複雑な家で育つも二つの院に進んだ女の考え過ぎな自立。半分に嫌われなさい

テレフォン人生相談 2018年11月29日 木曜日

二つめの大学院を中退してから未だ無職。
自立したいと思いながら、就活はするものの自分から断りを入れたりする矛盾。
他者が怖くて受け入れられない。

母と内縁の夫とその母親の4人暮らし。
中学の頃から、これに弟を足して、実父を家に置いたまま、旅行などをしていた。
弟が大学に進んで家を出るのに合わせて母親も家を出るときには、泣き叫ぶ父親を相談者は見ている。

パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)

相談者: 女28歳独身 母53歳 母の愛人65歳 愛人の母親90歳4人暮らし 別に住んでいる父58歳 弟がいる

柴田理恵:
もしもし?、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ・・こんにちは、お願いしますう。

柴田理恵:
こんにちは。今日はどんなご相談ですか?

相談者:
えーと、今わたしが28歳なんですけどお、

柴田理恵:
はい

相談者:
えーと、1年、半ん、ぐらい仕事をしていなくてえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
で、就職活動お、を、したりするんですけどお、

柴田理恵:
はい

相談者:
面接う、ってなるとお・・

柴田理恵:
うん

相談者:
こ、自分から断、ってしまったりとかあ・・

柴田理恵:
ああー

相談者:
してしまってえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
自分ではこう・・自立したい、自立したいって風に、思ってて、

柴田理恵:
はい

相談者:
で、それで活動もしてたんですけどお、

柴田理恵:
はい

相談者:
こう、よくよく考えてみたら、その・・自立したいっていうんじゃなくて、

柴田理恵:
うん

相談者:
母親あ、に、甘えたいけど、

柴田理恵:
うん

相談者:
甘えられなくて、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、この年で自立したくないとかっていうのは・・こ、世間、的におかしいとか、っていう事、自分が凄い強く思・・ってて、「自立したい」って言ってただけで、

柴田理恵:
あーああ

相談者:
本心は、

柴田理恵:
うん

相談者:
違う?・・

柴田理恵:
うーん

相談者:
としか思えないような・・

柴田理恵:
うーん

相談者:
行動自分がするので・・

柴田理恵:
ああ、あなた28歳、独身ですか?

相談者:
そうです。

柴田理恵:
はい。じゃ今、お母さまと一緒に住んでらっしゃるんですか?

相談者:
んと、母親と、

柴田理恵:
うん

相談者:
えーと、母親の愛人とお・・

柴田理恵:
はい・・はい

相談者:
母親の、

柴田理恵:
うん

相談者:
愛人の母親?

柴田理恵:
えっと、お母さまおいくつですか?

相談者:
えーと、50、3歳です。

柴田理恵:
はい。でその、愛人の方は?

相談者:
えっと65歳・・

柴田理恵:
あはい。その、お母さんていうと?

相談者:
90歳ですね。

柴田理恵:
あ・・これは・・ん、なんで結婚、なさってないんですかね?お母さん。

相談者:
えっと、わたしの実の父親とお・・

柴田理恵:
うん

相談者:
まだ、その結婚してる状態い、なんですよね、籍、としては。

柴田理恵:
・・ああー、なるほど。
お母さん・・はまだ、籍を抜いてらっしゃらないって事ですか?、お、お父さんとの。

相談者:
そうですね、離婚が成立してない・・んです。

柴田理恵:
はあ、じゃ・・お母さんは、

相談者:
はい

柴田理恵:
離婚したくて、

相談者:
はい

柴田理恵:
家を出て行ってらっしゃるっていう事?い・・

相談者:
そうですね。

柴田理恵:
出てってるって事ですか?

相談者:
はい、はい

柴田理恵:
ああ・・離婚はどうなんですか?・・ま、ぜ、出来ない感じですか?・・お父さんは・・

相談者:
はい・・父親とわたし自身も、もう何年ん、も連絡を取ってなくてえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
ただ、その最後に、喋った状況、では、その、母親、が・・こう、荷物を持って、いきなり離婚届を置いて出て行・・ってえ、

柴田理恵:
うん

相談者:
「自分は、すごい」・・「絶望してる」みたいな事をすごい・・泣き叫ん・・ぶような感じで言っててえ・・

柴田理恵:
お父さんは?

相談者:
はい、なので、多分・・

柴田理恵:
お父さんおいくつですか?

相談者:
はい・・58歳・・すね。

柴田理恵:
えっと、な、り、原因は何だったんですか?そういう、離婚の原因。

相談者:
そ・・ま、ホントに・・

柴田理恵:
離婚ていうか、家を出てった・・

相談者:
昔から仲・・は悪くてえ、

柴田理恵:
うん

相談者:
・・ただ、なんかその、わたしが中学生ぐらいの時に、

柴田理恵:
うん

相談者:
その、今の愛人を、紹介されて・・その時点でそのお・・なんか、わたしと、その弟、わたし弟いるんですけど、

柴田理恵:
うん

相談者:
・・とお・・母親と、その愛人、と、その母親の、

柴田理恵:
うん

相談者:
愛人の、母親?・・

柴田理恵:
うんうん

相談者:
と、なんか旅行に行ったりとか・・ていうのは、普通にしてて、

柴田理恵:
はあ・・

相談者:
で、その間(かん)父親は、なんか・・家で一人で・・いるみたいな?

柴田理恵:
はあー

相談者:
で、母親は、なんか弟が・・大学う・・生になる、というか、ま・・

柴田理恵:
うん

相談者:
高校卒業して家を出るまでは、

柴田理恵:
うん

相談者:
なんか我慢してえ・・ていうか、も、でも、夜とか全然家に居なかったんですけどお。

柴田理恵:
うん

相談者:
一応・・なんか「我慢して、結婚したままでいる」って言ってたんですけど、
弟が・・一人暮らしをしたので、

柴田理恵:
うん

相談者:
そのタイミングで、なんか、自分も・・家を出てたみたいなんですけど・・

柴田理恵:
出てった。ああー・・んで・・ま・・

相談者:
はい

柴田理恵:
じゃあ、ご両親の事はさておいて、

相談者:
はい

柴田理恵:
で、あなた自身は、28、に、今、現在28だけど・・

相談者:
はい

柴田理恵:
えと、ん・・学校卒業して、高校ですか?大学ですか?、就職なさった事あるんですか?

相談者:
大い・・1つ、え、2つ大学院出てるんですけど・・

柴田理恵:
おお

相談者:
その2つ目え、を・・中退してしまって、

柴田理恵:
はい

相談者:
・・それが、えっとお、20・・6歳、ですね。

柴田理恵:
だ、26歳の時に、じゃ就職は一度なさったんですね?

相談者:
あ、そうですね。

柴田理恵:
はい。とにかくう・・仕事をしない事にはあ、今・・

相談者:
はい

柴田理恵:
一人で暮らしてらっしゃるんでしょ?

相談者:
いやいや、あのお・・あ、はい

柴田理恵:
お母さんと・・お母さんの愛人・・の人と、

相談者:
はい

柴田理恵:
お母さんの愛人のお母さんっていうところ・・で、

相談者:
はい

柴田理恵:
一緒にいらっしゃるんですね?

相談者:
そうなんです。

柴田理恵:
あ、そっか、そっか。
でもどっちにしても、働かないと・・ね?

相談者:
そうですね。

柴田理恵:
うーん

相談者:
・・ありのままの自分で、その人を、の輪の中に入って行けない・・

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
ていうその・・自分に対する自信の無さ・・

柴田理恵:
うん

相談者:
ていうか、その、他人が自分と一緒にいて、楽しいとか嬉しいとか・・

柴田理恵:
うん

相談者:
て思う・・

柴田理恵:
うん

相談者:
はずがないとかあ・・
要はその、自分が凄い、迷惑に思われてる・・っていう気持ち?

柴田理恵:
うん

相談者:
・・と同時に、

柴田理恵:
うん

相談者:
それだけじゃなくて、やっぱりその・・それと同時に、あ、最近気付いたんですけど・・

柴田理恵:
うん

相談者:
今まではその自分は自身がなくて、そういう風に思ってるだけなんだって思ってたんですけど、

柴田理恵:
はい

相談者:
やっぱりその・・他人が凄い嫌いなんですね。

柴田理恵:
うーん

相談者:
怖いし、嫌い、だしい・・

柴田理恵:
うーん

相談者:
で、その心の奥に、こ、怖がる、自分、ま、周りの人を怖がって、信頼出来なくて・・

柴田理恵:
うーん

相談者:
ていう自分が居るっていう・・

柴田理恵:
うーん

相談者:
だから常に自分が、その、周りに対してこう、なんか、槍みたいなのを持って・・こ、「絶対攻撃してくんなよ」みたいな感じで・・

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
してる自分が・・いて・・

柴田理恵:
いるんですね・・辛いでしょ?・・そういう自分。

相談者:
そうですねえ・・いやホントに、なんか・・友だちにも、その、
「わたしは凄い人と話したがってるの分かるのに」・・

柴田理恵:
うん

相談者:
「それが上手くいってない」・・「のがあ」・・「見てて分かるから」・・

柴田理恵:
うん

相談者:
・・て、言われて・・

柴田理恵:
うん

相談者:
ホントにその通りだと思って。

柴田理恵:
うーん・・じゃ今日のご相談は・・もう一度・・

相談者:
はい

柴田理恵:
おっしゃって下さい。

相談者:
今、自分が、どこに居るのか?も、その何、を、しようとしているのか?も・・

柴田理恵:
うん

相談者:
分からない・・

柴田理恵:
うん

相談者:
のでえ・・

柴田理恵:
うん

相談者:
その、ま、家にちょっと、しがみつう、いて、こ、働・・こうとしない自分が、何を、伝えたいのか?というか、何を言いたいのか?

柴田理恵:
うーん

相談者:
ていう事お、が知りたいんですけど・・

柴田理恵:
なるほど・・分かりました。
じゃ、先生に聞いてみましょ。

相談者:
はい

柴田理恵:
ね。今日の回答者の先生は、三石メソード主宰、作家で翻訳家の、三石由起子先生です。先生お願いします。

相談者:
あ・・

(回答者に交代)

「複雑な家で育つも二つの院に進んだ女の考え過ぎな自立。半分に嫌われなさい」への5件のフィードバック

  1. 昨日のタクシードライバーの相談も三石さんに回答してほしかった。今日の相談者とは置かれている環境は違うが、自分と性質が似ているから、読んでいて気持ちが軽くなった。少しの間でも息抜きできないと、病んでしまうね。思い詰めるのはよくない。
    昨日の管理人さんの解説も良かったです!理解しやすかった。

  2. 複雑な家庭で2つ の院を出た。イコール少年院だとばっかり思ってたからビックリしました〜

    愛人て言うところが生々しいですね。内縁て言ってほしい。

    最近コメント多くて感謝です

  3. 三石先生の名言、過去の自分に聞かせてやりたいですね。私も小さい時から人と関わることが苦手だったし、就職を先延ばししたくて大学院に進んだな。再就職を焦って入った会社では人間関係トラブルで1年未満で辞めたし。
    半分から嫌われてナンボ。居場所探しに焦らず、1年は自分を許して楽しく遊ぶ。ストレス社会を生き抜くために必要な心構えだと思います。働きたいのに一歩を踏み出せない人に救いの手を差し伸べるほうが、外国人材を入れるより大事ではないでしょうか?

  4. 三石先生の言葉、優しい…。
    相談者の心に染みたと思う…。
    きっと、リスナーさん達の中にも、
    心に響いた人たくさんいると思う。

    私にも響くところがあった…。
    当てはまるのは自分じゃなく家族になんだけど、私がどのように見守ればいいか、ヒントになったような。

    名回答と感じた。
    保存版かな。

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