仏の家主に乗じて滞納数百万。無職フリーターの自己破産を阻む母の連帯保証
(回答者に交代)
坂井眞:
よろしくお願いします。
相談者:
あ、あ、よろしくお願いいたしますう。
坂井眞:
あのお・・
相談者:
はい
坂井眞:
さっきお話になっておられたけど、お母さんは・・ま、10年以上前っていう事になるのかな?、最初の契約で保証人としてサインされてるんですよね?
相談者:
そうですね、一番最初、連帯保証人として、あの、うちの母があのサインしております。
坂井眞:
間違いなくご本人がサインして、ご本人も分かってんですよね?
相談者:
そうですね、それは認識ありますね。
坂井眞:
うん。でそうすると・・
相談者:
はい
坂井眞:
あのお・・何かもっと単発の契約だったら・・
相談者:
はい
坂井眞:
「こんなに時間が経ったんだから」みたいな事、あり得るかもしれませんけれども。
相談者:
はい
坂井眞:
あの、身元保証とかね?そういう事だと。これは家賃の保証っていう、具体的な・・その中身がはっきりしている物で、
相談者:
はい
坂井眞:
えー、しかも、あなたが住み続けてるじゃないですか。
相談者:
はい
坂井眞:
そうすっと、その・・お、親となる・・親となるっていうかな主たる債務者っていうんですけど、
相談者:
はい
坂井眞:
あの・・あなたが、借りてるわけですよね?
相談者:
はい
坂井眞:
だ、家賃を払う、う義務っていうのは、月々、生ずるわけで。
相談者:
はい
坂井眞:
あのお・・も、こんな昔い、のことだから・・保証お・・の効力はないんじゃないかっていうのは、簡単にそうは言えないですね、結論から言うと。
相談者:
あ、そうなんですか。
坂井眞:
で、あなたはきっと今・・さっきちょっと話してた、おられたけれども、
相談者:
はい
坂井眞:
心配してるのは・・あのお、こんなに家賃溜めちゃってるから・・もう・・自己破産しちゃおうか?とか、そういう事を思ってらっしゃるわけ?
相談者:
っそうです、ちょっとあまりにも金額が多、くなってるので・・
坂井眞:
うん
相談者:
そんなすぐには返せないので、ま・・
坂井眞:
うん
相談者:
それも、ま・・一つのお、選択の一つ、として今考えてるところですね。
坂井眞:
・・実際、だけど今返す当てがないんだから・・
相談者:
はい
坂井眞:
・・あの・・そりゃ、破産・・原因はありますよね?支払不能っていうんですけど、個人・・
相談者:
はい
坂井眞:
に、自然人の場合、人・・
相談者:
はい
坂井眞:
場合は。
で今収入が無くて、えー家賃だけで、借金が5、6百万。
相談者:
はい
坂井眞:
あとそれ以外には何か借金はあるんですか?
相談者:
えっとお・・一応消費者金融の方から少しちょっとお・・
坂井眞:
うーん
相談者:
借りてるのもあるんで、もし・・あのお・・自己破産するならそちらの方も合わせて・・
坂井眞:
うん
相談者:
はい。考えております。
坂井眞:
・・そ、そういう意味でいうと、あの、あなた、自身の、ご相談としては、
相談者:
はい
坂井眞:
ま、家賃の事はおっしゃっておられるけれども。
相談者:
はい
坂井眞:
ホントは・・その、消費者金融、これも何?100万とか200万とかあるんですか?
相談者:
ま、それぐらいです。ちょっと、僕自身もそのお、ま、そう、な、あの、来ないのをいい事に、こ、ズルズル、ズルズルこういう生活を続けてえ、しま・・って来てるんで、もそろそろ・・まリセットしたいなとは思ってるんですがあ・・ま、やっぱ問題は一番、心配なのはその保証人、の方がどうなのかな?ってちょっとやっぱ迷惑掛かってしまうのかな?っていうところでちょっと悩んでまして。
坂井眞:
でも、そこはね?
相談者:
はい
坂井眞:
それはお母さんに、い、行かない・・行く、であなたが・・自己破産するかどうか決めるっていうの何か・・ちょっと本末転倒な気がするんですけどね。
相談者:
ええ、ま、あまり、そのお・・他人、には迷惑は掛けたくないんで、ま・・自分が自己破産してそのお、親なりに行くんであればも、自分でちょっとずつでも、返して行くしかないのかな?っていうのは、ま、考えの一つとしてはあるんですけども。
坂井眞:
・・現実問題として、返せるのかな?
相談者:
まあ・・かつては・・
坂井眞:
その10年以上家賃溜めちゃってるから。
相談者:
一括で返すというのは無理なんで。
坂井眞:
無理だよね?
相談者:
ま、ただあ、そこは交渉としてまあ、大家さんの人柄とか考えれば、まあ、「分割で」っていう事だったらまあ、了承はしていただけるとは思うんですね。
坂井眞:
でもそれ、返す当ては出、出るんですか?今「無職だ」っておっしゃってるから。
相談者:
はい
坂井眞:
逆にわたしなんかお話聞いてると、
相談者:
はい
坂井眞:
約束はしたけど、また踏み倒しちゃうってのは一番良くないじゃないですか?
相談者:
っそうですね。
坂井眞:
うん
相談者:
なんで、まあ・・ちょっとお・・ちゃんと、仕、仕事して、まあ・・返せるようには努力したいなとは思うんですけども。
坂井眞:
あの、あなたの話を聞いていると・・
相談者:
はい
坂井眞:
35だし、もうだいぶ、ま、全然若いと思うんだけど。
相談者:
はい
坂井眞:
あのお、ホントに、二十歳過ぎとは時代が違うから、ちゃんときっちりしようと思われたのはいいと思うんだけれど、
相談者:
はい
坂井眞:
そっから先に言ってる事が結構いい加減で。
相談者:
ええ
坂井眞:
・・そうやって心を切り替えようと思ってるのに、「お母さんに行くんだったら」・・「それは止めとこう」ってこうなっちゃうわけじゃないですか?
相談者:
ま、出来れば・・
坂井眞:
で、「止めてどうするの?」って言ったら・・
相談者:
はい
坂井眞:
じゃあ、あのお、「少しずつ返します」っていうんだけど、
10年間、家賃、1円も払わないで来た人が少しずつ返すっていう具体的な方法は考えてあるんですか?
相談者:
ま、働いてえ、ま、お給料から少しずつ・・出して行くしか、まあ、現実問題ないので・・
坂井眞:
うん。抽象的にはその通りなんだけど、具体的に、こういう仕事に就こうとかいう事まで考えてらっしゃるの?
相談者:
あ、そこまでは考えてないですね。
坂井眞:
うん、だかその辺がね?・・またおんなじ事になっちゃうんじゃないのかな?って心配になるんですよ。
相談者:
あもちろんその、可能性は大きいと思いますね・・
坂井眞:
うん
相談者:
ただ・・ただ・・今のままじゃ、ま、どうしようもないので、このままホントにズルズル、ズルズルあと10年、20年経って、もっと、金額が膨れ上がってったら・・
坂井眞:
そう
相談者:
もっともっとどうしようもなくなるので・・
坂井眞:
で、だから・・だから思うのが、折角そういう事思ったんだったら、
相談者:
はい
坂井眞:
「お母さんに行くんだったら止めとこう」っていうのは甘くないですか?
相談者:
ま、実際でも、母の方はも請求しても、母も・・支払い能力が無いので・・
坂井眞:
だからホントにね?、ここで、あの、やり直そうって決めたんだったら、
相談者:
はい
坂井眞:
お母さんにも頭を下げて・・
相談者:
ええ
坂井眞:
「こういうわけだから、ちゃんとこういう仕事を見つけました」と。
相談者:
はい
坂井眞:
だって、破産したって次仕事なかったらまた、借金になっちゃうじゃないですか?
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
だから、どういう仕事するか決めて。
相談者:
はい
坂井眞:
で、並行して・・も、これ破産するしかないと。
相談者:
はい
坂井眞:
で迷惑掛ける人には「申し訳ない」と言うしかないですよね?
相談者:
ま、そうですね。
坂井眞:
うん
相談者:
はい
坂井眞:
でそのあと、しっかり稼げるようになったら・・
相談者:
はい
坂井眞:
ちょっと難しい話ですけど、破産した後、お金がいっぱい出来るんだったら迷惑掛けた人に少しずつ返したっていいんですよ。
相談者:
はい
坂井眞:
それ義務じゃないけどね?
相談者:
ええ
坂井眞:
自然債務っていうんですけど。
相談者:
はい
坂井眞:
だけど破産、し、して・・次やり直そうっていう時に、お母さんとこ行くんだったら止めといて頑張るっていうんだったら・・
破産しないで今頑張ったっていいって話になりますよね?
相談者:
そうですね。
坂井眞:
で、それが出来ないから破産するって言ってるんで、
相談者:
ええ
坂井眞:
言ってる事が、筋通ってないですよね?って言ってるんですよ。
相談者:
はい。おっしゃる通りだと思います。
坂井眞:
やり直すんだったらちゃんと腹を決めて、
相談者:
はい
坂井眞:
「お母さんにも迷惑掛けるけど、ここでやり直すから」・・
相談者:
はい
坂井眞:
で「仕事を見つけます」、「こんな事は見つかりました」っていう話をしな、いといけないんじゃないかなと・・
相談者:
はい
坂井眞:
そうしないと、その・・破産すれば上手く行くんじゃないかな?っていう事、ちょっと安易に考えてらっしゃるようなんで、
相談者:
あはい
坂井眞:
それで破産しちゃったらきっとまたおんなじような事になっちゃうから。
相談者:
ええ
坂井眞:
そこはよくよくね?、やり直すってホントに思ってらっしゃるのはいい事だから。
相談者:
はい
坂井眞:
そのための具体的に、じゃ、こういう仕事でこういう風にしようと。
相談者:
はい
坂井眞:
それで破産しないで出来るんだったらそれでやってみればいいし。
相談者:
ええ
坂井眞:
だけどそう簡単じゃ無いと思いますので、5、6百万の借金ブラスアルフアはあるんだったら。
相談者:
はい
坂井眞:
だったら破産して、お母さんとこへ行って、も・・しょうがないと。
でもここで、35歳になったし・・
相談者:
はい
坂井眞:
「やり直すために、きっちり自分も方針決めたから」と・・
相談者:
はい
坂井眞:
言って頭下げるしかないし、それが出来ないんだったら中々、な、見通し立たないなというのが・・わたしのなんか、聞いていて、の、印象なんだよね。
相談者:
はい
坂井眞:
なんか、わ、分かりますかね?、わたしが申し上げたい事は。
相談者:
あーあ、も、はい、重々承知しております。
(再びパーソナリティ)
言葉遣いも丁寧な、普通の青年のように感じるが、生き方が余りにも残念。少しずつ、収入も減り、生き甲斐も無くなってしまったのだろうか。
ここまで借金が増える前に相談してほしかったと、お母さんは泣くでしょう。やり直すきっかけを早く見つけてほしいと思います。
仏の家主さんの真意が知りたい。
ホントにこんな事あり得るの
ただ単に大家さんご高齢で裕福でだからめんどくさいだけなのかな?私が死んだら息子が取り立てるはずだからって思ってるとか?
この相談者肝が太いなと感心した。
うーん。普通は確定申告の時に税理士さんとかに指摘されて家賃滞納についてなんらかの動きをするはずなんだけどなあ。でもオーナーさんとしては何もしないという選択もあるのだろう。
この男性、親に頼れない文系大卒ロスジェネ無職、みたいな雰囲気の話し方。最初の就職はどんな仕事だったのかな。単発バイト、どんなことしてるのかな。いま一日、どんな生活してるのかな。友達はいないのかな。
坂井先生に具体的じゃないとまた同じことになるよと言われて、「その可能性か高いと思います。」ってさあ…。その可能性を小さくしていけよ。厳しい現実に触れない、見ないままここまで運良く来てしまったなら、サラリーマンとか無理だと思うけど。自営業とかの方がまだマシかも。
どうなっちゃうのかなあ。
「読むテレ人」のおかげで視野が広まります。
いろんな相談者さん、回答者さん、管理人さん、コメントの投稿者さん、 勉強になります!
北野武氏が若い頃、家賃が払えず隣の大家さんに会わないように窓から出入りしてたけど、全然追い出されずおかしいと思ったらおかーちゃん内緒で払ってくれてた。って話を思い出した。
そうだよね〜きっと。
はじめまして、よく拝見しております。
いつも書き起こしありがとうございます。
家賃滞納の件と、請求に関する事は初めて知りました。管理人様の知識の豊富さに、いつも感心し、勉強させて頂いています。
さて、今回の相談者の件、管理人様の予測が正しければ(というか、十中八九そうでしょう…)、一番わりを食うのは、母と同居している相談者の兄弟な可能性がありますね。それも、兄弟自身が知らない可能性も有だったり。
ホラーですね。
管理人さんのコメントを見て思わず「なるほどー」と声を出してしまいました!
聞いてる途中ですぐ「母親が払っとるにきまっとるやん」
と思いました。坂井先生はそこはあえて気づか振りですかね。
「分岐点での選択次第では自分も通った道かもしれなかった」と思いながら読んでいた。上の方の仰せの通り、「文系大卒ロスジェネ世代」の者です。相談者の言う「迷惑がかかる」は「親にバレて自分が何言われるかわからない。自分に迷惑がかかる」の意味だと思う。他人を気遣うようで、自分の心配しかできない。時代の谷間で足掻きながら、気にすべき要点までズレてきてしまった‥そんな感じがする。せめて、「ロスジェネ世代はお荷物世代」と言われないように生きたいけど、もう言われてるかな。得意分野に巡り合った時の爆発力も凄い世代なので、この相談者も、親御さんが保証人として通用するうちに生活を建て直しできたらと思います。
終わりまで含めて当たり回
個性的すぎる相談者たち、進行形で実際のエピソード
テレ人はどっきりカメラ
ダイナマイトに火をつけてタバコがわりに煙を吸う
俺の性根もたいがいだけど、おもしろい
腐った奴はおもしろい
言ってる事がイミフ。
リセットって何を?
人間のクズ。