その振る舞い、同情は惹くけど美しくない。夫を失った女がホントに求めていたもの
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
よろしくお願いします。
大原敬子:
あのお・・わたしが・・
相談者:
はい
大原敬子:
これから話す事がね?
相談者:
(鼻をすする)はい
大原敬子:
こんなに夫をね?、思って、
相談者:
ええ
大原敬子:
自分を責めてね?
相談者:
はい
大原敬子:
苦しんでる人に・・何故、あえて・・
相談者:
はい
大原敬子:
傷口に・・
相談者:
はい
大原敬子:
塩を塗るだろうか?っていう・・反発を買う事は覚悟してお話します。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
と申しますのは・・
相談者:
はい
大原敬子:
1つも事実がないんですね。
相談者:
あー
大原敬子:
事実、あなたの心の事実がないんです。
相談者:
はい
大原敬子:
で1つだけ、あ・・これが彼女のホントの性格かな?と思う・・
相談者:
(鼻をすする)うん
大原敬子:
部分が、1つ見えたんです。
相談者:
あ・・
大原敬子:
それは、えー「自分が、ある専門職があったと」・・「正社員になる前の、時は」・・
相談者:
はい
大原敬子:
「楽しかった」と。
相談者:
はい
大原敬子:
そして自分が頑張って・・正社員になった後・・
相談者:
はい
大原敬子:
段々、段々、自分、みりょ、その仕事にも・・魅力を感じなくって・・
相談者:
はい
大原敬子:
自らも、わたしの、解釈だと・・辞めて行ったような感じに取ったんですね。
相談者:
はい・・#$%◆
大原敬子:
これでよろしいですか?
相談者:
はい、そうです。
大原敬子:
という事は・・あなた自身が・・
相談者:
うん
大原敬子:
自由で・・
相談者:
はい
大原敬子:
拘束がなくって、
相談者:
はい
大原敬子:
無責任な中で・・の仕事だと、あなたは、人の何十倍も頑張るんだと思うんですね。
相談者:
・・
大原敬子:
今までは、
「君は正社員じゃないのに頑張ってるね、凄いね」って、じ、様々な人たちの・・
相談者:
はい
大原敬子:
・・称賛と、承認と、賛美があったんですね。
相談者:
あーはい
大原敬子:
ところが・・正社員になった途端に、
相談者:
はい
大原敬子:
働きが足らないような感じに・・なって来たんではないか?と思ってんです。
もし、これがですね?
相談者:
はい
大原敬子:
そういうあなたの無意識にそういう性格があったとしたなら・・息子さん達は、もう自分の前に・・
相談者:
はい
大原敬子:
在る人生をですね・・歩いてる。
相談者:
はい
大原敬子:
と、わたし自身だけが・・誰も・・
「お母さん偉かったね」って、「凄いね」っていう、称賛とか、承認が、今、4年も経つと・・消えて行くんですね。
相談者:
・・あー・・
大原敬子:
そうすると、わたし一体・・何のために生きたんだろう?って。
何のためにしてるんだろう?・・
相談者:
あーあー
大原敬子:
という事が・・あるんではないかな?と思ってるんです。
相談者:
・・
大原敬子:
そして・・何故・・
相談者:
ええ
大原敬子:
あードリアン先生おっしゃってましたね?
「随分自分を責めてますね?」って。
相談者:
はい
大原敬子:
責める事によって、自分を。
相談者:
はい
大原敬子:
周囲から・・
相談者:
はい
大原敬子:
同情を得たいって事もあるんです。キツいですよ、これは。
相談者:
あーあー
大原敬子:
でもあえてそれ言いますのはね?
相談者:
はい
大原敬子:
これだけ自分を責めるっていうのはね?
「わたしがいけないんです」「いけないんです」って事は・・周囲からの同情ですね?
相談者:
はい
大原敬子:
そうすっとあなたの方に関心持ちますよね?
相談者:
あーああ
大原敬子:
ハッキリ言って。
相談者:
うん
大原敬子:
というのは、全部が自分は悪かったと。
・・それよりも、もしあなたが夫と・・
相談者:
はい
大原敬子:
愛していたならですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
あれを・・気にすれば良かったなって事は涙しますけどって、具体的なものがあるんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
具体的なの何かありますか?
相談者:
1週間ぐらい前に・・
大原敬子:
うん
相談者:
「胸が痛い」って言ったんですよ。
大原敬子:
ご主人さまがね?
相談者:
はい
大原敬子:
ええ、ええ
相談者:
で、その時に、
大原敬子:
あ
相談者:
「もうそんなん気のせえよ」って。
大原敬子:
あーそれだったんだ。
相談者:
言ってしまいました。
大原敬子:
うん・・それ今でも残ってるんですね?
相談者:
残ってます。
大原敬子:
ちょっと究極、入っていいですか?
相談者:
はい
大原敬子:
もしですね・・夫を物凄く愛してたとします。
もう、この人がいなきゃ生きて行けないって。
相談者:
はい
大原敬子:
で、結果として・・「胸が痛いよー」って言ったが気付かなかった。
相談者:
はい
大原敬子:
で、こういう状態になった。
相談者:
うん
大原敬子:
この心境と・・
相談者:
はい
大原敬子:
夫とは可もなく不可もなく、
相談者:
はい
大原敬子:
もっと言うと、あまりわたしに構ってくれなかったって。
相談者:
はい
大原敬子:
寂しい思いもしたし、不満もあった。
相談者:
はい
大原敬子:
その時夫が、「胸が痛い」と言った。
相談者:
はい
大原敬子:
で、現実にこうなりました。
相談者:
はい
大原敬子:
あなた・・どっちの方を自分を責めますか?
相談者:
・・うーん、自分を・・「構って構って」って言ってる方が・・嫌だ・・だと思う。
大原敬子:
自分を嫌になるでしょ?
相談者:
はい
大原敬子:
夫との関係はその関係ではなかったですか?ってのが聞きたかったの。
相談者:
・・あ、多分そうです。
大原敬子:
そうですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
凄い素直ですね。
という事は・・甘える相手が・・
相談者:
はい
大原敬子:
いなくなった事が寂しいんじゃないの?
相談者:
そうです、そうです。
大原敬子:
そうですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
恋しいではなくって居なくなった相手ですよね?
相談者:
そうです、そうです。
大原敬子:
それ間違いなく?
相談者:
間違いないです。
大原敬子:
そうすると・・愛ではなくって、
相談者:
はい
大原敬子:
わたしは依存する相手がいなくなって寂しい。
相談者:
そうです。
大原敬子:
・・そこ整理しましたよね?
相談者:
そう・・はい
大原敬子:
今そこ、ごっちゃになってるんです。
今初めて自分自身が・・その他の人に言えないですよね?
「夫が恋しいんですよ」じゃなくって、
「構ってくれる相手居ないからね」・・
相談者:
うん
大原敬子:
「もうホント寂しいわ」と言えない。
相談者:
はい
大原敬子:
人から見たら・・愛する夫が亡くなってしまって、あなたお寂しいでしょ?っていう風に、取られてる可能性あるんですよね。
相談者:
・・あーあ
大原敬子:
お寂しいんだったら・・表面的な言葉で、
「でもね・・いつか月日が経てばね、忘れられるから」とか。
相談者:
はい
大原敬子:
「今頑張るのよ」って。
「もうひと息よ・・お子さんは大きくなるから」っていう事で・・
相談者:
はい
大原敬子:
皆さん慰めるんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
でもあなたの場合、その慰めの言葉が・・ピタリと、はまらないんです。
相談者:
はい、はい、そうです。
すいません、そうです、その通り。
大原敬子:
ね?、あなたは女として・・
相談者:
ええ
大原敬子:
今求めてるのは・・承認なんです。
「君は凄い」とか。
「頑張ってるね」とか。
相談者:
はあ、はい、はい
大原敬子:
それを認めて欲しいっていう、もそれしかないんです。
相談者:
はい・・はい、はい
大原敬子:
ね?
相談者:
はい
大原敬子:
だから先程も言いましたね。
「あの、わたしは、え、お掃除も何もしたくないんです」って。
相談者:
はい、はい
大原敬子:
「何々、せねばならぬ」って生き方は、無理をしてるんですね、生き方が。
相談者:
あー
大原敬子:
「何々しなければならない」って言い方をする人は・・
相談者:
はい
大原敬子:
周囲から・・
「凄いわねえ」っていう事が、欲しいからやってるんですって。
相談者:
あー、あ
大原敬子:
で、ホントに自分がしなければ、
相談者:
はい
大原敬子:
何となく気持ち悪い方は・・
相談者:
はい
大原敬子:
好いてるんですって。
だから、
「今何をやってもできないんです」って事は・・今まであなたが無理してましたよ、って事なんです。
相談者:
(鼻をすする)はあ
大原敬子:
だから夫に、依存しながら、夫を・・に対して、
相談者:
はい
大原敬子:
不満とか憎しみもあったはずなんです。怒りとかね?
相談者:
あ、ありました、ありました。
大原敬子:
ね?、それを認める事なんです。
相談者:
はい
大原敬子:
わたしはこんなに、けど、今その憎しみの対象がなくなったわけでしょ?
今日からですね、わたしが悪い妻だったとか、
例えばですね、わたしが・・
相談者:
ええ
大原敬子:
わたしがいけなかったって事は・・決して、ん、他人が聞いてて・・綺麗とは思えないんです。
相談者:
あー(鼻をすする)
大原敬子:
ハッキリ言って。
相談者:
はい
大原敬子:
同情っていうのは、愛には変わらないんです。
相談者:
はい
大原敬子:
同情は。
ところが1番ね?・・
相談者:
はい
大原敬子:
人から関心買うのは同情なんです。
「大変ね」って言葉が返って来ますから。
相談者:
うんうん、うんうん、うん
大原敬子:
でも、
「大変ね」はね?、あなたみたいに・・
相談者:
あ、はい
大原敬子:
関心を持ちたい人は・・「大変ね」は嫌なんです。
相談者:
嫌です。
大原敬子:
嫌でしょ?
相談者:
はーい、嫌です。
大原敬子:
でも、あなたがね?
相談者:
はい
大原敬子:
「大変ね」って言葉を、使わせる行動をしてるから。
相談者:
あーそうなんだ。
大原敬子:
「わたしがいけないんです」
「わたしはダメだったんです」って言ってるから。
相談者:
わたしが言わせてた・・#$%◆
大原敬子:
言わしてるんです。
あなたは・・
相談者:
あ、あー
大原敬子:
「わたしがいけないんです」って言った時、
「そんなことない、あなたこんなに頑張ったじゃない?」っていうね?
相談者:
はい
大原敬子:
称賛が欲しかったんですけども、
他人から言うと・・「大変よねえ」・・なってしまう。
相談者:
はい
大原敬子:
となると、これから、お子さんの前でもですね、
「お父さん亡くなってしまってね」・・
相談者:
はい
大原敬子:
「寂しいけれども」
相談者:
はい
大原敬子:
「あなた達いるから頑張るわ」って。
思ってもいなくっても・・
相談者:
はい
大原敬子:
そういう言葉を聞いた時に・・周りが、
「あなた素晴らしい」って言うんですよね。
「わたしには到底それできないわ」って、称賛とか賛美の・・言葉になると思いますよ。
相談者:
あー、分かりました。
大原敬子:
・・分かって下さい、ればうれしいんです。
相談者:
あー、はい
(再びパーソナリティ)