ATM100万✕4日で銀行から「ご本人ですか?」。愛人から守った500万

テレフォン人生相談 2018年4月4日 水曜日

父の50年来の愛人が父の財産を管理し、勝手に400万円を引きだした。刑事事件化して、さらに不倫慰謝料を請求したい。

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 女63歳 父92歳入院中 母93歳 弟妹もいる

ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談ですう。

相談者:
はい・・はい

ドリアン助川:
よろしくお願いします。

相談者:
よろしくお願い致します。

ドリアン助川:
今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
えっと、わたくしのあの、実の父の、えっと愛人とのトラブルにつきまして、お聞きしたいので・・お電話しました。

ドリアン助川:
あー、はい、えー、お父さん、に、愛人がいらっしゃる?

相談者:
はいそうです。

ドリアン助川:
はい
えーと、お父さんおいくつですか?

相談者:
92歳です。

ドリアン助川:
92歳!?

相談者:
はい

ドリアン助川:
92歳で愛人、いらっしゃるんですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
あなた様おいくつですか?

相談者:
わたくしは63歳です。

ドリアン助川:
63歳。
お母さんは?

相談者:
90う・・3歳で。

ドリアン助川:
93歳?

相談者:
はい、存命です。

ドリアン助川:
お・・お元気でいらっしゃる?

相談者:
はいそうです。

ドリアン助川:
はい。
えーお母さん93歳、お父さん92歳。
で、

相談者:
はい

ドリアン助川:
92歳のお父さん、に、い、いらっしゃるこの愛人というのは・・あなたどういう人か分かってるんですか?相手は。

相談者:
会った事はないんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、ずーっと苦しめられて来ましたから。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
えっと、もう・・50年以上の・・付き合いがある・・方で。

ドリアン助川:
50年以上?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、あ、この愛人の方はおいくつなんでしょう。

相談者:
80・・半ばだと思、思います。

ドリアン助川:
80半ば?
もう50年以上、ずっとこの方が・・

相談者:
ま・・はい

ドリアン助川:
んで、え、お母さんも、じゃ・・知ってるわけですね?

相談者:
はいそうです

ドリアン助川:
ふうーん

相談者:
家族全員知っております。

ドリアン助川:
はい。
で、今どんなトラブルが起きてるんですか?

相談者:
はい。
えっと実は父が・・えー、3週間ん、前ぐらいに、えっと交通事故に、遭いまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
ま、酷い事故でしたので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
結局う、自宅には戻れず、手術に入るう、状態になってしまうんですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、父はあのお・・わたし達の家族の方には、一切お金を、預ける形はなかったんですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、金銭的なものに関して、あのお、ハッキリは分からないんですが、愛人の方の・・生活費用・・あの、自分なりに持っていた、らしくて。
そいで、自分の、あのお、自己管理、の形で、そのお、通帳も全部自分で管理していた状態なんですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、その・・手術・・なり、その、入院するにあたって・・お金が必要になって来るわけなんですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、それを、愛人の方に・・えっと愛人の方が「通帳を持っている」っていう事、口にして来ましたので、
どうして、その愛人が通帳を持っているのかは分からないんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
「2通の通帳と印鑑を預かっている」っていう言い方だったんです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
そいでえ、「お金え、ちょっと必要なので、そのお金をいただけますか?」っていう事で・・家族が申し出た時に、
「払います」っていう言い方をしたんです。

ドリアン助川:
ええ

相談者:
あの「通帳渡します」って。

ドリアン助川:
はい

相談者:
でもお、その、「渡します」って言った直後から急に変わってしまったんですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
要するに、「通帳は渡せない」と。
そいで、あのお・・ま、こちらが、通帳を渡してもらえないのなら、もう50年以上もそちらの、愛人とずっと・・ま、付き合って来ているんでしょうから、

ドリアン助川:
はい

相談者:
「じゃ、すべて今後の事はあなたにお任せします」と。
で「通帳もいりませんし、父もそちらに渡しますので、こちらは、今んなって離婚の手続きを取る形を取ります」っていう事を申し出ましたら、

ドリアン助川:
はい

相談者:
向こうはそれを拒否しました。

ドリアン助川:
はい

相談者:
「お金は渡せない」
「父の事は看られない」

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、こちらが今度、父のお金を、うちら、うちの家族は・・預かってないもんですから・・その入院費やら、手術費やら(苦笑)、今後の事の、お金の・・工面をしなきゃいけない状態になりまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
そこで、揉めてしまった状態です。

ドリアン助川:
なるほど。

相談者:
でえ・・あのお・・

ドリアン助川:
うーん

相談者:
そうですね、えっと、ここ、数日の間に・・もう、全然知らなかったんですけど、
えっと、通帳から・・多額のお金が、4日間に渡り、引き、あの、ひ・・の、な・・

ドリアン助川:
引き下ろされていた?

相談者:
引き下ろされていた状態で、

ドリアン助川:
はい、うーん

相談者:
でえ、初めて・・ま、その、愛人・・の関係者でしょうけれども・・全部お金を、あの、取ろうとしたらしんですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、一応その、父の名義の通帳なんです。
ふ、2通とも。

ドリアン助川:
はい

相談者:
それで一応、あのお・・ま、通帳、銀行の方に・・あの、理由を話して、
カードは使えないように、通帳は・・ま、下ろせないようにっていうような手続きを取ったんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
今後・・汚い形をやってますので・・あのお、わたし達は、あくまで、お互い?、向こうの家庭と、こっちの家庭と、父が勝手な事をしながらも、ここ、50年も生きて来ましたので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
もし、なんかあった時は話し合いで・・解決する、気持ちでいたんです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
なので・・あの、上手く、こう・・トラブルが起きないような状態にしようと思っていって、いったところ、
向こうの方(かた)が・・どういうわけか、お金が欲しいっていう形に気が変わって、父の面倒は看ないっていう風に変わってしまって、

ドリアン助川:
はい

相談者:
それで知らない間に、通帳からお金を引き出された状態が発覚しましたので、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
凄くこちらと、しては腹立たしい状態になりましたので、

ドリアン助川:
そうですねえ。

相談者:
一応、その愛人の方に・・まだ母が生きてますので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
50年以上の・・母が、母の代理として・・その、慰謝料を請求したいと思うんですけれども。

ドリアン助川:
うん、あの、この通帳2通っていうのは、

相談者:
はい、はい

ドリアン助川:
ちょっとえげつない事を聞きますけども、

相談者:
はい

ドリアン助川:
どれぐらい・・の額、入ってるもんなんですか?

相談者:
えーっとお・・ちょっとハッキリ分かんなくて、1つはそのお・・えっと、連日で、えっと、多額のお金が引き落とし、あ、引き出された通帳は、残金が大体500と伺ってます。

ドリアン助川:
残金が500?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、「多額のお金引き出された」っていうのは、どれぐらい引き出されたんですか?

相談者:
えっと、100万円を4回です。

ドリアン助川:
100万、4回?

相談者:
はい

ドリアン助川:
うーん

相談者:
それで連絡が来まして。あの、

ドリアン助川:
はい、銀行から?

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
でえ、本人が、果たして引き出してるのかどうか?っていう連絡が来て初めて分かった状態です。

ドリアン助川:
は、は、は、は
んで、これがあ、えー、その愛人の方に・・手に渡ってしまったって事ですね?

相談者:
行っちゃってるんです。はい
どうして行ったのか?が不明なんです。

ドリアン助川:
不明なんですね。

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、この辺・・あの・・あなたは、じゃ、愛人とは・・えー、話をする・・関係にあるわけですか?

相談者:
で、あの、しようと思えば、しますけれど、した事はございません。
ただ、あのお、わたくしの家族が・・一応話して、弟なり妹なりが・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
話したりしてます。

ドリアン助川:
あ・・そ、それで、その事実が、あ、明るみになったって事ですね?

相談者:
はい、そうですそうです。

ドリアン助川:
で・・

相談者:
で、あの、問い、問い質したところ・・「知らない」っていう風にとぼけました。

ドリアン助川:
はい。で、その、お母さんはなんとおっしゃってますか?

相談者:
母は、もうあの、ちょっとハッキリ、物事の把握が、難しくて、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
えー、大変な事になってしまったっていう感覚でしか見てません。

ドリアン助川:
はい、じゃ・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
あなたと、ご兄弟の・・決断ですね?

相談者:
はい、そうです、はい

ドリアン助川:
えー、この、決断の中でも、あなたが中心だと考えていいですか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
分かりました。
えー、それでは今日の先生に、ご相談したいと思います。

相談者:
はい

ドリアン助川:
弁護士の中川潤先生です。よろしくお願いします。

相談者:
はい

(回答者に交代)


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