時に。
坂井眞:
後始末っていう話ではないですよね?
相談者:
は(わ)ないです。
坂井眞:
んで、あのお、こういう、テレフォン人生相談でもそういう借金のご相談受けることがあるけれども、
相談者:
はい
坂井眞:
こ、お子さんとかね、
相談者:
ええ
坂井眞:
もう面倒見たけどまた裏切られた、られたっていうような話であれば、
相談者:
ええ
坂井眞:
それはやっぱり、最後は頼ればいいと思われたら駄目だから、
相談者:
そこなんですよね。
坂井眞:
もう、見放すとこは見放しなさいという話になることは、ありますよ。
相談者:
はい・・はい
坂井眞:
で、お嬢さんが今そういうところなのかどうか?ということをちゃんと見定めないといけなくって、
相談者:
ええ
坂井眞:
今のところまだ初めて、で、30万という金額・・
相談者:
はい
坂井眞:
それは人によったらそれも随分な大金・・だったりするわけですけども、
相談者:
はい・・うん
坂井眞:
助けてあげられる・・余地があるわけでしょ?、お話聞いてると。
相談者:
はい
坂井眞:
だから、もしやるんだったら、も、これが最初で最後。
相談者:
ええ
坂井眞:
「絶対駄目だよ」と。
相談者:
はい
坂井眞:
「で、今助けてあげるのは、放っておくとどんどん増えてしまって」
相談者:
ええ
坂井眞:
「あなたの今の稼ぎでは返せないからだ」と。
相談者:
ええ
坂井眞:
「でも、これはもう二度とないと思え」ということ、
相談者:
はい
坂井眞:
ちゃんと彼女に伝えて、
相談者:
ええ
坂井眞:
そういう約束をちゃんとして助けるっていう、選択肢はあると思いますよ。
相談者:
はい
坂井眞:
とにかくでも、雪だるま式に、
相談者:
ええ
坂井眞:
どうしようもなくなっちゃってからよりは、
相談者:
はあ
坂井眞:
早いところで、できることをしてあげて、でも、
「二度と駄目だよ」っていうこと、
相談者:
はい・・ええ
坂井眞:
ちゃんと、伝えなきゃいけないなと思います。
相談者:
はい
坂井眞:
二つ目の話としてね。
相談者:
二度と・・はい、分かりましたあ、はい
(再びパーソナリティ)