自分に頼って生きるから不安がない。83歳女性に見る敵意のない人生

テレフォン人生相談 2017年12月18日 月曜日

60年前、交際中の彼が突然、他の女性と結婚。私は見合い結婚をし、幸せな家庭を築いたが、今でもその彼のことが忘れられない。

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)

相談者: 女83歳 夫は14年前に他界 子どもはいない

今日の一言: 悩んでる人の共通性。自分自身として生きられなかった人です。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもしい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です

相談者:
ああ、こんにちは、お世話になります

加藤諦三:
はい
最初に年齢教えてください

相談者:
はい
83歳です

加藤諦三:
で、83歳で、今あ、あ、お一人ですか?
まだ、ご主人・・

相談者:
あ、いえ、あの、主人は14年前に亡くなりました。

加藤諦三:
あ、そうですか

相談者:
ええ、今、あのお、一人です

加藤諦三:
今、お一人で生活しているの?

相談者:
そうです

加藤諦三:
はい、そいで、どんな相談ですか?

相談者:
あのお、わたくしね、

加藤諦三:
はい

相談者:
23歳のときに、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、知り合った方がいたんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
その方と一年お付き合いしまして、

加藤諦三:
今から60年前の話ですね?

相談者:
そうです

加藤諦三:
はい

相談者:
それでね、ちょっとわたし、仕事の関係でね、

加藤諦三:
はい

相談者:
1年ほど、ちょっと遠くへ、離れてたんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
その間に、

加藤諦三:
はい

相談者:
他の方と結婚してしまったんですよ。

加藤諦三:
相手の男性がね?

相談者:
そうです

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
それでね、

加藤諦三:
はい

相談者:
アタシが帰って来て、あのお、その方の所に伺いましたらね、

加藤諦三:
はい

相談者:
一週間前に結婚したって言うんですよ。

相談者:
それで、あたくしい、あのお、「別れてくれ」って言ったんですよ、あたしが。

加藤諦三:
はい

相談者:
そしたら、「別れることは出来ない」ていう返事で。

加藤諦三:
はい

相談者:
それで、あのお、し方がないなと思いまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
それからずっと60年間ね、

加藤諦三:
はい

相談者:
1年、ま、付き合ったから忘れることが出来なくて、今だに。

加藤諦三:
はい

相談者:
主人がいたときも。

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、それでね、これから残りの人生?

加藤諦三:
はい

相談者:
どおして行ったらいいかな?と、どういう考えでね?

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、いったら心が少しでもね、

加藤諦三:
はい

相談者:
落ち着くかな?と思ってお電話しました。

加藤諦三:
はい、ありがとうございます。

相談者:
はい

加藤諦三:
あのお、ご主人はもう亡くなられたけど、お子さんは?

相談者:
おりません、一人も。

加藤諦三:
あ、そうですか

相談者:
そうです

加藤諦三:
それで、あのお、ま、その23歳のときの恋愛は分かるんですが、

相談者:
はい

加藤諦三:
ご主人と結婚してる間・・これは、もう、恋愛結婚ですね?、ご主人。

相談者:
あ、あの、見合いです。

加藤諦三:
あっ、お見合い結婚ですか?

相談者:
そうです。
それは、あの、両親が心配しましてね、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたし、「一生独身でいる」って言ったんですよ。

加藤諦三:
ああ

相談者:
そしたら、あの、病気したり、色々あるからね、

加藤諦三:
はい

相談者:
「一人で置くのは心配だから」、って言いまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
主人を。

加藤諦三:
・・はい

相談者:
とお見合いしました。

加藤諦三:
ああ
で、見合い結婚だと。

相談者:
そお

加藤諦三:
そいで子どもがいない、って・・これ、お子さんを作らなかったのはあれですか?
この23歳のときの、60年前の、

相談者:
はい

加藤諦三:
恋人?

相談者:
はい

加藤諦三:
との、

相談者:
◆#$

加藤諦三:
への気持ちがあって、子どもを作る気がしなかったの?

相談者:
あ、それは、あのお、主人のねえ、え、

加藤諦三:
はい

相談者:
そういう方面はダメでした。

加藤諦三:
あ、そういうことですか

相談者:
そうです、そうです

加藤諦三:
それで、その後のお、人生は、

相談者:
はい

加藤諦三:
ま、幸せな、

相談者:
幸せ、ええ、幸せでした。

加藤諦三:
幸せでした?

相談者:
幸せでした、ずっと。

加藤諦三:
はい

相談者:
ええ
主人もいい方でね。

加藤諦三:
はい

相談者:
ええ
あの、ほんと、とてもね、子どもはいませんでしたけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
幸せでした。

加藤諦三:
うーん・・

相談者:
ええ

加藤諦三:
まあ・・

相談者:
ああ、それ、あたしは、忘れ、ることは出来なかったけどね。

加藤諦三:
はい

相談者:
それでもね、あのお、ま、主人いい人、だったから、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、幸せに暮らしてました、ずっと。

加藤諦三:
うん・・

相談者:
ええ

加藤諦三:
で、今は、

相談者:
はい

加藤諦三:
あのお、ん、何をしてる?って言っちゃ、大変失礼な言い方なん、ですけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、

相談者:
今はですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、カラオケをね、月に二回?
先生に習っております。

加藤諦三:
ううん・・

相談者:
そいでえ、あとは、あの、手芸?

加藤諦三:
ええ

相談者:
手芸とか、あの、体操とか。

加藤諦三:
体操?

相談者:
ええ、体操っちゅうか、ま、高齢者のね、そういう教室・・

加藤諦三:
うん、こ、高齢者ね?、よくやってますよね?、色んな自治体で。

相談者:
教室へ行っております。

加藤諦三:
ああん

相談者:
ええ、それで楽しんでおります。

加藤諦三:
そいで、今日のあなたの相談というのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
そういう人生を歩んで、

相談者:
はい

加藤諦三:
今、一人になって、

相談者:
はい

加藤諦三:
その23歳の、

相談者:
はい

加藤諦三:
恋人が忘れられないと。

相談者:
はい

加藤諦三:
どうしたら、どういう気持ちで、これから過ごしたらいいんでしょう?っていうことですね?

相談者:
あ、そうですう。

加藤諦三:
はい、分かりました。

相談者:
お願い・・お願いします。

加藤諦三:
はい
今日はスタジオに、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしているので、

相談者:
はい、よろしくお願いしまあす

加藤諦三:
はい

(回答者に交代)


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