家族の悪口と自分の善行をよどみ無く話す女に燃料を投下する加藤&愛

テレフォン人生相談 2018年2月22日 木曜日

離婚して実家に戻ったら、母からは「どうしようもない奴だ!出て行け!」と言われ、隣に住む兄とは不仲。どうしていいか分からない。

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 女44歳 12年前に離婚して両親と(父76歳 母73歳)と同居 息子大学2年生 2歳年下の娘
隣りの家に住む兄は妻が出て行って子どもと二人暮らし

今日の一言: 苦労はいつか花が咲きます。ずるい人はいつか滅びます。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい。
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい。
最初に、年齢教えて下さい。

相談者:
はい。44歳です。

加藤諦三:
44歳・・

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
いいえ、離婚しています。

加藤諦三:
あ・・何年前ですか?、離婚したのは。

相談者:
はい、離婚したのは12年前です。

加藤諦三:
12年前ね。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、お子さんはその時いらしたの?

相談者:
はい、いました。
うんと、上の息子が・・その当時小学校3年生。

加藤諦三:
はい

相談者:
下の娘が小学校1年生でした。

加藤諦三:
で、このお、二人は今・・あなたと一緒に暮してんですか?

相談者:
はい。暮らしてます。

加藤諦三:
はい、分かりました・・

相談者:
はい

加藤諦三:
で、どんな相談でしょうか?

相談者:
えっと、まず・・聞きたい事が、2つあるのですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしと・・父と母との関係と、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしと、兄との関係を、聞きたいんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
父が76歳。

加藤諦三:
はい

相談者:
母が73歳で、同居しています。
で・・離婚して、一緒に暮らし始めてから、

加藤諦三:
はい

相談者:
・・母に、ずっと「出て行け」って・・言われ続けました。

加藤諦三:
うーん

相談者:
あと「どうしようもない奴だ」とか、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、この家を、出ようかなと思ったのですが、

加藤諦三:
んはい

相談者:
わたし自身が、小さい頃・・人に預けられえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
父親のギャンブルで、借金が物凄くなり、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしは、15歳の時に・・この家に居ちゃいけない子だなと思い・・

加藤諦三:
はい

相談者:
集団就職という形で・・都会に行きました。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、その時も・・寮に、入ってる時に物凄い苛めを受け、

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
で、その時に具合悪くてえ、熱を出してる時に、

加藤諦三:
はい

相談者:
「喉が渇いた」って、言える相手がいない虚しさ、悲しさを、

加藤諦三:
はい

相談者:
その時に・・わたしは知ったので、

加藤諦三:
はい

相談者:
母が「出て行け」って言っても・・

加藤諦三:
はい

相談者:
具合が悪い子どもの面倒を看てくれる、それだけでよしとしようと思い、ずっとこの家に居て、

加藤諦三:
・・はい、はい

相談者:
で・・うんとお・・

加藤諦三:
と、今、お母さんが「家、出てけ」っていうのはあれですね?
あなたと、お子さんと一緒に出て行けという事ですか?

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
で・・わたし・・癌になってえ、

加藤諦三:
いつですか?ガ・・

相談者:
んと、癌になったのは、2年、ぐらい前・・

加藤諦三:
はい

相談者:
で、い、1年間・・治療のため家で休んでたんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
で・・そうこうしてるうちに・・あれ?って、わたし・・自分でやるべき事を、ちゃんと子育て・・できたなって去年・・上のお兄ちゃん大学に入れて・・

加藤諦三:
あ、上のお兄ちゃんは、小学校3年の子が・・だった子が今は、そうすっと・・

相談者:
大学・・今2年生です。

加藤諦三:
ん、2年生ですか、はい

相談者:
はい。で・・それもあのお・・ちょっと、いろ、ちょっと、ちょっとした事があって・・
あ、わたしもう、この家出て行けるなって。

加藤諦三:
はい

相談者:
子ども達に・・
「お母さん出ようと思う、この家を」って。

加藤諦三:
うん

相談者:
「明日、市営住宅の申し込みに行って来るよ」・・

加藤諦三:
うん

相談者:
・・って。って言ったら・・

加藤諦三:
うん

相談者:
子ども達も「うん、分かった」って。

加藤諦三:
うーん

相談者:
で、それを・・うちの、両親がなんか察したみたいで、

加藤諦三:
うん

相談者:
今度は「出て行くな」って。

加藤諦三:
ん、あ、でしょうね。

相談者:
で、

加藤諦三:
うん

相談者:
そっから人が変わったように優しくなりい、

加藤諦三:
うん、ま、そうだと思います。

相談者:
そしたらあ・・突然優しくなられたもんだから、わたし、虚しさしか今ないっていうか。

加藤諦三:
うんー

相談者:
ホントは・・年老いた親に・・優しくしなければいけないしい・・親孝行もしなければいけないと思うのですが、

加藤諦三:
うん、うんうん、うん

相談者:
それができない、自分が・・

加藤諦三:
うん

相談者:
歯がゆくて。

加藤諦三:
うん

相談者:
考え方を一つ変えれば、自分の気持ちが楽になるんだろうと思って、

加藤諦三:
うん

相談者:
一生懸命考えてはいるのですが、

加藤諦三:
うん

相談者:
答えが出なくて、

加藤諦三:
うん

相談者:
電話しました。

加藤諦三:
あー、どうもありがとう。

相談者:
いいえ

加藤諦三:
あのお・・お母さんがね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたに、「出て行けえ」「出て行けえ」って、どうも、「どうしようもない奴だ」・・

相談者:
うん

加藤諦三:
て、言い続けてたのはあ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さんが、

相談者:
はい

加藤諦三:
お父さんに向ける、その、怒りとか憎しみを・・

相談者:
はい

加藤諦三:
一番・・向けやすいあなたに向けてたんですよね。

相談者:
・・(泣き)ん・・はい

加藤諦三:
もっと言うとお・・なぜあなたに向けたかっていうと、あなた一番優しい人だから。

相談者:
ふふ・・

加藤諦三:
だから、今そこまで、言われてもお、

相談者:
(号泣)

加藤諦三:
年老いた、お母さんを、優しくしなければならないっていう・・

相談者:
はい、はい(泣き)

加藤諦三:
・・ほんっとにあなた優しく生まれたんだねえ、心優しく。

相談者:
(泣き)

加藤諦三:
だから当然お母さん・・
「出て行く」って言った、途端に変わります、それは。

相談者:
はい

加藤諦三:
ん、もう正反対になります。

相談者:
はい

加藤諦三:
全く反対の人間になります。

相談者:
はい

加藤諦三:
だって、あなたにしがみ付いてんだもん。

相談者:
うん

加藤諦三:
うん

相談者:
して、あの、もう1つが・・

加藤諦三:
あ、も、お兄さんの方ですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい

相談者:
しん、兄が・・隣りの家に住んでて、

加藤諦三:
はい

相談者:
5年前にい・・奥さんが家を出て行きました。

加藤諦三:
はい

相談者:
子どもを置いて。

加藤諦三:
はい

相談者:
して、その子どもが当時小学校5年生だったのでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
母親代わりではないですが、

加藤諦三:
ええ

相談者:
「どうしたの?」「こうしたの?」って聞いたらあ・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
言葉の暴力とか、一切、物を買ってもらえないとかあ、

加藤諦三:
うん

相談者:
・・そういったものでえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
「わたしが悪い子だからあ」・・

加藤諦三:
うーん、でしょうね・・

相談者:
「お母さんがわたしを苛めた」って、
「敵対とかする」って、時もありい・・

加藤諦三:
うん

相談者:
その時に、「違うよ」って。
「子どもは親に、我儘を言うのは当たり前の事でえ」・・

加藤諦三:
うん

相談者:
と、「その中で、いい悪いの分別を教えて行くんだよ」って。
て、下着とかも買ってもらってなかったのでえ・・

加藤諦三:
うん

相談者:
いつも夏のボーナスと冬のボーナスがわたしは入る時は、子どもの物から買って行くのですが、

加藤諦三:
うんうん

相談者:
その時はあ、自分の子ども達には我慢をさせえ・・

加藤諦三:
うーん

相談者:
兄の子どもの・・下着類などを・・

加藤諦三:
うーん

相談者:
全部買いに・・

加藤諦三:
うん

相談者:
全部・・その、離、お母さんが出て行ってから1年間は、わたしが全部晩御飯を、家族のみんなの分、作ってたんですね。

加藤諦三:
うーん

相談者:
で・・うちの母と、父は・・兄の言う事は絶対聞くんです。借金したら借金も払う。

加藤諦三:
あーそうでしょうね。
あなたに対する、た、態度と全然違うでしょ?

相談者:
はい

加藤諦三:
うん・・あのお、子どもが2人いる時に、

相談者:
はい

加藤諦三:
一方の子どもを苛めて、一方の子どもを・・

相談者:
はい

加藤諦三:
猫っ可愛がりするっていうのが、

相談者:
はい

加藤諦三:
それは、もう・・問題を抱えた親の・・やる事なんですよ。

相談者:
はあ、で・・

加藤諦三:
で#$%◆、あ、お兄さんの言いなり。

相談者:
はい

加藤諦三:
そして、あなたは自分の言うなりにするっていう・・

相談者:
はい

加藤諦三:
こういう事ですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はいはい

相談者:
で・・兄のことを、
お前、「お前が人の気持ちが分からない人間だから、子どもがこうなってる」って、
子どもの苦しみ、「子どもの苦しい気持ちも分からないからこうなってる」って。

(*)
ここは、妹である相談者自身がが兄に対して言ったセリフを再現している。
相談者が甥の惨状を見かねて兄を正そうとしたわけだ。
冒頭で「兄のことを」と断っているので当然そうなんだけど、「お前」と呼びかけていることからアタシも含めて誤解するリスナーがいそうなので、あえて。

加藤諦三:
うん

相談者:
怒鳴って怒ってえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
で、言っても、一切しない。聞く耳持たず。

加藤諦三:
うん、す・・

相談者:
で・・

加藤諦三:
そうですよね、だって・・

相談者:
うん

加藤諦三:
お兄さんの方は・・もう、何でもお父さんお母さんの言う事聞いてくれる。

相談者:
はい

加藤諦三:
つまり・・このお兄さん、ずるく立ち回る、人ですから。

相談者:
そぉ・・はい

加藤諦三:
で、そのずるく立ち回るう・・人の言うなりになるのがあなたの、お父さんとお母さん。

相談者:
はあー

加藤諦三:
ほんで、あなたを苛めながら自分の心を癒してるっていうこういう構造ですよ。

相談者:
はあー

加藤諦三:
うーん、ま、そういう状態の中で、どうしたらいいか分かんなくなったっていう事ね?

相談者:
と、父と母にもやっぱり、どっかしら・・優しくしないと自分が後悔するような気がするんです。

加藤諦三:
・・うん

相談者:
それは、どうすればいいかが分かんない・・

加藤諦三:
あー、なるほどね。

相談者:
はい

加藤諦三:
そこが非常に大切なとこですよね・・

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたの気持ちからするとね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あのねえ・・あなた確か、もう、どうしていいか分からないという・・今日の相談、よく分かります。

相談者:
はい

加藤諦三:
もう、今日はね、心についてのエッセイストとしての、お馴染のマドモアゼル愛先生がいらしてんので・・

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)

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