時間が止まってたかのような3年半。どうせまたする気のない離婚相談
(回答者に交代)
坂井眞:
よろしくお願いします。
相談者:
あ、よろしくお願いします。
坂井眞:
ま、金婚式はしてないみたいですけど、
相談者:
ええ
坂井眞:
ご結婚50年を越え、52年になるのかな?
相談者:
そうだよねえ。
坂井眞:
ええ。それでえ、お子さん3人とももう立派な・・大人で、
相談者:
ええ
坂井眞:
49から45まで。
相談者:
ええ
坂井眞:
皆さんもうご家庭持ってらっしゃるのかな?
相談者:
持ってます、いい子です、みんな。
坂井眞:
ね?、みんないい子に育って。
相談者:
ええ
坂井眞:
「楽しい事は何もなかった」って言うんだけど、
相談者:
はい、ええ
坂井眞:
みんないい、いい大人になって(笑)
相談者:
あ、そうホホ(苦笑)
坂井眞:
あの・・先程の話を聞かない限り、とても上手く行ったと、周りの人は思ってそうですよね。
相談者:
そうだね。ええ、わたしも幸せだなと・・思ってます。
坂井眞:
そこは、思ってたんだ。
相談者:
ええ
坂井眞:
で、そ、そこは幸せだなと思ってたのと、
相談者:
うん
坂井眞:
今回のその、自分が乗ってた軽自動車の中に、
相談者:
うん
坂井眞:
えーパンティーとブラジャー見つけちゃって、
相談者:
うん、うん
坂井眞:
これはお父さん以外・・
相談者:
ない
坂井眞:
あり得ないと。
相談者:
ええ
坂井眞:
ま、聞いたら、黙って怒ってたっていうか、睨まれたっていうんで・・わたしもあのお・・今井先生言うように・・冤罪だったら、怒りそうだと思うから(苦笑)
相談者:
ンフヘヘヘ(苦笑)
坂井眞:
当たってるのかな?、どうかな?と思いますけど。まあ、だけど・・ハッキリしないところは、あるな、とも思うんですよね。
相談者:
そう
坂井眞:
その、因みにその、自分が乗ってらっしゃった軽自動車は、
相談者:
ええ
坂井眞:
どこに置いてあったんですか?
相談者:
あの、車庫です。
坂井眞:
車庫ん中?
相談者:
ええ
坂井眞:
そうすっと・・誰か、外の人が入って来るところではないの?
相談者:
ないです。
坂井眞:
そうすっと・・容疑者はお父さんになっちゃうわけだ。
相談者:
なっちゃうね。
坂井眞:
なるほど。
相談者:
うん
坂井眞:
分かりました。で、ま、そういう事があったとして、
相談者:
うん
坂井眞:
弁護士的に言うとね?
相談者:
ええ
坂井眞:
子育てはもう完全に終わってるし、
相談者:
ええ
坂井眞:
ホントに夫婦の関係だけの問題なので、
相談者:
あーええー
坂井眞:
純粋に・・「夫婦仲がもう悪いから」、「離婚」、「して下さい」っていう話が通るかどうか?っていう・・
相談者:
あーそうですか。
坂井眞:
そういう意味では凄いシンプルな話なんですよ。
相談者:
ええ、ええ、ええ、ええ
坂井眞:
・・で、えーとお・・子育てしていて、お子さんが立派に家庭を持って、大人になって行く間に、
相談者:
うん
坂井眞:
あなたと、
相談者:
うん
坂井眞:
おー、お父さんの関係は・・
相談者:
はい
坂井眞:
どうだったんですか?
相談者:
良くなかったです。
坂井眞:
酒癖も悪いし・・
相談者:
あー
坂井眞:
給料も入れて・・
相談者:
え、入れない・・
坂井眞:
くれないし。
相談者:
ええ、全然入れない。
坂井眞:
生活費も入れない・・
相談者:
あ・・入れない。
坂井眞:
給料も・・
相談者:
入れない。
坂井眞:
な、入れないっていうのは、
相談者:
ええ
坂井眞:
仕事は何されてたんですか?
相談者:
あ・・
坂井眞:
どんな仕事・・
相談者:
仕事はね、続かない人です。
坂井眞:
あーなるほど。
相談者:
集会やなんかの時は、ベロベロになってみんなに、担いで、家(うち)まで連れて来てもらったりね。
坂井眞:
暴れたりはしないの?
相談者:
暴れもしました、家(うち)ん中、叩いて叩いてまったく恐ろしくて・・
坂井眞:
あーん
相談者:
ま、ったく・・
坂井眞:
あなたには手、出したりはしないの?
相談者:
わたしにはしなかった、子どもは叩いた。
坂井眞:
あーそうですか。
相談者:
な、だからね、全然、3人の子どもは「お父さんは看ない」って言ってる。
坂井眞:
もう「面倒看たくない」と。
相談者:
看たくない。でも息子はね?、「俺は、おかあの背中、見て育ったよ」、「悪いな、親孝行出来ないで」なんて言ってくれるっていうわけ。
坂井眞:
だって家、ローン払ってくれたんだよね?今、転居して来たっていう。
相談者:
うん、その子はね・・
坂井眞:
うん
相談者:
長男はね。
坂井眞:
長男は。
相談者:
ええ
坂井眞:
だから、あの、少なくともあなたには感謝してるわけだ。
相談者:
そうみたい。
坂井眞:
ふうーん・・そうすると・・
相談者:
ええ
坂井眞:
もう夫婦の関係が、
相談者:
ええ
坂井眞:
えー・・離婚しなきゃいけないような程、ま、破たんしてるって言い方を我々はするんだけど。
相談者:
うん
坂井眞:
「もう離婚して下さい」っていう・・話をして、相手が受け入れてくれなかったら、
相談者:
ええ
坂井眞:
家庭裁判所に行って、離婚の調停っていうのを申し立てなきゃいけないんです。
相談者:
あ、そ、そうしなきゃいけないのかね?
坂井眞:
いやいや、話し合いをして、「分かった」っていう事になれば、
相談者:
ええ
坂井眞:
協議離婚って言いますけれども、
相談者:
ええ
坂井眞:
役所に離婚の届け出をして、
相談者:
うん
坂井眞:
それで全部終わります。
相談者:
ああ、そう。それがね?・・50年も・・その間にわたしは6回も7回も離婚状は出してあるんです。
坂井眞:
「離婚状を出してる」ってのは家庭裁判所へ行ってるんですか?
相談者:
いや、も、お父さんに「これ判子押して」。
坂井眞:
あー離婚の・・あの届け出のやつを役所行ってもらって来たんだ。
相談者:
ええ。んな、6回も7回も出す人がいますか?、それをね、いっつも握りつぶし。
坂井眞:
その6回と7回っていうのは最初は何歳の頃出し、渡したの?
相談者:
えーとね、ま、一番、上の、子がね?・・え、3歳の時。
坂井眞:
ていう事は、
相談者:
ええ
坂井眞:
もう、46年前だ。
相談者:
ええ、そうね、そん時に、仲人さんが、「これを、したら離婚だ」っちゅう、契約書も書いてあるです。
坂井眞:
うーん
相談者:
でもそれを見せても「そんな物は知らない」「俺は知らない」「俺は書かなかった」ていう態度。口は言わない・・
坂井眞:
で、最後、6回目か、7回目に出、あの、渡したのはいつですか?
相談者:
えーと、覚えてないけどね、何しろわたしも性格がこうでね・・で、そんなに・・
坂井眞:
まだ子どもが成人する前?
相談者:
前、前。
坂井眞:
あ、じゃ相当前だね。
相談者:
そうだね。
坂井眞:
もう、30年ぐらい前だ(含み笑い)。
相談者:
あー、そうかもしれないね。
坂井眞:
で・・じゃその後・・子どもが成長してからは、
相談者:
嫌だ、嫌だと思ったけど出さなかった。
坂井眞:
離婚の、あのお、届け出の書類渡したりはしてないんだ?
相談者:
してないです。
坂井眞:
あの、ま、よく「性格の不一致」とか言うじゃないですか。
相談者:
ん、そうだね、不一致だね。
坂井眞:
えー、婚姻を継続しがたい、いー、あ、事由があるかどうか?
結婚生活が続けられないような状況かどうか?っての裁判所が、判断するんですね。
相談者:
あーそうですか、はいはい
坂井眞:
で・・協議離婚が成立すれば・・要するに、旦那さんがサインしてくれればそれは一番いい。離婚したいんだったら。
相談者:
ええ、しないよ、あの人は。
坂井眞:
ダメだったら、
相談者:
うん
坂井眞:
家庭裁判所に調停を申し立てなくちゃいけないのね。
相談者:
うん、面倒だね、それも。
坂井眞:
で調停は、
相談者:
うん
坂井眞:
裁判所を行司役にした話し合いなのね。
相談者:
ええ、ええ
坂井眞:
でそれでもダメだと、裁判にしないといけないの。
相談者:
まあ、そうなの?
坂井眞:
で、それで最初聞いたんですけど。
相談者:
ええ
坂井眞:
あなたの言い分は一つ、形にはなると思うんだけど。
相談者:
ええ
坂井眞:
そういう話すると、向こうは向こうで、自分の立場で物言って来ますからね。
相談者:
え、そうだね、ええ
坂井眞:
「そんな事はない」と、きっと言って来るよね?
相談者:
あ、言うよね、きっと。
坂井眞:
うん。
相談者:
いや・・
坂井眞:
だからそこのところで・・もしも裁判まで行っちゃったら、どう判断されるか?なんだけど。
相談者:
ええ
坂井眞:
で因みにその、もし離婚しちゃった時・・お父さんは・・帰るところはあるの?
相談者:
ないです。
坂井眞:
もう実家に帰るってわけにもいかないよね?
相談者:
行かない。どっか女のとこへ潜り込むかな?と思ってるけど。
坂井眞:
えー?そんな事って出来ますかね?
相談者:
なんだか知らない。
坂井眞:
え
相談者:
調子がいいからね。
坂井眞:
75っておっしゃったよね?
相談者:
ええ、そうだねえ
坂井眞:
うん
相談者:
もう介護はしてもらうだか、されるだか知らないけど。
坂井眞:
なんか最初おっしゃってたけど・・息子さんがそのお、ローンを払って家建てたから、
相談者:
ええ
坂井眞:
少し、「一目置くようになった」っておっしゃってたじゃないですか。
相談者:
ええ
坂井眞:
その息子さんになんか言ってもらうってわけにはいかないんですか?
相談者:
はい、言うとね、「もう出てけ」って言うと思う。
坂井眞:
あー、なるほど。
相談者:
うん
坂井眞:
だから、やっぱちょっとお父さん可哀想なんだ。そうなっちゃうと。
相談者:
うーん
坂井眞:
あなたから見ても。
相談者:
可哀想じゃないけどね。ほいでお父さんが厄介になったら、んも、大変だと思ってね。ほだら、ここで切り離した方がいいような気がしたりして。
坂井眞:
うん、でも、切り離しちゃう事考える前に・・こうやって電話で相談していただくのもいいけれど・・それと、息子さん・・は(わ)もっと直接関係あるじゃないですか。
相談者:
ええ、ええ
坂井眞:
まさかここでお母さんが・・この年になって「離婚する」なんて、言うとは思ってないと思うから。
相談者:
うーん
坂井眞:
「ちょっともーう、我慢出来なくなっちゃったんだけど、どうだろう?」って・・あの、息子さんにお灸据えてもらえばあなたもスッキリすんじゃないすかね?
相談者:
・・するけどねえ・・
坂井眞:
やり過ぎちゃいそうな気がする?
相談者:
してもらいたいけどね、
坂井眞:
うん
相談者:
嫁さんがいるからねえ。嫁さんに汚いとこ見せたくない。
坂井眞:
理屈は理屈で、離婚の、最初ご相談だったから、法律の説明はしましたけど、
相談者:
ええ、ええ
坂井眞:
話聞いて面倒だなって思ったでしょ?
相談者:
ええ
坂井眞:
「裁判所まで行くんですか」って思いません?
相談者:
ええ、ええ思いました。そうだねえ。
坂井眞:
うん
相談者:
んだけど、もう、わたしも疲れた、あの人には。
のんびりしたいの。
坂井眞:
あとはね?、えー、離婚の調停の前に、
相談者:
ええ
坂井眞:
ま、これも要するに行司付きの話し合いなんですけど、
相談者:
ええ
坂井眞:
家庭裁判所で、
相談者:
ええ
坂井眞:
夫婦関係を上手く行くように、調整する調停ってのがあるので、
相談者:
ええ
坂井眞:
えーそこで、そういう調停をしてみるっていうのもありかと思うけど。
相談者:
ええ
坂井眞:
でもそれよりは僕はまず・・息子さんに間に入ってもらって、
相談者:
ええ
坂井眞:
「ちょっとお母さんをもうちょっといい加減、立てたらどうだね?」と。
相談者:
うん
坂井眞:
「あんまり酷くはないか?」って言ってもらった方がいいような気がする、んですけどね?どうだろ?
相談者:
・・まお、息子もね、言葉が強いのね、お父さんに対しては。
坂井眞:
ね?優しいですよね、それでやっぱりお父さんの事気使ってますもんね。
相談者:
うーん
坂井眞:
まずはその辺りからと思うんですけどね、今井先生どうでしょうね(苦笑)。
相談者:
あーそうだねえ。
(再びパーソナリティ)
これグチ言いたいだけやんと思いながら聞いてたので、最後に今井先生がズバッと言ってくれてスッキリした〜
冒頭の家族構成紹介で「相談者の年齢が75」。えっ、もうお迎えくるじゃん、って。その年齢で離婚のゴタゴタに耐えられないし、子供まで巻き込んじゃう。旦那と最後まで添い遂げて、弔えば、法廷相続人通りなら遺産の半分は相談者へ。傘寿過ぎてから人生を輝かせるのがベターかな。
75歳の爺様とやれちゃう彼女がいるの?お金払っての彼女ではなくて??下着置いていくってどういうこと???実は女がいるとかじゃなくて、爺様に下着をお召になる趣味でもあって、それを奥さんにつっこまれて怒ってんのかとすら思った
女房心配するほど亭主もてもせず、の極端な例なんでは。
浮気より認知症➡窃盗の心配をした方が···。