自分に頼って生きるから不安がない。83歳女性に見る敵意のない人生

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
こんにちは

大原敬子:
もおのすごいパワーを、バーンといただきました。

相談者:
あ、よろしくお願いします

大原敬子:
あ、そうか、83歳。

相談者:
そうです

大原敬子:
ま、はっきり言いまして、高齢ですよね?

相談者:
え、高齢ですよ

大原敬子:
でも、60年前の恋人に会いたいっていうことが、あるんだ!と思ったときに、

相談者:
ええ

大原敬子:
わたしは生きがいを頂きましたよ

相談者:
ああ、そうですか

大原敬子:
で、その前にですね、

相談者:
はい

大原敬子:
まずですね、あなたの全体像を知りたかったんですね

相談者:
ええ

大原敬子:
一つは、
「あっ、主人はですね、子どもが出来ない」
「あっ、主人の方なんです、原因が」
これ一つですね、あなたの。

相談者:
はい、そうです

大原敬子:
二つ目は、その何て言うのかしらね、
「いやあ、あの、別れて、え、恋人が、」
ま、別れたと。
でも、相手は結婚したんですよね?

相談者:
そうです

大原敬子:
「でもわたしは会いに行ったんです」

相談者:
ええ

大原敬子:
で、「相手と別れて」と言った。

相談者:
言いました

大原敬子:
これ、あなた・・ええー!?と思ったくらいの、スゴイ行動的を感じたんです。

相談者:
ああ、そうですか

大原敬子:
その辺りを知りたいのはね?

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが好きな曲、いつも歌う、18番は何ですか?

相談者:
わたしですか?

大原敬子:
はい

相談者:
水戸黄門ですか?

大原敬子:
はい

相談者:
あのお、ドラマでやってます・・

大原敬子:
はい

相談者:
あの歌が好きです。

大原敬子:
フレーズが、あるんですよね?
どんな歌詞が好きなんですか?、そこの。

相談者:
あのお、ど、どんな歌詞っていうか、

大原敬子:
ワン、フレーズでもいいですよ、ほんの短くてもいい。

相談者:
え?

大原敬子:
例えば、頑張っていこう、とかね?

相談者:
はい、はい

大原敬子:
楽しいね、とかって。
そこが好きですよ、って所言って?

相談者:
そうです、あの、苦しくてもね、

大原敬子:
ええ

相談者:
あの、あとはね、

大原敬子:
うん

相談者:
あのお、いい、あれ、いい・・なんて、言うんですか?
あのお、楽しい・・

(*)
人生楽ありゃ、苦もあるさ♪

大原敬子:
良いことがあるよ、ってこと?

相談者:
そうです、そうです、そういう歌です。

大原敬子:
なるほど、それがあなたなのね?

相談者:
そお

大原敬子:
もう一つです

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人さまの結っ、と結婚したときも、

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人さまが亡くなって、あなたが60歳か、70歳近くのとき、

相談者:
はい

大原敬子:
この、23、歳のときの恋人、思い出すことありましたか?

相談者:
ありますね、やっぱり。

大原敬子:
ありました。
で、聞きたい。

相談者:
それは、◆#

大原敬子:
(笑)それで聞きたいんですけども、

相談者:
はい

大原敬子:
今お一人になりました。

相談者:
はい

大原敬子:
一日の中で、この、23歳のときの、別れた恋人を、思い出すときは、どんなとき?

相談者:
あのお、寝てからですね。

大原敬子:
そのシーンはいつも同じですか?

相談者:
同じです

大原敬子:
どんなシーンなんですか?

相談者:
う、釣りの好きな方でね、

大原敬子:
ええ

相談者:
あの、その風景ですね。
釣りに行った。

大原敬子:
ええ

相談者:
それを思い出しますね。

大原敬子:
で、そのまま、ずうっと眠りに入ってしまう、寝てしまうっていう

相談者:
そうです

大原敬子:
で、次に聞きたいんです。

相談者:
はい

大原敬子:
絶対、わたしはこれをしてますっていうのはね、
夫の供養ありますね?
お仏壇◆#$

相談者:
ある、あの每日しております。

大原敬子:
每日。
してる。

相談者:
はい

大原敬子:
どんなことなさってる?

相談者:
まあ、あの、お茶上げて、ご飯上げて、

大原敬子:
お茶、うん

相談者:
あの、自分も食べるもの、上げまして、

大原敬子:
ええ

相談者:
あとはね、

大原敬子:
うん

相談者:
あのお、「元気でね、一日過ごさせて」、「守ってくださいね」、っていうのは言っております。

大原敬子:
あー
次にですね、

相談者:
ええ

大原敬子:
じゃ、23歳で別れた恋人の写真とか、

相談者:
あっ

大原敬子:
そういうものはありますか?

相談者:
ありません

大原敬子:
ありません?

相談者:
一枚もありません

大原敬子:
自分の心の中に入ってる?

相談者:
そうです

大原敬子:
で、夫に、拝んだ後ですね、供養で。

相談者:
はい

大原敬子:
今日一日よろしくお願いします、って言ったときに、こんっと、その恋人浮かびますか?

相談者:
たまに、浮かびます

大原敬子:
(笑)

相談者:
たまに。

大原敬子:
たまに浮かぶ?

相談者:
ええ
たまにです。

大原敬子:
うん、パッと浮かんだときに、なんて言うの?、お父さんに。

相談者:
あっ、あのお、結婚する前に言ってありましたもので。

大原敬子:
なんて言ったの?

相談者:
あ、こういう方がいましたっていうのは言ってありました。

大原敬子:
で、聞きたいんだけどね、

相談者:
はい

大原敬子:
明治か、女性の中でね、必ずかつての恋人が会いたいっていう女性のね、

相談者:
はい

大原敬子:
決まった、夫に言えないものが、この恋人とね、

相談者:
はい

大原敬子:
いつか会うんだって。

相談者:
ええ

大原敬子:
いつか会ってみる。

相談者:
ええ

大原敬子:
だからっていうんでね、要するに手入れをしてるって言うんですけど、あなたはそれなさってる?

相談者:
あの、してます。

大原敬子:
どこをしてる・・

相談者:
先生ね、

大原敬子:
うん

相談者:
わたくしは顔です。

大原敬子:
(苦笑)顔してる?

相談者:
顔。
そいで皆さんね、

大原敬子:
ええ

相談者:
年より十ぐらい若く見えるって言ってくれます。

大原敬子:
はあぁ
そのときに、顔の手入れんとき、手入れをしているときは、
「あの彼に会うんだ」て。
会ったときに、
「え!、君だった?」

相談者:
ええ

大原敬子:
「あっ、もったいないことしたな」
って思わしたいから?
それとも、

相談者:
そおです

相談者:
ああ、そっちの方?

相談者:
おっしゃる通りです

大原敬子:
あー、そおなんだあ

相談者:
そうです

大原敬子:
ということは、その彼と別れて良かったですよね?

相談者:
ああ、そうですかね

大原敬子:
だって、別れたことによって、

相談者:
よって、きて、

大原敬子:
あなたは、

相談者:
そお

大原敬子:
永遠に美貌を築いたってことじゃない。

相談者:
そおです

大原敬子:
ねえ?

相談者:
それ、先生のおっしゃる通りです

大原敬子:
で、聞きたいんだけどね、

相談者:
はい

大原敬子:
その別れた彼に、今、だいたい、おんなじ歳って言いましたよね?

相談者:
ええ

大原敬子:
あなたは釣り竿を、でね、彼と、釣ったときのイメージありますよね?

相談者:
あります

大原敬子:
写真はないわけですよね?

相談者:
何もない

大原敬子:
あなたの中にしっかりと、もう、頭に、刷り込まれてますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
その人と会った時にどうしますか?
向こうは違ってたら。

相談者:
ちょっとそれは想像したことありませんので。

大原敬子:
でしょう?

相談者:
ええ

大原敬子:
わたしはあながそれだけ若いってことは、今、カラオケとか、色んな・・カラオケを歌っているときは、苦労しても、後は良いことがあるよ、とか、

相談者:
そお

大原敬子:
運鈍根(*)の歌ばっかり?

(*)運鈍根:
うんどんこん
⇒運根鈍(うんこんどん)。運と根気とネバり強さ

相談者:
そおです

大原敬子:
ということは、あなた寂しいんじゃない。

相談者:
寂しいですかね?
ええ・・

大原敬子:
んん・・
そうすっとね、

相談者:
はい

大原敬子:
じゃ、だんだん元に戻りますね?

相談者:
ええ

大原敬子:
わたしはね、ああ、その別れ・・人間ってのはね、うらじろ(*)と言われてね、

(*)うらじろ:
植物の名。
正月飾りでお馴染み。
表は緑だが、裏はその名の通り白っぽい。

相談者:
はい

大原敬子:
その時は、悪かったかもしれないけども、長い時間を掛けると、すごく良いことがあったってのは、あなたのその若さと、美貌と?

相談者:
ええ

大原敬子:
声にすごく張りがあって、艶(つや)があるんですよ。

相談者:
あ、そお、そお、そお

大原敬子:
わたしの方が、しょうたえてる声なんです。

相談者:
(苦笑)いえいえいえ

大原敬子:
いや、ホントですよ。
で、わたしが、自分では元気と思いましたけども、もお、あなたの話聞いたときは、もう、目の前がね、は、花火ですよ。

相談者:
(笑)

大原敬子:
パシー!っと。

相談者:
(笑)そうですか

大原敬子:
でね、

相談者:
あたしはね、

大原敬子:
ええ

相談者:
ほんとにね、そのお、女の方見たことないんですけど、その方に負けたくないっていう気持ちい、で、

大原敬子:
ねえ、女の意地よね。

相談者:
そう

大原敬子:
そう
分かる。

相談者:
それがあるんですよ

大原敬子:
も、勝ってますよ

相談者:
それだからね、わたしは一生キレイでいようと思って、います。

大原敬子:
そしたらね、

相談者:
はい

大原敬子:
神様だったら、

相談者:
はい

大原敬子:
人間ってのはね、何か自分で心に思ったことは、

相談者:
はい

大原敬子:
必ず、

相談者:
はい

大原敬子:
どんな形か知らないけども、

相談者:
ええ

大原敬子:
満たされるんですって。

相談者:
ああ、そうですか

大原敬子:
で、もしかしたら、あなたがこのままいって、

相談者:
ええ

大原敬子:
その、23年前の、その彼と会って、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが落ち込むか?
あ、この彼だったら、パパの方が良かったわ、と思うかもしれないし、

相談者:
はい

大原敬子:
あるいは会わなくっても、今度カラオケの仲間とか、皆さんが、「なぜ、あの人はあれだけキレイだろう?」って皆さんが、も、ウットリするような、あなたになる。

相談者:
はい

大原敬子:
いずれにしても、あなたの人生は悔いはないですよね?

相談者:
あ、そうです。
先、そいでね、先生、

大原敬子:
ええ

相談者:
わたしを見るとねえ、え、皆さん、「キレイだ」って言います。

大原敬子:
肌はどういう手入れをしているの?

相談者:
肌はまあ、あの、ちょっと、あの、お値段の高いのを使っております。

大原敬子:
どれくらい高いの使っているんですか?

相談者:
ま、クリームだと、3万ぐらい?

大原敬子:
え!?
3万!?

相談者:
そう

大原敬子:
クリームが3万だと、他のもの・・

相談者:
(笑)そお、そお

大原敬子:
一ヶ月のお化粧品はどれくらい掛かるんですか?平均して。

相談者:
あ、あの、一番わたくしが使うのはね、

大原敬子:
ええ

相談者:
だいたい月にい、2万ぐらい?
身体にはね、お金を掛けてます。

大原敬子:
ね。
終生あなたは、女性として生きられる環境に居たってことですよね?

相談者:
あ、そうですか

大原敬子:
も、ほんっとに自分は充実してるんですよね。
いくら3万遣っても、

相談者:
ええ

大原敬子:
皆んなが見てくれなかったら、3万使う意味がないですもの。

相談者:
そおですね、でも、やっぱり、皆さんね、

大原敬子:
そっおぉ

相談者:
近所の方がねえ、

大原敬子:
ええ

相談者:
あのお、「キレイな方」って言います。

大原敬子:
もう、それで十分幸せじゃない。
今日の相談、一体何だったんですか?

相談者:
(笑)

大原敬子:
(笑)何?、この相談は。

相談者:
今、ほんとねえ、え、

大原敬子:
うん

相談者:
幸せです

大原敬子:
ねえ?

相談者:
ええ

大原敬子:
あっ、今日は幸せと美貌を、加藤先生に伝えたかったってこと?

相談者:
(笑)
ありがとうございます。

大原敬子:
そういうことですよね?

相談者:
ええ

大原敬子:
じゃ、もう、美男子の加藤先生に、伺ってみます。

(再びパーソナリティ)


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