息子非難で心のバランスを取る父親。ついにやる気を失った自慢だった小6
テレフォン人生相談 2018年7月6日 金曜日
挨拶も、返事も元気に明るく出来ていた自慢の息子。
急に空返事になり、朝起きれなくなって、学校も休みがちに。
症状を聞くにつれ、息子くん、ウツになってない?
いつぞやの格言。
親の心の葛藤を解決するための子育て。最悪の環境です。(加藤諦三)
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 男42歳 妻37歳 長男12歳(小6) 次男5歳 長女3歳
今日の一言: 親子の役割逆転、親が子どもに甘える事です。ボウルビィ(*)の言葉です。
(*)
John Bowlby 英 精神科医
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもしい?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、どうも。
加藤諦三:
最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
42歳・・です。
加藤諦三:
42歳。結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えー、奥さん何歳ですか?
相談者:
えー、37です。
加藤諦三:
37歳、お子さんは?
相談者:
えー、上から12歳・・男。
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、5歳、男、3歳・・長女ですね。
加藤諦三:
はい、あ、下は、お、女の子ですか?
相談者:
ええ、あ、下は女の子です、はい
加藤諦三:
はい、分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
長男、小学校6年、生の、息子なんですけれども。
加藤諦三:
この、じゅう、12歳の子ね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
はい。あー、ま・・急に何か無気力う、になってしまったというか。
加藤諦三:
はい
相談者:
そのお・・何ていうんですかね?・・何か言っても、
「ふん」とか、「おん」とか、こう・・ただ空返事みたいな感じで。
で、あと、が・・朝、学校行くのもお、なんか・・起きれずにい?、まあ・・ちょっと、
「行きたくない」・・ていうような事を言い出し、てしまって。
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、ま・・(ため息)どうやって・・向き合ったらいいのかな?っていう・・のが分からなくて。
加藤諦三:
はい。そのお、「無気力だった」と、「うん」とか「ふん」とかって、要するにあの・・反応がないという事ですよね?・・反応・・
相談者:
・・そうですね。
加藤諦三:
普通・・
相談者:
反応が、ええ
加藤諦三:
普通の子のように元気に反応がして来ないと、それで、先程、
「突然、無気力になった」って言ったって気がする・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
ですけども、
相談者:
突然、んん
加藤諦三:
いつ頃・・いつ頃お・・
相談者:
いつ頃・・
加藤諦三:
それまではどういう風だっ・・な子だったんですか?
相談者:
いや、も、ほん、それまでは、ホントにい・・朝あ・・ね?、起きて「おはよう」って、ホントにいい挨拶するう・・感じだったんですよね・・
加藤諦三:
はい
相談者:
感じ良くてね。
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、普段も、「うん、分かった」っていうホントに、感じのいい返事するう・・んまあ、正直自慢の息子だったんですけど。
加藤諦三:
はい
相談者:
ええ。で・・急に、もう、そういうふな感じになって。で、学校も、今までホント6年、かーん、休まずに行ってて、
加藤諦三:
はい
相談者:
全くそんな事がなかったもんですからね。
加藤諦三:
はい
あのお、あなたから見てえ、凄く、良い子だったわけですよね?元気でハキハキして・・愛想の・・
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
あ・・
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
あのお・・家庭でも学校でもというか・・
相談者:
そうですね。ま、友だちも・・多かったで、多い、多いですし。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい。で、ま、ちょっと学校なんかもね?、そう、行けなくなったので、ま、先生とかもやっぱ・・今までね?ホントにい・・元気に行ってた子だったもんで、っていう事で心配してくれて、
加藤諦三:
うん
相談者:
相談に乗ってくれ、ては・・おるんですよ。
なんで
「学校の様子なんかも」、ちょっと「マメに見るように」、あの「注意して見るようにします」っていう事では言ってくれては・・いるんですけれども。
加藤諦三:
そうすと、先生から見てもお・・
相談者:
うん
加藤諦三:
何か・・突然変わったなっていう風に見ら・・れてるわけ?
要するに・・
相談者:
ん、そん・・
加藤諦三:
家庭の中だけで変わった・・
相談者:
学校に行っちゃえば・・
加藤諦三:
はい
相談者:
その・・何ていうんですかね?、そんなに、この無気力って感じには、感じない・・ん、ではないみたいなんですよね。
加藤諦三:
あーなるほどね。
相談者:
うーん、で、結局、
加藤諦三:
学校は、ま、今まで通り、まあ、まあ・・
相談者:
行けれ、行ければっていう感じですね。行っちゃえばあ・・あれなんですけど。結局・・
加藤諦三:
うん、先程「起きれない」とか、という事言いましたけど、
相談者:
ええ
加藤諦三:
要するに・・あの・・行かれない時もあるわけですか?
相談者:
結局う・・集団登校でえ、は(わ)あ、行けない時が・・多いですね。
なんで、8時・・過ぎになって、ま・・うちの家内が送ってくような感じ・・なのが、やっぱ・・続いてますね。
加藤諦三:
あ・・そうすっとお・・お母さんが、一緒に行けば・・
相談者:
あ、うん
加藤諦三:
登校、不登校にはなってないわけですよね?
相談者:
不登校っていう感じではないんですよね・・
加藤諦三:
うん
相談者:
まだね・・うーん、なんで、朝、その・・
加藤諦三:
だから学校休んでるわけじゃないんですね?
相談者:
休んでるわけじゃないんです。なんで・・
加藤諦三:
うん
相談者:
行く気力を、まず、出ない・・
加藤諦三:
うーん、うん
相談者:
で、最初に、そのお・・何ていうんですかね?・・うん
加藤諦三:
それで、ちょっとお、あなたから見ると、それは関係ないだろうっていうような気がするかもしれませんけれども、あなたと奥さんとの関係っていうのは・・この間(かん)で、なんか・・突然変わったってとかっていう事は・・あります?
相談者:
あ・・それはあ、ないと思います。
加藤諦三:
それはないわけですか?
相談者:
うん
加藤諦三:
要するに・・
相談者:
で、ま・・そうですね、それも、かて、そのお・・夫婦間(含み笑い)っていうのは、ま・・一応良好だとは、自分では思ってるう、んですけど、ま・・#$%◆うん・・
加藤諦三:
あ、良好という事・・うん
相談者:
そうですね、で・・まあ、正直・・言いますとお、わたし自身がね?
加藤諦三:
ええ
相談者:
今までこの子に・・あのお、ちょっとおっとりしたところもあるもんですからね?
加藤諦三:
はい
相談者:
何やるにもやっぱ、ちょっとお・・自分からっていうのがない、子だったもんですから、
加藤諦三:
ん、はい
相談者:
それに対してちょっと・・何ですかね?
「もっとしっかりやれ」とか・・
加藤諦三:
ああ
相談者:
もう・・「遅い」「遅いぞー」って言って、
加藤諦三:
うーん
相談者:
「もっと」は・・「もっと、自分から行かなきゃダメだ」って言ってえ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
も、厳しく・・言い続けて来ちゃったんですよね、も、子どもの頃から。子どもの頃って、まあ、今でも子どもで・・
加藤諦三:
あ、子どもの頃から。
相談者:
今でも子どもですけど。
加藤諦三:
うーん
相談者:
もうホント、幼稚園の頃からやっぱちょっと・・うーん、
「もっと、男の子なんだから」っていう風に・・む、凄い厳しく・・育て・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
て来てしまったっていうのが・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
あってえ、
加藤諦三:
うーん
相談者:
ちょっと今、それが・・そういう、ま、思春期っていうのもあって・・こういう感じになっちゃったのかな?っていう風な・・自分でえ、も、思うんですけども。
加藤諦三:
ま、あなたの方から・・すれば、厳しくという事が・・躾(しつけ)の意味で、せっ、もっと、積極的な人間て・・になってくれという、励ましの、つもりだ・・ったわけですよね?
相談者:
#$%◆、正直なところやっぱり・・
「なんで出来ないんだ?バカヤロー」っていうような言葉も、発した事もありますし。
加藤諦三:
あーあーあ・・
相談者:
うん
加藤諦三:
「バカヤロー」という言葉、まで使った事はあるわけですか。
相談者:
あ、そうですね、んもう・・
加藤諦三:
という事は、ま、あなたの意識としてはね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
あの、躾であり・・男の・・子・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
らしく・・あのお、自主性を持って志のある子に育てたいというのは意識だった、でしょうけれども、
相談者:
うんー
加藤諦三:
子どもからすると・・かなりのストレスにはなってた。
相談者:
あー、なってたと思います。
加藤諦三:
うん
相談者:
それを、素直に、聞いて来て・・聞いて来続け・・た子だったもんで、僕もやっぱ結局・・調子に乗っちゃってたんでしょうね、言っても大丈夫だっていうような・・うーん
加藤諦三:
・・うーん・・時々ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
夫婦関係を良くするために、色んな事我慢しますよね?
相談者:
あー、はい
加藤諦三:
人間だから、それは・・夫婦でも。
と、夫婦関係で我慢してえ・・
相談者:
うん
加藤諦三:
我慢するから夫婦関係はいいんですよ。
相談者:
あーあー
加藤諦三:
だけどその我慢したものが・・
相談者:
はい
加藤諦三:
子どもに対してその・・本来は配偶者に向かっている、怒りを、子どもに向けちゃうっていう事があ・・で、外から見ると夫婦関係は非常にいいと。
相談者:
うーん、ま、その・・自分のストレスを・・子どもに発した事はでも、ありますね。今・・言っ・その何ていうんですかね?、自分の・・そうですね、自ぶーんの、その夫婦関係じゃない・・にしろ、何かこう・・あった時に・・
加藤諦三:
た、例えば、か、会社のストレスを・・
相談者:
か、会社のストレスだったり、が・・あった時に、
加藤諦三:
ええ
相談者:
ま、そう、家に帰った時に、
加藤諦三:
ええ
相談者:
ま、勉強もせず・・ゲームや漫画ばっかりい・・やってると、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「なんで、やってないんだ」っていう事で。
加藤諦三:
きっと・・あ・・
相談者:
そんな、こ・・ね?、ゲームばっかりやってるんだっていう怒りを、ま・・
加藤諦三:
頭に来るという事ですよね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
それを、ま・・言ってしまってる、ことは、ありますね、はい
加藤諦三:
自分はこんなに外で苦労してるのに、お前何やってんだと。
相談者:
そう、そうですね(苦笑)
加藤諦三:
んな、甘ったれた事、考えんなっていう事でえ、
相談者:
うん
加藤諦三:
そっちに出ちゃうという事で・・あーの、この男の子お・・優しい子なん、でしょ?
相談者:
・・そうですね、はい
加藤諦三:
・・はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はスタジオに、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
実は都合の悪い隠し事があるんじゃないか?
親が思うほど我が子は利口なもので
思春期あたりで親の矛盾に気づくもんよ
親の嘘、卑怯、セコさ
急に態度が変わったらバレたんだろう