退職願と届との違い。辞める娘に立ちはだかる社則3ヶ月ルールの効力
(再びパーソナリティ)
今井通子:
先生・・
塩谷崇之:
はい
今井通子:
この・・何月何日をもって退社・・致します・・
塩谷崇之:
はい
今井通子:
ていうのが退社届け?
塩谷崇之:
はい、何月何日をもってというのは、書かなくても14日間経てば、
相談者:
あ・・
塩谷崇之:
辞める事が出来ますけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
ただ、退職する日を、明確にするためには、
相談者:
はい
塩谷崇之:
まあ、14日以降のね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、日を、お、指定して、何月何日をもって退職しますと・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
いう風に言った方が、あ、はっきりするんじゃないかなと思います。
今井通子:
これは、あの、退職する日を書いて?
塩谷崇之:
はい
今井通子:
その日から14日間が、猶予なんですか?
塩谷崇之:
ではないです。
今井通子:
それとも・・あの・・えー、14日前に出して・・
塩谷崇之:
そうですね。
今井通子:
あの・・あの、退職日を書くわけですね?
塩谷崇之:
そうですね。はい
今井通子:
分かりました。
塩谷崇之:
はい
相談者:
はい
今井通子:
お分かりいただけました?
相談者:
あ、はい、分かりました、ありがとうございました。
今井通子:
はい、じゃそういう事で。
相談者:
あ、はい、ありがとうございました。
今井通子:
はい
相談者:
はい、失礼します。
今井通子:
はい、失礼しまーす。
(内容ここまで)
声若い。
母娘同業のサービス業って美容系と思うんだけど、どう?
美容師、エステ、ネイル、マッサージ、アロマセラピー
話し方にクセ。
女 「サービス業なんですけれども。」
最後マルで終わるんなら、「です。」でええんちゃう?
心配にはなるんですけれども。
苦痛になってるんですけれども。
自営なんですけれども。
:
あのねえ、けれでも何だよ。
聞いてる方は次の言葉を待つやろ。
にしても使えんな、労基署。
個別の相談に一般論で答えてる。
間違ってないけど正しくない。
言うべきことを言わず、言わなくていいことまで言う。
今井さんの「パワハラ?」に生返事を見ると、微妙なレベルなんでしょうよ。
すぐに有給取らせたりしてるし。
経営者としては育成のつもり。
勤続3年っていうと、ちょっと頼りないけど一通りはこなせる。
この規模で突然辞められると困るのはその通り。
だけど、立て続けに二人も壊したんだから、やり方が通用しないってことは反省してもらわないとね。
さて、ちょっと玉虫色的な回答になったので、復習しておこう。
塩谷弁護士が言っていた14日ルール。
これは民法の規定。
雇用の解約はいつでも可能で、退職の意志を伝えてから二週間経てば退職できるというもの。
じゃ、この会社の3ヶ月ルールは意味を持たないのか?というと、そうでもない。
そもそも就業規則なんてものは、会社ごとにゼロベースで作るなんてことはなくて、特に小規模企業の場合は、ひな型を手に入れて、時間、日にち、金額などの数値部分をカスタマイズして使っている。
だから3ヶ月ルールはこの会社だけが特別ってわけでもない。
常識的に考えれば、欠員を補充するとして、募集から採用、引き継ぎまでを二週間じゃムリ。
もちろん、塩谷弁護士のレクにあったとおり、就業規則と民法がぶつかれば民法が勝つ。
だから、なんて言ったらいいんでしょう?
従業員と会社との努力目標、紳士協定みたいなもん。
にしても3ヶ月は長えよ。
面白いのは、一般人が言う「上手な辞め方」と、
弁護士がのたまう「上手な辞め方の」埋めようない差。
女が相談したかった「上手な辞め方」とは、穏便に、仲違いせずにってことだ。
これに対して、塩谷弁護士が言う「上手な辞め方」とは、場合によっては内容証明郵便を使ってでも退職の意志を確実に伝えて、14日間我慢したら退職成立。
あとは出社しないということ。
娘さん、真面目だから、そこんとこちゃんと言っといた方がいいよ。
キレイに辞めるなんていう考えは捨てること。
数年前、セクハラ・パワハラで退職したとき、
医師と弁護士からは、どうせ辞めるんですから
もういかなくていいですよ、
無理に勤務するとらたいしたことない、と思われますよ、
と遠回しに言われました。その後、診断書を出して
世間の相場の慰謝料をいただいて辞めました。
辞めるとすでに気持ちが決まっているのであれば、
行かなければいいのに、と思いました。
狭い世界のはなしなんでしょうか?
前職場の人間と簡単に顔を会わせてしまう。そんな狭い世界ですかねぇ。芸能界か伝統的な世界か‥
経営者には人手不足とかそれなりの理由はあるのでしょうが、被雇用側にとってはさっさと損切りしたいところ。のさばるお局様やクレーマーを捌けない経営者に、義理を通す必要も、自身のHPを削ってまで付き合う必要も無い。