アタシだけを蔑(さげす)む父。実は従順な母親が元凶。それでも承認を求める女へ
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
こんにちはあ
大原敬子:
あのお、今日の、話を聞いていて、
相談者:
はい
大原敬子:
ん?、と思うのは、
相談者:
ええ
大原敬子:
今、先程・・「お子さんは?」たら、「ゼロ歳児」っておっしゃいましたね?
相談者:
はい
大原敬子:
子どもを・・
相談者:
ええ
大原敬子:
ミルクをあげたり、
相談者:
ええ
大原敬子:
母乳をあげてる時には・・あっ、「もう1ヵ月来た」、「2ヵ月来た」って言うんですよ。
相談者:
ええ
大原敬子:
「あっ、今、3ヵ月です」とかね?
相談者:
ええ
大原敬子:
「4ヵ月来ました」っていう気持ちが、ないのは何故だろうかな?と思った時に、
相談者:
ええ
大原敬子:
1点はそこなんです。
相談者:
ええ
大原敬子:
もう1点は、わたしは・・もうとにかく自立してね?・・仕事をして、
相談者:
ええ
大原敬子:
そして・・家を出た。
相談者:
ええ
大原敬子:
それほど・・父が憎かった。
相談者:
はーい
大原敬子:
家が嫌いだったという人が・・
相談者:
ええ
大原敬子:
何故また、
相談者:
ええ
大原敬子:
子どもを連れて行くだろうか?ってとこなんです。
相談者:
うん、そう、わたしも思うんです・・それ。
大原敬子:
つまり・・
相談者:
分からない・・
大原敬子:
そうでしょ?、不思議でしょ?これ。
相談者:
うん、分からない。
大原敬子:
自分はこんなに恐れてるのに、
相談者:
うーん
大原敬子:
何故行くの?って事です。
相談者:
ええ
大原敬子:
わたしは今日の話を聞いた時に、全く違う角度でね?、お父さんが凄く強ければ・・
相談者:
ええ
大原敬子:
こんな関係にならないんですよ。
相談者:
・・
大原敬子:
つまり・・
相談者:
ええ
大原敬子:
お母さんが操作してるって事です。
相談者:
あーあー
大原敬子:
そして・・もっと言うと、お父さんが気の弱いって分かったのは、
相談者:
ええ
大原敬子:
直接言ってないんですね、あなたに。
相談者:
あーあー、そうです。
大原敬子:
言えない人間が・・
相談者:
ええ
大原敬子:
何故こうなるか?
相談者:
ええ、ええ
大原敬子:
「大事に育ててやったのに」、「このような様」、「有り様か」とか。
全部これ・・妻に対する感情ですよね?
相談者:
#$%◆
大原敬子:
「この有り様だよ、君の子どもは」って事ですね?お父さんにすると。
相談者:
あーあー
大原敬子:
でもお母さんは・・全く・・気にしてない。
「どうぞ」って。
相談者:
あーあ
大原敬子:
お母さんとると、お父さん嫌われたくないですから、
相談者:
あー
大原敬子:
直のドンパチは出来ないんです。
相談者:
ええ
大原敬子:
だから・・「どうしてあなたはお父さんに謝らないの?」って事で、子どもを犠牲にしながら、自分が・・
相談者:
ええ
大原敬子:
マッチポンプ。あっち行ったりこっち行ったりやってるんですね。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
で、本来は、お父さんは、あなたと触れたいんですね。
相談者:
ええ
大原敬子:
それが・・あなたが突然行った時にね?
相談者:
ええ
大原敬子:
ホントに知らない事で、襖を開けた。居た。
相談者:
うーん
大原敬子:
あっ、帰って来たんだー、と思うと、ホッとするけれども・・
相談者:
ええ
大原敬子:
妻と楽しく話している。
相談者:
うん
大原敬子:
僕は関係ないんだなってドアを閉めちゃう。
相談者:
ああー
大原敬子:
でもなんで?って。これ僕の家(うち)じゃないか、って。
相談者:
うーん
大原敬子:
君を育てのはこの僕なんだよ、っていう事になった時に、
相談者:
うーん
大原敬子:
言いたいですよね?、捨てゼリフが。
相談者:
あー
大原敬子:
そういうジレンマの関係の家なんです、この家。
相談者:
あー、なるほどー・・あーそうなんですね。
大原敬子:
どうですか?
相談者:
・・あー
大原敬子:
お母さんを悪いとは言わないですよ。
相談者:
うん
大原敬子:
でもお母さんは結構、結構、邪知(じゃち)(*)してますね。
(*)邪知: 悪知恵
相談者:
・・あーあー
大原敬子:
また、そうしなければ、
相談者:
ええ
大原敬子:
お母さんの幼児期、何かあるはずなの。そうしなければ・・
相談者:
ええ
大原敬子:
お父さんとの関係が保って行けないんです。
相談者:
・・あー
大原敬子:
でも、お父さんとお母さんの関係では、ホントはお母さんが強いの。
相談者:
あー
大原敬子:
物凄い強いんです。
相談者:
ええ、ええ
大原敬子:
強さを、ん、何ていうの?頑固っていうのか?
相談者:
うーん
大原敬子:
皮肉を言っても・・柳に?(*)、って感じで聞かない。もう流しちゃう。
(*)柳に風: やり過ごす、逆らわない
相談者:
あー
大原敬子:
いうような強さのお母さんです。
相談者:
うん、うん、うん、うん、そうですね。
大原敬子:
ね?
相談者:
うーん、うーん
大原敬子:
すと、その怒りがありますね。
相談者:
ええ
大原敬子:
怒りをあなたにぶつけて来たんです。
相談者:
うんー
大原敬子:
で、お母さんそれ知ってるんです。
相談者:
あー
大原敬子:
これがわたしだって事が。
相談者:
あー
大原敬子:
だから「謝りなさい」って言うのよ。
相談者:
うーん
大原敬子:
分かりますか?
相談者:
・・はあ(ため息)
大原敬子:
お父さんが言ってる事がビンビン自分に来るんです。
あ、これ、あたしの事言ってるんだなって。
相談者:
あー
大原敬子:
それをあなたがね?
相談者:
ええ
大原敬子:
反抗したら・・
相談者:
ええ
大原敬子:
お父さん、なに、中にはあなたじゃないんです。
相談者:
母親ですか?
大原敬子:
そうです。だから、反抗した時、やっぱり・・君は・・
相談者:
うーん
大原敬子:
僕をそう思ってたんだなっていう事を、思われたくないためにお母さんは、
「謝りなさい」って言ってるわけです。
相談者:
あーあー
大原敬子:
で、子どもは訳分からないですよね?
相談者:
ええ、ええ、ええ
大原敬子:
非常にね?、その、お母さん自身が・・
相談者:
ええ
大原敬子:
生きるために・・
相談者:
ええ
大原敬子:
屈折して、いたんじゃないかな?っていうの、いう事です。
相談者:
あーなるほど。うん、うん、うん、うん
大原敬子:
分かります?
相談者:
はーい
大原敬子:
この家の中で一番強いのはお母さんだと、わたしは思っています。もしあなたが、本当に、お父さんとお母さんの関係を上手く行きたいんならばですね?
相談者:
うん、うん
大原敬子:
しばらく行かない事よね?
相談者:
ああー
大原敬子:
それも1つの案です。
相談者:
ええ、分かりました、はい
大原敬子:
行くならば・・ちゃんと・・
「今日行きます」って言いますね。
相談者:
うん
大原敬子:
言ってもお父さんは文句言いますよ?
相談者:
うん
大原敬子:
その時に、ああ、そうか・・
相談者:
うん
大原敬子:
お父さんは、今は・・あーでも、こうでも、わたししかね?
相談者:
うん
大原敬子:
あたる人はいないんだ、と思って。
相談者:
うん
大原敬子:
側にいるお姉さんとか・・お母さんの行動を、よおく観察してご覧なさい。
相談者:
はい
大原敬子:
誰が悪い云々ではないんですよ、これ。
相談者:
うーん
大原敬子:
自分だけが・・愛を求める関係が、どんどん、どんどん、ズレて行ったんだと思うんですね。
相談者:
うーん
大原敬子:
あなたは、赤ちゃんと連れて行って、お父さんに・・こうして結婚して・・
相談者:
うん
大原敬子:
子どもを産んだ。こんな女性になったのよっていう事を・・認めて欲しいんですよ。
相談者:
あーあー、そっか。
大原敬子:
認めて欲しいの、それが。
相談者:
あーあー
大原敬子:
そしたらね?、しばらく、こう、よ、両親の考える事よりも、今、何歳?、ゼロ歳ではなくて、
相談者:
ええ
大原敬子:
今、何ヵ月ですか?
相談者:
7です。
大原敬子:
え?、7ヵ月?
相談者:
7ヵ月。
大原敬子:
女の子、男の子?
相談者:
男の子です。
大原敬子:
今、一番手が掛かると思うんです。
相談者:
うん
大原敬子:
離乳が入って来ますし。
相談者:
ええ
大原敬子:
この子を・・しばらく夢中になって看ようと。
相談者:
ええ、ええ
大原敬子:
食事とか。
相談者:
ええ
大原敬子:
沐浴とか、全部ですね。
相談者:
そうですね。
大原敬子:
自分がそれに・・全身を打ち込みながら・・
相談者:
ええ
大原敬子:
親の考えを見ても、1つの見方だと思います。
相談者:
あー
大原敬子:
あくまでも、見方ですよ?、これは。
相談者:
うん、うん、うん
大原敬子:
あなたが何故・・子どもを連れて行くか?っていう本心は・・
相談者:
なるほど。
大原敬子:
親孝行ではなくって、
相談者:
あー
大原敬子:
自分を認めて欲しい。
相談者:
そっか・・
大原敬子:
そこに・・お孫さんがね?
相談者:
ええ
大原敬子:
お父さん、こうなって来ると本当に、家では・・ホント針の筵(むしろ)ですからね?
相談者:
うーん
大原敬子:
あなたにまた、昔の、感情でやってしまいますから。
相談者:
うーん
大原敬子:
お孫さんにもいい、影響与えないと思いますよね?
相談者:
うーん
大原敬子:
ですから、しばらくです、しばらくですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
ちょっと、冷却期間をおいて・・お母さんとお父さんが、「どうしたの?、最近こないわね」って、相手が・・
相談者:
うん
大原敬子:
ドアを開けた時は、チャンスなんです。
相談者:
うーん
大原敬子:
分かりますかしら?
相談者:
はい
大原敬子:
自分の今、やるべき事、子育てですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
凄く楽しくやってたら・・人は気になるんですよ。
相談者:
うーん
大原敬子:
何で?、楽しそうにやってるな、あの人は。
相談者:
うん、うん
大原敬子:
人は、楽しく、嬉しくやっている生活の中に、必ず関心と、あれを持つんですね。
相談者:
あー
大原敬子:
今あなたは、どうにかして「こんにちは」って、「わたしを認めて」って・・
相談者:
うん
大原敬子:
「こんにちは」、「認めて」ってやってるので、
相談者:
うん、うん
大原敬子:
昔と全く変わってないですよね?
相談者:
あー
大原敬子:
あ、また来たかになってしまって、
相談者:
うん
大原敬子:
成長の度合いがないですよって、先生はおっしゃってるわけ。
相談者:
あー
大原敬子:
先生いかがでしょうかね?
(再びパーソナリティ)