その振る舞い、同情は惹くけど美しくない。夫を失った女がホントに求めていたもの

テレフォン人生相談 2018年4月18日 水曜日

夫が4年前に突然死。がむしゃらに頑張ってきたけどれども、力尽きてしまった。

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女51歳 夫は4年前に48歳で他界 長男高3 次男高1

ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談です。

相談者:
お願い致します。

ドリアン助川:
今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
はい、えっと、主人が・・4年程前に、

ドリアン助川:
はい

相談者:
亡くなりまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
ん、最初は、子どもも・・まだ、小さかったので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
頑張らなきゃいけないと。
なんて、周りに・・あのお、手伝ってくれる人とか・・全くいなかったので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、わたしが、もう1人で、やって行かなきゃいけないって思っていたんですけど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、ずっと・・ま、それでも、優しい方とかが・・ま・・わたしに、わたしの事を聞くんではなくて・・わたしに、
「頑張れよ」とか・・そのお・・
「子どもの前では、笑ってなさい」とか、言われるんで、ずっと、泣けなかったんですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
そしたら段々泣けなくなって来て、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
でも、頑張って来たんですけどお・・なんか生活も安定して来て・・すると、自分が・・楽しんでもいるんですけど・・
なんか・・こう・・穴が開いたままで、

ドリアン助川:
うん

相談者:
・・やる気が出ない・・っていうか。
人と会う時は、笑ってるし、楽しいし。

ドリアン助川:
はい

相談者:
・・子どもがいる時も、やらなきゃいけない事はやるんですけど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
でも1人で、平日に休みがあったりすると・・朝も起きれてなくて・・掃除しなきゃいけないのに、しなくて・・何もできない、自分が情けなくて、

ドリアン助川:
はい

相談者:
やる気を、出したいって思うんですけどお・・出ないんですよ。

ドリアン助川:
うーん・・えー、失礼ですけど、おいくつですか?今。

相談者:
あ、51、です。

ドリアン助川:
51歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
という事は・・えー、47歳の時にご主人亡くなったんですか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご病気?

相談者:
はい、突然に、亡くなる・・

ドリアン助川:
4年前に、突然亡くなったんですね?、前触れもなく。

相談者:
でさ・・はい、出先で。

ドリアン助川:
うん、はい

相談者:
なんか・・気付いてあげる、ことも、あー、そう言えばって、誰にも言ってないけど、るんですけど、

ドリアン助川:
うーん

相談者:
その時に、冷たくあしらったりとか、わたしはしてて、

ドリアン助川:
はい

相談者:
・・自分が・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
醜いっていうか・・

ドリアン助川:
うーん

相談者:
(泣き)うん、自分、が悪いなって・・

ドリアン助川:
うーん

相談者:
で、亡くなってからも、自分が悪いのに・・主人の会社の責任にしたり、

ドリアン助川:
うーん

相談者:
文句を言ってしまったり(泣き)・・なんか・・

ドリアン助川:
ご主人おいくつ、だったんですか?、その時。

相談者:
48でした。

ドリアン助川:
48歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
あなたより1つ上だったんですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
うーん。結婚何年目だったんですか?

相談者:
・・とお、10う、5、6年・・

ドリアン助川:
15、6年ね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、お子さんは?、その時。

相談者:
えっと、6年生と・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
中学2年生でした。

ドリアン助川:
6年生と中学2年生。

相談者:
男の子です。

ドリアン助川:
男の子2人?

相談者:
はい

ドリアン助川:
そして、あなたはそれから1人で・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
頑張って、来られたわけですねえ?

相談者:
うん・・はい(泣き)

ドリアン助川:
うんー、で、じゃ、今、あーお子さん達は・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー高・・高校生?、え?

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
高校生ですね?、2人共。

相談者:
はい、はい

ドリアン助川:
で、えー、お父さんいなくなっちゃってからのこの4年間は、

相談者:
はい

ドリアン助川:
あなたは、仕事は何を、し、どんなこ、事されて来たんですか?

相談者:
あ、あー、最初は、ずっとわたし、亡くなるまでに、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの・・あるう、資格を取りたくて、

ドリアン助川:
はい

相談者:
もう、10、年以上、10年ぐらい・・専門職で頑張っていたんです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
ただ・・パートだったんですけれども、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
(鼻をすする)受験資格う、やら、なんやら、ま、1つずつステップを・・でもそれで、頑張ろう頑張ろうって・・やっていて楽しくてえ・・そこだけお願いしてたんです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
だけれ、その後に、1度入ったんですけど・・1回辞めて、正社員で・・入り直したんですけど、その専門職に。

ドリアン助川:
はい

相談者:
でもやっぱり・・キツくて、

ドリアン助川:
うんー

相談者:
もう、そこに、魅力を感じなくて・・もう辞めて、

ドリアン助川:
うん

相談者:
も、全然違う、事務的な仕事に?

ドリアン助川:
はい

相談者:
変わったんですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
時給もいいし・・座ってられて、

ドリアン助川:
うん

相談者:
凄く・・楽、というか、

ドリアン助川:
うん

相談者:
・・そういうの、やるんですけど・・そこに対し・・して・・目標も何もなくて、お金を稼ぐだけ。

ドリアン助川:
うーん、でもお金稼がないとね?、だって・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
息子さん2人いるわけですからねえ。

相談者:
はい

ドリアン助川:
で・・もちろんその・・今自分の心の中のモヤモヤって全部は語り切れないとは思うんですが、

相談者:
はい、はい

ドリアン助川:
今日電話をされて来た1番のとこというのは・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
そのお・・精神的な、ちょっと危機、に・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
瀕してるという事なんでしょうか?

相談者:
はい。なんか息子に負担を掛けてるのか、

ドリアン助川:
はい

相談者:
じゃないか?とか。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
凄く、思うけども、

ドリアン助川:
うん

相談者:
だから、こそ・・わたしが・・元気で・・いる事が、いいって分かってるんですけど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
やる気が出ない・・も、目標も・・何も・・輝いたものが見えない?

ドリアン助川:
うーん

相談者:
はい

ドリアン助川:
もう、生きていたくないと思ってしまう事もあるんですか?

相談者:
は、あります。

ドリアン助川:
あるんですね?

相談者:
死ぬのは怖いですけど、

ドリアン助川:
うんー

相談者:
生きている方がずっと辛いって・・

ドリアン助川:
うん

相談者:
なんか・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
思います。
で、こんな親を見てたら、子ども達も・・

ドリアン助川:
うん

相談者:
大きくなった時に・・お母さんがあんなんだったからって・・

ドリアン助川:
なんか随分お母さん自分を責めますね?、その・・

相談者:
あー・・どうなんでしょう。

ドリアン助川:
旦那さんが亡くなった事の理由も、「自分が悪い」とおっしゃったり、
・・「わたしがダメだ」みたいな事をおっしゃるんですけど、それなんか具体的に何があるんですか?

相談者:
・・いや・・人としてえ・・主人が、認めてくれていた唯一の・・人だったんですけど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
多分、わたし、誰も味方がいない気がします。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
うん、主人が・・守ってくれてたというか、1人、わたしを支えてくれてたなあって・・

ドリアン助川:
うーん

相談者:
すご、く・・思います。

ドリアン助川:
では・・今抱えてる・・お気持ちも含めて・・もう1度お話されて下さい。

相談者:
はい

ドリアン助川:
今日の回答者の先生紹介いたします。

相談者:
はい

ドリアン助川:
幼児教育研究の大原敬子先生です、よろしくお願いします。

相談者:
あ・・よろしくお願い・・

(回答者に交代)


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