仏の家主に乗じて滞納数百万。無職フリーターの自己破産を阻む母の連帯保証


(再びパーソナリティ)

今井通子:
お分かりいただけましたか?

相談者:
はい

今井通子:
えー、ただですね?

相談者:
はい

今井通子:
どういう行動を取られようと思うのに、当たっても、

相談者:
はい

今井通子:
一度お、お母様とご相談なさった方がいいと思いますよ。

相談者:
あ、そうですね、確かにそう思いました。

今井通子:
うん。そこだけはきっちりした上でがいいと思います。

相談者:
はい

今井通子:
・・じゃ、そういう事で。

相談者:
はい、すいません、ありがとうございました。

今井通子:
はい、失礼しまーす。

相談者:
はい、失礼いたします。

(内容ここまで)

内容と言うより、違う意味で楽しめた回。

誠実そうな不届き者

コレ
(笑)

予備知識なしで途中から相談聞いたら、この男が諸悪の根源だなんて思わないでしょ。

 

「少しづつ返していきたい」 by 無職

今月分払ってから言ってくれる?

坂井弁護士だからこそ、
「また裏切るでしょ?」
と突っ込めたけど、普通の人なら騙されて励ましてる。

外見から受ける印象なんてそれだけ当てにならないってこと。

慈善家の殺人鬼
イケメンの強姦魔
貞淑の男転がし

こういうの、映画なんかでは、観客を裏切るための設定としてよく使われるんだけど、実は現実にも割とあり得ることなの。

だって、怪しい詐欺師なんて商売にならないし。

力ずくで欲望を果たそうにも、暗闇で襲うとかなら別だが、まずは女に近づかないと話にならない。

今日のもそれに似て、どこまでも不誠実でいい加減なホラ吹き男は、態度だけは真逆。

男 「いつも滞納してすみません」
これが出来るのはイカれたメンタルの持ち主だから。

あのなあ、自己破産ってのは何より債権者に迷惑が掛かるの。
母親がかぶらなくて済むというのは、そういうこと。
アンタが言う、その人柄の良い老いた女性の信頼を裏切ることになるってことが分かってんのか?オイ。

ま、本当はアンタのこと誰も信頼なんてしてないんだけどさ。

 


「細かく計算してないんですが、10年以上きちんと払ってないので5、6百万ぐらいは滞納してるんじゃないかな?」

「10年以上」って、11年?、12年、13年?
気が向いたときは払ってたとでも?
違うでしょ?

借金体質にありがち。
現実を見ない。

簡単な掛け算だっつうの。
家賃6万5千円☓12ヶ月☓10年=780万

ただ、民事にも時効という考え方があって、権利は主張しないと消滅する。
多くの場合10年なんだが、個人契約の家賃は5年らしい。

だから、男が時効を主張すれば、支払い義務は直近5年分の390万。

これからも大家の請求がなければ、このまま未払いで住み続けても、その額は変わらないことになる。
タダで住めるワケだ。

さすがに、そんな知恵を番組で授けるハズもなく。

 

いずれにしても、

男  「いつも(10年)滞納してしまってすいません」
大家 「気にしなくていいわよ、ある時で」

ねえよ、そんな話。

あり得ん話をあり得る話にするには男の勘違いを正さんといかん。

一つは、アンタに他人が施しを与えるほどの価値は無いということ。

もっとも、この勘違いは多くの人がする。
懸賞詐欺や高利回りの投資詐欺なんかに引っかかる人たちのことだ。

もう一つの勘違いは、1つ目の勘違いを正せば分かることなんだけど、滞納なんてしていないということ。

じゃ、誰が払ってんの?

訊くまでもない。
連帯保証人の母親だ。

推理なんて大げさなもんじゃないよ。
普通に生きて来た普通の大人のロジック。
アンタ普通じゃないから思いもしないけど。

ちなみに法的なことを言うと、債権者(大家)は主債務者(男)に請求しようが、連帯保証人(母親)に請求しようがどちらでも構わない。

その選択は100%大家の自由。
母親に請求する際に、相談者に連絡とかも必要ない。

ちなみに、仮に滞納がない場合でも、連帯保証人は、
「先に主債務者に請求しろ」
と言う権利すらない。

これを「連帯保証人には催告の抗弁権がない」と言う。
連帯保証人に判をつくときは借りたものと思え、とは大げさでもなんでもないの。

 

呆れ返っただけに終わったリスナーも多いかもしれん。
だけど、母親との関係をもう少し聞き出せば、感動話とまで行かないまでも、年の瀬に聞きたいチョットいい話になった可能性はある。

脚本:管理人
自堕落な姿を見せられず遠のいた故郷。
立て直そうにも一人で暮らす母に迷惑を掛けるのが怖くて踏み出せない。
そんな中、母が亡くなった知らせが届く。
自己破産をためらう必要がなくなった男はその前にせめて大家に謝りに行く。
そこで大家から明かされた真実。
(T_T)

母親を消すのはやり過ぎかしら。
是枝監督あたりならいい感じに仕上げてくれそう。



仏の家主に乗じて滞納数百万。無職フリーターの自己破産を阻む母の連帯保証」への10件のフィードバック

  1. 言葉遣いも丁寧な、普通の青年のように感じるが、生き方が余りにも残念。少しずつ、収入も減り、生き甲斐も無くなってしまったのだろうか。
    ここまで借金が増える前に相談してほしかったと、お母さんは泣くでしょう。やり直すきっかけを早く見つけてほしいと思います。

  2. 仏の家主さんの真意が知りたい。
    ホントにこんな事あり得るの

    ただ単に大家さんご高齢で裕福でだからめんどくさいだけなのかな?私が死んだら息子が取り立てるはずだからって思ってるとか?

    この相談者肝が太いなと感心した。

  3. うーん。普通は確定申告の時に税理士さんとかに指摘されて家賃滞納についてなんらかの動きをするはずなんだけどなあ。でもオーナーさんとしては何もしないという選択もあるのだろう。

    この男性、親に頼れない文系大卒ロスジェネ無職、みたいな雰囲気の話し方。最初の就職はどんな仕事だったのかな。単発バイト、どんなことしてるのかな。いま一日、どんな生活してるのかな。友達はいないのかな。

    坂井先生に具体的じゃないとまた同じことになるよと言われて、「その可能性か高いと思います。」ってさあ…。その可能性を小さくしていけよ。厳しい現実に触れない、見ないままここまで運良く来てしまったなら、サラリーマンとか無理だと思うけど。自営業とかの方がまだマシかも。
    どうなっちゃうのかなあ。

  4. 「読むテレ人」のおかげで視野が広まります。
    いろんな相談者さん、回答者さん、管理人さん、コメントの投稿者さん、  勉強になります!

  5. 北野武氏が若い頃、家賃が払えず隣の大家さんに会わないように窓から出入りしてたけど、全然追い出されずおかしいと思ったらおかーちゃん内緒で払ってくれてた。って話を思い出した。
    そうだよね〜きっと。

  6. はじめまして、よく拝見しております。
    いつも書き起こしありがとうございます。

    家賃滞納の件と、請求に関する事は初めて知りました。管理人様の知識の豊富さに、いつも感心し、勉強させて頂いています。

    さて、今回の相談者の件、管理人様の予測が正しければ(というか、十中八九そうでしょう…)、一番わりを食うのは、母と同居している相談者の兄弟な可能性がありますね。それも、兄弟自身が知らない可能性も有だったり。

    ホラーですね。

  7. 聞いてる途中ですぐ「母親が払っとるにきまっとるやん」
    と思いました。坂井先生はそこはあえて気づか振りですかね。

  8. 「分岐点での選択次第では自分も通った道かもしれなかった」と思いながら読んでいた。上の方の仰せの通り、「文系大卒ロスジェネ世代」の者です。相談者の言う「迷惑がかかる」は「親にバレて自分が何言われるかわからない。自分に迷惑がかかる」の意味だと思う。他人を気遣うようで、自分の心配しかできない。時代の谷間で足掻きながら、気にすべき要点までズレてきてしまった‥そんな感じがする。せめて、「ロスジェネ世代はお荷物世代」と言われないように生きたいけど、もう言われてるかな。得意分野に巡り合った時の爆発力も凄い世代なので、この相談者も、親御さんが保証人として通用するうちに生活を建て直しできたらと思います。

  9. 終わりまで含めて当たり回
    個性的すぎる相談者たち、進行形で実際のエピソード
    テレ人はどっきりカメラ
    ダイナマイトに火をつけてタバコがわりに煙を吸う
    俺の性根もたいがいだけど、おもしろい
    腐った奴はおもしろい

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