孫息子が母を殴るのは甘えてるから。祖母のあなたに良い子なのは他人だから
テレフォン人生相談 2018年1月10日 水曜日
中学生の孫は、私には優しいのに、母親にはリモコンで殴ったり暴力を振るう。どうすれば暴力が治まるか?
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女65歳 夫66歳 離れて住む5年前に離婚した長女40歳 長女の息子13歳 次女37歳
今日の一言: 人は一番甘えてる人、一番好きな人に攻撃的になります。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし?、はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です
相談者:
あ、お世話になります
加藤諦三:
はい、最初に年齢を教えてください
相談者:
66です
加藤諦三:
65歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい、しております
加藤諦三:
えっと、ご主人何歳ですか?
相談者:
66です
加藤諦三:
66歳
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
娘二人おります
加藤諦三:
えーと、何歳ですか?
相談者:
上、え、長女が40う、次女が37です
加藤諦三:
はい、分かりました
で、どんな相談ですか?
相談者:
あ、孫お、あの、長女の孫があ、
加藤諦三:
はい
相談者:
気に入らないことがあると、あの、親に、母親に暴力振るうんです。
加藤諦三:
はい、孫は今、何歳ですか?
相談者:
え、13、中学校、入ったばっかり、13ですかね?
加藤諦三:
13歳ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、これは男の子ですね?
相談者:
男です
加藤諦三:
はい
で、ぼう、暴力、気に入らないことがあると暴力を振るうっていうのはお父さんに対して?お母さんに対して?
相談者:
あの、ちょっと、娘はあ、あのの、離婚してますので、
加藤諦三:
はい
相談者:
一人で育ててますう、子どもを、はい
加藤諦三:
当然母親に対する暴力ですね?
相談者:
そうです、はい
加藤諦三:
その暴力っていうのは、どの程度ですか?
相談者:
うーん
加藤諦三:
中学校っていうと、もう、結構、力ありますね?
相談者:
ええ、身体、あのお、蹴ったりい、なんか、もので殴ったりい、
加藤諦三:
物で殴る?
相談者:
うん・・
加藤諦三:
うーん・・
相談者:
で、あの、暴言?
ババァとか、そうした◆#$言うんです。
加藤諦三:
あ、ばばぁとか
相談者:
はい
加藤諦三:
このお、蹴ったり、物で殴ったりしてえ、例えば、お医者さんに行くっていうようなことは・・
相談者:
あ、そこまではまだ、はい
加藤諦三:
そこまでは無いわけですね?
相談者:
あ、イタイ、イタイ、は言うてますけどね、はい
加藤諦三:
傷跡が残ってるとかって、そういうことでもないんですね?
相談者:
う、そこまではない・・
加藤諦三:
そこまではない?
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、暴力を振るうのは、あの、どのくらいの頻度ですか?
つまり、ひと、一月に一度とか、いや、半年に一度・・
相談者:
あ、一週間にい、一度か、十日に一度くらいですねえ。
加藤諦三:
一週間に一度・・とう、ぐらいっていうのは、かなり・・
相談者:
んん、あの、自分が嫌なこと言われると、そういうふうに、キレて、しまうんですね。
加藤諦三:
ああ・・
お母さんからしてみればですよ?、そんなしょっちゅう、ほんとに凄い暴力を振るうね?、一緒に暮らしてるわけですからあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
怖いですよね?
相談者:
怖い、怖いです。
怖い怖いって言います。
加藤諦三:
ね?だって、暴力ふるってないときだって怖いわけでしょ?
相談者:
振るってなくても、いつ、振るうか、
加藤諦三:
分からないだろうね?
相談者:
不安、いうんで、怖い、って言う。
加藤諦三:
恐いですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
ん、だから、いつも、ビクビクして暮らしているって・・
相談者:
そお、そお、そお、んで、なんかストレス溜まって、
加藤諦三:
うん、そら溜まりますねえ
相談者:
お仕事もねえ、あのお、正社員で、行っておりますからあ、
加藤諦三:
そうすと、しゅっ、おしゅ、お父、お母さんの方は仕事はあ、あの、あれですか?
朝、出て、
相談者:
あ、うっとお、8時頃から、えー、遅いときやったら、6時とか、回りますね。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすると、中学生ですから、クラブ活動なんかあるとは思いますけども、帰って来たときは、家は一人なんですかね?
相談者:
あ、一人です、はい
加藤諦三:
んん・・
それで、この暴力を振るい出したのはいつ頃からですか?
相談者:
そうですね、3年ほど前でしょうかねえ・・
加藤諦三:
小学校の頃ですねえ
相談者:
うん、そうですねえ
加藤諦三:
うん
で、離婚したのはいつですか?
相談者:
あ、5年ぐらい前ですね
加藤諦三:
5年ぐらい前
相談者:
はい
加藤諦三:
そいでお父さんとは、お孫さんは会ってるの?
相談者:
いえ、会ってないです
加藤諦三:
まったく会っていないですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
んん・・
これはどうですか?
あのお、学校生活、中学校、
相談者:
んん、なんか、
加藤諦三:
はい
相談者:
よう、どうでしょう?、まだちょっと本人と、まだ、会ってないんですけど、わたしもね。
加藤諦三:
ああ
そうすっと、
相談者:
よお、分からないんです。
加藤諦三:
本人のことはよく分からないわけですね?
相談者:
分からないです、はい
加藤諦三:
うーん、要するに、学校、学校行って仲間と上手くやれてるのか?やれてないのか?
そういうことも分かんないわけですね?
相談者:
んん、たぶん、あんまり・・分からないですね、はい
加藤諦三:
はい
そいで、あの、クラブ活動熱心にやってるとか、やってないとか、それも分かんないわけですね?
相談者:
熱心には、(笑)やってないと思いますねえ、はい
加藤諦三:
はい
で、要するにあなたとしては、実態はあんまりい、把握してないわけですよね?
相談者:
態度はね、わたしい、どもと、また母親、態度がコロッと変わるんですわ。
加藤諦三:
ああ
相談者:
わたしらにはもっすご優しくしてくれるんです
加藤諦三:
あ、あなたにはすごく優しい?
相談者:
うん・・
で、そんな・・信じられへんですねん、そういう・・
加藤諦三:
うん、ま、
相談者:
二面性があるから
加藤諦三:
あなたの前では良い子になるわけ?
相談者:
あ、良い子お・・んん、ま、あのお、ん、あのお、うん、あのお、そ、祖母やから優しい、「大丈夫う?」とかね?、あの、言うてくれるけどねえ
加藤諦三:
はい
相談者:
なん、一番、キレるのは、
加藤諦三:
はい
相談者:
宿題のこととか、
加藤諦三:
はい
相談者:
好き嫌い多いからね
加藤諦三:
はい
相談者:
残すんです、お弁当をね
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、母親が、「何でこな食べないの?」って言うたら、うわぁってキレるんです
加藤諦三:
うん、そら怒るでしょうね
相談者:
う、の、この、自分のこう、嫌なこと言われたら、この範囲があるから、そおれにちょっと入られると、グッと、キレるんですわ。
加藤諦三:
うん・・
そいで、あの、あなたに、は、ま、優しいと。
あなたには、良い中学生なるわけ?
相談者:
そう、そうです、はい
加藤諦三:
で、この、あなたのご主人の、に対してはどうですか?
やっぱ良い中学生?
相談者:
まあ。あの、普通ですね、別に、そんなあ、主人はちょっと怒ったら恐いからね。
そん、何も言いませんわ。孫も。
相談者:
んん
相談者:
があっと怒るから。
相談者:
うん
警察沙汰にはなったことはないんですか?
相談者:
いえ、そ、ところが、なんか、大きな声で喧嘩してたらあ、誰かがおまわりさんに、「虐待されてるんの違うか?」いうことで、なんか、電話されてみたいで、(咳)おまわりさん来られましたわ。
加藤諦三:
うん、虐待っていうのは、お母さんが虐待されてる?
相談者:
そうそう、お母さん、母親が、子どもを虐待してる、いうこと・・
加藤諦三:
あ、お母さんの方が子どもを虐待してると思って、近所の方は電話をしたと。
相談者:
そお、そお、そお、そお、うん
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすと、近所の方から見るとね、
相談者:
はい
加藤諦三:
この子はきっと、近所の方には、「お早うございます」「ただいま」とかっていう、挨拶もキチンとする礼儀正しい子なんでしょうね?
相談者:
それはちゃんとします。挨拶はちゃんとするんですわ。
加藤諦三:
母親が虐待してんじゃないか?と思ったということはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
よほど、い、いい子なんですよ。
あなたにも良い子。
相談者:
はい
加藤諦三:
その近所の、奥さん方にもキチンと挨拶をする
相談者:
はい
加藤諦三:
良い子なんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、お母さんに対しては、蹴ったり・・その、物で殴ったっていうのは例えば何で殴りました?
相談者:
あの、なんか、テレビのリモコンとか
加藤諦三:
あ、テレビのリモコン?
相談者:
そこに、そ、そばにたぶん在ったからだと思います。
加藤諦三:
はい、分かります。
そいで、あなたの今日の相談というのは?
相談者:
どうしたら、その、母、あの、娘とそのお、孫が、良好な関係にね?
加藤諦三:
なるか?ということね?
相談者:
そうです
加藤諦三:
今日はあの、スタジオに、ではですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
心についてのエッセイストとして抜群の才能を、現しているマドモアゼル愛先生がいらしてんので、
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います
相談者:
あ、よろしくお願いします
(回答者に交代)
子供だからこそ
大人、親の卑怯や矛盾に気がつきます
伝わらないわけがない
良いほうも悪いほうも