障害者枠の就活が行き詰まるウツ男。実は手帳の乱発で競争激化のあおり

テレフォン人生相談 2018年5月23日 水曜日

6年前にうつ病を発症。
精神障害の3級手帳を持ってる。
一年前から障害者枠で求職活動しているが決まらない。

【10ヶ月前】
’17/08/05 金融、IT、営業畑の独身男46歳がメンタル病んで転職繰り返す

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 男46歳独身 父は他界していて母と妹がいる

ドリアン助川:
もしもし?、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、もしもし、お世話になります。

ドリアン助川:
はい、よろしくお願いします。

相談者:
よろしくお願いします。

ドリアン助川:
今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
あのお、わたくし、あのお、実は障害を持っておりまして、

ドリアン助川:
ほう

相談者:
ま、障害者あ、雇用の・・会社をですね、中心に、仕事を探しているんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あのお、もう1年半んー・・ぐらいなるんですけれども、中々見つからなくて、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
どうしたらいいか?と思いまして、それで、ご相談のお電話を入れさせてもらったんですが。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい

ドリアン助川:
えっとまず、あなた様おいくつでしょう?

相談者:
46歳です。

ドリアン助川:
46歳?

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご家族は?

相談者:
・・えー、母と妹がいます。

ドリアン助川:
お母さんと妹さんが。

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。お父さんは、亡くなられた?

相談者:
はい

ドリアン助川:
あ、そうですか。えーとお・・これまで結婚、とか、は・・

相談者:
あ、独身です。

ドリアン助川:
独身のままね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で・・あのー、ま、ズバリ伺いますけども、

相談者:
はい

ドリアン助川:
障害というのはどういう障害なんですか?

相談者:
あっ、あのお、精神障害い、なんですが、

ドリアン助川:
精神障害?

相談者:
手帳も持っておりまして

ドリアン助川:
はい

相談者:
今、精神障害の3級という、等級で・・ございます。

ドリアン助川:
はい。
具体的にはどんな症状なんですか?

相談者:
えーと、うつ病だったりとか、適応障害っていう事言われまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
ええ、やっぱりあのお、気分の浮き沈みが激しかったりとか、

ドリアン助川:
はい

相談者:
偏頭痛が起きたりだとか、

ドリアン助川:
はい

相談者:
急に胸が・・苦しくなったりとかするような症状が・・あったんですけども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
今・・お陰様で、今、病院まだ通院してはいますけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、通院しながら処方して頂いてる薬を服用しながら・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
今、安定してますので。

ドリアン助川:
あ、はあ、はあ

相談者:
それで、今、就職活動を、1年ぐらい前からやってはいるんですが、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
中々あ、上手く行かないものなんで・・

ドリアン助川:
うーん

相談者:
はい

ドリアン助川:
この症状は、

相談者:
はい

ドリアン助川:
おいくつぐらいからですか?

相談者:
えーとお、そうですね、40前後ぐらいからですかね?

ドリアン助川:
あ、40前後ぐらいから?

相談者:
はい

ドリアン助川:
じゃそれまでは、

相談者:
はい

ドリアン助川:
お勤め・・してたんですか?

相談者:
はい。一般の、あのおー・・採用で、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、ま、何社か、渡っていますけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あのお、正社員として、やっておりました。

ドリアン助川:
うん、会社の・・中で働く感じですかね?それとも出て歩く、仕事ですか?

相談者:
あ、営業職う、と事務職、両方やっておりましたけど営業職の方が長かったです。

ドリアン助川:
あー、じゃ、営業も事務も一応こなして来たという事ですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
それで・・きっかけというか・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
こういう症状が出始めた頃って何か原因ん・・があったんでしょうかね?

相談者:
そうですね、や、あのちょうど、わたくしい・・の病状が出た時に・・ま、世間的にも、リーマンショック等で、経済的に冷え込んだような状況で、

ドリアン助川:
はい

相談者:
わたしが勤めていた先も、かなりちょっと厳しい状況でえ、会社のお、上の人たちから、厳しく尻を叩かれて、

ドリアン助川:
ええー

相談者:
まあ、仕事をしてたようなあんばいで・・
それで、自分ん、自身、あの、自分ていうのを、を、表に出せないような性格なものですから、

ドリアン助川:
うん

相談者:
それをお、まあ・・胸に・・あの、心の中に、閉じ込めてしまったがゆえに、それが積み重なって来て・・そういう病状になったんじゃないか?ってお医者さんがおっしゃったんですけども。

ドリアン助川:
うんー、自分の中にそのストレスを溜め込み過ぎたという事ですかね?

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
ええ、それで、えー、ちょっとこれは・・んー精神的にヤバいぞという感じになって来て、

相談者:
はい

ドリアン助川:
あの、あなたから会社を、去ったんですか?、それとも会社の方から「去ってくれ」と言われたんですか?

相談者:
あ、最後、勤めた会社はそうでした。
あのお、会社の方から
「これ以上ちょっと休み、が多いとちょっと困るから・・あのちょっと考えてくれ」って言われて。
それでえ・・辞めたような具合なんですけど。

ドリアン助川:
あー、じゃ会社を休む事も、あ、た、度々あったっていう事ですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
うん、そういう時ってあれですか?・・朝、起きれない?

相談者:
・・そうですね。上手く言えないんですが・・布団から、抜け出せられないっていうか。

ドリアン助川:
はい

相談者:
そういう状況なんで・・中々眠りも浅いものですから、

ドリアン助川:
ええ、ええ

相談者:
その当時は、1日、ん、2、3時間ぐらいしか睡眠取れなかったんですね。

ドリアン助川:
あー、不眠も続いたっていう事ですね?

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
で、全体的にこう、なんかこ、社会から外れてっちゃうような・・

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
はい

ドリアン助川:
で・・会社を辞められたのは何年前でしょ?

相談者:
・・あ、辞めたのが、えー、1年半ほど前です。

ドリアン助川:
1年半ほど前?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、えー、まあ、病院に行きつつ、この1年半ほど様子を見て来て、

相談者:
はい

ドリアン助川:
尚且つ、うー、ま、ちょっと、改善の・・して来たぞ、という事もあって、

相談者:
はい

ドリアン助川:
仕事探しを始めたという事ですね?

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
うん、具体的にはどんな方法でこの1年仕事を探して来ました?

相談者:
地元のおー・・地域のあのお、就労支援団体みたいなところにですね・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
登録して。

ドリアン助川:
ええ

相談者:
ま、障害者向けのおー・・就労支援団体があるんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
そこを利用して、あのお、ま、仕事を探しているんですけれども。

ドリアン助川:
ええ

相談者:
はい

ドリアン助川:
何か、そのお・・面接とかそういうとこには行ったんですか?

相談者:
あ、面接までに至ったところも何社かあります。

ドリアン助川:
ええ、ええ、どんなこと・・

相談者:
え、ただ・・

ドリアン助川:
き、あの・・

相談者:
あ・・

ドリアン助川:
聞かれました?

相談者:
あ、やはりあのお、病状の事だとかですね、

ドリアン助川:
はい

相談者:
今のお、具合だとか。

ドリアン助川:
ええ

相談者:
ふんでえ、まあ、どういう、か、「どうしてえ・・仕事を辞めたのか?」とか、まあ、そういったような事お、をやっぱりい、病気の事お、にまつわる事を聞かれる事は多いですね。

ドリアン助川:
あー・・ま、人間ね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
誰もが弱みはある程度あるでしょうし、

相談者:
はい

ドリアン助川:
同時に、ま、自分の場合こういう事出来ますっていう・・長所、とまでは言いませんけども、

相談者:
はい

ドリアン助川:
自分ならではの、何かこう、スタイルってのはあると思うんですよ。

相談者:
はい

ドリアン助川:
自分はこういう事が長所です。或いはこういう事が出来ますって部分はあります?

相談者:
・・ま、自分自身ん、の長所というとお、も、じさ(自他?)、認めるところではあるんですが、真面目に、地道にコツコツ、集中してえ、やれ・・物事を、取り組めるっていうのが・・まあ、あの、自分の長所だと思ってますので。

ドリアン助川:
はい

相談者:
その辺は強調はしてはいるんですけれども。

ドリアン助川:
うーん、その地道にコツコツ、こう集中して取り組むっていう部分が、逆にい・・ストレスを呼び込んでしまう事もあるん、のかしらね?

相談者:
・・うん、ま、そうですね・・

ドリアン助川:
うん

相談者:
たまにやっぱり、それがあのお、周りい、んー、が、見えなくなってしまって、
あのお・・お、し、集中し過ぎてしまって、それが・・逆に短所になってしまうという事も・・正直、あると思います。

ドリアン助川:
なるほど。

相談者:
はい

ドリアン助川:
あの、面接までね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、行ってる会社があるという事であれば、

相談者:
はい

ドリアン助川:
やはり自分の売りはこういうものですっていうのが、あの、あった方がいいと思うんですよね。

相談者:
はい

ドリアン助川:
その辺も含めて、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、今日の回答者の先生に・・あのお、お話、聞いて・・みたいと思いますね。

相談者:
はい、ありがとうございます。

ドリアン助川:
はい、え、それでは今日の回答者、紹介いたします。

相談者:
はい

ドリアン助川:
精神科医の高橋龍太郎先生です。よろしくお願いします。

相談者:
あ・・

(回答者に交代)


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