（回答者に交代）

大迫恵美子：
もしもし？

相談者：
はい

大迫恵美子：
はいこんにちは

相談者：
お願いしまあす。

大迫恵美子：
はい・・うーん・・どういう風にお話したら・・いいのかしら？と思ってしまいますね。
・・えーとですね・・

相談者：
はい

大迫恵美子：
まず・・その返してもらう権利がまだ残ってるかどうか？、ということがね？

相談者：
はい

大迫恵美子：
一つ、難しそうな感じなんですよ？

相談者：
・・うん

大迫恵美子：
借金っていうのは・・ま、１０年間でえ・・消滅時効になっちゃうんですね。

相談者：
はい

大迫恵美子：
だから１０年経つと「返してくれ」って言えなくなっちゃうんですよ。

相談者：
何度も請求してるけど・・それもダメなんですね？

大迫恵美子：
うん・・ま、向こうがね？間違いなく返すって・・言い続けていてね？・・ついこの間も「返す」って言ったと。
次には、ま、証明出来るか？っていう問題があるんですけど。ま、それは、置いといたとしてもね？・・
向こうが「返す」「返す」っていう、素振りをずっと、見せているっていうんだったら・・時効にならないんですけど。
「返さない」っていう姿勢・・に、ま、しばらくなっちゃってるわけでしょ？

相談者：
はい

大迫恵美子：
そういう、その、権利があるのか？っていうところからして、もう古い物については、そういう難しい問題があるんですよ。

相談者：
うん

大迫恵美子：
まず、それが第一点。

相談者：
はい

大迫恵美子：
まあ、それからね？、最も根本的なのは、お金を持ってない人から、取り戻す方法がないっていう事なんですよね。

相談者：
はい

大迫恵美子：
・・で、返す、素振りのない人から無理やりお金を取る方法っていうのはね？・・裁判をするしか無いんですよ？

相談者：
・・はい、あの、裁判の事も・・こっちの方で・・色々あの・・弁護士の先生とか・・

大迫恵美子：
はい

相談者：
相談しに行きました。

大迫恵美子：
うん

相談者：
でも「生活保護もらってあったら」・・

大迫恵美子：
うん

相談者：
「お金を取るっていう事は、出来ない」って言われたんですよ。

大迫恵美子：
はい

相談者：
でも・・「姉妹（きょうだい）だったら、二人で話し合ったらどうですか？」って・・言われて、
も何ん、度も手紙を出したり、

大迫恵美子：
うん

相談者：
電話はするけど、出ない、っていう感じなんですよ。

大迫恵美子：
そのお、ね？、弁護士の、方がそういう風に言った理由は・・わたしには分かりますけど。

相談者：
・・

大迫恵美子：
要するにね？

相談者：
はい

大迫恵美子：
「あなた取れませんよ」って言うのが嫌だったからね？

相談者：
はあ、はい、はい

大迫恵美子：
「話し合いなさいよ」って言って帰ってもらったっていう事なんですよ。

相談者：
あー、やっぱりそうですね。

大迫恵美子：
うん。冷たいようですけど・・諦めた方がいいですよ？

相談者：
・・うーん、でも、わたし・・生活が成り立たないんですよね。年金が少ないし。うん

大迫恵美子：
でも、妹さんから取る方法は多分無いですよ。

相談者：
・・ですね。

大迫恵美子：
で「話し合いで」なんて言うけど、話し合い出来ないでしょ？

相談者：
うん、そうですよね。

大迫恵美子：
で、妹さんも、話し合ってね？、払えないんですよ。

相談者：
・・

大迫恵美子：
息子さんが一緒に住んでるんですかね？

相談者：
はい、そうです。

大迫恵美子：
ふうーん、息子さん一緒に住んでても生活保護出てるんですかね？

相談者：
なんか・・「１０万もらってる」っていう事は言ってました。

大迫恵美子：
うん、でも、ま、二人ですからね。

相談者：
では、わたしがもう、泣き寝入りする、しか無いっていう事なんですよね？

大迫恵美子：
そうですね。

相談者：
うん

大迫恵美子：
あの、冷たいようですけどね？・・一縷の望み（いちるののぞみ）みたいな事をあなたに残す事の方が残酷のような気がする。

相談者：
・・うん

大迫恵美子：
妹さんから取れるかもしれないと思ってる間は・・ずうっと妹さんの事恨むでしょ？

相談者：
はい・・恨みます。

大迫恵美子：
・・もう縁まで切られてね？

相談者：
はい

大迫恵美子：
あなたの方だけが・・妹さんの事を、考えてるっていうのは・・その方がずっとあなたにとって残酷じゃないですかね？

相談者：
・・うん

大迫恵美子：
そりゃ妹さんだって借りた借金ですから・・返せた方がずっと気が楽でしょう？、でも、
「返す」と言ってしまったらね？、今度は息子と二人で生きて行けなくなっちゃうので・・絶対に「返す」とは言えないっていう気持ちだと思いますよ。

相談者：
そうですかね？

大迫恵美子：
ええ
もう妹さんは居ないものと思ってね？、妹さんに貸したお金も無い物と思って・・自分の生活をどうするか？を考えなきゃいけないですよ。

相談者：
うん

大迫恵美子：
で、年金で、暮らして行くのが辛いのであればね？・・ま、出来ないのであればそれは・・やっぱり娘さんに援助をお願いするしかないでしょ？

相談者：
子ども達には・・迷惑を掛けないように・・自分は自分なりに生きて行く、覚悟はもう・・先生のお話を聞いて出来ました。

大迫恵美子：
あなたが年を取って、娘さん達に、心を開いてね？

相談者：
はい

大迫恵美子：
「自分は困っている」とか・・あーそういう話しも、出来ないっていうのは娘さん達にとってはあまりにも、寂しいし、娘さん達を信用していないと、いう事のように見えるし・・

相談者：
はい

大迫恵美子：
あなたは・・妹に「お金を返せ」と言ってね？妹に取りすがるんじゃなくて、

相談者：
・・はい

大迫恵美子：
娘た、ちに・・「自分が今こんなに困ってるんだよ」っていう話もね？・・穏やかに話せるような関係を作る事の方が大切じゃないですか？

相談者：
・・はい

大迫恵美子：
そうされたら、娘さん達も、お母さんが弱って来て・・疲れて来て、年を取って来たという事を受け入れながら・・自分たちに出来る事を考えてくれるんじゃないですか？

相談者：
・・そうですね。

大迫恵美子：
それを見て・・

相談者：
はい

大迫恵美子：
世間の人は・・「あの娘さん達は親孝行で、本当に、お母さん思いの」・・「いい人たちだな」っていう風に認めてくれるんじゃないですか？

相談者：
・・そうですね。分かりました。

（再びパーソナリティ）